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第一章 運命の書、ただし俺のページは白紙
時詠堂の呼び声
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(あー、退屈だ)
俺、青葉一樹(あおば かずき)、高校二年生。
人生という物語の主人公を張るには、あまりにも平凡で、スペックもそこそこで、おまけに省エネをモットーとする、どこにでもいる男子高校生だ 。
目の前では、日本史の教師が「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」なんていう、とっくの昔に歴史の闇に葬られたはずの年号ゴロを、今日も元気に唱えている。
クラスメイトたちは、そんな教師の熱意をBGMに、ある者は机の下でスマホをいじり、ある者はとっくに夢の世界へと旅立ち、またある者は、窓の外を流れる雲の形に、己の儚い人生を重ね合わせたりしている。
俺? 俺は当然、そのどれでもない。
頬杖をつき、さも真面目に授業を聞いているかのようなポーズを完璧に決め込みながら、脳内で「いかに効率よく、かつ最小限の労力でこの退屈な一日を乗り切るか」のシミュレーションを繰り返しているだけだ。
(今日の放課後は、確か特に予定はなかったはず。寄り道もせず、まっすぐ家に帰って、昨日買ったラノベの続きを読む。うん、完璧なプランだ。無駄がない。実に俺らしい)
そんなことを考えていると、ふと、視界の隅で、前の席の女子のポニーテールが、春の風に揺れる柳みたいに、さらさらと揺れた。
特に意味はない。
意味はないはずなのに、その光景が、なぜだか胸の奥の、自分でも忘れていたような場所を、チクリと刺した。
七年前。
俺の世界には、色があった。匂いがあった。
そして、隣にはいつも、太陽みたいな笑顔で笑う、最高のライバルがいた。
橘莉緒(たちばな りお)。
運動も、ゲームも、ケンカも、何一つ勝てなかった、俺のたった一人の親友 。
日に焼けた肌と、勝ち気な瞳。
短い黒髪をやんちゃに揺らしながら、いつだって俺の前を走っていた、少年みたいな……いや、完全に「少年」だと思い込んでいた、俺の幼馴染。
『カズより先に、世界を制覇してやんよ!』
夕焼けの公園で交わした、熱くて、キラキラしていて、今思うとちょっと恥ずかしい約束。
小説家になるという俺の夢も、あの頃はまだ、机の引き出しの奥なんかにしまい込まれてはいなかった。
莉緒が遠い国に引っ越してしまってから、七年。
俺の物語は、まるで大事なページがごっそり抜け落ちてしまったみたいに、色褪せてしまった。
あの頃の熱量は、一体どこへ行ってしまったんだろう。
(……物語、か)
そんな、柄にもない感傷に浸ってしまったのが、全ての始まりだったのかもしれない。
◇
放課後。
俺は予定通り、完璧な省エネプランを実行すべく、誰よりも早く教室を飛び出した。
友人からの「カラオケ行かね?」なんていうハイカロリーな誘いも、華麗なステップで回避する。
目指すは我が家。俺だけの聖域(サンクチュアリ)。
そんな、いつもと何も変わらないはずの帰り道。
見慣れた通学路の、その脇。
ふと、俺は足を止めた。
「……なんだ、これ?」
そこに、一軒の店が、まるで最初からずっとそこにあったかのように、静かに佇んでいた。
古本屋だ。
蔦の絡まった壁に、色褪せた木のドア。
店の軒先には、古びた木製の看板が掲げられており、そこには掠れた文字で、こう書かれていた。
『時詠堂(ときよみどう)』
(……時を、詠む、堂?)
なんて、中二病心をくすぐるネーミングセンスだ。
だが、それ以上に奇妙なのは、今まで一度も、この店の存在に気づかなかったことだ。
毎日、毎日、この道を通っていたはずなのに。
まるで、異世界への入り口が、今日、この瞬間にだけ、俺の前に姿を現したみたいじゃないか。
(いやいや、何言ってんだ俺。疲れてんのか? それとも、ついに俺の秘められし魔眼(イービルアイ)が覚醒する前兆か? ……ないな。絶対ない)
くだらないことを考えながらも、俺の足は、まるで縫い付けられたかのように、その場から動かなかった。
埃と、古い紙が日に焼けたような匂いが、どこからか漂ってくる。
ギシリ、と軋む木のドアの向こう側。
そこには、きっと、この灰色の退屈を塗り替えてくれるような「何か」がある。
そんな、根拠のない予感が、俺の背中を強く、強く押していた。
(……ちょっとだけだ。ちょっとだけ、覗いてみるだけなら、カロリー消費も最小限で済むはずだ)
誰に言い訳するでもなく、俺はごくりと唾を飲み込んだ。
そして、まるで禁断の扉を開けるみたいに、その古びたドアに、そっと手をかけた。
◇
カランコロン、なんていう気の利いたドアベルの音は鳴らなかった。
代わりに、ギィィ……という、年季の入った断末魔みたいな音が、静かな店内に響き渡る。
一歩足を踏み入れると、そこは、まさに「本の森」だった。
床から天井まで届きそうな本棚が、迷路のように入り組んでいる。
黴(かび)と、古いインクが混じり合った独特の匂いが、鼻腔をくすぐった。
差し込む西日が、空気中を舞う無数の埃をキラキラと照らし出して、なんだか幻想的ですらある。
まるで、時間そのものが、この場所でだけ眠りについているみたいだ。
カウンターの奥には、店主らしき老人が、化石みたいに微動だにせず座っていた。
客は、俺一人。まさに、俺の貸し切り状態だ。
とはいえ、別に何か面白い本を探しに来たわけじゃない。
ただ、何かに呼ばれたような気がしただけ。
俺は当てもなく、本の迷路を彷徨い始めた。
(うわ、すげぇな……)
背表紙を眺めているだけでも、飽きることがない。
見たこともないような分厚い洋書、黄ばんでボロボロになった文庫本、果ては、掛け軸みたいな巻物まである。
ここは本当に、令和の日本か?
そんなことを思いながら、棚と棚の間の狭い通路を進んでいく。
一番奥の、一番薄暗い場所。
もう、ほとんど光も届かないような、忘れ去られた書物の墓場。
その時だった。
キラリ、と。
本の壁の隙間から、何かが鈍い光を放った。
夕日の最後の悪あがきみたいな光が、何かに反射したらしい。
まるで、「こっちへ来い」と、妖しく手招きされているような、そんな奇妙な引力を感じた。
(なんだ……?)
導かれるように、俺は棚の奥へと、そっと手を伸ばした。
指先に触れたのは、ひやりとした、上質な革の感触。
少し力を込めて引きずり出すと、それは、ずしりと重い一冊の本だった。
何百年も前のヨーロッパで作られたかのような、豪華で、それでいて不気味なほどの存在感を放つ装丁。
表紙には、模様も、タイトルらしきものも見当たらない。
ただ、その中央に、鈍い金色の箔押しで、こう記されていた。
『青葉一樹年代記』
「…………は?」
声が、喉からマヌケに漏れた。
あおばかずき。
アオバカズキ。
……俺の、名前だ。
これが、止まっていた俺の物語が、再び動き出す合図だったなんて。
そして、思いもよらない形で再会する親友が、俺の物語の、とんでもないメインヒロインになるなんてことを 。
この時の俺はまだ、知る由もなかった。
それは、これから始まる、長くて、奇妙で、そして、最高に愛おしい物語への、静かな招待状だったのだ。
俺、青葉一樹(あおば かずき)、高校二年生。
人生という物語の主人公を張るには、あまりにも平凡で、スペックもそこそこで、おまけに省エネをモットーとする、どこにでもいる男子高校生だ 。
目の前では、日本史の教師が「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」なんていう、とっくの昔に歴史の闇に葬られたはずの年号ゴロを、今日も元気に唱えている。
クラスメイトたちは、そんな教師の熱意をBGMに、ある者は机の下でスマホをいじり、ある者はとっくに夢の世界へと旅立ち、またある者は、窓の外を流れる雲の形に、己の儚い人生を重ね合わせたりしている。
俺? 俺は当然、そのどれでもない。
頬杖をつき、さも真面目に授業を聞いているかのようなポーズを完璧に決め込みながら、脳内で「いかに効率よく、かつ最小限の労力でこの退屈な一日を乗り切るか」のシミュレーションを繰り返しているだけだ。
(今日の放課後は、確か特に予定はなかったはず。寄り道もせず、まっすぐ家に帰って、昨日買ったラノベの続きを読む。うん、完璧なプランだ。無駄がない。実に俺らしい)
そんなことを考えていると、ふと、視界の隅で、前の席の女子のポニーテールが、春の風に揺れる柳みたいに、さらさらと揺れた。
特に意味はない。
意味はないはずなのに、その光景が、なぜだか胸の奥の、自分でも忘れていたような場所を、チクリと刺した。
七年前。
俺の世界には、色があった。匂いがあった。
そして、隣にはいつも、太陽みたいな笑顔で笑う、最高のライバルがいた。
橘莉緒(たちばな りお)。
運動も、ゲームも、ケンカも、何一つ勝てなかった、俺のたった一人の親友 。
日に焼けた肌と、勝ち気な瞳。
短い黒髪をやんちゃに揺らしながら、いつだって俺の前を走っていた、少年みたいな……いや、完全に「少年」だと思い込んでいた、俺の幼馴染。
『カズより先に、世界を制覇してやんよ!』
夕焼けの公園で交わした、熱くて、キラキラしていて、今思うとちょっと恥ずかしい約束。
小説家になるという俺の夢も、あの頃はまだ、机の引き出しの奥なんかにしまい込まれてはいなかった。
莉緒が遠い国に引っ越してしまってから、七年。
俺の物語は、まるで大事なページがごっそり抜け落ちてしまったみたいに、色褪せてしまった。
あの頃の熱量は、一体どこへ行ってしまったんだろう。
(……物語、か)
そんな、柄にもない感傷に浸ってしまったのが、全ての始まりだったのかもしれない。
◇
放課後。
俺は予定通り、完璧な省エネプランを実行すべく、誰よりも早く教室を飛び出した。
友人からの「カラオケ行かね?」なんていうハイカロリーな誘いも、華麗なステップで回避する。
目指すは我が家。俺だけの聖域(サンクチュアリ)。
そんな、いつもと何も変わらないはずの帰り道。
見慣れた通学路の、その脇。
ふと、俺は足を止めた。
「……なんだ、これ?」
そこに、一軒の店が、まるで最初からずっとそこにあったかのように、静かに佇んでいた。
古本屋だ。
蔦の絡まった壁に、色褪せた木のドア。
店の軒先には、古びた木製の看板が掲げられており、そこには掠れた文字で、こう書かれていた。
『時詠堂(ときよみどう)』
(……時を、詠む、堂?)
なんて、中二病心をくすぐるネーミングセンスだ。
だが、それ以上に奇妙なのは、今まで一度も、この店の存在に気づかなかったことだ。
毎日、毎日、この道を通っていたはずなのに。
まるで、異世界への入り口が、今日、この瞬間にだけ、俺の前に姿を現したみたいじゃないか。
(いやいや、何言ってんだ俺。疲れてんのか? それとも、ついに俺の秘められし魔眼(イービルアイ)が覚醒する前兆か? ……ないな。絶対ない)
くだらないことを考えながらも、俺の足は、まるで縫い付けられたかのように、その場から動かなかった。
埃と、古い紙が日に焼けたような匂いが、どこからか漂ってくる。
ギシリ、と軋む木のドアの向こう側。
そこには、きっと、この灰色の退屈を塗り替えてくれるような「何か」がある。
そんな、根拠のない予感が、俺の背中を強く、強く押していた。
(……ちょっとだけだ。ちょっとだけ、覗いてみるだけなら、カロリー消費も最小限で済むはずだ)
誰に言い訳するでもなく、俺はごくりと唾を飲み込んだ。
そして、まるで禁断の扉を開けるみたいに、その古びたドアに、そっと手をかけた。
◇
カランコロン、なんていう気の利いたドアベルの音は鳴らなかった。
代わりに、ギィィ……という、年季の入った断末魔みたいな音が、静かな店内に響き渡る。
一歩足を踏み入れると、そこは、まさに「本の森」だった。
床から天井まで届きそうな本棚が、迷路のように入り組んでいる。
黴(かび)と、古いインクが混じり合った独特の匂いが、鼻腔をくすぐった。
差し込む西日が、空気中を舞う無数の埃をキラキラと照らし出して、なんだか幻想的ですらある。
まるで、時間そのものが、この場所でだけ眠りについているみたいだ。
カウンターの奥には、店主らしき老人が、化石みたいに微動だにせず座っていた。
客は、俺一人。まさに、俺の貸し切り状態だ。
とはいえ、別に何か面白い本を探しに来たわけじゃない。
ただ、何かに呼ばれたような気がしただけ。
俺は当てもなく、本の迷路を彷徨い始めた。
(うわ、すげぇな……)
背表紙を眺めているだけでも、飽きることがない。
見たこともないような分厚い洋書、黄ばんでボロボロになった文庫本、果ては、掛け軸みたいな巻物まである。
ここは本当に、令和の日本か?
そんなことを思いながら、棚と棚の間の狭い通路を進んでいく。
一番奥の、一番薄暗い場所。
もう、ほとんど光も届かないような、忘れ去られた書物の墓場。
その時だった。
キラリ、と。
本の壁の隙間から、何かが鈍い光を放った。
夕日の最後の悪あがきみたいな光が、何かに反射したらしい。
まるで、「こっちへ来い」と、妖しく手招きされているような、そんな奇妙な引力を感じた。
(なんだ……?)
導かれるように、俺は棚の奥へと、そっと手を伸ばした。
指先に触れたのは、ひやりとした、上質な革の感触。
少し力を込めて引きずり出すと、それは、ずしりと重い一冊の本だった。
何百年も前のヨーロッパで作られたかのような、豪華で、それでいて不気味なほどの存在感を放つ装丁。
表紙には、模様も、タイトルらしきものも見当たらない。
ただ、その中央に、鈍い金色の箔押しで、こう記されていた。
『青葉一樹年代記』
「…………は?」
声が、喉からマヌケに漏れた。
あおばかずき。
アオバカズキ。
……俺の、名前だ。
これが、止まっていた俺の物語が、再び動き出す合図だったなんて。
そして、思いもよらない形で再会する親友が、俺の物語の、とんでもないメインヒロインになるなんてことを 。
この時の俺はまだ、知る由もなかった。
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