【R18】クラス転生で俺のスキルが【万物配送(アー・マ・ゾーン)】?じゃあ勇者が泥水すすってる間に、現代物資で聖女と××します

のびすけ。

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第3章 高慢なるエルフと、美の崩壊

賢者の朝帰りと、共犯者の微笑み

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(……思考クリア。魔力回路、正常化。身体的ストレス値、ゼロ……いや、マイナス?)

翌朝。
賢者ユミが目を覚ましたのはカイトの腕の中だった。

眼鏡はサイドテーブルに丁寧に置かれている。
彼女はぼんやりとした頭でシーツの下の自分の体を確認した。

「……ん」

足の間に昨夜の快楽の余韻がべっとりと残っている。
ゴムを使ったとはいえ、ローターでの多重責めとカイトの太い楔(くさび)を受け入れ続けた事実は消えない。

内太ももには彼に掴まれた指の跡が赤く残っている。
だが、不思議と不快感はなかった。
むしろ、細胞の一つ一つが潤い活性化しているような全能感がある。

「……すごい。これが『性処理』による回復効果……?」

ユミは身を起こし床に散らばっていた自分の衣服を拾い上げた。
ゴワゴワした異世界の布地。

だが、下着だけは違う。
カイトから支給された『シルクの紐パン』だ。
それを足に通すとスルスルと滑らかな感触が昨夜敏感になりすぎた秘部を優しく包み込んだ。

「……カイト、まだ寝てる」

隣で寝息を立てる「ご主人様」を見る。
平凡な寝顔。
だが布団から少しのぞく肩や胸板にはユミが絶頂のあまり引っ掻いた爪痕が残っていた。

(……私がやったのね。あんなに乱れてあんな声を出して)

ふと、ユミの視線がゴミ箱に向く。
そこには白濁が詰まったゴムが結ばれて捨てられていた。
それを見た瞬間彼女の下腹部がキュンと疼いた。

(……次は、直がいい。あの熱いのを、ゴム越しじゃなく私の奥で感じたい)

そんな淫らな「次回の実験計画」を脳内で組み立てながらユミはこっそりとテントを後にした。
その足取りは魔力酔いの重さが嘘のように軽やかだった。

ーーーーー

「お、おい……どうなってんだ?」

テントの外、朝霧が立ち込めるキャンプ地。
勇者ゴウは手にした堅焼きパンを齧るのも忘れ呆然と立ち尽くしていた。

彼の視線の先には二人の美女がいる。
一人は聖女サオリ。
もう一人は今朝合流した賢者ユミだ。

「おはよう、ゴウくん。今日の朝食は何かしら?」

サオリが微笑む。
その笑顔は女神のように慈愛に満ちているが、何よりその「容姿」が異常だった。

泥と森の湿気でボサボサだったはずの銀髪は天使の輪ができるほどツヤツヤ。
肌は内側から発光するように白く瑞々しい。

そしていつもは無愛想で顔色の悪いユミまでもが。
分厚い眼鏡の奥の瞳は爛々と輝き、肌には血色が戻り、唇はグロスを塗ったように艶めいている。

「お前ら……なんか、ズルくないか?俺たちは虫刺されと筋肉痛でボロボロなのになんでお前らだけ、そんなにピカピカなんだよ!?」

ゴウの叫びは、もっともだった。
男連中は髭も伸び放題、体臭もキツくなっているのに女性陣だけが『高級スパ』帰りのようなオーラを放っているのだから。

「……魔力循環の修行をしたから」

ユミが平然と嘘をつく。
眼鏡をクイクイと上げる仕草すらどこか色っぽい。

「そ、そうか……魔力循環ってすげーんだな」

ゴウは単純に納得したが狐疑な視線を後ろのカイトに向けた。
カイトは「荷物持ち」として黙々と荷造りをしているフリをしている。

(カイトの野郎……まさか、な。あいつは無能だ。サオリやユミがあいつを相手にするわけがない)

ゴウは自分のプライドを守るために真実から目を逸らした。
だがその背後でサオリとユミが目配せをし、妖艶な笑みを交わしていることに気付くことはなかった。 二人は知っているのだ。 
この美しさがカイトの用意した「現代の風呂」と「濃厚な精液」によって作られたものであることを。

ーーーーー

一行は魔王城へ向かう最短ルート『大樹海』の入り口に到着した。
ここを抜ければ目的地まではあと少し。
だが、その行く手を阻む者がいた。

「止まれ、人間ども」

頭上から、鈴を転がすようなしかし氷のように冷たい声が響いた。
見上げれば巨木の枝の上に一人の女性が立っている。

長い耳。
新緑の瞳。

そして地面につきそうなほど長い金髪。 
その美貌は人間離れした芸術品のようだった。 
森の守護者、ハイエルフだ。

「ここは高貴なるエルフの領土。薄汚い人間が足を踏み入れていい場所ではない」

彼女の名は、セラフィナ。 
樹海を統べるハイエルフの姫であり樹齢数百年の森と同化した存在。 
彼女はハンカチで鼻を押さえ、露骨に嫌悪感を露わにしていた。

「臭うぞ。汗と、泥と、欲望の悪臭がな」

「なんだと!?俺は勇者ゴウだぞ!魔王を倒しに行くんだ、道を開けろ!」

ゴウが聖剣を抜いて威嚇する。 
だがセラフィナは鼻で笑った。

「勇者?知らぬな。……消えよ、野蛮人」

彼女が細い指を振るうと森の木々が生き物のようにうねり、ゴウたちを強烈な風圧で吹き飛ばした。

「うわぁぁっ!?」
「きゃあ!」

ゴウたちが地面に転がる。
魔法ですらない、自然そのものを操る圧倒的な力。 
正面突破は不可能だ。

ーーーーー

「……クソッ、なんだあのアマ!気取ってんじゃねーぞ!」

ゴウが泥だらけになって悪態をつく中、カイトだけは冷静に枝の上のセラフィナを観察していた。
彼のスキル『万物配送』の商品検索能力は対象の「欠乏」を見抜く分析眼としても機能する。

(……完璧に見える。けど)

カイトは目を細めた。
遠目には美しく見える彼女の金髪。

だが、毛先がひどく枝毛になっていた。
そして風圧で一瞬めくれた肌――首筋やデコルテに微かな「カサつき」と、それを隠すための厚化粧(幻術による補正)の痕跡が見えた。

(なるほど。……森が『魔王軍の瘴気』に侵されている影響か?魔力の源である森が弱っているせいで、リンクしている彼女の『美』も衰え始めているんだ)

エルフにとって美しさは魔力のバロメーターであり、命そのもの。
彼女のあの高圧的な態度は自分の老化(劣化)を隠すための虚勢だ。

ーーーーー

「ゴウ、ちょっと待ってろ。俺が話をつけてくる」
「はあ?お前ごときができるわけ……」

ゴウの制止を無視しカイトは一人で木の前に進み出た。
両手を上げ敵意がないことを示す。

「……まだいたのか、下等生物。殺されたいか?」

セラフィナが冷ややかな視線を下ろす。 
カイトはにっこりと笑い核心を突く言葉を投げかけた。

「美しい姫君。……お肌の調子、悪そうですね?」

ピクリ。 
セラフィナの完璧な表情が凍りついた。

「……何を言うかと思えば。わらわはハイエルフぞ?老いも穢れも無縁だ」
「隠しても無駄ですよ。その髪パサついてますよね?幻術でツヤを出してるけど本当は櫛を通すのも怖いくらい傷んでる」
「き、貴様……ッ!」

図星を突かれたセラフィナの顔が紅潮する。
殺気が膨れ上がるがカイトは畳み掛けた。
虚空から一つの小瓶を取り出す。

「この森の瘴気は貴女の肌から水分を奪っている。……このままじゃあと数ヶ月でその美しい顔はシワだらけになりますよ」

「黙れ!不敬な口を……!」

「でも、これがあれば治せます」

カイトが掲げたのはAmazonでも最高級ランクの**『超高濃度・導入美容液(プラセンタ&ヒアルロン酸配合)』。 
さらにもう片方の手には『サロン専売品・ダメージ補修ヘアオイル』**。

「これは人間の技術じゃない。……異界の『科学』が生んだ若返りの秘薬です」

カイトはヘアオイルの蓋を開けた。

フワッ……。

高貴なローズとジャスミンの香りが瘴気に満ちた森の空気を塗り替える。
それは自然界の花の香りよりも濃厚で計算され尽くした「美」の香りだった。

「……!」

セラフィナの長い耳がピクリと反応した。
彼女の本能がその香りの持つ「潤い」の力を感知したのだ。

「試してみますか?……もちろん、効果がなければ俺を殺していい」

カイトは小瓶をふわりと彼女の方へ放り投げた。
セラフィナは空中でそれをキャッチする。

疑いながらも、彼女はオイルを数滴手のひらに取り傷んだ毛先に馴染ませた。

その瞬間。
バサバサだった金髪の毛先が水を吸った植物のように瞬時に潤いを取り戻し、ツヤツヤと輝き出したのだ。

「な……っ!?」

セラフィナの瞳が見開かれる。
数十年、どんな魔法を使っても治らなかった髪の傷みがたった一滴のオイルで。

「……ど、どういうことじゃ?これは、魔力ではない……もっと、微細な……」
「栄養です。貴女の髪と肌が悲鳴を上げて欲しがっていた栄養素だ」

カイトはニヤリと笑った。
商談成立の音が聞こえた気がした。

「もっと凄いものもありますよ。……全身をパックして生まれたての肌に戻す『エステ』興味ありませんか?」

セラフィナが木の上からゆっくりと降りてくる。
先ほどまでの軽蔑の眼差しは消え、そこにあるのはカイトの持つ「未知の美容技術」への渇望に満ちた熱っぽい視線だけだった。

「……人間よ。名はなんと言う」
「カイトです」
「カイトよ。……詳しく話を聞こうか。わらわのテントへ来るがよい」

「おっと、逆です姫様」

カイトは彼女の前に立ち指を鳴らした。

【万物配送:展開・ラグジュアリー・スパテント】

出現したのはいつものテントではない。
白を基調とした清潔感溢れる『移動式エステサロン』仕様のテントだ。

「俺の店(テント)へようこそ。……貴女を世界一の美女に戻して差し上げます」
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