悪役令息(?)に転生したけど攻略対象のイケメンたちに××されるって嘘でしょ!?

望百千もち

文字の大きさ
41 / 86
本編

39.緊張

しおりを挟む
·······俺の聞き間違いかな。
さっき御隠居様の口から楼透を殺せって言われた気が···。


「いんや·····この言い方では語弊があるでな」

「楼透を助けてやって頂きたい」



御隠居様は目をうろつかせながらそう言う。
さっきから殺せだの、助けて欲しいだの言っている意味が分からない。何が言いたくないことでもあるんだろうか?雰囲気を察するにそんな感じもする。



「······つまり、私にどうしろと?」

「···楼透に、主である律花様から引導を渡して頂きたい」



方法は手紙のみ。
楼透には今は会わせられないと言う。何故と聞けば、乱れた心を正す為に蓮家に古くから伝わる修行を行っているからその間は会わせられないらしい。その修行が終わるのは楼透次第だとかなんとか······。

それじゃ言っていることがめちゃくちゃだ。


今回の事件でいくら俺が傷ついたとはいえ、幼い頃から俺と楼透が一緒に育って、俺や兄貴は楼透と話し合いがしたくて呼び戻そうとしてたことはこの御隠居様も分かっている筈だ。···それなのに、なんで······。



「律花様、御隠居様、発言宜しいでしょうか」


返事に困惑した俺に不知火さんからの助け舟。
重くなった空気が少しだけ軽くなる···。



「お言葉ですが、御隠居様。どの様な意図で律花様にそのようなことを申せられるのか、私には皆目見当もつきません。増してや律花様のお気持ちを考えられた上のお言葉とは思えません」

「んだな。儂も酷いことを申し上げておるのは重々承知じゃ·······。しかし古き長い鴉の一族である蓮家にとって、此度楼透の起こした一件は例え主である律花様が許そうとも見過ごせんだ···」

「では、何故律花様にそのような事をお頼み申し上げるのでしょう?」

「儂は律花様の手ずから楼透を殺めて欲しいと言っているのではないだよ。あれでも楼透は直系だ···主からの命令とあらば従うのは当然。···禅羽、分家とは言えあの不知火の次男で優秀なお主は分かっておるだな?」



不知火さんはその一言で黙ってしまう。
蓮家の暗黙のルールなのだろうか。俺には主と従者の関係が分からないけれど、主絶対主義···と言ったところか。だから俺に楼透へ『死ね』と言えと言っている。それが何故楼透への助けになるのかは知らない。俺には家の汚点を消したい、そう言っているようにしか思えない。


「それでも俺は──」

「そして律花様にはここは美園の領分で無いことはご理解頂きたい。蓮には蓮のやり方がある······立場はこちらが下とは言え、その点は心に留めて頂きますだ·······」


·······ごくり。
突然変わった御隠居様の雰囲気に息を呑む。
これは俺への警告か、それとも脅しか·······どちらにせよ、蓮家にお世話になる間は下手に動くと俺の身さえもヤバいのかもしれない·······。視線だけ不知火さんに向けると、こくりと僅かに頷く。·······やっぱりか。


「勿論、蓮へ滞在の間は丁重におもてなしさせて頂く所存、この件の返事は追々で宜しい、折角このような秘境の地へおいでくだすった···ゆっくりして行くと良いですだな」


ゴホゴホと咳き込むと御隠居様は、体が辛くなったと言って謝り挨拶はこの辺で終わりと言うことになった。俺には何も言わせず、自分の意志を貫いた御隠居様に感心する。···悪い意味でな。

俺も流石に病人に詰め寄る訳にはいかずに渋々引き下がった。










「·······はぁ」

不知火さんに先導され、部屋に戻るとぶわぁと緊張の糸が解けたのか俺はその場に座り込んだ。···あの雰囲気の変わりようは本当に冷や汗が出た。


「···お疲れ様でした。こちらの部屋は私の術を幾重にも張り巡らしておりますから、いつものように安心して寛いで下さい」

「ありがと······疲れた」

「そうだと思います。御隠居様は今は隠居の身であるとは言え、蓮家発起以来の能力者ですから···私でさえあの場は緊張しました。律花様がお疲れも御尤もです」


そう苦笑する不知火さんに癒される···。人間辛いことがあると直ぐ癒しを求めるものだ······なんか不知火さんてお母さん的な癒し感があるんだよなぁ。




「不知火さん·······俺まだ話についていけてないんだけどさ」


結局の所、現状は下手に動くとヤバい。
御隠居様の話では罪を犯した楼透の処罰は楼透自身が自殺すること。
でも主至上主義の蓮家では多分、家よりも自分が仕えてる主の方が格上で主の命令は絶対。だから楼透は自分の意思で修行?して心を入れ替えようとしてるけど、蓮家としては汚点である楼透を消したい。

でも俺は楼透を連れ戻し一緒に帰りたい。
死んで欲しくない。

でも蓮家としては楼透に死んで欲しくて···。


「·······みたいな感じであってる?」
「·······えぇ、凡そですが」


俺の鞄の中から衣類を取り出しつつ(許可済み)不知火さんは答える。そう洗濯物を畳んでるのをみるとやっぱお母さんだなぁと思う。···うちの母さんはまぁあんな感じだったから母さんってより兄ちゃんって感じの癒しだったけど。


「蓮家は実力主義が第一です。···楼透さんは直系であるにも関わらずその中でも随一力の弱い方でした。ですから、元々敵の多い方ではあったんです···」


まさか、ここまで忌み嫌われて居たなんて···。
そう呟く不知火さんは悲しそうに目を伏せた。

···それは楼透自身があの日話を聞いた時に言っていた。でも実際を知ってしまうと同情じゃないけど可哀想にも思える。許せた訳じゃない。けどそれは俺にも···っていうかあのダ女神のクソ加護のせいもあったんだろうし、それを思うと一概に楼透だけのせいって訳じゃないから···。



「俺は楼透と話したい。·······蓮家の主と従者の関係とかルールとか分からないけど、死にたいとか思っていい筈ないし、死んでいいとかあっていい訳がない。楼透は悪いけど悪くない。だから·······」


自分で言ってて訳わかんなくなってきた。
·······なんでこの世界はそう簡単に『死』を受け入れるのか。父さんと母さんの様に受け入れなくてはいけないこともあるけど、楼透の場合は違う。まだ生きてるし、まだ生きられるし、···それを死んでいいとかおかしい。


「楼透を助けたい。楼透の本当に助けになる事が何が知りたい」
「······律花様はお優しいですね」
「···優しくない」
「いいえ、律花様は私たちの家の事も、私たちの心も考えて下さっている·······楼透君が律花様に憧れた気持ちは分かります。律花様の様な主様に巡り会えたこと、この不知火禅羽は嬉しく思います」
「うぅ·······不知火さん」
「心身共にお疲れでしょう。本日は温泉に浸かってはどうでしょう?楼透さんの事は私も考えます故、先ずはお気持ちを落ち着かせた方が宜しいかと」
「·······秘境温泉!!」


ズーンと沈んだ気持ちが秘境温泉の四文字にふわりと浮き足立つ。
温泉·······!!
10年くらい前の家族旅行以来だ。やっぱり日本人(元)は昔から温泉の二文字に安らぎと幸福を与えられて来たに違いない。

不安は沢山あるけど、不知火さんがいるから安心だ。
それに御隠居様からの依頼についても下手に動かなければ大丈夫な筈。色々考えないといけないことばっかだけど、脳内容量の少ない俺は直ぐ爆発する。今くらい温泉に浸かって不知火さんの言う通り気持ちを落ち着かせるくらい問題無いだろう!


「では、ご案内しますね。あぁ、御隠居様のお話ですが早々に手を出すことは為さらないでしょう。鴉とは言えど、任務外での妨害行為は後処理が面倒なので相応の準備をしてからでないと動けません。私も傍に控えておりますから、ご安心を。何かあれば直ぐに私の名を呼んでください」


···お、おぅ。
不知火さんがいるから安心、とか思ってた俺···。
········ちゃんと自分で自衛する方法も考えないと駄目だぞ。



















『キュェー♡ギーギー♡』

「·······で、何でククリコッコさん此処へ?」
「律花様は懐かれておいでの様ですね」


体長約5m。見た目デカいニワトリ。
ただし、ニワトリと違って白い羽に混在する様々な色の羽。
そんなモンスター(?)と一緒に現在混浴中だ。
淡い翡翠色の温泉に色とりどりの羽がぷかぷかと浮いている。


「ククリ、律花様の邪魔をしてはいけませんよ」

『ギー?』

「律花様はお疲れなのです」

『ギュィ』

「いい子ですね。また後で遊んであげますから」

『キュェっ!キュキュギュゥっ』


·······なんか話が通じてる?
ククリコッコの頭を撫でると不知火さんはにこりと微笑んだ。頭を撫でられて嬉しくなったのかククリコッコは不知火さんに突撃する勢いで激しくスリスリ。···って、こっちにも来んのかいっ!!俺も巻き込まれてスリスリの猛攻を受ける。若干嘴が当たって痛い。


『ギュェっ』


そう言う(?)とククリコッコは器用に片腕をフリフリと振るとバサバサ羽音を鳴かせ温泉を後にした。時折止まってぶるぶるっと体を震わせる姿がなんか···可愛いかもと思ってしまった。

さて、温泉のレビューに戻るがこれはなかなか···。
透明度の高いお湯と微かに柑橘系の香りがする。不知火さん曰く、少し山を登った先に蜜柑の木だけが生える場所があるのだとか、香りはそれが影響してるのかもしれないとこ事だった。······いやぁ、それにしても·······気持ちいい。

·······温泉、サイコー·······!



「······誰です」


ん···?
不知火さんが険しい表情で片膝を上げ、懐に手をかける。


「失礼致す、御隠居様から伝言を承りまった」

「···何用でしょう?」

「東の山と南の蔵付近には近づくなとの事です。近頃、その辺で猛獣の目撃情報が。禅羽さんがいらっしゃるなら心配はござらんが、その辺には罠を多く張っております故に」

「分かりました。有難う存じます、そうお伝え下さい」

「それでは、失礼致しまする」



俺のところからじゃ、見えなかったけどどうやら伝言を伝えに来てくれたらしい。少しして警戒を解く様子を見せる不知火さん。

···なんかずっと思ってたけど蓮家の人って言葉遣いが独特だから近寄り難い印象なんだよな···。まぁ蓮家なりの礼節を保つって意味なら間違っては居ないんだろうけど。
でも最近は不知火さんとも打ち解けてきてる気がする。···と言うか色々俺がお世話になりっぱなしな訳だけど。楼透とも昔はこんな感じだったっけ···?もうどんな風に接してたかなんて忘れた。·······それだけ遠ざけてたって事だけど。


「不知火さん、改めて宜しくお願いします」


そう言うと俺は頭を下げる。温泉の中からだから格好つかないし、流石に深くは下げられなかったけど···こうしたい気分だった。


「律花様」
「······うっ、これくらいは改めさせてくれよ!」
「···くす。はい、承りました」


折角、俺なりに改めたつもりだったのに。
からかわれた気分だ。



·······よし。
それじゃ、温泉を出たら作戦会議と行きますか。
·······風呂上がりのコーヒー牛乳とかないよな。
考えてただけで飲みたくなってきた···。
しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている

迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。 読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)  魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。  ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。  それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。  それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。  勘弁してほしい。  僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。

有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います

緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。 知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。 花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。 十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。 寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。 見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。 宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。 やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。 次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。 アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。 ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜

春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、 癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!? トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。 彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!? 
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて―― 運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない! 恋愛感情もまだわからない! 
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。 個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!? 
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする 愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ! 月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新) 基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?

名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。 そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________ ※ ・非王道気味 ・固定カプ予定は未定 ・悲しい過去🐜のたまにシリアス ・話の流れが遅い ・本格的に嫌われ始めるのは2章から

異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!

めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈ 社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。 もらった能力は“全言語理解”と“回復力”! ……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈ キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん! 出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。 最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈ 攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉ -------------------- ※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!

処理中です...