1000人の特盛召喚記 mobに憧れた876番目の転移者

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交通の都ヘパイドン

20.ノージス

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 ノージス村へと続く道を一台の蜥蜴馬車が走る。間にヘパージオ平原と呼ばれるモンスターの生息地を横切ることになるのだが、普段からギルドメンバーの狩場となっている為、モンスターに出会うことなど滅多にない、平穏な道筋である。

 そんな馬車に乗りこんでいる乗客はたったの1人。
 プレインバイソンの革鎧で全身を装い、左腰には僅かに反った刀にもにた曲短刀を差した、狩猟にせよ商売にせよなんら目的が見当たらないような男であった。

 ノージス村はモンスターが生息する森を近くに備えているものの、主なモンスターはトロールとなっている。村人は牧畜や各々の畑を所有しており、金銭よりも物々交換で物事が成り立つようなど田舎である。
 そんな田舎に、男は手ぶらとまではいかずとも、多少の武器と荷物しか持っておらず、となれば行く目的はノージス村への依頼ということになる。

 大抵のクエストは緊急性が非常に高い。発注をされてからある程度の時間が経過しての受注になるから、尚更危険度は上がっているという見方もある。つい先日別のパーティを送り、そのパーティを迎えに来たことがあるのだが、またしても同じノージス村へと送られることに何か仕損じたものでもあるのかと、金を前金で受け取ったものの御者は行くことに躊躇わざるをえないのだ。

 早朝に街を飛び出し、現在は昼を過ぎたところだ。この調子ならばなんの問題もなく目的地に夜には到着をすることだろう。

 順調すぎる道中に、御者が朝は考えすぎていただけかと気を緩ませていた頃、ヘパージオ平原の先に何やら黒煙が立ち上っているのが見えた。それ単体ならば別に見慣れたものである。
 狩りをし、持ちきれなかったモンスターを焼くことで、死骸を漁るモンスターの餌にするのを避ける常識である。だが、その数が今日は妙に多い。
 普段はせいぜい4もあれば多いと感じるのだが、今日に至っては倍の8以上を目撃している気がする。こういう場合、狩りの目的は素材ではなくレベルの為の経験値ということになるのだが、この辺りで連続して狩りをするとなると、経験値よりも素材を狙ったほうが断然利益があるだろうに、と頭を悩ませた。

 それから間もなくし、道すがら考えていた御者の耳に緊急用の警鐘がならされる。蜥蜴馬車に設置されたモンスター接近を知らせる道具であり、近付けば近付くほどにその音を大きくさせる仕組みとなっている。今はまだ音は小さいが、道を進むにつれてその音は次第に大きくなっていく。

 仕方がなしと御者は馬車を一旦停止させ、乗客の男に事情を説明しようとすると、男は馬車が停車したことで目的地に着いたと勘違いしたのか、乗降車口を開けて勝手に外に出てしまった。外は草原であるにも関わらず、生えている草は人間の腰ほど伸びており、スナークラットなどの姿は一切隠れてしまうような場所であった。
 御者が「危ないですよ」と忠告をしようと外に出た矢先、男の下へと今まさに進まんとしていた方向から1本の矢が飛翔してきた。持っていた荷物を盾にし、なんとか矢を受け止めた男だが、続く第2射、第3射が続け様に襲いかかってくると、流石に荷物で防ぐのも精一杯と回避することに専念し、御者の男を押し込みながら馬車の中へ戻ることを余儀なくされてしまった。

 「なんだありゃあ…」
 「旦那、ありゃきっとゴブリンですよ。そうじゃなきゃ人間の盗賊だ。」
 「トロールの可能性はないのか?」
 「トロールに弓を使う知恵なんざありませんよ。」

 御者の説明に男がへぇーと呟くと、それまで手ぶらであった男の手が何かを掴むような動きを見せる。御者が不思議に思うと、直様男は自身の座っていた場所に忘れ物をしていたということに気付き、取りに戻った。

 男が手にして持ってきたのは何やら布に包まれた棒状のものである。布を外すと、長さが通常の物よりも短い鉄製の槍を露にさせ、御者の制止を振り切って再び馬車の外へと出て行った。

 馬車から外に出るのを躊躇う御者は、男の悲鳴がすぐにあがり、次はこの馬車が狙われるだろうと恐怖に体を震わせるしかなかった。その数分後、何者かの歩み寄る足音が聞こえ、御者が体を緊張と恐怖で強ばらせていると、飛び出していって男であった。

 「ゴブリンは退治したから、さっさと出てくれ。」

 何食わぬ様子でそう告げる男に御者は恐る恐る敵をどうしたのかを尋ねると、男は困ったように首を傾げ「殺したらまずかったか?」と、ゴブリンの右耳3つと汚れた弓と矢筒を差し出すのであった。



name:縁 緑朗太
job:-
Lv:9(↑1)
HP:20(-)
MP:9(↑2)
STR:4(-)
AGI:5(-)
DEX:4(-)
LUK:4(↑1)
VIT:4(-)
INT:3(↑1)
Skill
【固有スキル】
最適化Lv.2(↑1)
【所得スキル】
片手剣Lv.2[スラッシュLV.2(-)ラピッドエッジLv.0(New)]
槍Lv.2(-)[チャージLV.1(↑1)]
棍Lv.0(New)[パワースイングLv.0(New)]
見切りLv.0(New)
投擲Lv.0(New)



 緑朗太がヘパイドンを出る際にステータスをチェックしたところ、いつの間にレベルが1上がっていた。が、問題なのはそれよりも新規スキルの数である。固有スキルがレベルアップをしていたということに関しては、あの夢の中での出来事から察しはついていたが、それにしても新規のスキルが増えていることに、緑朗太は驚きを隠せない。

 結局、ギルドマスターは仮認定という形で緑朗太をDランクに昇格させることを承諾した。条件として、帰ってき次第直様試験勉強を行い、帰ってから3日以内に試験を受けさせること。不合格であった場合は1年の昇格見送り、及び無理を通したマーヴィスは退職処分という厳しいものだ

 緑朗太が望んでいたこととは言え、マーヴィスも巻き込んでとんでもないことになってしまったのだが、彼の頭にはこの後の予定をどうするかを考えていた。
 マーヴィスに相談をしに行こうかとも思ったが、彼は今緑朗太の代わりにノージス村行きの馬車を手配したりと忙しい状況である。
 リヴィもおらず、知り合いでこう言った相談ができる者はいないか?
 緑朗太はこうした知識が豊富そうな人物を思い出し、そちらへと歩を進めた。

 緑朗太が向かうであろう先は、彼の知りえぬ未知の世界だ。拓郎と共に向かった辺りを見渡せるような平原なんて目ではなく、視界の悪い森に行くというのだから、難易度は跳ね上がることこの上ない。

 外の世界に慣れていない緑朗太がアドバイスを求めて向かった先はガウディの工房である。
 中にいた相変わらず不機嫌そうなドワーフことガウディは、緑朗太の顔を見るなり、何かが変わったであろうことを察したのか、一緒に遊んでいたカティに向かいのタカシム工房で留守番をするように命じ、緑朗太を引き連れてジョスクへと向かった。

 「それで、儂になんのようじゃ。」
 「急な話ですが、少し外の世界に出ることになりました。いつ帰れるかもわかりません。」
 「…ほう?」

 「先日、私の武器を作ってくれるように頼みましたが、あの頼みを変更したいです。この金でノージス村周辺の森に行くための装備を見繕っていただきたい。」

 その言葉にガウディの眉尻が大きく揺れ動く。緑朗太が渡した金は、拓郎が困ったときに使用してくれと言って託した当座の資金だ。それを丸々使ってこの世界を旅してきたというガウディに、自身の装備をコーディネートしてもらうことこそ、最も生存の可能性が高いと緑朗太は踏んだ。

 「貴様はEランクではなかったか?」
 「仮ですが今日付でDランクに上がりました。」

 ガウディの目が大きく開かれ、緑朗太の顔を見上げる。嘘だとも冗談だとも言わず、緑朗太も同様にただ頷くばかりである。

 「最速記録更新というやつか…。星の流れ者は皆おかしな者ばかりだということを忘れとったよ。」
 「お願いできませんか?」
 「構わんが…ちょっと待っとれ。」

 最近タカシム工房にて工房長のシムに何かと教えているガウディが店先を回るとだけあって、ジョスクで露店を出しているタカシム工房の弟子達は、皆一様に緊張で体を固くさせていた。
 どれだけの時間が経ったかはわからないが、暫くしてガウディは1本の短槍と短くて反り目の短剣、それに見て回る前には持っていなかった小型の背負鞄を持って帰ってきた。

 「武器と道具の類はこんなところじゃな。これ以外にも防具が必要になるが、そこはプレインバイソンの革鎧でいいじゃろ。本当なら鉄兜も勧めたいところじゃが、着慣れない物を着たせいで動きが鈍る可能性もあるからの。鉄兜はまた今度にせい。」

 木々が邪魔になるので本来の長さの槍よりも、柄が短いタイプの方が振り回しやすく、小回りが利くとのことで短槍を。唯のナイフよりも切れ味に優れている反面、耐久には些か難があるものの、素材の回収等に適した短剣。
 鞄も最低限のものが積み込めるものであり、携帯食料と簡単な武器の手入れが可能な携帯砥石、傷口に塗れば多少は痛みが緩和される赤傷薬ことレッドポーション。多少の水を組んで保存することのできる水筒。咄嗟の雨などにも対応できるスナークラットのマント。油と火打石。

 ガウディは使い終わった資金を緑朗太に返す。緑朗太が単体で購入しようとすれば、もっと軽くなっていたことだろう。お礼を告げる緑朗太に、ガウディは手を振って気にするなと示す。
 そっぽ向いて髭を扱くという行為を今まさにしているが、ドワーフ特有の照れている時の動作である。緑朗太はそんなことを知ってか知らずか、もう一度頭を下げ、ガウディの勧める武器と道具を受け取りながら、最後の防具を探しにジョスクを歩き始めた。



 マーヴィスの手配した蜥蜴馬車は翌日の朝になってから準備が出来た。時間も遅かったということもあるが、緑朗太が購入した革鎧等の装備の着け方や武器の手入れ方法などを教わっていたこともあり、またもやギルド会館で一夜を明かしてしまった。

 マーヴィスやトーリ等に見送られながら、朝一で場車に乗り込んだ緑朗太だったが、昼を過ぎた頃になって、ゴブリンに足止めを食らうという形になってしまった。

 馬車を降りた緑朗太に、1回目と同じく顔めがけて矢が飛んでくるが緑朗太はそれを難なく避ける。この弓矢の速度はもう覚えた、と言わんばかりに続く射撃も同様に回避をしながら落ちていた石を拾い上げ、それを全力で矢が飛んできた方向へと投擲する。

 数秒後「グギャ」と何かの生き物の悲鳴が聞こえ、草むらが大きく揺れ、何かが動いているのだろうとすぐに理解できる。その音の場所目掛けて石を何度も投げると、似たような悲鳴が更に2度上がり、やがて生き物の声が聞こえなくなった。

 緑朗太は躊躇なく草むらの中を突き進み、最初に声が聞こえた地点を目指すと、そこには頭を抑えたまま起き上がろうとしている小人サイズの緑色の肌をした人間型のモンスターがいた。まごう事なくゴブリンだ。目と目が合うかと思った矢先、何かを叫ぼうとしたゴブリンの口を緑朗太の槍が貫き、あっけなく息絶える。
 所持していたのは小さな弓矢と何かの骨製の棍棒だけ。どちらも回収をすると、次に石を投げた地点へと進む。やはりそこにはゴブリンがおり、こちらは俯せになって寝たまま動く気配がない。
 最初のゴブリンから奪った棍棒で頭蓋を叩き割り、持ち物である矢筒から無事な矢を全て回収し、緑朗太の持つ棍棒と形状や重さから大差がなかったのでそのままにしておく。
 3匹目は完全に起き上がっており、緑朗太に襲いかからんとしていたが、至近距離から投げ付けられた棍棒が顔に直撃し、続け様に首を短槍で貫かれてそのまま絶命をした。

 討伐部位である右耳を短剣で切り落とし、一箇所にまとめると油をかけて火打石で燃やす事後処理を済ませると、3匹目が所持していた荷物から2匹目同様に未使用の矢だけを回収し、残りは棍棒で残さず破壊する。
 近くに同じような個体のゴブリンがいた場合、これで襲いかかられても面倒なだけだからだ。
 馬車へ戻りながら緑朗太は弓に矢を番え、燃え盛るゴブリンの死体目掛けて射ろうとしたのだが、直前になってどうすれば良いのかがわからなくなり、そのまま矢を矢筒に戻した。
 訓練を受けていない武器は荷物でしかない。このまま売りつけよう、とあっさりと手放すのであった。

 新しいDランクのギルドメンバーが乗客だと聞かされていた御者は、ある程度は戦えるだろうが、1人で大丈夫かと心配していた。それが蓋を開けてみれば矢を持った相手を3匹、一切手傷を負うことなく討伐せしめた。
 それからの道のりは緑朗太が気を張っていたが、魔物が近付けば音を鳴らす道具も一切反応を示さない為、至って単調でなんら問題のない平穏なものであった。
 気をよくした御者の聞いたこともない鼻歌を聞かされるというのが、緑朗太にとっては1番の苦痛であったのかもしれない。
 そんな事は露知らず、2人を乗せた馬車はその日の夜に目的地へと到着した。

 「旦那、着きましたぜ。」
 「嗚呼……ありがとな。」

 辿り着いた時には既にあたりはドップリと暗くなっており、街の中と比べるとあまりにも灯りが少ない為に村中だからと言っても道に何が落ちているのかもわからないほどに足元は薄暗い。僅かに見える家々の灯りを頼りに道を歩くと、背後からカンテラを所有した御者がやってきて、「宿屋ならこっちだよ」と緑朗太を【宿屋】と書かれた大きな平屋の建物の前へと連れて行く。
  鈴が設置された扉を音を立てながら開けて中に入ると、外よりは明るいが、多少の蝋燭に火を点している程度なのでやはり薄暗い。

 「いらっしゃい。おや、この間来たばかりじゃないか。」
 「おうよ。それが、こちらの旦那をこの村に連れてくるように頼まれたんだがよ。何か緊急の依頼でも出てるんじゃないのか?」

 御者に紹介された緑朗太が頭を下げると、宿屋の女将はそんなものはないよとすぐに否定する。

 「ここに黄馬拓郎とリゴラという2人組が来ませんでしたか?」

 緑朗太の問いに「えぇ」と頷き、宿屋の裏を指差し「昨夜ウチに泊まって、朝方に村から少し進んだ先の森を見に行きましたよ。」と、あっさり答えてくれた。
 2人の後を追ってきたという旨を伝えると、明るくなってから行くように指摘され、言われるがままその晩は宿屋で一夜を過ごす事となった。

 翌日、目を覚ました直後に緑朗太は明らかにそれが異常事態であるということを感じていた。宿屋の中も一体何ごとかと騒ぎ出す客もおり、宿屋の女将も何がどうなっているのやらと返答に詰まっている。
 扉を開け、明るくなった村の様子を見てみると、地面を埋め尽くさんばかりに白煙が漂っている。一見すれば幻想的とも取れる光景ではあるのだが、ただの煙なはずはない。暗かったからといって、この煙に気付かないはずがない。となれば、恐らく自分と御者が宿屋に入った後に一晩でこれだけの煙がこの辺りを覆ったということになる。

 そして、緑朗太が警戒をしている最大の理由だが――臭いだ。
 その煙から発せられている如き臭いは緑朗太にとって非常に身に覚えが有る――彼が転移前に愛用していた煙草のものに酷似していたからだった。
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