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五章 王道学園にてマリモ在中『怠惰』
放課後、逃走中(東門から西門編)
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ダニエルさんと共に、走る。
門へはたどり着いた。しかし、案の定、というか普通に見張りがいた。見張りだとわかったのは、サングラスに、スーツを着た生徒?が門の前にたって後ろ手に腕を組んで辺りを見渡していたからだ。
その出で立ちはまるで、年末年始のハン……。
そこまで思ったとき、目があってしまった。サングラスで目は見えないはずなのに、がっつり顔がこちらを向いているせいで視線をひしひしと感じる。
「みつけたぁ……。」
「見つかったぁぁぁぁ!!ハンターに見つかっちゃいましたよ!?」
「え、はん!?ハンター!??え、ワタシタチ狩られるんデスカ!?」
「そっかこっちだとハンターは狩り人ですものね!!いえひとまず逃げましょ!!」
さっとてを繋ぎ、私たちは駆け巡る。
が、突如ヒュン、と音がし真横を包丁が掠めた。後ろのハンターが投げてきたのだ。どれだけストックがあるのか、何本も投げてくる。通りがかりの生徒が腰を抜かしていた。
ダニエルさんが対抗するように大きな盾を取り出し走りながらガードしてくれる。
しかしそのガードも長くは続かず、ゴン、という鈍い音によって盾は壊された。
「ワタシの守れるくんガッッ!!?」
その正体は、珍妙なことに、先にゴテゴテの、星形のような球体をつけているこん棒のようなものだった。【もとの世界曰くモーニングスターという武器】
いつしかハンターは二人に増えていたのだ。
「こ、ここなんでこんなに物騒なんデス!?というか殺しにきてません!?え、ちょ、止まってお話ししまショウ!?」
「いま、なぜそんなに殺傷能力が高いのかと疑問に思ったでしょう。」
「シャベッタァァァ!?え、てっきりワタシこういうのって無言で来るのかと……。というか止まってくれるンデスネ。」
(私もそれは思いました。)
その姿でしゃべるのはテレビにたいしての冒涜ではないか。いや、ここ異世界だったわ。
「我々が貴様らの命を狙っている理由、それは…」
「あなたもしゃべれるんデスカ!!」
「それはだな!!!」
強引に無視したのが手に取るようにわかった。
「あなた方は追ってなのでしょう……邪魔なワタシを殺して、このこを引き渡し悲しませるつもりですか?もし私が死んだら葬式の時は愛の言葉を囁きながら泣いてくださいネ。」
「死ぬ気満々なところ申し訳ありませんが、狙いは貴方じゃありません。あの男です!!」
そういって指を指してきたのは、私だった。
「!?なぜ……っ!このこはターゲットなのでショウ!?危害を加えるおつもりなら、命の保証はシマセンヨ…ッ!!」
「まぁ、聞け。あいつはキース様の想い人なのだろう!!キース様のお手で調教したいと仰っていた!」
「っ…嫉妬して、命を狙っているわけデスカ…ならば、手を組みません?逃がしてくれる手伝いしてくれれば、もう二度とアナタガタの前には現れませんヨ。」
胡散臭く笑みを張り付けたダニエルさんは、そんな取引を持ちかけた。しかし、それは相手をなぜか苛立たせたようだった。
「勘違いも甚だしい!!我々はキース様を敬愛している!!敬愛している方の愛する人にたいして、嫉妬などと醜い欲望をぶつけるわけがない!!」
「なら、なぜ……。」
ダニエルさんと私は、困り顔で首をかしげた。先ほどの攻撃は確保にしては身体を傷つける危険性が高すぎる。
「敬愛しているからこそなのだ。愛する貴方を殺害され、こんなはずじゃなかった、と悔い、泣き叫び、絶望する。いっそのこと剥製にしてずっとそばに置くのもいいだろう。」
目を閉じ、胸に手を当てるハンター。言っていることはかなりエグい。
「想い人の貴方を失ったことに、敬愛するあの方が心を痛める、それを我々は求めている。
悲恋話が大好物なのです!!主に死ネタの!!」
「とんでもない反逆者じゃないデスカ!?」
「なので死んでください!我々の妄想のために!!」
「妄想は実現させてはイケマセン!!」
ハンター二人はまたもや武器を構え始める。逃走○再開か、と身構えていると、亡霊のような生気のない声が聞こえた。
「へぇ……まさかおまえたちが敵だとはね……。」
「キッ、キース様!?」
「なぜこちらにっ…!!捕まっているとの連絡は…!?」
「あんなのほどくのなんて、ちょちょいのちょいさ!そんなことより……泳がせていて正解だったよ。」
「っ!!まさか、我々が悲恋派だと知っていたのですか!!」
「君たち、どうにも僕の話す幸せな結末の話を、つまらなそうに聞いていたから。疑ってはいたさ。だが…まさか本当にそうだとはね。こんな結末になって残念だ。おまえたち!」
パチン、と手をならしたとたん、数人の男子生徒たちが現れ、彼らの身柄を拘束した。
「連れていけ!!」
「違うのです!!これは、誤解です!!」
「情けを!!ご容赦を!!」
そんな声に耳など貸さず、彼らは校舎の中へと連れ去られていった。
「……なに見せられてるんデス?」
「さぁ……?あ……残念ながら東門の方はクライン君たちが塞いじゃってますけど、外を回っていまのうちに西門に向かいません?」
「名案ですネ!」
こそこそと、ばれないように移動する。後ろから、いない!?!?というクライン君の声が聞こえた。
一時間後。西門は真反対なので、時間はかかったがようやく玄関にこれた。
「っあ、会え…た!!よか、た…!!」
「和久くん…!」
「も、ん…むか、ってる、なら…こ、ちだよ…!」
そういって東門に案内しようとしてくれる和久くんに、一時間前の出来事を伝え、警備されてるかもと言うと、苦々しげな顔をされた。どうやら西門は、少々ややこしいことになっているらしい。
「突破…する、の……むずかし、かも……。義兄、さん……挑戦、してるけ、ど……いらいら、しながら落第、何度も、なって、る……。なん、か、魔法…西門のとこ、だけ使えなくなってる、らしく、て……。」
「ッア!!魔法で蹴散らしてもらえばよかったデス!!さっそく東門に…!ファントムサンも呼んで東門から脱出シマショウ!!」
「それ、が、最初、アホらし、言ってた…けど、……途中、から……くやし、から絶対合格したる、って…テコでも、動かなそう…。」
「なににそんなに夢中にナッテ……?」
「見れば、わかる、よ……ど、やら、あそこの挑戦、受ける、ならあそこでは転校生、も捕まらない、って……審査員に、聞いた。」
「審査員……?」
ますます何をしているのかわからない。この鬼ごっこで審査員、とはなんのイベントを催しているのだろう。
ひとまず向かった先で見たのは、ひたすら審査員になにかを言われ、ポーズを取り台詞らしきものを言っているファントムさんと雲嵐さんとレンブラントさんの姿が。
「お題!『幼馴染みの同級生をデートに誘いたい男子校生』!!」
そういって審査員席にいるのは、クライン君だ。
「俺こういうの得意ー!!
『ねぇ、テスト勉強してる?ふふ、やっぱり。なら、俺も一緒にしてあげよっか。んー?いや、ただ俺が一緒にいたいだけ。図書館でデートしようよ。』
それで手を繋ぐ!」
「あー……初々しさないし、大人の余裕見せつけられんのイラッとくるから不合格で。というかそれ同級生って言うより年上だし。」
膝から崩れ落ちる雲嵐さんに、嘲笑を向け、レンブラントさんは余裕たっぷりに笑ったあと真顔で告げた。
「…ふっ、これくらいなんてことありませんよ。『今度お祭りがあるそうなんですが、学園祭で役立つ可能性があります。共に、視察に行きましょう。』」
「ねぇなんでそれでいいと思ったの??不合格です!!仕事か!!もっとときめくデートの誘いかたしてよ!!」
たしかに、それではビジネスのようだ。
「はっ!こんなの簡単やろ。
『なぁ、逢い引き、しようや?金ならある。なんでもほしいもん買ったるで?』
どや。欲しいもんをかって欲しくない女はおらん。」
「カットカットカーット!!不合格です!!」
「はぁ!?なんでや!!」
「お金にときめいてどうすんのさ!!?というかそんなお金で繋がる関係求めてないし!!純愛してよ!!」
この件に関しては、クライン君が正しいと思う。どうやら、挑戦とはこの事のようだ。
「おい、騒ぎを聞き付けてやってきたが、なんの騒ぎだ?」
「うーん??なんで西門占領してるの?」
「どうやら、転校生と対決しているようです。我々も負けられません!転校生を勝たせましょう!!」
「あれ、人増えた…しかもあのこも生徒会もいる!!メンバー勢揃いだね!!」
私たちの後ろから、生徒会長さんと副会長さん、会計さんが来た。その声に気づいたようで、それと同時に私たちを認識したらしい。
「それじゃあ、人が増えての第二十個目のお題を発表を始めます!!!全員合格したら逃がして上げる~でもあと一時間以内に合格しなかったら、あのこの調教始めるね。」
そういったとたん、私は縄で拘束された。
いつの間にか、生徒たちに背後を取られていたのだ。
「捕まえないのデハ!?」
「君たちが合格すれば解放してあげるさ。」
どうやらファントムさんが、認識阻害まで使っとるんか、と言っているので、気配を感じ取れなくする魔法もかかっているのだろう。
囚われの姫よろしく、私はクライン君の隣にドナドナされた。
門へはたどり着いた。しかし、案の定、というか普通に見張りがいた。見張りだとわかったのは、サングラスに、スーツを着た生徒?が門の前にたって後ろ手に腕を組んで辺りを見渡していたからだ。
その出で立ちはまるで、年末年始のハン……。
そこまで思ったとき、目があってしまった。サングラスで目は見えないはずなのに、がっつり顔がこちらを向いているせいで視線をひしひしと感じる。
「みつけたぁ……。」
「見つかったぁぁぁぁ!!ハンターに見つかっちゃいましたよ!?」
「え、はん!?ハンター!??え、ワタシタチ狩られるんデスカ!?」
「そっかこっちだとハンターは狩り人ですものね!!いえひとまず逃げましょ!!」
さっとてを繋ぎ、私たちは駆け巡る。
が、突如ヒュン、と音がし真横を包丁が掠めた。後ろのハンターが投げてきたのだ。どれだけストックがあるのか、何本も投げてくる。通りがかりの生徒が腰を抜かしていた。
ダニエルさんが対抗するように大きな盾を取り出し走りながらガードしてくれる。
しかしそのガードも長くは続かず、ゴン、という鈍い音によって盾は壊された。
「ワタシの守れるくんガッッ!!?」
その正体は、珍妙なことに、先にゴテゴテの、星形のような球体をつけているこん棒のようなものだった。【もとの世界曰くモーニングスターという武器】
いつしかハンターは二人に増えていたのだ。
「こ、ここなんでこんなに物騒なんデス!?というか殺しにきてません!?え、ちょ、止まってお話ししまショウ!?」
「いま、なぜそんなに殺傷能力が高いのかと疑問に思ったでしょう。」
「シャベッタァァァ!?え、てっきりワタシこういうのって無言で来るのかと……。というか止まってくれるンデスネ。」
(私もそれは思いました。)
その姿でしゃべるのはテレビにたいしての冒涜ではないか。いや、ここ異世界だったわ。
「我々が貴様らの命を狙っている理由、それは…」
「あなたもしゃべれるんデスカ!!」
「それはだな!!!」
強引に無視したのが手に取るようにわかった。
「あなた方は追ってなのでしょう……邪魔なワタシを殺して、このこを引き渡し悲しませるつもりですか?もし私が死んだら葬式の時は愛の言葉を囁きながら泣いてくださいネ。」
「死ぬ気満々なところ申し訳ありませんが、狙いは貴方じゃありません。あの男です!!」
そういって指を指してきたのは、私だった。
「!?なぜ……っ!このこはターゲットなのでショウ!?危害を加えるおつもりなら、命の保証はシマセンヨ…ッ!!」
「まぁ、聞け。あいつはキース様の想い人なのだろう!!キース様のお手で調教したいと仰っていた!」
「っ…嫉妬して、命を狙っているわけデスカ…ならば、手を組みません?逃がしてくれる手伝いしてくれれば、もう二度とアナタガタの前には現れませんヨ。」
胡散臭く笑みを張り付けたダニエルさんは、そんな取引を持ちかけた。しかし、それは相手をなぜか苛立たせたようだった。
「勘違いも甚だしい!!我々はキース様を敬愛している!!敬愛している方の愛する人にたいして、嫉妬などと醜い欲望をぶつけるわけがない!!」
「なら、なぜ……。」
ダニエルさんと私は、困り顔で首をかしげた。先ほどの攻撃は確保にしては身体を傷つける危険性が高すぎる。
「敬愛しているからこそなのだ。愛する貴方を殺害され、こんなはずじゃなかった、と悔い、泣き叫び、絶望する。いっそのこと剥製にしてずっとそばに置くのもいいだろう。」
目を閉じ、胸に手を当てるハンター。言っていることはかなりエグい。
「想い人の貴方を失ったことに、敬愛するあの方が心を痛める、それを我々は求めている。
悲恋話が大好物なのです!!主に死ネタの!!」
「とんでもない反逆者じゃないデスカ!?」
「なので死んでください!我々の妄想のために!!」
「妄想は実現させてはイケマセン!!」
ハンター二人はまたもや武器を構え始める。逃走○再開か、と身構えていると、亡霊のような生気のない声が聞こえた。
「へぇ……まさかおまえたちが敵だとはね……。」
「キッ、キース様!?」
「なぜこちらにっ…!!捕まっているとの連絡は…!?」
「あんなのほどくのなんて、ちょちょいのちょいさ!そんなことより……泳がせていて正解だったよ。」
「っ!!まさか、我々が悲恋派だと知っていたのですか!!」
「君たち、どうにも僕の話す幸せな結末の話を、つまらなそうに聞いていたから。疑ってはいたさ。だが…まさか本当にそうだとはね。こんな結末になって残念だ。おまえたち!」
パチン、と手をならしたとたん、数人の男子生徒たちが現れ、彼らの身柄を拘束した。
「連れていけ!!」
「違うのです!!これは、誤解です!!」
「情けを!!ご容赦を!!」
そんな声に耳など貸さず、彼らは校舎の中へと連れ去られていった。
「……なに見せられてるんデス?」
「さぁ……?あ……残念ながら東門の方はクライン君たちが塞いじゃってますけど、外を回っていまのうちに西門に向かいません?」
「名案ですネ!」
こそこそと、ばれないように移動する。後ろから、いない!?!?というクライン君の声が聞こえた。
一時間後。西門は真反対なので、時間はかかったがようやく玄関にこれた。
「っあ、会え…た!!よか、た…!!」
「和久くん…!」
「も、ん…むか、ってる、なら…こ、ちだよ…!」
そういって東門に案内しようとしてくれる和久くんに、一時間前の出来事を伝え、警備されてるかもと言うと、苦々しげな顔をされた。どうやら西門は、少々ややこしいことになっているらしい。
「突破…する、の……むずかし、かも……。義兄、さん……挑戦、してるけ、ど……いらいら、しながら落第、何度も、なって、る……。なん、か、魔法…西門のとこ、だけ使えなくなってる、らしく、て……。」
「ッア!!魔法で蹴散らしてもらえばよかったデス!!さっそく東門に…!ファントムサンも呼んで東門から脱出シマショウ!!」
「それ、が、最初、アホらし、言ってた…けど、……途中、から……くやし、から絶対合格したる、って…テコでも、動かなそう…。」
「なににそんなに夢中にナッテ……?」
「見れば、わかる、よ……ど、やら、あそこの挑戦、受ける、ならあそこでは転校生、も捕まらない、って……審査員に、聞いた。」
「審査員……?」
ますます何をしているのかわからない。この鬼ごっこで審査員、とはなんのイベントを催しているのだろう。
ひとまず向かった先で見たのは、ひたすら審査員になにかを言われ、ポーズを取り台詞らしきものを言っているファントムさんと雲嵐さんとレンブラントさんの姿が。
「お題!『幼馴染みの同級生をデートに誘いたい男子校生』!!」
そういって審査員席にいるのは、クライン君だ。
「俺こういうの得意ー!!
『ねぇ、テスト勉強してる?ふふ、やっぱり。なら、俺も一緒にしてあげよっか。んー?いや、ただ俺が一緒にいたいだけ。図書館でデートしようよ。』
それで手を繋ぐ!」
「あー……初々しさないし、大人の余裕見せつけられんのイラッとくるから不合格で。というかそれ同級生って言うより年上だし。」
膝から崩れ落ちる雲嵐さんに、嘲笑を向け、レンブラントさんは余裕たっぷりに笑ったあと真顔で告げた。
「…ふっ、これくらいなんてことありませんよ。『今度お祭りがあるそうなんですが、学園祭で役立つ可能性があります。共に、視察に行きましょう。』」
「ねぇなんでそれでいいと思ったの??不合格です!!仕事か!!もっとときめくデートの誘いかたしてよ!!」
たしかに、それではビジネスのようだ。
「はっ!こんなの簡単やろ。
『なぁ、逢い引き、しようや?金ならある。なんでもほしいもん買ったるで?』
どや。欲しいもんをかって欲しくない女はおらん。」
「カットカットカーット!!不合格です!!」
「はぁ!?なんでや!!」
「お金にときめいてどうすんのさ!!?というかそんなお金で繋がる関係求めてないし!!純愛してよ!!」
この件に関しては、クライン君が正しいと思う。どうやら、挑戦とはこの事のようだ。
「おい、騒ぎを聞き付けてやってきたが、なんの騒ぎだ?」
「うーん??なんで西門占領してるの?」
「どうやら、転校生と対決しているようです。我々も負けられません!転校生を勝たせましょう!!」
「あれ、人増えた…しかもあのこも生徒会もいる!!メンバー勢揃いだね!!」
私たちの後ろから、生徒会長さんと副会長さん、会計さんが来た。その声に気づいたようで、それと同時に私たちを認識したらしい。
「それじゃあ、人が増えての第二十個目のお題を発表を始めます!!!全員合格したら逃がして上げる~でもあと一時間以内に合格しなかったら、あのこの調教始めるね。」
そういったとたん、私は縄で拘束された。
いつの間にか、生徒たちに背後を取られていたのだ。
「捕まえないのデハ!?」
「君たちが合格すれば解放してあげるさ。」
どうやらファントムさんが、認識阻害まで使っとるんか、と言っているので、気配を感じ取れなくする魔法もかかっているのだろう。
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