175 / 214
第十二章 蒼穹の方舟と、空に還る想い
黒き風の胎動
しおりを挟む
世界に「音」が還ってきた。
それは、当たり前であるはずの、しかし失われて初めてその尊さを知る奇跡だった。
「あ……あ……歌える……! わたしの声が、ちゃんと風に乗ってるウサ!」
神殿の広間に、フィーナの歓喜に満ちた歌声が響き渡る。それはまだ拙い即興のメロディだったが、どんな名曲よりも俺たちの心を震わせた。彼女の瞳からは大粒の涙がこぼれ落ち、それが頬を伝って光の粒のようにきらめいている。
「まったく……大げさなんだから。でも……うん、悪くないわね、声が出せるって」
リリィがわざとそっぽを向きながら言うが、その目元が赤くなっているのを俺は見逃さなかった。誰よりも声を武器にしてきた彼女もまた、この静寂の世界で己の無力さを痛感していたのだろう。
「にゃはは! これでやっと、おしゃべりできるにゃん!」
「衛生管理マニュアルの読み上げも再開できます。皆さん、第一章から復唱の準備を」
(……セリア、それは誰も求めてないと思うぞ)
俺が心の中でツッコミを入れていると、水晶の台座から降り立った双子の神柱が、不思議そうに俺たちを見つめていた。
白銀の髪を持つ姉、《静寂》のシルフィアが、直接俺の脳内に澄んだ声を響かせる。
《……これが、喧騒。なるほど……少しだけ、心が温かくなるのですね》
対照的に、深紅の髪を持つ妹、《喧騒》のラプシアは、ぱちぱちと目を瞬かせながらフィーナの歌に耳を傾けていた。
「すごいすごい! それが歌っていうものなのね! もっと聴かせて!」
こうして二柱の神柱が目覚めたことで、俺たちの旅はまた一つ、大きな前進を遂げた。
音なき世界から解放された俺たちは、シルフィアとラプシアに丁重な礼を述べ、再び《アルセア号》へと帰還した。
船に戻ると、早速その変化は現れていた。
「イッセイさん! 方舟全体の魔力循環が……安定しています! 風の流れが、以前よりもずっと力強い!」
操舵室で計器を監視していたシャルロッテが、興奮した様子で報告する。彼女の言う通り、船全体が生命力を取り戻したかのように、軽やかに空を進んでいく。風の精霊たちも、心なしか嬉しげに船の周りを舞っているようだった。
「風王様の封印を支える十二神柱……その力が戻れば、方舟の機能も回復する。理屈は分かるけど、こうして実感するとすごいわね」
クラリスが感心したように呟き、ルーナがその肩にこてんと頭を乗せた。
「ま、イッセイくんがいれば、世界の一つや二つ、軽く救えちゃうってことよ」
(その信頼は嬉しいが、プレッシャーも半端ないんだがな……)
とにかく、事態は好転している。そう思えた。
方舟は安定し、仲間たちの表情も明るい。このまま残りの神柱たちを目覚めさせれば、風王アナフィエルも完全に解放され、この空に真の平和が訪れるはずだ。
誰もが、そう信じていた。
この穏やかな風の裏側で、千年の封印が軋む音が響いていることにも気づかずに。
(シャルロッテ視点)
風が、喜んでいる。
シルフィア様とラプシア様が目覚めたことで、方舟の風は本来の循環を取り戻しつつありました。精霊たちの声も、以前よりずっと鮮明に聞こえます。
イッセイさんの周りを舞う風は、特に楽しげで、まるで彼にじゃれついているかのよう。
(……イッセイさん。あなたは、本当に風に愛されているのですね)
その光景を見ているだけで、私の心まで温かくなる。
ハイエルフとして生まれ、精霊の声を聞くことが私のすべてでした。でも、あなたと出会って、私は知ったのです。声を聞くだけでなく、その声と共に歩み、未来を創ることの尊さを。
あなたがいれば、この空はきっと救われる。
そう、確信していました。
……だから、気づいてしまったのかもしれません。
その、温かい風の奥底に潜む、ほんの僅かな“不協和音”に。
(……ん? 今の、なに……?)
操舵輪を握る私の指先に、ぴり、と嫌な振動が走りました。
それは精霊の喜びの声とは明らかに違う、低く、冷たい響き。まるで、澄んだ水底に一滴だけ落ちた、黒いインクのような……。
「シャルロッテ? どうかしたのか?」
イッセイさんが、私の異変に気づいて声をかけてくれました。
「いえ……なんでもありません。少し、気流が乱れただけかと」
心配をかけたくなくて、私は笑顔で取り繕いました。でも、胸のざわめきは消えません。
風が、泣いている?
違う。これは、もっと暗い感情。
風が……“何か”を恐れている……?
(三人称視点)
その“何か”は、俺たちが方舟の中枢区画へと帰還した瞬間に、その姿を現した。
方舟に到着し、安堵の息をついたのも束の間。
突如として、船全体を激しい揺れが襲った。それはガイアルのトラップの時とは比較にならない、もっと根源的な、方舟そのものが悲鳴を上げているかのような振動だった。
「きゃあっ!?」
「な、何が起きたんだ!?」
警報が鳴り響く中、俺は船の外を見た。
そして、言葉を失う。
方舟を包むように流れていた祝福の風が、黒く、淀んでいた。
それは瘴気とは違う。もっと純粋な、けれど底なしの負の感情。
憎悪、絶望、哀しみ、そして自己破壊への衝動。
それらが渦を巻いて、一つの巨大な“黒い風”となっていた。
《……ア……アア……》
風の中から、声にならない呻きが聞こえる。
それは、かつてガイアルが口にした言葉を、俺の脳裏に蘇らせた。
――『精霊の核に囚われた“あれ”がな……ふふふ……』
「まさか……これが……!」
「イッセイさん、あれを! 風王様の封印が……!」
シャルロッテが指差す先、方舟の中枢に浮かぶ風王の封印紋が、禍々しい紫黒の光を放ち、激しく明滅していた。
神柱たちの覚醒は、方舟の力を回復させると同時に、皮肉にも風王を縛る封印そのものを揺るがしてしまったのだ。
そして、その揺らぎによって生まれた亀裂から、封印されていた“モノ”が漏れ出している。
「あれは……王の……哀しみ……!」
俺の隣で、シルフィアとラプシアが震える声で呟いた。神柱である彼女たちには、その正体が分かったのだ。
黒い風が、ゆっくりと形を成していく。
それは実体を持たない、純粋な感情の集合体。風王アナフィエルが、世界を愛するがゆえに自ら切り離し、封印の奥底に閉じ込めた、彼自身の「絶望」。
風の中から、怨嗟に満ちた声が響き渡った。
《ナゼ……ワタシダケガ……コノママ……朽チ果テルノカ……》
「……《風の怨嗟》……!」
俺は、その存在の名を叫んだ。風が抱く、悲しき怨念。それが今、千年の時を経て、解放されようとしている。
《風の怨嗟》は、俺たちに敵意を向けるそぶりは見せなかった。
その黒い風は、まるで明確な意志を持っているかのように、方舟の内部へと流れ込んでいく。その向かう先は――
「まずい! あいつ、他の神柱たちが眠る場所へ……!」
俺の叫びに、仲間たちがはっと息を呑む。
《風の怨嗟》の狙いは、俺たちとの戦闘ではない。まだ眠りについている他の神柱たちを、その絶望で汚染し、自らの僕として目覚めさせることだ。そうなれば、方舟は内部から完全に崩壊する。
「止めさせるか!」
俺は《精霊剣リアナ》を抜き放ち、黒い風の流れを断ち切ろうと斬りかかる。だが、刃は空を切るだけ。実体を持たない怨念に、物理攻撃は通じない。
「イッセイ様、浄化魔法を!」
クラリスが叫び、聖なる光を放つ。しかし、《風の怨嗟》は風王自身の感情。聖なる力さえも、その深い絶望の前では霧散してしまう。
《オマエタチニ……ワタシノ苦シミガ……ワカルモノカ……》
怨嗟の声が嘲笑うかのように響き渡る。
なす術なく、黒い風は方舟の深層部へと侵入していく。
魔導コンソールに表示されていた、眠れる神柱たちの生命反応を示す光点が、次々と紫黒の色に汚染されていくのが見えた。
「……そんな……」
フィーナが絶望に膝をつく。
だが、俺は諦めなかった。
「……いや、まだだ」
俺は《風を束ねる音叉》を強く握りしめる。
「物理攻撃がダメなら。浄化魔法がダメなら。……なら、届くものは一つしかない」
俺は仲間たちを振り返る。
「もう一度、やるぞ。俺たちの……“魂の歌”を!」
絶望には、希望を。怨嗟には、絆を。
風王が生み出した哀しき影に、俺たちの魂の響きは届くのか。
黒き風の胎動は、もう止められない。
世界の空の命運を賭けた、次なる戦いの幕が、今まさに上がろうとしていた。
それは、当たり前であるはずの、しかし失われて初めてその尊さを知る奇跡だった。
「あ……あ……歌える……! わたしの声が、ちゃんと風に乗ってるウサ!」
神殿の広間に、フィーナの歓喜に満ちた歌声が響き渡る。それはまだ拙い即興のメロディだったが、どんな名曲よりも俺たちの心を震わせた。彼女の瞳からは大粒の涙がこぼれ落ち、それが頬を伝って光の粒のようにきらめいている。
「まったく……大げさなんだから。でも……うん、悪くないわね、声が出せるって」
リリィがわざとそっぽを向きながら言うが、その目元が赤くなっているのを俺は見逃さなかった。誰よりも声を武器にしてきた彼女もまた、この静寂の世界で己の無力さを痛感していたのだろう。
「にゃはは! これでやっと、おしゃべりできるにゃん!」
「衛生管理マニュアルの読み上げも再開できます。皆さん、第一章から復唱の準備を」
(……セリア、それは誰も求めてないと思うぞ)
俺が心の中でツッコミを入れていると、水晶の台座から降り立った双子の神柱が、不思議そうに俺たちを見つめていた。
白銀の髪を持つ姉、《静寂》のシルフィアが、直接俺の脳内に澄んだ声を響かせる。
《……これが、喧騒。なるほど……少しだけ、心が温かくなるのですね》
対照的に、深紅の髪を持つ妹、《喧騒》のラプシアは、ぱちぱちと目を瞬かせながらフィーナの歌に耳を傾けていた。
「すごいすごい! それが歌っていうものなのね! もっと聴かせて!」
こうして二柱の神柱が目覚めたことで、俺たちの旅はまた一つ、大きな前進を遂げた。
音なき世界から解放された俺たちは、シルフィアとラプシアに丁重な礼を述べ、再び《アルセア号》へと帰還した。
船に戻ると、早速その変化は現れていた。
「イッセイさん! 方舟全体の魔力循環が……安定しています! 風の流れが、以前よりもずっと力強い!」
操舵室で計器を監視していたシャルロッテが、興奮した様子で報告する。彼女の言う通り、船全体が生命力を取り戻したかのように、軽やかに空を進んでいく。風の精霊たちも、心なしか嬉しげに船の周りを舞っているようだった。
「風王様の封印を支える十二神柱……その力が戻れば、方舟の機能も回復する。理屈は分かるけど、こうして実感するとすごいわね」
クラリスが感心したように呟き、ルーナがその肩にこてんと頭を乗せた。
「ま、イッセイくんがいれば、世界の一つや二つ、軽く救えちゃうってことよ」
(その信頼は嬉しいが、プレッシャーも半端ないんだがな……)
とにかく、事態は好転している。そう思えた。
方舟は安定し、仲間たちの表情も明るい。このまま残りの神柱たちを目覚めさせれば、風王アナフィエルも完全に解放され、この空に真の平和が訪れるはずだ。
誰もが、そう信じていた。
この穏やかな風の裏側で、千年の封印が軋む音が響いていることにも気づかずに。
(シャルロッテ視点)
風が、喜んでいる。
シルフィア様とラプシア様が目覚めたことで、方舟の風は本来の循環を取り戻しつつありました。精霊たちの声も、以前よりずっと鮮明に聞こえます。
イッセイさんの周りを舞う風は、特に楽しげで、まるで彼にじゃれついているかのよう。
(……イッセイさん。あなたは、本当に風に愛されているのですね)
その光景を見ているだけで、私の心まで温かくなる。
ハイエルフとして生まれ、精霊の声を聞くことが私のすべてでした。でも、あなたと出会って、私は知ったのです。声を聞くだけでなく、その声と共に歩み、未来を創ることの尊さを。
あなたがいれば、この空はきっと救われる。
そう、確信していました。
……だから、気づいてしまったのかもしれません。
その、温かい風の奥底に潜む、ほんの僅かな“不協和音”に。
(……ん? 今の、なに……?)
操舵輪を握る私の指先に、ぴり、と嫌な振動が走りました。
それは精霊の喜びの声とは明らかに違う、低く、冷たい響き。まるで、澄んだ水底に一滴だけ落ちた、黒いインクのような……。
「シャルロッテ? どうかしたのか?」
イッセイさんが、私の異変に気づいて声をかけてくれました。
「いえ……なんでもありません。少し、気流が乱れただけかと」
心配をかけたくなくて、私は笑顔で取り繕いました。でも、胸のざわめきは消えません。
風が、泣いている?
違う。これは、もっと暗い感情。
風が……“何か”を恐れている……?
(三人称視点)
その“何か”は、俺たちが方舟の中枢区画へと帰還した瞬間に、その姿を現した。
方舟に到着し、安堵の息をついたのも束の間。
突如として、船全体を激しい揺れが襲った。それはガイアルのトラップの時とは比較にならない、もっと根源的な、方舟そのものが悲鳴を上げているかのような振動だった。
「きゃあっ!?」
「な、何が起きたんだ!?」
警報が鳴り響く中、俺は船の外を見た。
そして、言葉を失う。
方舟を包むように流れていた祝福の風が、黒く、淀んでいた。
それは瘴気とは違う。もっと純粋な、けれど底なしの負の感情。
憎悪、絶望、哀しみ、そして自己破壊への衝動。
それらが渦を巻いて、一つの巨大な“黒い風”となっていた。
《……ア……アア……》
風の中から、声にならない呻きが聞こえる。
それは、かつてガイアルが口にした言葉を、俺の脳裏に蘇らせた。
――『精霊の核に囚われた“あれ”がな……ふふふ……』
「まさか……これが……!」
「イッセイさん、あれを! 風王様の封印が……!」
シャルロッテが指差す先、方舟の中枢に浮かぶ風王の封印紋が、禍々しい紫黒の光を放ち、激しく明滅していた。
神柱たちの覚醒は、方舟の力を回復させると同時に、皮肉にも風王を縛る封印そのものを揺るがしてしまったのだ。
そして、その揺らぎによって生まれた亀裂から、封印されていた“モノ”が漏れ出している。
「あれは……王の……哀しみ……!」
俺の隣で、シルフィアとラプシアが震える声で呟いた。神柱である彼女たちには、その正体が分かったのだ。
黒い風が、ゆっくりと形を成していく。
それは実体を持たない、純粋な感情の集合体。風王アナフィエルが、世界を愛するがゆえに自ら切り離し、封印の奥底に閉じ込めた、彼自身の「絶望」。
風の中から、怨嗟に満ちた声が響き渡った。
《ナゼ……ワタシダケガ……コノママ……朽チ果テルノカ……》
「……《風の怨嗟》……!」
俺は、その存在の名を叫んだ。風が抱く、悲しき怨念。それが今、千年の時を経て、解放されようとしている。
《風の怨嗟》は、俺たちに敵意を向けるそぶりは見せなかった。
その黒い風は、まるで明確な意志を持っているかのように、方舟の内部へと流れ込んでいく。その向かう先は――
「まずい! あいつ、他の神柱たちが眠る場所へ……!」
俺の叫びに、仲間たちがはっと息を呑む。
《風の怨嗟》の狙いは、俺たちとの戦闘ではない。まだ眠りについている他の神柱たちを、その絶望で汚染し、自らの僕として目覚めさせることだ。そうなれば、方舟は内部から完全に崩壊する。
「止めさせるか!」
俺は《精霊剣リアナ》を抜き放ち、黒い風の流れを断ち切ろうと斬りかかる。だが、刃は空を切るだけ。実体を持たない怨念に、物理攻撃は通じない。
「イッセイ様、浄化魔法を!」
クラリスが叫び、聖なる光を放つ。しかし、《風の怨嗟》は風王自身の感情。聖なる力さえも、その深い絶望の前では霧散してしまう。
《オマエタチニ……ワタシノ苦シミガ……ワカルモノカ……》
怨嗟の声が嘲笑うかのように響き渡る。
なす術なく、黒い風は方舟の深層部へと侵入していく。
魔導コンソールに表示されていた、眠れる神柱たちの生命反応を示す光点が、次々と紫黒の色に汚染されていくのが見えた。
「……そんな……」
フィーナが絶望に膝をつく。
だが、俺は諦めなかった。
「……いや、まだだ」
俺は《風を束ねる音叉》を強く握りしめる。
「物理攻撃がダメなら。浄化魔法がダメなら。……なら、届くものは一つしかない」
俺は仲間たちを振り返る。
「もう一度、やるぞ。俺たちの……“魂の歌”を!」
絶望には、希望を。怨嗟には、絆を。
風王が生み出した哀しき影に、俺たちの魂の響きは届くのか。
黒き風の胎動は、もう止められない。
世界の空の命運を賭けた、次なる戦いの幕が、今まさに上がろうとしていた。
21
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる