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第1章
私の騎士
しおりを挟む確実に喉の奥に流れるまで、唇を離さず押さえ込む。
すると…彼の身体が淡く輝き、顔色が戻った…?
「………う…」
「「!!!」」
今、呻いた!?勢いよく身体を離すと、男性は咳き込んだ。
「がはっ、ゴホッ!!はあ、は…ぁ…」
しかしそのまま目を開ける事は無く…再び静かになる。
でも今度は胸を上下させ、すうすうと規則正しい寝息が聞こえる。
「よ……かったぁ~…!」
助けられた…。
安堵から座り込み、両目から涙が溢れる…!
「………とにかく、部屋戻ろっか。コイツも連れて行こう」
「うん…」
シオウさんは男湯と女湯の境の、高い塀を飛び越えて来たらしい。そこから同様に戻ってもらう。
男性はひとまずここに寝かせておいて、私は温泉に魔法を掛ける。
血やらなんやらで汚しちゃったからね…。
「『復旧』」
温泉は一瞬にして白濁の湯に戻った。これでよし…次は着替え。
急いで身体を拭き、私はオッケー。
男性を…びしょ濡れの服を脱がすか?うーん…そこはシオウさんの出番かな。
タオルを何枚も使い水気は拭き取り、ドライヤーの要領で温風を送り乾かしとこう。
魔法で彼の体を持ち上げて、廊下をキョロキョロ…シオウさん発見!
頷き合い、ダッシュで部屋に戻る!
途中男性を壁や柱にガンガン打つけてしまい、いくつか痣とタンコブができちゃった。
ごめんね~とヒールで治し、着替えをさせてもらい。
ひとまず私のベッドに寝かせた。
「ふう…」
やっと落ち着いた。
男性…といってもまだ、成人は迎えてなさそう。
少年は起きる気配こそないものの、もう安心していいかな。
さて、問題は…。
念の為部屋に結界を張ってから移動して、シオウさんの部屋で向かい合う。
「……セレストちゃん。さっきのは…っ!」
シオウ・ファルマー。これ以上…先延ばしにできない。
彼の防具を掴み、床に膝立ちをさせる。
「シオウさん、正直に答えて。
私がさっき飲ませた薬、なんだと思う?」
「……エリクサー…かな?」
私達は互いの目を真っ直ぐに見据え、言葉を交わす。
もしも彼が僅かでも嘘をついたようだったら…その時は。
「そうだよ。死者すらも蘇生させるという伝説の薬。
これを持つ私は、どうなる?」
「…あといくつ持ってるか知らないけど。噂が広まれば確実に狙われるだろうね」
「そうだね。で…あなたはどうするの?」
ぐぐぐ…と手に力を込める。
シオウさんは私の震える手を…大きな両手で優しく包み込んだ。
「………シオウ・ファルマー。
あなたが私の願いを聞いてくれるのであれば。あなたの生活を保証し、金銭を満たし、保護すると約束しましょう。
その代わり…私を裏切る真似をしたら。その時は…あなたの……私に関する記憶を全て消します」
「セレスト・レインブルー様。
俺シオウ・ファルマーは貴女を主とし、隷属し、全ての情報を秘匿します。
貴女の道行を曇らせるものを払い。この命すらも投げ打ってみせましょう」
シオウは片膝を突く体勢になり、私の右手を取り指先に額を当てた。
「……それならば。あなたは今日から私の騎士です。
絶対に…裏切らないで。捨てないで…お金が欲しいなら、沢山あげるから…」
俯いて懇願すれば、彼は顔を上げて微笑んだ。
指先にキスをして…立ち上がったと思ったらそっと抱き締められる。
「俺は確かにお金が大好きだけど。
それはただ…他に欲しいものが無かっただけの事。
今はきみの隣という、何物にも代えられない宝を手に入れたから。もう…いらないんだよ」
「……うん」
その言葉は…本心だと信じたい。
私と出会い、言葉を交わし…踏み込み過ぎたのがあなたの運の尽き。
もう絶対、逃してあげない。
「シオウ。秘密の共有者である以上…あなたの身体と魂は私のもの。覚悟しておくように」
「…心は?」
心?そんなもん…決まってるでしょうが。
「それはあなたが愛する人に取っておきなさい。私なんかが触れていいものじゃないんだから」
「………………」
シオウは、僅かに。
注意深く監察していなければ気付かない程の変化だけど…悲しげに目を伏せた。
「…それじゃあ。俺が誰か愛する人と出会うまで…預かっていてくれない?
俺の全ては、きみのものだ」
…それなら、まあ。
提案を受け入れると、もう1度私の指先に口付けをした。
さて、色々あったけど。これで彼は完全に私の味方。
ボックスの事は空間に大量の荷物を仕舞える魔法、そう説明した。
「じゃあ、騎士就任記念にこれあげる」
「…エリクサー!?」
それだけじゃない、コレも。
ボックスから、一見すると細長い枝のような宝石を複数取り出し、彼の手の平に乗せた。
「まさか…テレポーター?」
そう。行きたい場所を思い浮かべながらこれを折ると、テレポートできる優れ物。
流石に地の果てまでは無理でも、国内ならどこでも行けるはず。
ただし結界の中のように、決まった存在しか立ち入れない場所は別。使用不可時は折る事もできないので、無駄にはならずに済むけどさ。
「この先、どうにもなくなる時があるかもしれない。
そん時はそれで逃げて。分かった?」
「…了解。でもエリクサーは預かっててくんない?持ってんの怖いわ」
「そういう事なら。で、質問あるなら答えるよ。全部とは言えないけど」
「ひゅう、太っ腹。
じゃあまず…どうして伯爵令嬢が洞窟に住んでるか、教えてくれる?」
「セレスト・ティアニーの両親は政略結婚。
母の死後、父は結婚前から愛していた女性と婚外子を伯爵家に迎える。
憎たらしいセレストは用済み、しかしその手で殺すのは気が引ける。
その為獰猛な獣が多く住まう、なるべく遠くの森に生きたまま捨てた」
まずそこまで説明すると、シオウは額に青筋を浮かべて拳を強く握った。
…ありがとう、怒ってくれて。
あなたのような人がいてくれるから、私は家族を躊躇いなく捨てられる。
「森で私は、生まれた時から母に封じられていた力を取り戻した。
そこで魔法の師匠…マリン・シノミヤと出会う」
眞凛の全てを教える事はできないけど。出来る限り彼の言葉に応える。
彼女がやったゲームに、私達に似た人が登場しているとか…そこは生涯誰にも告げる気は無い。
私だって半信半疑だし。今生きている人間が皆、作られたものなんてさ。
私の話を終える頃にはもう夜の10時。夕飯食べ損ねた…。
シオウが携帯食料を分けてくれたので、それを齧りながらため息をついた。
「…ありがとう、疑問が一気に解決した。
いやエリクサー100個とか…国どころか大陸も買えんじゃねえかな…ははっ」
いや、いらん。
次はシオウの話も聞きたいけど…先に少年の様子を見に行こう。
「セレスト様」
「様付けなんていいよ。話し方は変わらないんだし…」
「いいや、きみは俺の主なんだから。
改めて…このシオウ・ファルマー。全身全霊でお仕えし、裏切らないと誓う」
片膝を突き、右手を心臓の前で握る。
この国における最上級の礼…。
「……その誓いを受け入れます。よろしくね、シオウ卿」
ちゃんと、守ってね。
さて。赤茶髪の少年は、最初と変わらず眠っている。
「この人どうしよう…?
誰かに追われていて、私のとこまで逃げて来たのは確実だろうけど」
恐らく方法は転移。テレポーター…あれを使ったんだろう。
なんで温泉に飛び込んで来たのかは知らん。
「コイツが悪人で、捕まえる為に追われていた可能性も捨てられねえ」
「「うーん…」」
どちらにせよ…警備隊に預けるべきだな。
被害者なら保護してもらえるし、悪人ならそのまま御用だ。
「今日はこのまま寝かせておこう。私のベッド…」
「セレスト様は俺の部屋で寝てくれ。俺はこの部屋のソファーで寝るから」
「そうなるよね…ごめん、ありがとうシオウ」
せめてと思い、毛布を出して使ってもらう。
布団、いやベッドごとボックスに予備入れとくかな。
おやすみ、と挨拶をして別れる。ベッドに仰向けになると、一気に疲れが押し寄せてきた。
はあ…ただ紅葉を見に来ただけなのに。
レアな騎士は見かけるわ、死に掛けの少年を保護するわ。
シオウに秘密はバレるし、裸を……………あっ。
ぎ…ぎゃあああああっ!!?
そうだ、裸を見られて…っひえええーーー!!
落ち着いて考えれば、羞恥が遅れて襲ってくる!!
布団を頭まで被り、叫びたいのを必死に堪える。
あああ…後でリライトの魔法を…いや、それは駄目だ。
…もう、忘れよう。そうだそれがいい、うん。
……私、少年にキスしたな?
「…いや。あれこそ救命行為だし…うん!!
忘れよう、もう全部!!」
こうして現実逃避をし、私はぐっすりと眠りについた。
翌日…起きてすぐに出られるよう準備も終え、隣の部屋へ向かう。
ノックし返事を確認、扉を開ける。
「少年、まだ寝てるね…」
「俺が警備隊に説明に行くか…意識のないまま運ぶのは目立つし。
ここで留守番よろしく」
「はーい。一応変装してく?」
「できるか?」
お任せを。魔法で…うん、髪色だけで雰囲気変わる。
「これ、持って行くといいよ。セレスタンの身分証」
「助かる。
にしても…ほぼ死んでいたのを救えたのはセレスト様のお陰だ。
コイツが金持ちなら、謝礼たんまり貰えんじゃね?」
「いらないよ…救えたんなら、それでよかったんだから」
「言うと思った」
シオウは身分証を受け取り、ははっと笑いながら出て行った。
窓から彼の走る背中を見送り…待ってるの暇だな。
少年の看病とか、いらないかな?
エリクサーを飲んだのにまだ目を覚さないって…なんか不安になってきた。
ベッドの側に立ち、少年の顔を覗き込む。
顔色はいいけど…大丈夫かなあ。
念の為熱を確認しようと、額に手を伸ばしたその時。
がしっ
「え…」
手首を掴まれた。犯人は…少年…?
「え、や、な、何!?やだ、ちょっと…!」
「君は誰だ?」
完全に油断していた私、突然の状況に頭が働かない!
いつから起きてたの、身体は平気!?離して、叫ぶぞこの野郎!とグルグル思考する。
「答えてくれ。どうやって僕を治療した?もう助からない…確かにそう覚悟したのに」
「あ、あ、あわ」
「泡?」
あわわ。わわわわわ。
そうこうしているうちに、少年は上体を起こし…私の手首を掴み、引き寄せた。
「ひっ…!?」
抵抗するも敵わず、少年の上に跨る形になってしまった。
顔が近い…っ!てアラ?よく見ると少年は…目が細い、糸目ってやつだ。
「…!?」
「ほえ~…なんか可愛い…」
初めて見た~…そうズレた事を考えるくらいには混乱しているようだ。
自由な右手で…彼の頬を撫でる。
親指で目の下をなぞってみると…みるみる頬を赤らめ…目を開いた。あ、開いたじゃん。
開眼するとキツネ顔イケメンって感じ。
「セレスト様ーーー!!!逃げっぞ!!」
「「うわっ!?」」
暫く少年と見つめ合っていたら、突然シオウが転移してきた!!
それで正気に戻った私、ベッドから飛び降りシオウの腕を取る!!
「なんか駐在所にいたロイヤルナイトが話を聞くや否や、飛び掛かってきたんだよー!!
「その少年はどこにいる!?」ってもう殺されるかと思った!!
宿の名前と部屋番言っといたから、先に逃げんぞ!!」
「なんでロイヤルナイト!?」
まさか、この少年を追ってたの!?
こう見えて…王室に追われる重罪人…?
「あっ、待ってくれ!」
待ってたまるか!!彼がベッドから降りるより、私達が外に出る方が早い!!
うおおおお!間一髪ホウキを取り出し、人目も憚らず空を飛ぶ!あ、結界解除しとこ。
「うあ、本当に来てる!」
「やば~。俺ら罪人を匿ったとか…思われねえかな…?」
それは…ありそう…。
ガシャガシャと鎧の騎士が集まる。
その中の1人が、影に気付いたのか。上を見て…バレた!
「そこの2人、止まりなさい!!」
昨日の若い騎士様!
彼は腰に手を伸ばし、ひし形の何かを握り…。
上空、私の進行方向に投げた?
「「ぎゃーーーっ!!!」」
ぶわっ!と弾けて広がる…捕獲用ネットだ!!
私達とホウキごと包み、引き寄せられるーーー!!
うおおおおお、根性おおっ!!
だが地上では伸びたロープ部分を、騎士様が3人で引っ張ってるううう!!
ぐ ぐ ぐ…!捕まって、たまるかあ…!!
「ぼ…ボック、ス…!」
「グレンヴィル!!彼らに手荒な真似をするな!!!」
「で…あっ」
「「あっ」」
少年が宿から大声を出すと…騎士様達が一斉に手を離した。
互いに全力で綱引きしてたのに…一方が離してしまえば。
「「ああぁ~~~……」」
ひゅる~ん…と私達は吹っ飛ばされ…。
まあ…逃げられたからよしとしよう。待っててね、私の洞窟ちゃ~ん。
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