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2章
15.再会!?
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「もう~っアンちゃんたらぁ♪こんなに可愛らしいお嫁さん連れてくるなんて~隅に置けないわねぇこのこのっ」
「イシュミナ叔母様、ご無沙汰しております」
「そ~んな堅苦しいのは後になさいな。ナナちゃんもイシュミナ叔母さんって気軽に呼んで頂戴な」
「・・・・・・はいっ!宜しくお願いします!」
アンの言っていたイシュミナ叔母様はとても明るくて包容力のある人でした。
でも・・・・・・何故この国の方々は背が高い?ソヨノは小さかったけど・・・いや、獣人だからかな?とにかく叔母様も背が高かった・・・・・・僕より高いんだよ?
何故(; ̄Д ̄)?
「ナナちゃんっ!お膝にいらっしゃいっ」
「え?」
「叔母様!!・・・・・・それはダメです!」
「あらぁ、良いじゃない~。だって小さくて可愛いんですもの~・・・・・・もしかして、焼きもちかしら?」
「っ・・・・・・そうですが何か?」
「アン!!そこは堂々としないで!!」
「そうよ~器の小さい男は嫌われるわよ~?」
「うっ・・・・・・それでも・・・・・・」
アンとイシュミナ叔母さんの僕を巡る攻防戦は他の親戚の人たちが来るまで続いた。
結局僕はアンの膝の上にいる。
周りの人たちがこそこそと何か言ってんのが聞こえるけど・・・聞こえないふり。うん、きっとアンがイケメンだから騒いでるだけですね・・・うん。
「あっ、アンシェ様!」
そこへ一人の青年が近づいてきた。
「レイサ、か?・・・・・・久しぶりだな」
「はいっ!本日はお招き頂いてありがとうございます!!・・・・・・お祝い申し上げます!!
それで・・・・・・えっと、そちらは?」
レイサ・・・?
アンシェさんのその名前を呼ぶ声のトーンが周りの人達に接する時よりも格段に優しかった。
「ナナです」
「・・・・・・へぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
私はレイサ・エルレスと申します」
「ナナ、以前話した俺の弟だ」
弟・・・・・・?
「いえ、私はもうエルレスの人間です。弟などと――」
「俺はそんなこと気にはしない。・・・以前のように兄と呼んでくれないか?」
「っ・・・・・・アン兄様っ!!」
「よしよし」
・・・・・・まぁ、兄様ってことはアンの弟だもんね・・・。
うわー・・・・・・好きだなぁ。アン×レイサ君。レイサ君はどちらかと言えば腹黒系ツンデレな感じ?しかし兄様にだけ人格が豹変するって――もう好きだわぁ。
だって、さっきね?
「お前が兄様を誑した野良猫か?僕の兄様に手を出したんだ・・・覚悟は出来てるんだな?あぁ?」
ってアンに聞こえないように僕に言ってきたんだよ?
今は良い子にアンから頭ナデナデされてるけど、腹黒系なのは間違いないよね~。僕の居ないとこでやって!!いや、こっそり見てるけど!!
「レイサは連れてきたのか?」
「あっ!はいっ・・・・・・今連れてきますね」
レイサ君はそう言ってどこかに行ってしまった。
あーあ、もっと見てたかったのにぃ~。
アンの膝の上からで申し訳ないけどもっとやれ。え?降りたら良いって?だってアンが離してくれないんだもん!
「ほらっ、早くおいでよ」
「待って、待って下さい~」
ん・・・・・・?この声は――。
「紹介しますね。
私の恋人(仮)のリューク・オルレイアです!リュー、この方が兄様と・・・・・・その恋人さん・・・・・・・・((認めてないけど」
「あ」
あー!!
そこにいたのは案内人のリューでした。
レイサ君に手を引かれてトコトコ歩いてくる。
・・・ちょっと待って?リューって身長的に――。
「・・・・・・・・・レイサ、お前――」
「恋人(仮)です!!別にそんな趣味ありませんよ。((・・・・・・まぁ、リューならそんなの関係ないですけど」
アンも僕と同じことを考えたみたい。
さっきから小さな声で言ってるけど、僕には聞こえてるからね!?ただの興奮材料でしかない・・・。
「リュー・・・・・・・・・・・・」
「・・・すみません。ナナさん・・・捕まりました」
まさか紅君が言ってた『面倒くさいやつに捕まった』ってレイサ君のことかな・・・?それはそれは。
「リュー・・・知り合い?」
「イシュミナ叔母様、ご無沙汰しております」
「そ~んな堅苦しいのは後になさいな。ナナちゃんもイシュミナ叔母さんって気軽に呼んで頂戴な」
「・・・・・・はいっ!宜しくお願いします!」
アンの言っていたイシュミナ叔母様はとても明るくて包容力のある人でした。
でも・・・・・・何故この国の方々は背が高い?ソヨノは小さかったけど・・・いや、獣人だからかな?とにかく叔母様も背が高かった・・・・・・僕より高いんだよ?
何故(; ̄Д ̄)?
「ナナちゃんっ!お膝にいらっしゃいっ」
「え?」
「叔母様!!・・・・・・それはダメです!」
「あらぁ、良いじゃない~。だって小さくて可愛いんですもの~・・・・・・もしかして、焼きもちかしら?」
「っ・・・・・・そうですが何か?」
「アン!!そこは堂々としないで!!」
「そうよ~器の小さい男は嫌われるわよ~?」
「うっ・・・・・・それでも・・・・・・」
アンとイシュミナ叔母さんの僕を巡る攻防戦は他の親戚の人たちが来るまで続いた。
結局僕はアンの膝の上にいる。
周りの人たちがこそこそと何か言ってんのが聞こえるけど・・・聞こえないふり。うん、きっとアンがイケメンだから騒いでるだけですね・・・うん。
「あっ、アンシェ様!」
そこへ一人の青年が近づいてきた。
「レイサ、か?・・・・・・久しぶりだな」
「はいっ!本日はお招き頂いてありがとうございます!!・・・・・・お祝い申し上げます!!
それで・・・・・・えっと、そちらは?」
レイサ・・・?
アンシェさんのその名前を呼ぶ声のトーンが周りの人達に接する時よりも格段に優しかった。
「ナナです」
「・・・・・・へぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
私はレイサ・エルレスと申します」
「ナナ、以前話した俺の弟だ」
弟・・・・・・?
「いえ、私はもうエルレスの人間です。弟などと――」
「俺はそんなこと気にはしない。・・・以前のように兄と呼んでくれないか?」
「っ・・・・・・アン兄様っ!!」
「よしよし」
・・・・・・まぁ、兄様ってことはアンの弟だもんね・・・。
うわー・・・・・・好きだなぁ。アン×レイサ君。レイサ君はどちらかと言えば腹黒系ツンデレな感じ?しかし兄様にだけ人格が豹変するって――もう好きだわぁ。
だって、さっきね?
「お前が兄様を誑した野良猫か?僕の兄様に手を出したんだ・・・覚悟は出来てるんだな?あぁ?」
ってアンに聞こえないように僕に言ってきたんだよ?
今は良い子にアンから頭ナデナデされてるけど、腹黒系なのは間違いないよね~。僕の居ないとこでやって!!いや、こっそり見てるけど!!
「レイサは連れてきたのか?」
「あっ!はいっ・・・・・・今連れてきますね」
レイサ君はそう言ってどこかに行ってしまった。
あーあ、もっと見てたかったのにぃ~。
アンの膝の上からで申し訳ないけどもっとやれ。え?降りたら良いって?だってアンが離してくれないんだもん!
「ほらっ、早くおいでよ」
「待って、待って下さい~」
ん・・・・・・?この声は――。
「紹介しますね。
私の恋人(仮)のリューク・オルレイアです!リュー、この方が兄様と・・・・・・その恋人さん・・・・・・・・((認めてないけど」
「あ」
あー!!
そこにいたのは案内人のリューでした。
レイサ君に手を引かれてトコトコ歩いてくる。
・・・ちょっと待って?リューって身長的に――。
「・・・・・・・・・レイサ、お前――」
「恋人(仮)です!!別にそんな趣味ありませんよ。((・・・・・・まぁ、リューならそんなの関係ないですけど」
アンも僕と同じことを考えたみたい。
さっきから小さな声で言ってるけど、僕には聞こえてるからね!?ただの興奮材料でしかない・・・。
「リュー・・・・・・・・・・・・」
「・・・すみません。ナナさん・・・捕まりました」
まさか紅君が言ってた『面倒くさいやつに捕まった』ってレイサ君のことかな・・・?それはそれは。
「リュー・・・知り合い?」
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