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ばんそうこう
うちの弟はお見通し
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終電手前の電車内は空いている。
端っこに座り、指に巻かれた絆創膏を見る。
ほんと、魁十は几帳面だな。
1ミリのズレもなく、綺麗に巻かれている。難波さんの目に留まるわけだ。
まだ手のひらに難波さんの肌の感触が残ってるみたい。
顔の造りだけじゃなくて、肌までイケメン。しっとりしてて、とてもアラサー男性とは思えない。
27歳かあ。知らなかった。絶対年上だろうなとは思ってたけど。
難波さん、ビールしか飲んでなかったなあ。ペースが早かったし、かなりのビール党なのかも。
でも酔った様子は全然なかった。
浜崎さんはあんな行動するくらい酔っ払ってたんだから、私たちと合流する前にも飲んでただろうに。
キャー、あのお顔で総務なのにシステム組めて、更にはお酒まで強いなんて最強すぎない?
……最強すぎて、私なんてとてもとても……。
一緒にお酒飲めただけで、有り余る幸せ。
いいなあ、なっちゃん。
難波さんにかわいいって言われて。私なんておもしろいだからね。
女としては褒められてないよねえ……。
年はなっちゃんの方が離れてるけど、難波さん年気にしないしやっぱり好きになっちゃったのかな。
いいんだけど。
応援してる身ですから。
……でも……なんで、あんなこと……?
私の手を頬にあてて、目を閉じて微笑んでいた難波さん。
幸せそうに、見えちゃった気がするんだけど……うぬぼれうぬぼれ。
結局、難波さんはなっちゃんを選んでタクシーで帰ったじゃない。
そういうことだよ。
でもでも、あの危ない浜崎さんとなっちゃんを二人きりにするのはなっちゃんが危険すぎるからって理由で、なっちゃんの方が好きだから、ってのとは違うかも。
難波さんとなっちゃんが互いに耳元に口を寄せてしゃべってた時、何を話してたんだろう。
店内のBGMと浜崎さんが発する騒音で聞こえなかった。
え、そう言えば、あんないい雰囲気だったのに私の身の危険を感じて追いかけてきてくれたの?
難波さん、優しすぎる……。
無理かも。
なっちゃんの応援を続けるの、しんどいかも。
私、難波さんが好――
「紗夜! 何ボーッとしてんの」
「あ……魁十」
あれ?
いつの間に電車降りたんだろ?
無意識で最寄り駅まで帰ってきちゃったみたい。
「携帯見てねえの?」
「見てない。魁十、迎えに来てくれたの?」
「携帯見ろって」
目の前にいるのに?
スマホを出してメッセージを確認する。
『シャンプーないから買いに行く。電車乗ったら連絡して』
「なんでシャンプー買いに行くからって連絡?」
「詰め替えられててメーカーが分かんねえ。姉ちゃん、前にシャンプー変えたら頭皮荒れたって言ってただろ」
「ああ、なるほど」
「帰ってくるのが遅せえんだよ。ドラッグストア閉まってんじゃん」
「だってここ閉まるの9時だよ」
「早すぎんだろ」
クソが、と口悪くドラッグストアを睨んでるけど、長年住んでて知らないってことないと思うんだけど。
そして、もうひとつ。
「押し入れ見た? ストックまだ残ってると思うよ。前に安かったからたくさん買った時の」
「見てない。んだよ、無駄足かよ。クソが」
……魁十、ヘッタクソな演技してない?
「魁十、もしかして私を迎えに来る口実に」
「ねえよ」
魁十が大きな目を細めて睨む。
やだ、かわいい。
ポツッと頭に衝突を感じた。
ん? 雨?
「えー、傘持って」
「来た。あい」
ぶっきらぼうに魁十が私の傘を差し出す。
え……もしかして、雨降りそうだから迎えに来てくれたの?
「違げえよ」
「待って、魁十! 傘入れてよー」
「なんで?! 姉ちゃんの傘あるだろーが」
「いいじゃん、いいじゃん」
「くっつくな!」
「ありがとう、魁十」
「だから、違うって」
ブンブン腕を振り回すけど、めげずにしがみついていたらやっと魁十が諦めてくれた。
「なあ。俺の肩濡れてんだけど」
「もっと寄ればいいじゃん」
「やめろ、バカ!」
やだ、やめない。
やっぱりうちの弟は世界一かわいい。
最寄り駅から家まで徒歩15分かかる。
駐輪場は有料だから、私は毎日歩いてる。
15分もかわいい弟と相合傘なんて、やっぱり今日は厄日なんかじゃない。
「今日はラッキーデーだったよ。魁十のおかげで」
「なんで」
「これこれ」
「あー。姉ちゃんの不器用の後始末させられたヤツね」
もう、言い方……。
絆創膏はこんなに綺麗に貼るくらい繊細なのに。
「またいつもの3人で飲んでたの?」
「今日はねえ、朝倉さんが彼氏ちゃんとデートで4人だった」
「なんで倍増してんだよ」
「えっと……偶然会社の人に会ったの。はじめはなっちゃんと二人だったんだけど、一緒に飲もうってなって」
「へー。男だろ」
「なぜ分かる?!」
やっぱり魁十は超能力者として目覚めている?!
見上げると、鬱陶しそうにジロリと見下ろしてくる。
「まーた好きって勘違いしてんじゃねえだろうな」
「うん……やっぱり、好きなんだと思う。どうしよう、なっちゃんのことも大好きなのに、なっちゃんが好きな人を好きになっちゃった」
「うるせえ」
そんな冷たい言い方しなくても……本当は優しい子だと分かってても、お姉ちゃん悲しい……。
「なんで好きだと思ったの」
「うん。ただ浮かれてるだけなら、苦しくはならないでしょ。でも、なっちゃんとその人がヒソヒソ話みたいな、二人だけの世界でしゃべってるの見たら、こう、この辺がズンッてなってキュウ~っと苦しくって」
「だから好きなんだと」
「そうなの」
「バカ。やっぱ勘違いだよ」
「どうして?」
言いにくそうに、チラリとこちらを見た魁十が真っすぐ前を向く。
「思い出したんじゃねえの。姉ちゃんが小6の時のこと。そんで、ハブられてるって感じて胸が苦しくなったんだろ。トラウマってヤツ」
「トラウマ……」
そっか……そうかもしれない。
たしかに、似てた。
私には聞こえない、楽し気な会話。
端っこに座り、指に巻かれた絆創膏を見る。
ほんと、魁十は几帳面だな。
1ミリのズレもなく、綺麗に巻かれている。難波さんの目に留まるわけだ。
まだ手のひらに難波さんの肌の感触が残ってるみたい。
顔の造りだけじゃなくて、肌までイケメン。しっとりしてて、とてもアラサー男性とは思えない。
27歳かあ。知らなかった。絶対年上だろうなとは思ってたけど。
難波さん、ビールしか飲んでなかったなあ。ペースが早かったし、かなりのビール党なのかも。
でも酔った様子は全然なかった。
浜崎さんはあんな行動するくらい酔っ払ってたんだから、私たちと合流する前にも飲んでただろうに。
キャー、あのお顔で総務なのにシステム組めて、更にはお酒まで強いなんて最強すぎない?
……最強すぎて、私なんてとてもとても……。
一緒にお酒飲めただけで、有り余る幸せ。
いいなあ、なっちゃん。
難波さんにかわいいって言われて。私なんておもしろいだからね。
女としては褒められてないよねえ……。
年はなっちゃんの方が離れてるけど、難波さん年気にしないしやっぱり好きになっちゃったのかな。
いいんだけど。
応援してる身ですから。
……でも……なんで、あんなこと……?
私の手を頬にあてて、目を閉じて微笑んでいた難波さん。
幸せそうに、見えちゃった気がするんだけど……うぬぼれうぬぼれ。
結局、難波さんはなっちゃんを選んでタクシーで帰ったじゃない。
そういうことだよ。
でもでも、あの危ない浜崎さんとなっちゃんを二人きりにするのはなっちゃんが危険すぎるからって理由で、なっちゃんの方が好きだから、ってのとは違うかも。
難波さんとなっちゃんが互いに耳元に口を寄せてしゃべってた時、何を話してたんだろう。
店内のBGMと浜崎さんが発する騒音で聞こえなかった。
え、そう言えば、あんないい雰囲気だったのに私の身の危険を感じて追いかけてきてくれたの?
難波さん、優しすぎる……。
無理かも。
なっちゃんの応援を続けるの、しんどいかも。
私、難波さんが好――
「紗夜! 何ボーッとしてんの」
「あ……魁十」
あれ?
いつの間に電車降りたんだろ?
無意識で最寄り駅まで帰ってきちゃったみたい。
「携帯見てねえの?」
「見てない。魁十、迎えに来てくれたの?」
「携帯見ろって」
目の前にいるのに?
スマホを出してメッセージを確認する。
『シャンプーないから買いに行く。電車乗ったら連絡して』
「なんでシャンプー買いに行くからって連絡?」
「詰め替えられててメーカーが分かんねえ。姉ちゃん、前にシャンプー変えたら頭皮荒れたって言ってただろ」
「ああ、なるほど」
「帰ってくるのが遅せえんだよ。ドラッグストア閉まってんじゃん」
「だってここ閉まるの9時だよ」
「早すぎんだろ」
クソが、と口悪くドラッグストアを睨んでるけど、長年住んでて知らないってことないと思うんだけど。
そして、もうひとつ。
「押し入れ見た? ストックまだ残ってると思うよ。前に安かったからたくさん買った時の」
「見てない。んだよ、無駄足かよ。クソが」
……魁十、ヘッタクソな演技してない?
「魁十、もしかして私を迎えに来る口実に」
「ねえよ」
魁十が大きな目を細めて睨む。
やだ、かわいい。
ポツッと頭に衝突を感じた。
ん? 雨?
「えー、傘持って」
「来た。あい」
ぶっきらぼうに魁十が私の傘を差し出す。
え……もしかして、雨降りそうだから迎えに来てくれたの?
「違げえよ」
「待って、魁十! 傘入れてよー」
「なんで?! 姉ちゃんの傘あるだろーが」
「いいじゃん、いいじゃん」
「くっつくな!」
「ありがとう、魁十」
「だから、違うって」
ブンブン腕を振り回すけど、めげずにしがみついていたらやっと魁十が諦めてくれた。
「なあ。俺の肩濡れてんだけど」
「もっと寄ればいいじゃん」
「やめろ、バカ!」
やだ、やめない。
やっぱりうちの弟は世界一かわいい。
最寄り駅から家まで徒歩15分かかる。
駐輪場は有料だから、私は毎日歩いてる。
15分もかわいい弟と相合傘なんて、やっぱり今日は厄日なんかじゃない。
「今日はラッキーデーだったよ。魁十のおかげで」
「なんで」
「これこれ」
「あー。姉ちゃんの不器用の後始末させられたヤツね」
もう、言い方……。
絆創膏はこんなに綺麗に貼るくらい繊細なのに。
「またいつもの3人で飲んでたの?」
「今日はねえ、朝倉さんが彼氏ちゃんとデートで4人だった」
「なんで倍増してんだよ」
「えっと……偶然会社の人に会ったの。はじめはなっちゃんと二人だったんだけど、一緒に飲もうってなって」
「へー。男だろ」
「なぜ分かる?!」
やっぱり魁十は超能力者として目覚めている?!
見上げると、鬱陶しそうにジロリと見下ろしてくる。
「まーた好きって勘違いしてんじゃねえだろうな」
「うん……やっぱり、好きなんだと思う。どうしよう、なっちゃんのことも大好きなのに、なっちゃんが好きな人を好きになっちゃった」
「うるせえ」
そんな冷たい言い方しなくても……本当は優しい子だと分かってても、お姉ちゃん悲しい……。
「なんで好きだと思ったの」
「うん。ただ浮かれてるだけなら、苦しくはならないでしょ。でも、なっちゃんとその人がヒソヒソ話みたいな、二人だけの世界でしゃべってるの見たら、こう、この辺がズンッてなってキュウ~っと苦しくって」
「だから好きなんだと」
「そうなの」
「バカ。やっぱ勘違いだよ」
「どうして?」
言いにくそうに、チラリとこちらを見た魁十が真っすぐ前を向く。
「思い出したんじゃねえの。姉ちゃんが小6の時のこと。そんで、ハブられてるって感じて胸が苦しくなったんだろ。トラウマってヤツ」
「トラウマ……」
そっか……そうかもしれない。
たしかに、似てた。
私には聞こえない、楽し気な会話。
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