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一章
2.なぜ?
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なぜなのですか・・・。
あぁ、神様・・・・・・。
僕はまだ14年しか生きていません。
それにやっとお祖父様にお会いしたと言うのに、お祖父様との面会はとても悲しいものでした・・・。
なぜなのですか?
父様・・・・・・母様・・・・・・。
僕は死なないといけないのですか?ついさっきまでは全く知らなかったのです。僕に皇族の血が流れていたなんて・・・・・・。どうして教えてくれなかったのですか・・・?
知っていたら・・・。
・・・・・・知っていても何も出来なかったはずですね。
この国のためになるのなら仕方ないのかもしれません。
僕はお祖父様との面会のあと、禊の間と言う場所に連れていかれました。そこはとても殺風景な場所で、あるのは中央に大きなお風呂があるだけです。
そのお風呂に入る前に着替えた白いキモノのまま浸かってサエグサさんが呼びに来るまで出てはいけないと言われました。
「・・・っ、冷たい・・・」
お水でした。
大きなお風呂だったので、お湯かと思っていたので少し残念です。かなり冷たいし。
「・・・ぅ、、・・・・・・ふ、ぅう~」
凄く冷たかったですけど何とか慣れてきました。
サエグサさんに教えていただいた通りに体を浸けて、軽く肌を洗います。儀式をするために汚れを落とさないといけないらしいです。
・・・・・・汚れを落とさなかったら儀式は出来ないのかな。
一瞬、そう思いましたが、僕が贄にならないとまた別の方が贄として殺されてしまう。そう考えて、僕は頑張って体を洗いました。
「・・・ルウ様、お時間です」
「あれ、、サエグサさんは・・・・・・?」
「サエグサ様はルウ様と同様に禊でございます」
「・・・そうですか」
呼びに来たのは女の人でした。
丸い眼鏡にポニーテールの綺麗な人。
「お部屋にお戻り次第、お休みください」
「え?」
「・・・体を休めて、明日に備えて下さいまし」
「あのっ、僕、まだご飯食べてなくて・・・」
「もう既に禊に入られていたのでお食事は要らないものと使用人一同認識しておりました。ご用意致しましょうか?もう使用人たちも就寝に入っていますから時間が掛かりますが・・・その後の禊の準備もしなくてはなりませんね・・・」
「や、やっぱり大丈夫です!お腹空いてないです」
「それは良うございました。ではお部屋にご案内致しますね」
ほんとはお腹空いてたけど迷惑かけちゃうもんね。
「ご挨拶が遅れましたが、わたくしはミア・イカルガと申します。代々皇族家に支える侍従長を務めさせて頂いております。わずかばかりの時間ですが、よろしくお願い申し上げます」
イカルガさんはそう言った後、何も言わなくなっちゃった・・・。
僕から話しかけても答えてくれないし、答えてくれても「外秘ですので」って言われた。
「こちらです。 サエグサ様が既にいらっしゃるので細かいことはサエグサ様にお聞きして下さい。わたくしはまだ仕事がありますので」
「あ、ありがとうございました!」
「・・・仕事ですから」
僕が急いで頭を下げるとイカルガさんは眼鏡をクイッってしてスタスタと歩いていってしまった。
とんとん。
軽くノックしてから部屋のドアを開けた。
「あの・・・」
「あぁ、ルウ様・・・」
そっと部屋に入る。
「・・・とりあえず、お話ししましょうか」
サエグサさんは僕の手を引いて、部屋のなかに招き入れた。強引にでなく優しく。
部屋にある大きなソファに僕を座らせるとサエグサさんは一歩下がり、そこで片ひざをついて胸に手をおいた。
「私も王命でしたので焦ってしまっていました。すみません。本当ならちゃんと説明してから連れてくるべきでした・・・・・・」
そう言って頭を下げるサエグサさん。
「い、いえ!王命であれば仕方がないはずです。あの、そんなに畏まらないで下さい!ここ、座って下さい」
「いえ、仮にもこの国の王子様ですから」
「さっきまではただの村人だったので、そんなに、丁寧にされたら、話しづらいので。あの、気にしないで下さい。それに一日だけですし、普通に接してほしいです」
「分かりました。・・・・・・そう言って頂けるとありがたい」
僕は言いたいことが纏まらなくて早口に伝えます。
口調は敬語のままなのは許してほしいとサエグサさんに言われたので、僕はコクコクと頷いた。それを見て僕の隣に座るサエグサさん。
サエグサさんが優しい人で良かったです・・・。
「・・・あの」
「何でしょうか?」
「・・・あの、色々と、聞きたいことあって・・・」
「はい、何でもお聞き下さい」
サエグサさんの優しい微笑みに張り詰めてた緊張が少し和らいだ。僕は一度、深呼吸して落ち着きます。
「あの、最初に・・・・・・」
僕が聞きたいのは、
1.僕は本当に王子様なんですか?
2.背中のお花が証拠って?
3.母様のことを知っているとは・・・?
4.なんで、僕が贄に決まったのですか?
大きく分けたらこの4つ。
「・・・・・・一つ一つお答えさせて頂きますね」
僕が聞きたいことを全部話すとサエグサさんはそう言った。
「まず、貴方が王子であることは確かです。
証拠として、シャラソウジュ・・・贄の資格があります。このユグドラシルの皇族の使命として贄があります。
・・・その昔、皇族の先祖は天人と交わり禁忌を犯しました。
交わった天人と皇族の先祖は神により離された。先祖はこのユグドラシルの皇族として50年に一度、神に贄を贈ることを命じられ、守らねばユグドラシルを崩壊されると通達されました。
また、天人も別の世界の皇族として任され三人の使者を天上へ贈る使命を受けたと言われています。
その証しとしてユグドラシルの皇族にはシャラソウジュ、天人にはハチスの花が背中に咲くそうです。
これはユグドラシルの民話として広く知れているので色々な説話がありますので、本当なのかは分かりません。
しかし話は戻りますが、皇族には必ずシャラソウジュの花が背中に咲きます。それはもちろん国王様も同じでした。・・・贄には14~24の若い皇族しかなれません。24の年を越えると背中のシャラソウジュは枯れ、いつしか消えると言われてします」
「私が貴方のお母様を知っていると言うのは幼き頃に一度、お目通りしたからです。・・・とてもお優しい方で、サエグサの長男として生まれた私に情けをかけて下さいました」
「・・・・・・貴方が贄に決まったのは、、そのルナ様のお子であるからです」
あぁ、神様・・・・・・。
僕はまだ14年しか生きていません。
それにやっとお祖父様にお会いしたと言うのに、お祖父様との面会はとても悲しいものでした・・・。
なぜなのですか?
父様・・・・・・母様・・・・・・。
僕は死なないといけないのですか?ついさっきまでは全く知らなかったのです。僕に皇族の血が流れていたなんて・・・・・・。どうして教えてくれなかったのですか・・・?
知っていたら・・・。
・・・・・・知っていても何も出来なかったはずですね。
この国のためになるのなら仕方ないのかもしれません。
僕はお祖父様との面会のあと、禊の間と言う場所に連れていかれました。そこはとても殺風景な場所で、あるのは中央に大きなお風呂があるだけです。
そのお風呂に入る前に着替えた白いキモノのまま浸かってサエグサさんが呼びに来るまで出てはいけないと言われました。
「・・・っ、冷たい・・・」
お水でした。
大きなお風呂だったので、お湯かと思っていたので少し残念です。かなり冷たいし。
「・・・ぅ、、・・・・・・ふ、ぅう~」
凄く冷たかったですけど何とか慣れてきました。
サエグサさんに教えていただいた通りに体を浸けて、軽く肌を洗います。儀式をするために汚れを落とさないといけないらしいです。
・・・・・・汚れを落とさなかったら儀式は出来ないのかな。
一瞬、そう思いましたが、僕が贄にならないとまた別の方が贄として殺されてしまう。そう考えて、僕は頑張って体を洗いました。
「・・・ルウ様、お時間です」
「あれ、、サエグサさんは・・・・・・?」
「サエグサ様はルウ様と同様に禊でございます」
「・・・そうですか」
呼びに来たのは女の人でした。
丸い眼鏡にポニーテールの綺麗な人。
「お部屋にお戻り次第、お休みください」
「え?」
「・・・体を休めて、明日に備えて下さいまし」
「あのっ、僕、まだご飯食べてなくて・・・」
「もう既に禊に入られていたのでお食事は要らないものと使用人一同認識しておりました。ご用意致しましょうか?もう使用人たちも就寝に入っていますから時間が掛かりますが・・・その後の禊の準備もしなくてはなりませんね・・・」
「や、やっぱり大丈夫です!お腹空いてないです」
「それは良うございました。ではお部屋にご案内致しますね」
ほんとはお腹空いてたけど迷惑かけちゃうもんね。
「ご挨拶が遅れましたが、わたくしはミア・イカルガと申します。代々皇族家に支える侍従長を務めさせて頂いております。わずかばかりの時間ですが、よろしくお願い申し上げます」
イカルガさんはそう言った後、何も言わなくなっちゃった・・・。
僕から話しかけても答えてくれないし、答えてくれても「外秘ですので」って言われた。
「こちらです。 サエグサ様が既にいらっしゃるので細かいことはサエグサ様にお聞きして下さい。わたくしはまだ仕事がありますので」
「あ、ありがとうございました!」
「・・・仕事ですから」
僕が急いで頭を下げるとイカルガさんは眼鏡をクイッってしてスタスタと歩いていってしまった。
とんとん。
軽くノックしてから部屋のドアを開けた。
「あの・・・」
「あぁ、ルウ様・・・」
そっと部屋に入る。
「・・・とりあえず、お話ししましょうか」
サエグサさんは僕の手を引いて、部屋のなかに招き入れた。強引にでなく優しく。
部屋にある大きなソファに僕を座らせるとサエグサさんは一歩下がり、そこで片ひざをついて胸に手をおいた。
「私も王命でしたので焦ってしまっていました。すみません。本当ならちゃんと説明してから連れてくるべきでした・・・・・・」
そう言って頭を下げるサエグサさん。
「い、いえ!王命であれば仕方がないはずです。あの、そんなに畏まらないで下さい!ここ、座って下さい」
「いえ、仮にもこの国の王子様ですから」
「さっきまではただの村人だったので、そんなに、丁寧にされたら、話しづらいので。あの、気にしないで下さい。それに一日だけですし、普通に接してほしいです」
「分かりました。・・・・・・そう言って頂けるとありがたい」
僕は言いたいことが纏まらなくて早口に伝えます。
口調は敬語のままなのは許してほしいとサエグサさんに言われたので、僕はコクコクと頷いた。それを見て僕の隣に座るサエグサさん。
サエグサさんが優しい人で良かったです・・・。
「・・・あの」
「何でしょうか?」
「・・・あの、色々と、聞きたいことあって・・・」
「はい、何でもお聞き下さい」
サエグサさんの優しい微笑みに張り詰めてた緊張が少し和らいだ。僕は一度、深呼吸して落ち着きます。
「あの、最初に・・・・・・」
僕が聞きたいのは、
1.僕は本当に王子様なんですか?
2.背中のお花が証拠って?
3.母様のことを知っているとは・・・?
4.なんで、僕が贄に決まったのですか?
大きく分けたらこの4つ。
「・・・・・・一つ一つお答えさせて頂きますね」
僕が聞きたいことを全部話すとサエグサさんはそう言った。
「まず、貴方が王子であることは確かです。
証拠として、シャラソウジュ・・・贄の資格があります。このユグドラシルの皇族の使命として贄があります。
・・・その昔、皇族の先祖は天人と交わり禁忌を犯しました。
交わった天人と皇族の先祖は神により離された。先祖はこのユグドラシルの皇族として50年に一度、神に贄を贈ることを命じられ、守らねばユグドラシルを崩壊されると通達されました。
また、天人も別の世界の皇族として任され三人の使者を天上へ贈る使命を受けたと言われています。
その証しとしてユグドラシルの皇族にはシャラソウジュ、天人にはハチスの花が背中に咲くそうです。
これはユグドラシルの民話として広く知れているので色々な説話がありますので、本当なのかは分かりません。
しかし話は戻りますが、皇族には必ずシャラソウジュの花が背中に咲きます。それはもちろん国王様も同じでした。・・・贄には14~24の若い皇族しかなれません。24の年を越えると背中のシャラソウジュは枯れ、いつしか消えると言われてします」
「私が貴方のお母様を知っていると言うのは幼き頃に一度、お目通りしたからです。・・・とてもお優しい方で、サエグサの長男として生まれた私に情けをかけて下さいました」
「・・・・・・貴方が贄に決まったのは、、そのルナ様のお子であるからです」
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