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第二章:本当に愛してる者。
愛される日々の中でも必ずと。
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私はゼスと結婚した様だけれど…
特に今までと同じで学ぶ事もする。
少し最初は恥かしい気分でも皆は私にと。
優しく教えてくれるのも変わらない。
でも唯一、変わった事は…
ゼスにと思う事だった。
過ごす月日は正確には判らない。
でも多分?
もう約半年ぐらいだと思うけれど…
時々ゼスや皆と一緒に様々な場所にと。
その移動する先も全てが似てる?
山の中や地下…
複雑な場所ばかりで誰も知らないと思う。
移動先でもゼスは何も変わらない。
嬉しそうに笑うのを見ると私も嬉しくなる。
そんな夜も…
私はゼスだけならと…
考える事も増えてくだけだった。
**************************
とある夜。
いつも先にゼスは私に優しく声を…
それから必ず私をと優しく抱くのもある。
その日も私はゼスにと笑って言うと…
軽めにと優しくキスをしてきた。
「んんっ…
ふぁ…」
そんな優しいゼスにと、ふと私は思う。
いつもゼスばかりと?
僅かに思い出す。
『俺だけをなら…
俺だけが動けば良い。』
少し私は考えながらと…
ゼスがキスをしてきた時。
初めて私からと…
ゼスの舌を絡める様にと…
動いてみる。
上手く出来ないけれど。
私もゼスだけを愛してるならと…
「んっ、ぁ…」
すぐにゼスは僅かに反応した。
頑張って私は舌を絡めながらと…
動こうとする。
でも逆でゼスから更にと絡め取られる。
それでもと…
私はゼスの身体に擦り寄るけれど。
僅かなゼスの動きでも。
どうしても私はビクリと反応もしてしまう…
「んぁ…
んんっ…」
どうにかゼスにと、私は腕を回してと…
私からもと、ゼスに動いてみる。
身体を密着させてキスをと…
私からも動こうと、するけれど。
急にゼスは、私を一度…
先にと唇を離してきた。
それから複雑な顔で…
私を見ながらも言ってくる。
「ユアナ?
今日は…
どうか…
したのか?
何か、あったのか?」
私はゼスにと擦り寄りながら…
少し目を閉じたまま言う。
「ゼスばかりだと…
前に聞いたけれど。
ゼスが言った言葉もある。
『俺だけをなら…
俺だけが動けば良い。』と。
でも…
違うでしょう?」
「ユアナ…
それは…」
その声で私は目を開けた。
私がゼスを見ると驚いた顔をしてた。
だから私は笑って言う。
「私もゼスだけなの。
ゼスだけを愛してる…
それなのに…
ゼスだけは変でしょう?
だから私もと…
上手く出来ないけれど。」
ゼスは少し私を見てたけれど…
今度は凄く嬉しそうに笑った。
「そう言う事でか?
なるほど…
くっ。
あはははは!!
これは、もう…
ユアナらしいかぁ?
だが、それを俺にと?
ユアナがと?
あははは!!」
私は首を傾げる。
失敗したかもと…
私が思う前にすぐだった。
ゼスは私を抱き締めて言ってくる。
「ユアナ…
それは意味が違うぞ?
ユアナがだなぁ。
俺だけをと…
既に充分、俺には判ってる事だ。
だから、その言葉を…
ユアナが気にする事はない。
いつもユアナがかぁ?
行動や反応をするからと。
俺が理解してっからなぁ…」
充分にと?
判ってると?
抱き締められながらも…
私は疑問だけを言う。
「行動でと?
でも…
私からは何も…」
少しだけゼスは腕を緩めると。
私を支えてから嬉しそうに笑う。
けれど優しい声で…
普段と同じ口調でゼスが言ってくる。
「そこが違うんだぞぉ?
俺はユアナを愛してる…
だからこそ…
俺が動くだけだとなぁ?
それにと…
ユアナが無理に動く事もない。
俺が求めてるのは身体よりも…
ユアナの心だ。
また無自覚だろうが?
ユアナの反応だけでなぁ…
もうユアナ自身でだ。
俺を愛してるのが伝わってくる。
それだけで俺には充分。
判るだけかぁ?」
そう言ってくるゼスをと。
私は見ながらも驚く。
愛してるのがと?
ゼスにと?
伝わってくると?
そのままゼスは私にと…
激しくキスをしてきた。
それに舌まで絡め取りながらと…
またゼスは僅かにと動いてくる。
「んんぁ…
ふぁっ!?
あっ、んぁ…」
少しだけ唇が離れて私は息もする。
そうするとゼスがだった。
いつもよりも優しい声でと…
また言ってくる。
「あぁ、そうだ。
ユアナは俺にだけと…
心からと…
必ず反応するからなぁ…
だから、もう俺以外かぁ?
勿論、触れさせねぇが。
されたくもないと…
したくないと…
ユアナが思ってるだろう?」
凄く私は驚いた。
ゼス以外と?
それだけは…
考えたくなくて私はゼスにと…
必死に抱き付いた。
すぐに目を閉じて言った。
「ゼス以外とは…
嫌だよ?
私は…
もう、そんな事は…」
それにも優しく抱き締めながら…
すぐにゼスは言った。
「大丈夫だぞ?
ユアナ…
俺が必ず一緒に居るだろう?
誰にもユアナをだ。
触れさせねぇからなぁ…
だから安心しろ?
ユアナは俺だけをと…
ただ、信じてれば充分だぞ?」
私が目を開けると…
ゼスは優しく笑ってた。
それが私には…
もう嬉しくて笑って言う。
「うん…
ゼスだけは信じてる。
それに…
私はゼスだけを愛してる。」
嬉しそうに笑うゼスを…
私は見てたのもある。
それでもゼスは変わらず笑って言う。
「あぁ、勿論だぞ!!
だからユアナはなぁ…
安心だけしてれば良いんだ。
俺もユアナだけを愛してる。
それを守るのも当たり前だろ?
誰にも俺は負けねぇかんなぁ…
今頃かよ?
またかぁ?
こんの無自覚馬鹿がぁ!!」
そう言ってからも…
本当に嬉しそうに笑うゼスを見てた私は…
ただ、もう嬉しくなるだけだった。
ゼスにと私も笑いながらも…
僅かに触れて素直に言う。
「やっぱり…
私はゼスを…
愛して良かった…」
私が言うとゼスは優しく私の身体にと。
触れながらも言ってくる。
「だが…
まだまだユアナは駄目かぁ?
今夜は覚悟してろよ?
これは…
いつも以上にだなぁ…」
私は意味に気付いた。
慌てるけれど既に遅かった。
すぐにゼスが私を抱き寄せてから…
私の身体にと手を滑らせてくる。
「んぁあっ、ゼス!?
あぁっ、そこは…
んあぁあっ!!」
いつも…
ゼスは私の弱いところばかりをと。
私の身体にと快楽を与えてくる。
「ユアナは…
敏感だからなぁ…
だが…
今夜は激しくとかぁ?
俺が動くだけだな。」
私は慌てながらも言う。
「ゼ、ゼス?
その、そんなにと?
あの、でも…
ゼスの時には、いつも…
だから…」
でもゼスは嬉しそうに笑うと…
すぐに手を動かしながらも言った。
「あぁ…
それも充分、判ってるが。
これは再度か…
味わって貰おう?
ユアナには…
俺だけを…
これも一応かぁ?
学ぶ事だなぁ?」
学ぶと!?
再度…
私がと!?
それは…
考えるよりも素早くゼスが動いた。
私の両手を簡単に片手でベッドにと。
抑え付けてからゼスは…
「あぁあっん!?
ゼス!?
そんなにと…
んぁあぁっ!?」
すぐにゼスは舌も使って…
私の身体にと這わせながらも…
手で弱いところばかりを…
それすらも的確にと…
全てを動かしてくる。
けれどキスはせず…
私の弱いところだけをと…
ゼスが徐々にと全て動いてくる。
「あぁあん!?
ふぁぁっ!!
ゼ、ゼス…
待っ…
そこは…
んぁっ!?
ふぁああぁ!!」
それでもゼスは止めない。
常に快楽ばかりをと…
私に与えてくる。
「あっ、んぁあ!?
だ、やぁあ、ゼス…
ふぁあぁ!!
んぁっ、ふっぁ…」
私が快楽で翻弄される時。
急にゼスはキスでとだった。
私の唇を奪うと…
激しく舌すら絡めながらも…
更に同時でと秘部へと手が伸びて…
すぐに指を入れてきた。
もう…
感じ取るだけでもなかった。
「んんっ!?
んぁ…
んっ、ふぁ。
ん、んんっ!?
ふぁ…!!」
激しいキスをしながらも…
ゼスは私の息が出来る様にと。
私の唇を僅かに離すけれど…
それでも舌すら絡め取られる。
他すらも手で…
私の身体にと刺激する。
それなのに指すらもだった。
私の中をと激しく動かしてくる。
「んっ!?
ふぁ!?
んぁ、あぁ…
ふぁあ、んっ!?
ぁあっん!!」
私が快楽だけにと…
流されそうになる時。
ゼスは指を一気に抜いた。
今度は激しくキスをしたままでと…
私の中にと一気に奥まで挿入してきた。
「んぁ、ふぁ!!
んぁぁ!?
んぁっ…
あぁっ!?
ふぁあっ、ふぁ…
んんっあぁ!!」
すぐに、もう判ってしまう…
ゼスの肉棒がと…
それだけでも私は快楽でと…
何も考えらなくなる。
そのまま私はイッてしまう。
快楽が強過ぎて私は何も言えず…
けれど身体だけはビクビクと反応する。
ゼスの肉棒が挿入される感覚だけでも…
もう感じてしまうだけだった。
その時。
ようやくゼスの唇が離れた。
どうにか私も必死に息をする。
そんな私でもゼスの声は聞いてた。
「ユアナ?
充分に濡れてるのもあるが…
もう判るだろう?
俺のが全部…
入っただけでもなぁ…」
ゼスの声だけを。
それには私も気付くけれど…
「ユアナ自身だ…
俺を求めてくるからこそ…
俺にも判るんだぞ?
だが…」
その意味を私が考える前にと…
すぐにゼスは肉棒をと…
激しく動かしてきた。
「あぁあぁっん!?
ゼス!?
まだ…
身体が、まだぁ!?
そんなにと…
んぁあぁぁあっ!!」
私の手は片手で抑えられたまま…
けれど…
ゼスは反対の手を更に腰へと回した。
もうゼスから与えられる快楽にと…
全て私は逃げられない。
「ぁあん!!
だめぇ…
あぁあっ!!
そんなに、ふぁあっ!?
ふぁん、あぁあぁっ…
これだと、また…
あぁっ!?
もう…
あぁ、もぅ…」
本当に激しい快楽でと。
私は翻弄される。
それでもゼスの声だけは聞こえて…
「あぁ…
また一緒だ。
ユアナもな。」
一緒にと!?
それでもとゼスは激しく…
肉棒を動かした。
私が快楽でイッてしまうのと…
本当に同時でとだった。
ゼスは私の中にと出した。
考えられない程の快楽でも…
それにと私の身体は全て感じ取れた。
私はビクビクと、またイッてしまう。
僅かにゼスが止まって囁いてきた。
「今日はと…
俺は言ったよなぁ?
だから…
もっとだぞ?」
もっと!?
どうにか息をしてる私にだった。
今度はゼスが肉棒すらも…
抜かないままでと…
また一気に激しく動かし出した。
それにと私は、もう…
「んぁあぁっ!?
ゼ、ゼス!?
そんなに、中を!!
あぁぁっ、ふぁあん!?
こんなのは…
んぁあぁあん!!」
私は僅かに思う。
更に抜かずと…
ゼスの大きい肉棒が!?
初めてだった事もある。
けれど、その快楽が強過ぎて…
私の身体はゼスを感じ取るばかり…
「ふぁぁん!?
ゼス!?
もぅ、んあぁぁあっ!!
ふぁあん!?
んぁあっぁあ!!」
もう…
また判らなくなりそうな私にと…
僅かに動きだけを止めた。
ゼスは私の耳元で囁いた。
「ユアナになら…
俺はなぁ…
いくらでも出来るぞ?
このままでと…
更にだ…」
ゼスの声だけ聞こえたけれど。
すぐにゼスは私にと…
また激しく肉棒を動かし出す。
それにと、もう…
「ぁあぁぁ!!
んぁあ!?
ふぁあぁん!!」
すぐにだった。
私は何も考えられずにビクビクと…
完全に身体も勝手に快楽を…
更にとゼスが出した事すら感じ取る。
私は息をするのが精一杯で…
ただ快楽の余韻だけ完全に残る。
敏感なままで治らない私の身体がと。
ゆっくりとゼスが肉棒を抜いた事すらも…
全てを感じ取ってしまう。
「うぁ、ふぁあ!?」
ゴポリと中から精液すら…
溢れ出すのも判るけれど。
もうゼスの全てがだった。
快楽が強過ぎて…
どうしても私はビクビクと…
身体が感じてしまうばかりになってしまう。
そんな私にと優しい声でとゼスが言う。
「ユアナ…
愛してる…
今日は激しかったからなぁ。
だが…
ユアナの身体も大事だから…
安心して寝て良いぞ?」
それにも私は何も言えず…
素直に思う事でもある。
ゼスならと。
だから私は安心して…
そのまま眠った。
**************************
一方、アランとリアン。
既にヤラリス侯爵家の当主にアランがと…
更にリアンも軍部のみでもなかった。
帝国の貴族すらもと…
二人で協力しながらと帝国内で動いてた。
その上で二人が思う事も同じだった。
ゼスからの言葉を。
『ヤラリス侯爵家』が判るからこそ…
必ずユアナの為にと!!
そう強く思う中にと。
怒りも含まれたのも大きく…
だから尚更。
もう二人共が同じ様にユアナの為にと…
どんな手段すら厭わなかった。
それに…
あの大切なユアナにと…
あんな姿にまで、させた自覚はあれど。
それすらも、ずっと…
させ続けた両親になど許す気もなかった。
新たに造り直した侯爵邸。
その一室で二人は話し合う事で進めてた。
「アラン?
父様の方は?
もう一つもあるが。」
アランは簡単にと。
報告書類などを読みながらも言う。
「リアン。
全く問題ないぞ?
もう二度と話せん。
そっちは?」
すぐにリアンも理解する。
それから簡単に言う。
「アランの予定通りだな。
母様には新たな洗脳も終わった。
今は他国だ。
残るは一つのみか。」
そこでアランは書類関係を全て。
テーブルへと雑に置いた。
リアンを見て言う。
「あぁ、リアン。
判ってる。
残りは皇帝陛下の一族のみ…
だが、かなり警戒されてるからな。
それより今ならば…
ここからは俺の予想だ。
他国にと動くだろう。
ならば、どちらかを先手にとだ。」
その意味を理解しながらも…
リアンも考える。
すぐにアランを見て言う。
「確かにな…
父様と皇帝。
いや、正解に言えば帝国か?
やり取りしてたのも自白させたからな。
だが、もう父様は既に自我すらない。
更に新しく造った侯爵邸。
ならば見つけるのも不可能。
他国にとなるのも判るが…
特定してしまえば問題ないか?」
それにも理解しながらアランも考える。
リアンに微妙な顔で言う。
「それもある。
俺は複雑な気分にもなるが…
先にユアナの為にと、もうゼスだろう。
流石に俺達だけの特定情報は表のみ。
ならば裏側での情報が欲しい。
だが表側から裏には不可能になってる。
リアンに策は?」
そんなリアンも理解しながら…
すぐに考える。
同じく微妙な顔でアランに言う。
「アラン?
確かに複雑だがな。
でもユアナの為になら…
ゼスに暗号をだろうか?
俺達が表側を。
帝国内は当たり前だが。
これは他国でも変わらん。
ゼスには勝てんが…
何かしら伝えないと…
場合により同じ事をだ。
また他国でも繰り返すだろう?
ゼスにしか判らない暗号を出す事か。」
アランも理解しながら、すぐに考える。
同じく微妙な顔でリアンに言う。
「そうだな、リアン。
だが…
ゼスのみに判る方法も難しい。
今は皇帝陛下の一族を。
足留めは可能だがな。
他国にと逃げられる前に始末したい。
確か皇帝陛下の一族に娘が居た筈。
その娘以外にと…
それから帝国全土も可能になるか。」
リアンも理解しながら、すぐに考える。
同じく微妙な顔でアランに言う。
「判ってる、アラン。
今はアランが爵位を。
帝国を変えるには必須だろう。
その為に娘だけを。
これは洗脳で充分だ。
先にゼスの方…
ユアナの為にと動く筈だからな。
そのゼスならば…
やはり新たな暗号で気付く。」
アランも理解しながら、すぐに考える。
目を閉じてユアナを思い出す。
そのままでリアンに言う。
「確かにな…
リアンに全て同意する。
帝国皇帝一族には俺が…
それからリアンへと爵位を。
あのユアナが言った言葉も…
僅かに俺達へと笑った顔も…
だからこそ必ずだ。」
リアンも理解しながら、すぐに考える。
目を閉じてユアナを思い出す。
そのままでアランに言う。
「アランに全て同意する。
あのユアナの言葉も笑顔…
俺も忘れた事すらない。
今ならばユアナが笑ってると…
そのユアナが望んだ事の為にと…
俺達は必ずだ。」
二人は同時に目を開けた。
目を合わせてから同時に頷く。
それから暗号をと考えてと。
複雑にしてから出した…
**************************
今日の私は慎重にと…
それでも怪我をしない事と。
私も必死に頑張る。
既にゼスだけでもなく…
皆すら迂闊に声すら出せず…
見てるだけでも内心。
もう全員が動揺を隠すしか出来ない。
私は小さなナイフでと…
ゼスは簡単にしてたけれど…
難しい!!
それでも私は思い出しながらと。
どうにか頑張る。
「ユ、ユアナ?
やっぱり…
しなくて良いぞ!?
もう…
俺は見てられん!?
それに怪我すら…」
ゼスの声が聞こえたけれど。
私は必死に林檎の皮剥き中…
林檎を見ながらも言う。
「ゼス…
私も頑張る。
ゼスは、あんなに…
簡単にしてたの。
私にも頑張れば…
きっと出来る…」
もうゼスは後悔しかなかった。
内心思う。
俺がユアナの前で見せたからかぁ!?
余計にユアナがと!?
周りに居る皆すら全員、簡単に理解した。
首領が出来たからと!!
だけど…
あの首領がした早さでなど…
普通、誰でも無理だぞ!!
ユアナ!?
そんな中でも、もうゼスと皆が全員。
ユアナをと…
だけどユアナには言えず…
動揺のみしかなかった。
どうにか私も小さいナイフをと…
林檎も一緒に動かす。
でも…
ナイフが刺さると林檎が動かなくなる。
必死に私も考える。
刺さると?
皮剥きでと…
でも!?
刺さるなら多分…
私は立ち上がって側にある包丁にと。
それに林檎を刺した。
「ユ、ユアナ?
こ、今度は…
何を…」
ただ、もう…
私は林檎だけに集中してた。
皮だけならと…
既に刺して固定した林檎にと…
小さなナイフで林檎の皮剥きをと。
少し始めると僅かに出来たのも見た。
これなら私も出来る!?
このままと小さなナイフを動かしてると…
急に林檎が転がる様に動いて慌てた。
咄嗟に私は林檎を…
でも私が動く前…
引き寄せらて止められた。
驚きながら見るとゼスなのが判った。
気付いてゼスを見ると…
既に目を閉じてた。
更に良く見れば…
なぜか、もう!?
ゼスの手には林檎もあった。
目を開けたゼスは複雑な顔で言う。
「ユアナ?
一応かぁ?
考えたみたいだがなぁ…
もう…
余計に危ないだけだったぞぉ!?」
私は焦りながらも、すぐに言う。
「ゼス!?
確かに林檎の!?
固定が甘かったけれど!!
でも出来るよ!?
少し出来てたでしょう!?」
ゼスは微妙な顔になると…
ゆっくり首を横に振って言った。
「ユアナの発想かぁ?
予測も簡単に出来たがなぁ…
だが…
あれだと包丁すらだろう!?
危なっかしいだけ!?
やっぱり…
ユアナに料理は早過ぎるなぁ…」
それでもと私は言う。
「待って、ゼス!?
最初は出来てたよ!?
少し出来たの!!
練習しないと…
きっと私も出来るよ!!」
でもゼスは微妙な顔で言った。
「ユアナ?
俺は包丁を使ってないぞ?
僅かに出来たのは偶然…
更に危ないだけなぁ?」
それは…
ゼスの言う通り…
小さなナイフだけと?
でも…
私が考える前に皆が言ってきた。
「ユアナ!?
焦る事もねぇ!!
怪我する方がヤベェぞ!!」
「そうだぞ、ユアナ!?
首領が早いだけな!?
だから今は良いんだぁ!!」
「ユアナには時間もある!!
首領の真似は皆が無理!!
危ねぇだけだぞぉ!?」
そんな皆の顔を見て頷いて言う。
「うん。
ごめんなさい…」
微妙な顔のままゼスは大きな溜息をした。
「やっぱり…
もう…
とんでもねぇ…」
皆すら同じで、もう安堵しかない。
そんな事もあって…
ゼスは練習方法を変えると。
そう言ってから…
ゼスは目を閉じ右手を口元に当ててた。
私はゼスの考え待ち…
でも皆は料理器具をと、すぐに片付けてた。
皆すら見てれば判る事だった。
だからこそ…
これはユアナの為にも!!
片付けてからの首領判断待ちとした…
特に今までと同じで学ぶ事もする。
少し最初は恥かしい気分でも皆は私にと。
優しく教えてくれるのも変わらない。
でも唯一、変わった事は…
ゼスにと思う事だった。
過ごす月日は正確には判らない。
でも多分?
もう約半年ぐらいだと思うけれど…
時々ゼスや皆と一緒に様々な場所にと。
その移動する先も全てが似てる?
山の中や地下…
複雑な場所ばかりで誰も知らないと思う。
移動先でもゼスは何も変わらない。
嬉しそうに笑うのを見ると私も嬉しくなる。
そんな夜も…
私はゼスだけならと…
考える事も増えてくだけだった。
**************************
とある夜。
いつも先にゼスは私に優しく声を…
それから必ず私をと優しく抱くのもある。
その日も私はゼスにと笑って言うと…
軽めにと優しくキスをしてきた。
「んんっ…
ふぁ…」
そんな優しいゼスにと、ふと私は思う。
いつもゼスばかりと?
僅かに思い出す。
『俺だけをなら…
俺だけが動けば良い。』
少し私は考えながらと…
ゼスがキスをしてきた時。
初めて私からと…
ゼスの舌を絡める様にと…
動いてみる。
上手く出来ないけれど。
私もゼスだけを愛してるならと…
「んっ、ぁ…」
すぐにゼスは僅かに反応した。
頑張って私は舌を絡めながらと…
動こうとする。
でも逆でゼスから更にと絡め取られる。
それでもと…
私はゼスの身体に擦り寄るけれど。
僅かなゼスの動きでも。
どうしても私はビクリと反応もしてしまう…
「んぁ…
んんっ…」
どうにかゼスにと、私は腕を回してと…
私からもと、ゼスに動いてみる。
身体を密着させてキスをと…
私からも動こうと、するけれど。
急にゼスは、私を一度…
先にと唇を離してきた。
それから複雑な顔で…
私を見ながらも言ってくる。
「ユアナ?
今日は…
どうか…
したのか?
何か、あったのか?」
私はゼスにと擦り寄りながら…
少し目を閉じたまま言う。
「ゼスばかりだと…
前に聞いたけれど。
ゼスが言った言葉もある。
『俺だけをなら…
俺だけが動けば良い。』と。
でも…
違うでしょう?」
「ユアナ…
それは…」
その声で私は目を開けた。
私がゼスを見ると驚いた顔をしてた。
だから私は笑って言う。
「私もゼスだけなの。
ゼスだけを愛してる…
それなのに…
ゼスだけは変でしょう?
だから私もと…
上手く出来ないけれど。」
ゼスは少し私を見てたけれど…
今度は凄く嬉しそうに笑った。
「そう言う事でか?
なるほど…
くっ。
あはははは!!
これは、もう…
ユアナらしいかぁ?
だが、それを俺にと?
ユアナがと?
あははは!!」
私は首を傾げる。
失敗したかもと…
私が思う前にすぐだった。
ゼスは私を抱き締めて言ってくる。
「ユアナ…
それは意味が違うぞ?
ユアナがだなぁ。
俺だけをと…
既に充分、俺には判ってる事だ。
だから、その言葉を…
ユアナが気にする事はない。
いつもユアナがかぁ?
行動や反応をするからと。
俺が理解してっからなぁ…」
充分にと?
判ってると?
抱き締められながらも…
私は疑問だけを言う。
「行動でと?
でも…
私からは何も…」
少しだけゼスは腕を緩めると。
私を支えてから嬉しそうに笑う。
けれど優しい声で…
普段と同じ口調でゼスが言ってくる。
「そこが違うんだぞぉ?
俺はユアナを愛してる…
だからこそ…
俺が動くだけだとなぁ?
それにと…
ユアナが無理に動く事もない。
俺が求めてるのは身体よりも…
ユアナの心だ。
また無自覚だろうが?
ユアナの反応だけでなぁ…
もうユアナ自身でだ。
俺を愛してるのが伝わってくる。
それだけで俺には充分。
判るだけかぁ?」
そう言ってくるゼスをと。
私は見ながらも驚く。
愛してるのがと?
ゼスにと?
伝わってくると?
そのままゼスは私にと…
激しくキスをしてきた。
それに舌まで絡め取りながらと…
またゼスは僅かにと動いてくる。
「んんぁ…
ふぁっ!?
あっ、んぁ…」
少しだけ唇が離れて私は息もする。
そうするとゼスがだった。
いつもよりも優しい声でと…
また言ってくる。
「あぁ、そうだ。
ユアナは俺にだけと…
心からと…
必ず反応するからなぁ…
だから、もう俺以外かぁ?
勿論、触れさせねぇが。
されたくもないと…
したくないと…
ユアナが思ってるだろう?」
凄く私は驚いた。
ゼス以外と?
それだけは…
考えたくなくて私はゼスにと…
必死に抱き付いた。
すぐに目を閉じて言った。
「ゼス以外とは…
嫌だよ?
私は…
もう、そんな事は…」
それにも優しく抱き締めながら…
すぐにゼスは言った。
「大丈夫だぞ?
ユアナ…
俺が必ず一緒に居るだろう?
誰にもユアナをだ。
触れさせねぇからなぁ…
だから安心しろ?
ユアナは俺だけをと…
ただ、信じてれば充分だぞ?」
私が目を開けると…
ゼスは優しく笑ってた。
それが私には…
もう嬉しくて笑って言う。
「うん…
ゼスだけは信じてる。
それに…
私はゼスだけを愛してる。」
嬉しそうに笑うゼスを…
私は見てたのもある。
それでもゼスは変わらず笑って言う。
「あぁ、勿論だぞ!!
だからユアナはなぁ…
安心だけしてれば良いんだ。
俺もユアナだけを愛してる。
それを守るのも当たり前だろ?
誰にも俺は負けねぇかんなぁ…
今頃かよ?
またかぁ?
こんの無自覚馬鹿がぁ!!」
そう言ってからも…
本当に嬉しそうに笑うゼスを見てた私は…
ただ、もう嬉しくなるだけだった。
ゼスにと私も笑いながらも…
僅かに触れて素直に言う。
「やっぱり…
私はゼスを…
愛して良かった…」
私が言うとゼスは優しく私の身体にと。
触れながらも言ってくる。
「だが…
まだまだユアナは駄目かぁ?
今夜は覚悟してろよ?
これは…
いつも以上にだなぁ…」
私は意味に気付いた。
慌てるけれど既に遅かった。
すぐにゼスが私を抱き寄せてから…
私の身体にと手を滑らせてくる。
「んぁあっ、ゼス!?
あぁっ、そこは…
んあぁあっ!!」
いつも…
ゼスは私の弱いところばかりをと。
私の身体にと快楽を与えてくる。
「ユアナは…
敏感だからなぁ…
だが…
今夜は激しくとかぁ?
俺が動くだけだな。」
私は慌てながらも言う。
「ゼ、ゼス?
その、そんなにと?
あの、でも…
ゼスの時には、いつも…
だから…」
でもゼスは嬉しそうに笑うと…
すぐに手を動かしながらも言った。
「あぁ…
それも充分、判ってるが。
これは再度か…
味わって貰おう?
ユアナには…
俺だけを…
これも一応かぁ?
学ぶ事だなぁ?」
学ぶと!?
再度…
私がと!?
それは…
考えるよりも素早くゼスが動いた。
私の両手を簡単に片手でベッドにと。
抑え付けてからゼスは…
「あぁあっん!?
ゼス!?
そんなにと…
んぁあぁっ!?」
すぐにゼスは舌も使って…
私の身体にと這わせながらも…
手で弱いところばかりを…
それすらも的確にと…
全てを動かしてくる。
けれどキスはせず…
私の弱いところだけをと…
ゼスが徐々にと全て動いてくる。
「あぁあん!?
ふぁぁっ!!
ゼ、ゼス…
待っ…
そこは…
んぁっ!?
ふぁああぁ!!」
それでもゼスは止めない。
常に快楽ばかりをと…
私に与えてくる。
「あっ、んぁあ!?
だ、やぁあ、ゼス…
ふぁあぁ!!
んぁっ、ふっぁ…」
私が快楽で翻弄される時。
急にゼスはキスでとだった。
私の唇を奪うと…
激しく舌すら絡めながらも…
更に同時でと秘部へと手が伸びて…
すぐに指を入れてきた。
もう…
感じ取るだけでもなかった。
「んんっ!?
んぁ…
んっ、ふぁ。
ん、んんっ!?
ふぁ…!!」
激しいキスをしながらも…
ゼスは私の息が出来る様にと。
私の唇を僅かに離すけれど…
それでも舌すら絡め取られる。
他すらも手で…
私の身体にと刺激する。
それなのに指すらもだった。
私の中をと激しく動かしてくる。
「んっ!?
ふぁ!?
んぁ、あぁ…
ふぁあ、んっ!?
ぁあっん!!」
私が快楽だけにと…
流されそうになる時。
ゼスは指を一気に抜いた。
今度は激しくキスをしたままでと…
私の中にと一気に奥まで挿入してきた。
「んぁ、ふぁ!!
んぁぁ!?
んぁっ…
あぁっ!?
ふぁあっ、ふぁ…
んんっあぁ!!」
すぐに、もう判ってしまう…
ゼスの肉棒がと…
それだけでも私は快楽でと…
何も考えらなくなる。
そのまま私はイッてしまう。
快楽が強過ぎて私は何も言えず…
けれど身体だけはビクビクと反応する。
ゼスの肉棒が挿入される感覚だけでも…
もう感じてしまうだけだった。
その時。
ようやくゼスの唇が離れた。
どうにか私も必死に息をする。
そんな私でもゼスの声は聞いてた。
「ユアナ?
充分に濡れてるのもあるが…
もう判るだろう?
俺のが全部…
入っただけでもなぁ…」
ゼスの声だけを。
それには私も気付くけれど…
「ユアナ自身だ…
俺を求めてくるからこそ…
俺にも判るんだぞ?
だが…」
その意味を私が考える前にと…
すぐにゼスは肉棒をと…
激しく動かしてきた。
「あぁあぁっん!?
ゼス!?
まだ…
身体が、まだぁ!?
そんなにと…
んぁあぁぁあっ!!」
私の手は片手で抑えられたまま…
けれど…
ゼスは反対の手を更に腰へと回した。
もうゼスから与えられる快楽にと…
全て私は逃げられない。
「ぁあん!!
だめぇ…
あぁあっ!!
そんなに、ふぁあっ!?
ふぁん、あぁあぁっ…
これだと、また…
あぁっ!?
もう…
あぁ、もぅ…」
本当に激しい快楽でと。
私は翻弄される。
それでもゼスの声だけは聞こえて…
「あぁ…
また一緒だ。
ユアナもな。」
一緒にと!?
それでもとゼスは激しく…
肉棒を動かした。
私が快楽でイッてしまうのと…
本当に同時でとだった。
ゼスは私の中にと出した。
考えられない程の快楽でも…
それにと私の身体は全て感じ取れた。
私はビクビクと、またイッてしまう。
僅かにゼスが止まって囁いてきた。
「今日はと…
俺は言ったよなぁ?
だから…
もっとだぞ?」
もっと!?
どうにか息をしてる私にだった。
今度はゼスが肉棒すらも…
抜かないままでと…
また一気に激しく動かし出した。
それにと私は、もう…
「んぁあぁっ!?
ゼ、ゼス!?
そんなに、中を!!
あぁぁっ、ふぁあん!?
こんなのは…
んぁあぁあん!!」
私は僅かに思う。
更に抜かずと…
ゼスの大きい肉棒が!?
初めてだった事もある。
けれど、その快楽が強過ぎて…
私の身体はゼスを感じ取るばかり…
「ふぁぁん!?
ゼス!?
もぅ、んあぁぁあっ!!
ふぁあん!?
んぁあっぁあ!!」
もう…
また判らなくなりそうな私にと…
僅かに動きだけを止めた。
ゼスは私の耳元で囁いた。
「ユアナになら…
俺はなぁ…
いくらでも出来るぞ?
このままでと…
更にだ…」
ゼスの声だけ聞こえたけれど。
すぐにゼスは私にと…
また激しく肉棒を動かし出す。
それにと、もう…
「ぁあぁぁ!!
んぁあ!?
ふぁあぁん!!」
すぐにだった。
私は何も考えられずにビクビクと…
完全に身体も勝手に快楽を…
更にとゼスが出した事すら感じ取る。
私は息をするのが精一杯で…
ただ快楽の余韻だけ完全に残る。
敏感なままで治らない私の身体がと。
ゆっくりとゼスが肉棒を抜いた事すらも…
全てを感じ取ってしまう。
「うぁ、ふぁあ!?」
ゴポリと中から精液すら…
溢れ出すのも判るけれど。
もうゼスの全てがだった。
快楽が強過ぎて…
どうしても私はビクビクと…
身体が感じてしまうばかりになってしまう。
そんな私にと優しい声でとゼスが言う。
「ユアナ…
愛してる…
今日は激しかったからなぁ。
だが…
ユアナの身体も大事だから…
安心して寝て良いぞ?」
それにも私は何も言えず…
素直に思う事でもある。
ゼスならと。
だから私は安心して…
そのまま眠った。
**************************
一方、アランとリアン。
既にヤラリス侯爵家の当主にアランがと…
更にリアンも軍部のみでもなかった。
帝国の貴族すらもと…
二人で協力しながらと帝国内で動いてた。
その上で二人が思う事も同じだった。
ゼスからの言葉を。
『ヤラリス侯爵家』が判るからこそ…
必ずユアナの為にと!!
そう強く思う中にと。
怒りも含まれたのも大きく…
だから尚更。
もう二人共が同じ様にユアナの為にと…
どんな手段すら厭わなかった。
それに…
あの大切なユアナにと…
あんな姿にまで、させた自覚はあれど。
それすらも、ずっと…
させ続けた両親になど許す気もなかった。
新たに造り直した侯爵邸。
その一室で二人は話し合う事で進めてた。
「アラン?
父様の方は?
もう一つもあるが。」
アランは簡単にと。
報告書類などを読みながらも言う。
「リアン。
全く問題ないぞ?
もう二度と話せん。
そっちは?」
すぐにリアンも理解する。
それから簡単に言う。
「アランの予定通りだな。
母様には新たな洗脳も終わった。
今は他国だ。
残るは一つのみか。」
そこでアランは書類関係を全て。
テーブルへと雑に置いた。
リアンを見て言う。
「あぁ、リアン。
判ってる。
残りは皇帝陛下の一族のみ…
だが、かなり警戒されてるからな。
それより今ならば…
ここからは俺の予想だ。
他国にと動くだろう。
ならば、どちらかを先手にとだ。」
その意味を理解しながらも…
リアンも考える。
すぐにアランを見て言う。
「確かにな…
父様と皇帝。
いや、正解に言えば帝国か?
やり取りしてたのも自白させたからな。
だが、もう父様は既に自我すらない。
更に新しく造った侯爵邸。
ならば見つけるのも不可能。
他国にとなるのも判るが…
特定してしまえば問題ないか?」
それにも理解しながらアランも考える。
リアンに微妙な顔で言う。
「それもある。
俺は複雑な気分にもなるが…
先にユアナの為にと、もうゼスだろう。
流石に俺達だけの特定情報は表のみ。
ならば裏側での情報が欲しい。
だが表側から裏には不可能になってる。
リアンに策は?」
そんなリアンも理解しながら…
すぐに考える。
同じく微妙な顔でアランに言う。
「アラン?
確かに複雑だがな。
でもユアナの為になら…
ゼスに暗号をだろうか?
俺達が表側を。
帝国内は当たり前だが。
これは他国でも変わらん。
ゼスには勝てんが…
何かしら伝えないと…
場合により同じ事をだ。
また他国でも繰り返すだろう?
ゼスにしか判らない暗号を出す事か。」
アランも理解しながら、すぐに考える。
同じく微妙な顔でリアンに言う。
「そうだな、リアン。
だが…
ゼスのみに判る方法も難しい。
今は皇帝陛下の一族を。
足留めは可能だがな。
他国にと逃げられる前に始末したい。
確か皇帝陛下の一族に娘が居た筈。
その娘以外にと…
それから帝国全土も可能になるか。」
リアンも理解しながら、すぐに考える。
同じく微妙な顔でアランに言う。
「判ってる、アラン。
今はアランが爵位を。
帝国を変えるには必須だろう。
その為に娘だけを。
これは洗脳で充分だ。
先にゼスの方…
ユアナの為にと動く筈だからな。
そのゼスならば…
やはり新たな暗号で気付く。」
アランも理解しながら、すぐに考える。
目を閉じてユアナを思い出す。
そのままでリアンに言う。
「確かにな…
リアンに全て同意する。
帝国皇帝一族には俺が…
それからリアンへと爵位を。
あのユアナが言った言葉も…
僅かに俺達へと笑った顔も…
だからこそ必ずだ。」
リアンも理解しながら、すぐに考える。
目を閉じてユアナを思い出す。
そのままでアランに言う。
「アランに全て同意する。
あのユアナの言葉も笑顔…
俺も忘れた事すらない。
今ならばユアナが笑ってると…
そのユアナが望んだ事の為にと…
俺達は必ずだ。」
二人は同時に目を開けた。
目を合わせてから同時に頷く。
それから暗号をと考えてと。
複雑にしてから出した…
**************************
今日の私は慎重にと…
それでも怪我をしない事と。
私も必死に頑張る。
既にゼスだけでもなく…
皆すら迂闊に声すら出せず…
見てるだけでも内心。
もう全員が動揺を隠すしか出来ない。
私は小さなナイフでと…
ゼスは簡単にしてたけれど…
難しい!!
それでも私は思い出しながらと。
どうにか頑張る。
「ユ、ユアナ?
やっぱり…
しなくて良いぞ!?
もう…
俺は見てられん!?
それに怪我すら…」
ゼスの声が聞こえたけれど。
私は必死に林檎の皮剥き中…
林檎を見ながらも言う。
「ゼス…
私も頑張る。
ゼスは、あんなに…
簡単にしてたの。
私にも頑張れば…
きっと出来る…」
もうゼスは後悔しかなかった。
内心思う。
俺がユアナの前で見せたからかぁ!?
余計にユアナがと!?
周りに居る皆すら全員、簡単に理解した。
首領が出来たからと!!
だけど…
あの首領がした早さでなど…
普通、誰でも無理だぞ!!
ユアナ!?
そんな中でも、もうゼスと皆が全員。
ユアナをと…
だけどユアナには言えず…
動揺のみしかなかった。
どうにか私も小さいナイフをと…
林檎も一緒に動かす。
でも…
ナイフが刺さると林檎が動かなくなる。
必死に私も考える。
刺さると?
皮剥きでと…
でも!?
刺さるなら多分…
私は立ち上がって側にある包丁にと。
それに林檎を刺した。
「ユ、ユアナ?
こ、今度は…
何を…」
ただ、もう…
私は林檎だけに集中してた。
皮だけならと…
既に刺して固定した林檎にと…
小さなナイフで林檎の皮剥きをと。
少し始めると僅かに出来たのも見た。
これなら私も出来る!?
このままと小さなナイフを動かしてると…
急に林檎が転がる様に動いて慌てた。
咄嗟に私は林檎を…
でも私が動く前…
引き寄せらて止められた。
驚きながら見るとゼスなのが判った。
気付いてゼスを見ると…
既に目を閉じてた。
更に良く見れば…
なぜか、もう!?
ゼスの手には林檎もあった。
目を開けたゼスは複雑な顔で言う。
「ユアナ?
一応かぁ?
考えたみたいだがなぁ…
もう…
余計に危ないだけだったぞぉ!?」
私は焦りながらも、すぐに言う。
「ゼス!?
確かに林檎の!?
固定が甘かったけれど!!
でも出来るよ!?
少し出来てたでしょう!?」
ゼスは微妙な顔になると…
ゆっくり首を横に振って言った。
「ユアナの発想かぁ?
予測も簡単に出来たがなぁ…
だが…
あれだと包丁すらだろう!?
危なっかしいだけ!?
やっぱり…
ユアナに料理は早過ぎるなぁ…」
それでもと私は言う。
「待って、ゼス!?
最初は出来てたよ!?
少し出来たの!!
練習しないと…
きっと私も出来るよ!!」
でもゼスは微妙な顔で言った。
「ユアナ?
俺は包丁を使ってないぞ?
僅かに出来たのは偶然…
更に危ないだけなぁ?」
それは…
ゼスの言う通り…
小さなナイフだけと?
でも…
私が考える前に皆が言ってきた。
「ユアナ!?
焦る事もねぇ!!
怪我する方がヤベェぞ!!」
「そうだぞ、ユアナ!?
首領が早いだけな!?
だから今は良いんだぁ!!」
「ユアナには時間もある!!
首領の真似は皆が無理!!
危ねぇだけだぞぉ!?」
そんな皆の顔を見て頷いて言う。
「うん。
ごめんなさい…」
微妙な顔のままゼスは大きな溜息をした。
「やっぱり…
もう…
とんでもねぇ…」
皆すら同じで、もう安堵しかない。
そんな事もあって…
ゼスは練習方法を変えると。
そう言ってから…
ゼスは目を閉じ右手を口元に当ててた。
私はゼスの考え待ち…
でも皆は料理器具をと、すぐに片付けてた。
皆すら見てれば判る事だった。
だからこそ…
これはユアナの為にも!!
片付けてからの首領判断待ちとした…
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