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ー最終章ー
あとがき。
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さて、この『あとがき』にて、記載をしようかなと考えた時。
これが『物語』の最後の投稿には、なりますので…
必ず残るだろう。
『謎の部分』だけを書こうと思います。
『物語』の中には書かなかった。
それは謎を全て書いてしまうと、2人の印象も、内容も、若干ですが。
変わってしまうような気もした為、触れなかった点にもなります。
ですが、予想をする2人の謎であるもの。
この『2つの謎』に関しては、これから触れましょう。
物語を描く中では、敢えて触れずにいたからこそ。
最後の『あとがき』ぐらいでしか、書けないのもありました。
2人の事を、それぞれ深く考えてもいたけれど。
きっと、ただ読んでいても判らない部分、謎は残るかなとも。
ならば、そこに触れようと…
最後の『あとがき』に、させて頂きます。
**************************
1.【なぜ光希の子は全員が「能力」持ちの天才児か?】
理由として簡単に出すならば。
この件に関しては『光希の無自覚な性格』になります。
これは女児が子を産む際、歴代の「姫」も含めるけれど。
まずは大前提にある事が関わります。
子を産む際に『命を削る点』ですが、そこが大きくあります。
これは妖狐の女児や、歴代の「姫」でも変わりませんが…
過去の妖狐の女児が、なぜ『短命な理由』に繋がる理由と同じです。
なぜ、妖狐が長命か。
それは本来の形であれば、長命であるからこそ。
定期的に間隔をあけ、愛した「子」を産む為に必要だからこそ。
妖狐族は長命になっている事です。
本来の形。
更に言うならば『同意した相手』へと強く望み産みます。
その為に、皆が強くなり、また女児や姫を守る形をする事。
同意がなければ、身体のみの反応だけで産まれる子。
けれど、それでも常に『命』は削られます。
ゆえに、同意がなくとも子は産まれるが『弱くなり』続けた事。
その為に母体側は負担は、少なく長く保つでしょう。
ですが『子が弱くなり続けた』原因にもなります。
それを妖狐族はずっと繰り返した結果。
最終的には、女児すら産まれなくなる現状までになりました。
それらは全て、「強制」や「拒否」でも同じであり。
気絶をし、反応のみ、母体が長く保つだけでもありますが…
強制的な子が弱いのは同じです。
望んで産んでいませんから、当たり前ですね。
ですが、『光希の場合』はまた『特例』になります。
光希の場合、これは銀楊が関与した点。
それが大きく違う上に、それらが『性格』にも反映しました。
これは銀楊が、光希が産まれた時からです。
常に光希を守り、危険や悪意等は全て排除しました。
それらですら既にもう、「歴代」とも全てが違います。
ですが、光希も身体は歴代の「姫」と同じであり。
更に人間の身体でもある。
妖狐のような長命ではないのです。
けれど、光希の場合は、更に『性格』も大きく表れました。
それは銀楊が産まれた時から守っていた為。
光希自身は、完全に無自覚ですが『危険や危機感』は皆無の点。
だからこそ、信じれば絶対的な『信頼』をします。
逆も同じです。
理不尽な者や間違いの場合。
それを『否定』をし、正しくしようとします。
友人が理不尽な事で泣けば、その理由により。
友人に非がなければ、その相手には怒ります。
その怒る理由も『正当な理由』を出すでしょう。
ある意味、危害に関しては、危険や危機感がない為、力ではなく正論。
相手の理不尽が変わらない場合は、確実に『完全に拒否』をする。
これは『全否定』にも繋がる部分になります。
その『拒否』は無自覚にも「危険や危機感」のない光希には『己の命』にも限りません。
その危うさは、銀楊は知っています。
『時に光希は真逆にもなる』と。
『予測が出来ない』と。
最初を含め、子を2人産んでますが、これに関しては『同意』がない。
光希自身が「能力」を与えたのではなく、単に身体のみの反応ではありますが。
これは『否定』からの結果です。
光希自身が無自覚ではありますが…
既にそれはもう『自分の命を放棄』にも近い無自覚にしたからこその、結果です。
これは、子の為ではなく、光希の場合。
『拒否』の段階で、既に『愛』がなくても。
身体より先に『命』を、先に『大きく削らせ』産まれた事で発生した形。
それが「特殊能力」や「異能」となり、発生しただけに過ぎません。
通常以上に『命』を削って産まれただけでもある。
つまり、『否定』をしている部分になっていた点が大きく。
もし、歴代の「姫」と同じ形を、光希に取れば…
光希は歴代よりも更に早くに、すぐに亡くなっていたでしょう。
身体ではなく、『命を放棄する』ので、簡単に言えば、『命が尽きる』だけです。
銀楊が愛していなければ、母体の消耗は少なくとも『命』の消耗。
歴代よりも早く、更に『大きく命』を削る為に、結局は早くに消耗していたでしょう。
けれど、銀楊が光希を愛していた部分で変わります。
光希も、また銀楊を愛して『同意』しました。
その結果、3人目以降は、光希自身が選んだ結果です。
銀楊が身体を回復させていた部分と、光希の『同意』もあり。
その後も確かに『命』は削りはしたが…
銀楊の為にとした、光希の無自覚でした事から出た「能力」。
『命』を削る意思はなくとも、全ては銀楊の為にと、肯定する。
その後の無自覚ですが『全員』は、銀楊を愛した事で「能力」を得ました。
無自覚の中でも子に対して想い、銀楊の為を想い、した行為。
それが全員に「特殊能力」や「異能」の子を産み続けた点にもなります。
確かに『命』を削りはしても、無自覚に授けていたからこその事だけです。
それで最終的には『全員』に発生した現象になる点でもありました。
ですが、これは最初とは違うのが、光希自身の『拒否』がなく。
『大きく命の消耗』が減っただけになります。
銀楊は愛しており。
同意後に『強い子』が産まれた過程で、また正しい本来の形に気付けましたが…
身体の負担、消耗は、すぐに気付き、回復もしていました。
ですが銀楊は『命』までを削る事を認識まで出来ない。
事例すらないので、判らないのは当たり前ですね。
その為、発覚後には遅かっただけの事にはなります。
発覚時には、もう光希の『命』は、かなり消耗していたのは事実です。
銀楊が確かに後悔をする部分にもありますが…
結局は、『光希自身』が選んでいます。
『銀楊の為』にこそ『命』を削り続けた。
愛しているからこその行為、結果です。
銀楊の為なら、『全てを信じて』受け入れ。
銀楊の為に『願う』からこそ、無自覚ではあります…
結果として『全員』に「能力」などを授けていただけだけの事。
そこは本能すらも含まれますが…
光希自身が、銀楊を愛していなければ出ない結果です。
光希からしたら、銀楊を選び、選択した結果なので。
銀楊がどうしようと変えられない部分にもなる。
そして愛さなければ意味がなく、光希にとっては。
銀楊からの感謝があれば充分であり、それ以外は求めてもいないだけです。
そこは既にもう『光希の性格』でもあり、また本能さえ出ますから。
気付かない上にした行動です。
2話だったかな?
最初の方の話にも少し出ますが。
光希は「子」の件以外でも、その「危うさ」は出ています。
『全部の否定』をし、その時は銀楊が止めましたが。
例え花瓶の欠片だろうが、自らを傷付ける事にも『一切躊躇』していません…
「危うさ」があるのも、そこです。
信じれば信じる。逆も同じ。
否定は全否定へと繋がり。
「危険や危機感のない」光希には『己の命』も考えてない。
無自覚な性格と思考の結果です。
光希自身が完全に否定をすれば、意図もせず、「子」は関係ない。
自らの命すら、傷を付けて、断とうとする事に何も「躊躇すらしない」でしょう。
「危険」を知らないゆえに、育ったからこその行動であり、「危うさ」でもある。
銀楊が愛しているからこそ。
信頼した事で光希の場合は、否定から肯定への変化を。
最初から、銀楊が光希を愛していなければ。
光希にとっては、既に意味がなかったからこその、最後ではあります。
**************************
2.【銀楊は、なぜ?
これだけ『最強』にまでの強さ、知性、才覚があるのか?】
これは普通に考えても判るかもしれませんが…
500年以上の努力、それは確かに大きくあります。
ですが、実は何も物語には入れていませんが。
この500年以上の『努力』だけでもありません。
既に銀楊の場合です。
「特殊能力」がなくとも他よりも才覚、知性、能力が『最初から高い』と言う事です。
その優秀、有能な上に500年以上の努力が重なります。
これは銀楊が、確かに『歴代でも最強』になりますが。
力だけではなく、様々な部分でも才覚を表しています。
簡単に理由を出すならば、銀楊の場合は『血』です。
銀楊は自分の父のやり方、『繁殖の形』を否定しています。
実は、この時点で既に銀楊が思考したのと似た形も1度。
『同じ策案』にも取り入れましたね。
つまり…
『血を濃く』継いで産まれたのが『銀楊』になります。
銀楊の父である長は「姫」を完全に「繁殖」に使いました。
そこには一切『愛はない』のです。
だからこそ、数は多い形にはしていますが。
産まれたばかりの「子」にすら、当時の長は「姫」を繁殖に使いました。
産まれたばかりの「子」であろうが、更に「姫」が生きている内にと。
「我が子」すらも優先させ続け、産ませ続けた結果にもなるでしょう…
銀楊程の力がなくても…
その時代の強さのあった長だろう「子」にです。
常にまた産ませ続けた事。
その為、『血は濃く』なり…
銀楊自身が母を見たのも、そのせいもあります。
長であった父が、更に血を濃くする為、数を増やす為のみ。
我が子すらも「姫」を繁殖に使いました。
それが銀楊が幼い時に見た母の姿に繋がります。
完全に壊れた母の状態、見たキッカケです。
銀楊は既に、その『濃い血』があり…
知性や才覚は高かった事。
その事もあり、母を見た事で『繁殖に使う事の否定』をしました。
次の「姫」に同じ事はしないと誓い、努力をし、長まで登ります。
そして「姫」を待つ過程ですら研鑽すら怠らなかった。
力を、知識を、更に高め続けた結果です。
もう、ここまでくれば「特殊能力」など関係ない。
更に経験も含めた長年の実力は桁違いです。
知性、才覚すら優れている中で、高め続けたからこそ…
『歴代最強の妖狐』にまで維持をし、統治もしています。
その統治でも同じです。
銀楊は、「強さ」だけではない。
知能、才覚、優秀、全てを高めているからこそ。
「長の座」を一切、譲らないまでになってます。
徹底した統治、知性、判断、間違えず。
己の力の過信もせず、ただ結果を優先させ常に厳しく。
更に研鑽をし続けた結果にもなっていますが…
己の母とは逆の形を取る為にした結果でもあり。
「姫」を守り、愛する形の結論でも「原点」になりました。
その為、新たな「姫」である光希が産まれた時もです。
すぐ攫おうとした一族すら許さず、ねじ伏せました。
『繁殖の為の使用』などは最初から完全に否定しています。
寧ろ、その為に『長』としている事ですから…
最初から、それをしない為に居るような事。
その時点から既に実力で、ねじ伏せた部分に近い形になってます。
そして18年間。
光希には気付かれず、守り続けていた事。
尚更、見る印象も含め、全て判る上に様々な形になるも…
『愛する感情が強く』もなっていた事。
知っているからこそ、守り続けたからこそ。
『誰よりも愛する結果』です。
そんな銀楊からしたら…
光希の純粋な心に惹かれる部分は大きく理由にもなりますが。
実際に攫ってきた光希との心に触れた為に。
光希の存在は大きくなるばかり。
本当に捕われたのは…
銀楊の方でしょう。
救われた事、誰にも見せない姿すら見せれる事。
初めての感情や感覚。
それが銀楊を更に光希の方への愛に変わってます。
愛しているからこそ、確かに策案として、1人だけ出しましたが…
それすらも許してません。
他ならば、もっと許せない心境のみでしょう。
青嵐にも同じ、警告をした際にもです。
あれでも、1人だけであり、もし今後…
青嵐以外の複数になれば。
別の策案か、それがないならば確かに。
一族を滅ぼしてでも銀楊ならば『光希への愛』を優先し。
取っただろう事が明確にもなる姿でした。
銀楊は、繁殖よりも。
『光希を愛する結果』を常に選んでいた予測すら出来ます。
**************************
と、まぁ…
ストーリーの間には入れませんでした。
それぞれの2人の背景を深く入れ込む考えもしましたが…
そうなると絡み過ぎていて、2人の心境の方が大きく出来ないと判断。
物語の中での2人の心境を優先した結果ではありました。
過去の背景を入れると、2人に対しての純粋な心境すらも変わる事。
それを避けた部分、謎ですが…
銀楊の場合だと、いつか過去編を。
出したい気持ちにもなりますが。
でも過去編よりは続編の方が面白いかもしれませんし…
まだ、そこは未定ではあります。
ですが…
それは、また別の『物語』になるでしょう。
ここは『あとがき』です。
全ては『2人の物語』の為に…
ネタバレと言うか補足的な謎の説明ぐらいにしておきましょう。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!!
もし、気に入ってくれる方が居たら…
それは純粋に嬉しく思います。
少し長くなってしまいましたが…
これにて『物語』は最後です。
また、別の物語で!!
これが『物語』の最後の投稿には、なりますので…
必ず残るだろう。
『謎の部分』だけを書こうと思います。
『物語』の中には書かなかった。
それは謎を全て書いてしまうと、2人の印象も、内容も、若干ですが。
変わってしまうような気もした為、触れなかった点にもなります。
ですが、予想をする2人の謎であるもの。
この『2つの謎』に関しては、これから触れましょう。
物語を描く中では、敢えて触れずにいたからこそ。
最後の『あとがき』ぐらいでしか、書けないのもありました。
2人の事を、それぞれ深く考えてもいたけれど。
きっと、ただ読んでいても判らない部分、謎は残るかなとも。
ならば、そこに触れようと…
最後の『あとがき』に、させて頂きます。
**************************
1.【なぜ光希の子は全員が「能力」持ちの天才児か?】
理由として簡単に出すならば。
この件に関しては『光希の無自覚な性格』になります。
これは女児が子を産む際、歴代の「姫」も含めるけれど。
まずは大前提にある事が関わります。
子を産む際に『命を削る点』ですが、そこが大きくあります。
これは妖狐の女児や、歴代の「姫」でも変わりませんが…
過去の妖狐の女児が、なぜ『短命な理由』に繋がる理由と同じです。
なぜ、妖狐が長命か。
それは本来の形であれば、長命であるからこそ。
定期的に間隔をあけ、愛した「子」を産む為に必要だからこそ。
妖狐族は長命になっている事です。
本来の形。
更に言うならば『同意した相手』へと強く望み産みます。
その為に、皆が強くなり、また女児や姫を守る形をする事。
同意がなければ、身体のみの反応だけで産まれる子。
けれど、それでも常に『命』は削られます。
ゆえに、同意がなくとも子は産まれるが『弱くなり』続けた事。
その為に母体側は負担は、少なく長く保つでしょう。
ですが『子が弱くなり続けた』原因にもなります。
それを妖狐族はずっと繰り返した結果。
最終的には、女児すら産まれなくなる現状までになりました。
それらは全て、「強制」や「拒否」でも同じであり。
気絶をし、反応のみ、母体が長く保つだけでもありますが…
強制的な子が弱いのは同じです。
望んで産んでいませんから、当たり前ですね。
ですが、『光希の場合』はまた『特例』になります。
光希の場合、これは銀楊が関与した点。
それが大きく違う上に、それらが『性格』にも反映しました。
これは銀楊が、光希が産まれた時からです。
常に光希を守り、危険や悪意等は全て排除しました。
それらですら既にもう、「歴代」とも全てが違います。
ですが、光希も身体は歴代の「姫」と同じであり。
更に人間の身体でもある。
妖狐のような長命ではないのです。
けれど、光希の場合は、更に『性格』も大きく表れました。
それは銀楊が産まれた時から守っていた為。
光希自身は、完全に無自覚ですが『危険や危機感』は皆無の点。
だからこそ、信じれば絶対的な『信頼』をします。
逆も同じです。
理不尽な者や間違いの場合。
それを『否定』をし、正しくしようとします。
友人が理不尽な事で泣けば、その理由により。
友人に非がなければ、その相手には怒ります。
その怒る理由も『正当な理由』を出すでしょう。
ある意味、危害に関しては、危険や危機感がない為、力ではなく正論。
相手の理不尽が変わらない場合は、確実に『完全に拒否』をする。
これは『全否定』にも繋がる部分になります。
その『拒否』は無自覚にも「危険や危機感」のない光希には『己の命』にも限りません。
その危うさは、銀楊は知っています。
『時に光希は真逆にもなる』と。
『予測が出来ない』と。
最初を含め、子を2人産んでますが、これに関しては『同意』がない。
光希自身が「能力」を与えたのではなく、単に身体のみの反応ではありますが。
これは『否定』からの結果です。
光希自身が無自覚ではありますが…
既にそれはもう『自分の命を放棄』にも近い無自覚にしたからこその、結果です。
これは、子の為ではなく、光希の場合。
『拒否』の段階で、既に『愛』がなくても。
身体より先に『命』を、先に『大きく削らせ』産まれた事で発生した形。
それが「特殊能力」や「異能」となり、発生しただけに過ぎません。
通常以上に『命』を削って産まれただけでもある。
つまり、『否定』をしている部分になっていた点が大きく。
もし、歴代の「姫」と同じ形を、光希に取れば…
光希は歴代よりも更に早くに、すぐに亡くなっていたでしょう。
身体ではなく、『命を放棄する』ので、簡単に言えば、『命が尽きる』だけです。
銀楊が愛していなければ、母体の消耗は少なくとも『命』の消耗。
歴代よりも早く、更に『大きく命』を削る為に、結局は早くに消耗していたでしょう。
けれど、銀楊が光希を愛していた部分で変わります。
光希も、また銀楊を愛して『同意』しました。
その結果、3人目以降は、光希自身が選んだ結果です。
銀楊が身体を回復させていた部分と、光希の『同意』もあり。
その後も確かに『命』は削りはしたが…
銀楊の為にとした、光希の無自覚でした事から出た「能力」。
『命』を削る意思はなくとも、全ては銀楊の為にと、肯定する。
その後の無自覚ですが『全員』は、銀楊を愛した事で「能力」を得ました。
無自覚の中でも子に対して想い、銀楊の為を想い、した行為。
それが全員に「特殊能力」や「異能」の子を産み続けた点にもなります。
確かに『命』を削りはしても、無自覚に授けていたからこその事だけです。
それで最終的には『全員』に発生した現象になる点でもありました。
ですが、これは最初とは違うのが、光希自身の『拒否』がなく。
『大きく命の消耗』が減っただけになります。
銀楊は愛しており。
同意後に『強い子』が産まれた過程で、また正しい本来の形に気付けましたが…
身体の負担、消耗は、すぐに気付き、回復もしていました。
ですが銀楊は『命』までを削る事を認識まで出来ない。
事例すらないので、判らないのは当たり前ですね。
その為、発覚後には遅かっただけの事にはなります。
発覚時には、もう光希の『命』は、かなり消耗していたのは事実です。
銀楊が確かに後悔をする部分にもありますが…
結局は、『光希自身』が選んでいます。
『銀楊の為』にこそ『命』を削り続けた。
愛しているからこその行為、結果です。
銀楊の為なら、『全てを信じて』受け入れ。
銀楊の為に『願う』からこそ、無自覚ではあります…
結果として『全員』に「能力」などを授けていただけだけの事。
そこは本能すらも含まれますが…
光希自身が、銀楊を愛していなければ出ない結果です。
光希からしたら、銀楊を選び、選択した結果なので。
銀楊がどうしようと変えられない部分にもなる。
そして愛さなければ意味がなく、光希にとっては。
銀楊からの感謝があれば充分であり、それ以外は求めてもいないだけです。
そこは既にもう『光希の性格』でもあり、また本能さえ出ますから。
気付かない上にした行動です。
2話だったかな?
最初の方の話にも少し出ますが。
光希は「子」の件以外でも、その「危うさ」は出ています。
『全部の否定』をし、その時は銀楊が止めましたが。
例え花瓶の欠片だろうが、自らを傷付ける事にも『一切躊躇』していません…
「危うさ」があるのも、そこです。
信じれば信じる。逆も同じ。
否定は全否定へと繋がり。
「危険や危機感のない」光希には『己の命』も考えてない。
無自覚な性格と思考の結果です。
光希自身が完全に否定をすれば、意図もせず、「子」は関係ない。
自らの命すら、傷を付けて、断とうとする事に何も「躊躇すらしない」でしょう。
「危険」を知らないゆえに、育ったからこその行動であり、「危うさ」でもある。
銀楊が愛しているからこそ。
信頼した事で光希の場合は、否定から肯定への変化を。
最初から、銀楊が光希を愛していなければ。
光希にとっては、既に意味がなかったからこその、最後ではあります。
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2.【銀楊は、なぜ?
これだけ『最強』にまでの強さ、知性、才覚があるのか?】
これは普通に考えても判るかもしれませんが…
500年以上の努力、それは確かに大きくあります。
ですが、実は何も物語には入れていませんが。
この500年以上の『努力』だけでもありません。
既に銀楊の場合です。
「特殊能力」がなくとも他よりも才覚、知性、能力が『最初から高い』と言う事です。
その優秀、有能な上に500年以上の努力が重なります。
これは銀楊が、確かに『歴代でも最強』になりますが。
力だけではなく、様々な部分でも才覚を表しています。
簡単に理由を出すならば、銀楊の場合は『血』です。
銀楊は自分の父のやり方、『繁殖の形』を否定しています。
実は、この時点で既に銀楊が思考したのと似た形も1度。
『同じ策案』にも取り入れましたね。
つまり…
『血を濃く』継いで産まれたのが『銀楊』になります。
銀楊の父である長は「姫」を完全に「繁殖」に使いました。
そこには一切『愛はない』のです。
だからこそ、数は多い形にはしていますが。
産まれたばかりの「子」にすら、当時の長は「姫」を繁殖に使いました。
産まれたばかりの「子」であろうが、更に「姫」が生きている内にと。
「我が子」すらも優先させ続け、産ませ続けた結果にもなるでしょう…
銀楊程の力がなくても…
その時代の強さのあった長だろう「子」にです。
常にまた産ませ続けた事。
その為、『血は濃く』なり…
銀楊自身が母を見たのも、そのせいもあります。
長であった父が、更に血を濃くする為、数を増やす為のみ。
我が子すらも「姫」を繁殖に使いました。
それが銀楊が幼い時に見た母の姿に繋がります。
完全に壊れた母の状態、見たキッカケです。
銀楊は既に、その『濃い血』があり…
知性や才覚は高かった事。
その事もあり、母を見た事で『繁殖に使う事の否定』をしました。
次の「姫」に同じ事はしないと誓い、努力をし、長まで登ります。
そして「姫」を待つ過程ですら研鑽すら怠らなかった。
力を、知識を、更に高め続けた結果です。
もう、ここまでくれば「特殊能力」など関係ない。
更に経験も含めた長年の実力は桁違いです。
知性、才覚すら優れている中で、高め続けたからこそ…
『歴代最強の妖狐』にまで維持をし、統治もしています。
その統治でも同じです。
銀楊は、「強さ」だけではない。
知能、才覚、優秀、全てを高めているからこそ。
「長の座」を一切、譲らないまでになってます。
徹底した統治、知性、判断、間違えず。
己の力の過信もせず、ただ結果を優先させ常に厳しく。
更に研鑽をし続けた結果にもなっていますが…
己の母とは逆の形を取る為にした結果でもあり。
「姫」を守り、愛する形の結論でも「原点」になりました。
その為、新たな「姫」である光希が産まれた時もです。
すぐ攫おうとした一族すら許さず、ねじ伏せました。
『繁殖の為の使用』などは最初から完全に否定しています。
寧ろ、その為に『長』としている事ですから…
最初から、それをしない為に居るような事。
その時点から既に実力で、ねじ伏せた部分に近い形になってます。
そして18年間。
光希には気付かれず、守り続けていた事。
尚更、見る印象も含め、全て判る上に様々な形になるも…
『愛する感情が強く』もなっていた事。
知っているからこそ、守り続けたからこそ。
『誰よりも愛する結果』です。
そんな銀楊からしたら…
光希の純粋な心に惹かれる部分は大きく理由にもなりますが。
実際に攫ってきた光希との心に触れた為に。
光希の存在は大きくなるばかり。
本当に捕われたのは…
銀楊の方でしょう。
救われた事、誰にも見せない姿すら見せれる事。
初めての感情や感覚。
それが銀楊を更に光希の方への愛に変わってます。
愛しているからこそ、確かに策案として、1人だけ出しましたが…
それすらも許してません。
他ならば、もっと許せない心境のみでしょう。
青嵐にも同じ、警告をした際にもです。
あれでも、1人だけであり、もし今後…
青嵐以外の複数になれば。
別の策案か、それがないならば確かに。
一族を滅ぼしてでも銀楊ならば『光希への愛』を優先し。
取っただろう事が明確にもなる姿でした。
銀楊は、繁殖よりも。
『光希を愛する結果』を常に選んでいた予測すら出来ます。
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と、まぁ…
ストーリーの間には入れませんでした。
それぞれの2人の背景を深く入れ込む考えもしましたが…
そうなると絡み過ぎていて、2人の心境の方が大きく出来ないと判断。
物語の中での2人の心境を優先した結果ではありました。
過去の背景を入れると、2人に対しての純粋な心境すらも変わる事。
それを避けた部分、謎ですが…
銀楊の場合だと、いつか過去編を。
出したい気持ちにもなりますが。
でも過去編よりは続編の方が面白いかもしれませんし…
まだ、そこは未定ではあります。
ですが…
それは、また別の『物語』になるでしょう。
ここは『あとがき』です。
全ては『2人の物語』の為に…
ネタバレと言うか補足的な謎の説明ぐらいにしておきましょう。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!!
もし、気に入ってくれる方が居たら…
それは純粋に嬉しく思います。
少し長くなってしまいましたが…
これにて『物語』は最後です。
また、別の物語で!!
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泣けました。素晴らしい作品でした。