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第十二章 蒼穹の方舟と、空に還る想い
蒼穹に還る想い、風が歌う未来
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光が、満ちていた。
それは破壊の閃光ではない。千年の孤独を溶かす、どこまでも温かく、そして優しい生命の光だった。
イッセイの《精霊剣リアナ》から放たれた浄化の輝きに包まれ、《風の怨嗟》――風王アナフィエルの哀しみが具現化した存在は、ゆっくりとその形を失っていく。
黒い怨嗟のオーラは雪解け水のように清らかな風へと還り、深紅に染まっていた瞳には、澄んだ碧色が戻ってくる。
「……ああ……そうか。我は……ずっと、誰かにこうしてほしかったのか……」
その声は、もはや怨嗟の響きではなかった。
ただ、すべてを終えて安らぎを得た、一人の魂の声だった。
苦しげに歪んでいたアナフィエルの面影は、穏やかな微笑みを湛えていた。
「……ありがとう」
その一言を残し、怨嗟の影は完全に浄化され、光の粒子となってアナフィエルの魂が眠る《風の揺り籠》へと還っていった。
歪だった空中庭園に、再び柔らかな光と穏やかな風が戻ってくる。黒い茨は消え、枯れていた花々が、まるで奇跡のように一斉に芽吹き始めた。
戦いは、終わった。
「……はぁ……はぁ……」
俺――イッセイ・アークフェルドは、その場に膝をついた。全身の力が抜け、剣を支えにするのがやっとだった。仲間たちも、それぞれ疲労困憊で座り込んでいる。
「……救えた、んだよな。俺たち」
俺の呟きに、涙で瞳を濡らしたルーナが、最高の笑顔で頷いた。
「うん……救えたよ、イッセイくん!」
「ええ。あなたの光が、王の魂に届いたのですわ……」
クラリスもまた、その気高い表情を誇らしげに綻ばせていた。
俺たちが安堵の息をついた、その時だった。
《風の揺り籠》、その中心で眠っていたアナフィエルの魂が、ひときわ強い輝きを放ち始めた。
「これは……!」
シャルロッテが息を呑む。
光は庭園全体を包み込み、俺たちの傷と疲労を癒していく。そして、光の中心で、ゆっくりと一つの人影が立ち上がった。
長く流れる金色の髪。空の色を映した碧眼。
その佇まいは、記憶で見たどの姿よりも神々しく、そして穏やかだった。
千年の眠りから真に解放された、風王アナフィエルが、そこにいた。
「……礼を言う、風を継ぐ者たちよ」
その声は、世界の風すべてを集めたかのように、深く、そして優しく響き渡った。
「君たちのおかげで、私はようやく、私自身の哀しみから解放された」
彼は俺たちの前に歩み寄ると、一人ひとりの顔を慈しむように見つめた。
「そして、君たちが見せてくれた絆の力……それこそが、私が千年間、夢に見続けた希望の光そのものだ」
アナフィエルは、俺の前に立つと、静かに片膝をついた。
「なっ……!?」
「王よ、おやめください!」
これには俺だけでなく、背後に控えていた神柱たちの霊体も驚愕の声を上げる。
「いや、これは王としてではない。この空を愛する一人の魂として、君に最大の感謝を捧げたいのだ。イッセイ・アークフェルド。君は、私の魂を救ってくれた」
そのあまりに真摯な言葉に、俺は返す言葉も見つからなかった。
アナフィエルは立ち上がると、俺たちを現実の《風王の玉座》へと誘った。
彼の力によって、崩壊しかけていた神殿は瞬く間に修復され、元の荘厳な姿を取り戻していた。
玉座の前に立ったアナフィエルは、俺に向き直り、厳かに告げた。
「イッセイ・アークフェルド。私は、君にこの《風王の座》を託したい。君こそが、この空を、そして世界を導く、新たなる王にふさわしい」
「――え?」
俺の口から、間の抜けた声が漏れた。
仲間たちも、全員が目を丸くして固まっている。
(……え、王様? 俺が? いやいやいや、待て待て待て!)
予想の斜め上を行く展開に、俺の思考は完全にショート寸前だった。
「ふ、ふふ……ふふふっ! やったじゃない、イッセイくん! これであなたも一国一城の主ね! 空の王様なんて、最高にクールだわ!」
最初に沈黙を破ったのはルーナだった。
「そ、そうですわ! イッセイ様が王となられるなら、わたくし、喜んで妃としてお側で……って、あら? ルーナ、あなたも立候補するおつもり?」
「当然でしょ、クラリス! 正妃の座は譲らないわよ!」
「なんですって!?」
(……お前ら、話が早すぎないか?)
「空の王……! それってつまり、この方舟全部がイッセイの所有物になるってこと!? 年間予算は!? 税収は!? ねぇ、空中スパの独占営業権とかもらえない!?」
リリィの目は、すでに$マークになっていた。
「王の座……ならば、我もその近衛として、生涯を……」
「イッセイ様が王なら、わたし、メイド長として完璧な生活環境を整えます!」
サーシャとセリアも、それぞれの忠誠心を燃やし始めている。
……いや、みんな、ちょっと待ってくれ。
俺は、そんなもののために旅をしてきたんじゃない。
俺は仲間たちの顔を見渡し、そしてアナフィエルに向き直ると、深く、深く頭を下げた。
「アナフィエル王。そのお言葉、光栄に思います。ですが、その座をお受けすることはできません」
「……なんと?」
アナフィエルの碧眼が、わずかに見開かれる。
「俺は、王になる器じゃない。ただの冒険者です。それに……」
俺は、後ろに立つ仲間たちを、親指でくいと指し示した。
「この空は、誰か一人のものじゃない。ここにいるみんなのものだ。空の民のものだ。そして、これから生まれてくる、すべての命のものだ。俺は、玉座の上から世界を眺めるより、こいつらと一緒に、同じ目線で風を感じながら道を歩いていたいんです」
俺の言葉に、仲間たちが息を呑む。
そして、アナフィエルは……。
「……ふ。ふはははははっ!」
彼は、心の底から楽しそうに笑った。
「……そうか。そうだな。君は、そういう男だった。だからこそ、私は救われたのだな」
彼は玉座に触れると、静かに言った。
「ならば、私も王の座を降りよう。これからの空は、王が支配するのではない。皆で支え、共に歌うものだ」
アナフィエルは、十二の神柱たちに向かって微笑んだ。
「我らは、王と臣下ではない。ただ、この空を愛する“風の守り手”として、共に在ろうではないか」
その言葉に、神柱たちは涙ながらに頷いた。
こうして、蒼穹の方舟は、千年の封印から真に解放された。
支配者ではなく、守護者を得て。
◆ エピローグ 風が歌う未来
数日後。
方舟では、解放を祝う盛大な祭りが開かれていた。空の民たちの歌声と、風鈴の音が、どこまでも響き渡っている。
「イッセイ! こちらだ、酌み交わそうではないか!」
すっかり元気を取り戻したアナフィエルに酒を注がれながら、俺は空の民たちの笑顔に目を細めていた。
「イッセイさん、本当にありがとうございました」
風の巫女エリュアが、深々と頭を下げる。
「あなた方が繋いでくれたこの風を、私たちは決して絶やしません」
「ああ。また必ず会いに来るよ」
「はい。いつでも、風があなた方を歓迎します」
彼女との別れは名残惜しいが、俺たちの旅はまだ続くのだ。
祭りも終わりに近づいた頃、俺たちは《アルセア号》の甲板に集まっていた。
夕焼けが、雲海を燃えるような茜色に染めている。
「……綺麗ね」
俺の隣に立ったクラリスが、うっとりと呟いた。
「ええ。王宮から見る夕日とは、また違う趣がありますわ」
「……今日のあなたを見て、わたくし、少しだけ分かりましたの。王であることの意味を」
「え?」
「独りで立つのが王なのではなく、皆を立たせるのが王……。あなたの答え、わたくしの心にも、深く刻まれましたわ」
彼女はそう言うと、そっと俺の肩に頭を預けてきた。
(……おいおい、これは反則じゃないか?)
夕風の心地よさと、彼女の髪の香りに、俺の心臓が少しだけ速く鳴った。
「なーに二人でいい雰囲気になってるのよー!」
ルーナが、わざと大きな声で割り込んでくる。
「イッセイくん、次に行く場所、もう決めたんでしょ?」
俺は苦笑しながら、胸ポケットから一枚の古びた羊皮紙を取り出した。
それは、リアナの記憶と共に俺の中に現れた、新たな世界の地図だった。
「ああ。風王の件は終わった。だが、俺たちの旅の目的……リアナの魂を完全に救済し、魔王の根源を断つという目的は、まだ終わっていない」
地図には、俺たちの知らない大陸が描かれていた。
「次なる目的地は、ここだ。《始まりの大陸》……すべての神話が生まれた場所」
「始まりの……大陸!」
仲間たちの目に、再び冒険の光が灯る。
「じゃあ、出発ウサ! 新しいぷるぷる素材が待ってるかもしれないウサ!」
「新たな契約書と市場調査が必要ですね」
「にゃーん! 新しいお魚がいるかにゃ!」
騒がしくも頼もしい声が、甲板に響き渡る。
俺は、夕焼けの向こうに広がる未知の空を見つめた。
風が、歌っていた。
それは、終わりを告げる歌ではない。
新たな始まりを祝福し、未来へと続いていく、希望の歌だった。
俺たちの旅は、終わらない。
この仲間たちと共に、風の歌う未来へ。
俺は、ゆっくりと舵を取った。
それは破壊の閃光ではない。千年の孤独を溶かす、どこまでも温かく、そして優しい生命の光だった。
イッセイの《精霊剣リアナ》から放たれた浄化の輝きに包まれ、《風の怨嗟》――風王アナフィエルの哀しみが具現化した存在は、ゆっくりとその形を失っていく。
黒い怨嗟のオーラは雪解け水のように清らかな風へと還り、深紅に染まっていた瞳には、澄んだ碧色が戻ってくる。
「……ああ……そうか。我は……ずっと、誰かにこうしてほしかったのか……」
その声は、もはや怨嗟の響きではなかった。
ただ、すべてを終えて安らぎを得た、一人の魂の声だった。
苦しげに歪んでいたアナフィエルの面影は、穏やかな微笑みを湛えていた。
「……ありがとう」
その一言を残し、怨嗟の影は完全に浄化され、光の粒子となってアナフィエルの魂が眠る《風の揺り籠》へと還っていった。
歪だった空中庭園に、再び柔らかな光と穏やかな風が戻ってくる。黒い茨は消え、枯れていた花々が、まるで奇跡のように一斉に芽吹き始めた。
戦いは、終わった。
「……はぁ……はぁ……」
俺――イッセイ・アークフェルドは、その場に膝をついた。全身の力が抜け、剣を支えにするのがやっとだった。仲間たちも、それぞれ疲労困憊で座り込んでいる。
「……救えた、んだよな。俺たち」
俺の呟きに、涙で瞳を濡らしたルーナが、最高の笑顔で頷いた。
「うん……救えたよ、イッセイくん!」
「ええ。あなたの光が、王の魂に届いたのですわ……」
クラリスもまた、その気高い表情を誇らしげに綻ばせていた。
俺たちが安堵の息をついた、その時だった。
《風の揺り籠》、その中心で眠っていたアナフィエルの魂が、ひときわ強い輝きを放ち始めた。
「これは……!」
シャルロッテが息を呑む。
光は庭園全体を包み込み、俺たちの傷と疲労を癒していく。そして、光の中心で、ゆっくりと一つの人影が立ち上がった。
長く流れる金色の髪。空の色を映した碧眼。
その佇まいは、記憶で見たどの姿よりも神々しく、そして穏やかだった。
千年の眠りから真に解放された、風王アナフィエルが、そこにいた。
「……礼を言う、風を継ぐ者たちよ」
その声は、世界の風すべてを集めたかのように、深く、そして優しく響き渡った。
「君たちのおかげで、私はようやく、私自身の哀しみから解放された」
彼は俺たちの前に歩み寄ると、一人ひとりの顔を慈しむように見つめた。
「そして、君たちが見せてくれた絆の力……それこそが、私が千年間、夢に見続けた希望の光そのものだ」
アナフィエルは、俺の前に立つと、静かに片膝をついた。
「なっ……!?」
「王よ、おやめください!」
これには俺だけでなく、背後に控えていた神柱たちの霊体も驚愕の声を上げる。
「いや、これは王としてではない。この空を愛する一人の魂として、君に最大の感謝を捧げたいのだ。イッセイ・アークフェルド。君は、私の魂を救ってくれた」
そのあまりに真摯な言葉に、俺は返す言葉も見つからなかった。
アナフィエルは立ち上がると、俺たちを現実の《風王の玉座》へと誘った。
彼の力によって、崩壊しかけていた神殿は瞬く間に修復され、元の荘厳な姿を取り戻していた。
玉座の前に立ったアナフィエルは、俺に向き直り、厳かに告げた。
「イッセイ・アークフェルド。私は、君にこの《風王の座》を託したい。君こそが、この空を、そして世界を導く、新たなる王にふさわしい」
「――え?」
俺の口から、間の抜けた声が漏れた。
仲間たちも、全員が目を丸くして固まっている。
(……え、王様? 俺が? いやいやいや、待て待て待て!)
予想の斜め上を行く展開に、俺の思考は完全にショート寸前だった。
「ふ、ふふ……ふふふっ! やったじゃない、イッセイくん! これであなたも一国一城の主ね! 空の王様なんて、最高にクールだわ!」
最初に沈黙を破ったのはルーナだった。
「そ、そうですわ! イッセイ様が王となられるなら、わたくし、喜んで妃としてお側で……って、あら? ルーナ、あなたも立候補するおつもり?」
「当然でしょ、クラリス! 正妃の座は譲らないわよ!」
「なんですって!?」
(……お前ら、話が早すぎないか?)
「空の王……! それってつまり、この方舟全部がイッセイの所有物になるってこと!? 年間予算は!? 税収は!? ねぇ、空中スパの独占営業権とかもらえない!?」
リリィの目は、すでに$マークになっていた。
「王の座……ならば、我もその近衛として、生涯を……」
「イッセイ様が王なら、わたし、メイド長として完璧な生活環境を整えます!」
サーシャとセリアも、それぞれの忠誠心を燃やし始めている。
……いや、みんな、ちょっと待ってくれ。
俺は、そんなもののために旅をしてきたんじゃない。
俺は仲間たちの顔を見渡し、そしてアナフィエルに向き直ると、深く、深く頭を下げた。
「アナフィエル王。そのお言葉、光栄に思います。ですが、その座をお受けすることはできません」
「……なんと?」
アナフィエルの碧眼が、わずかに見開かれる。
「俺は、王になる器じゃない。ただの冒険者です。それに……」
俺は、後ろに立つ仲間たちを、親指でくいと指し示した。
「この空は、誰か一人のものじゃない。ここにいるみんなのものだ。空の民のものだ。そして、これから生まれてくる、すべての命のものだ。俺は、玉座の上から世界を眺めるより、こいつらと一緒に、同じ目線で風を感じながら道を歩いていたいんです」
俺の言葉に、仲間たちが息を呑む。
そして、アナフィエルは……。
「……ふ。ふはははははっ!」
彼は、心の底から楽しそうに笑った。
「……そうか。そうだな。君は、そういう男だった。だからこそ、私は救われたのだな」
彼は玉座に触れると、静かに言った。
「ならば、私も王の座を降りよう。これからの空は、王が支配するのではない。皆で支え、共に歌うものだ」
アナフィエルは、十二の神柱たちに向かって微笑んだ。
「我らは、王と臣下ではない。ただ、この空を愛する“風の守り手”として、共に在ろうではないか」
その言葉に、神柱たちは涙ながらに頷いた。
こうして、蒼穹の方舟は、千年の封印から真に解放された。
支配者ではなく、守護者を得て。
◆ エピローグ 風が歌う未来
数日後。
方舟では、解放を祝う盛大な祭りが開かれていた。空の民たちの歌声と、風鈴の音が、どこまでも響き渡っている。
「イッセイ! こちらだ、酌み交わそうではないか!」
すっかり元気を取り戻したアナフィエルに酒を注がれながら、俺は空の民たちの笑顔に目を細めていた。
「イッセイさん、本当にありがとうございました」
風の巫女エリュアが、深々と頭を下げる。
「あなた方が繋いでくれたこの風を、私たちは決して絶やしません」
「ああ。また必ず会いに来るよ」
「はい。いつでも、風があなた方を歓迎します」
彼女との別れは名残惜しいが、俺たちの旅はまだ続くのだ。
祭りも終わりに近づいた頃、俺たちは《アルセア号》の甲板に集まっていた。
夕焼けが、雲海を燃えるような茜色に染めている。
「……綺麗ね」
俺の隣に立ったクラリスが、うっとりと呟いた。
「ええ。王宮から見る夕日とは、また違う趣がありますわ」
「……今日のあなたを見て、わたくし、少しだけ分かりましたの。王であることの意味を」
「え?」
「独りで立つのが王なのではなく、皆を立たせるのが王……。あなたの答え、わたくしの心にも、深く刻まれましたわ」
彼女はそう言うと、そっと俺の肩に頭を預けてきた。
(……おいおい、これは反則じゃないか?)
夕風の心地よさと、彼女の髪の香りに、俺の心臓が少しだけ速く鳴った。
「なーに二人でいい雰囲気になってるのよー!」
ルーナが、わざと大きな声で割り込んでくる。
「イッセイくん、次に行く場所、もう決めたんでしょ?」
俺は苦笑しながら、胸ポケットから一枚の古びた羊皮紙を取り出した。
それは、リアナの記憶と共に俺の中に現れた、新たな世界の地図だった。
「ああ。風王の件は終わった。だが、俺たちの旅の目的……リアナの魂を完全に救済し、魔王の根源を断つという目的は、まだ終わっていない」
地図には、俺たちの知らない大陸が描かれていた。
「次なる目的地は、ここだ。《始まりの大陸》……すべての神話が生まれた場所」
「始まりの……大陸!」
仲間たちの目に、再び冒険の光が灯る。
「じゃあ、出発ウサ! 新しいぷるぷる素材が待ってるかもしれないウサ!」
「新たな契約書と市場調査が必要ですね」
「にゃーん! 新しいお魚がいるかにゃ!」
騒がしくも頼もしい声が、甲板に響き渡る。
俺は、夕焼けの向こうに広がる未知の空を見つめた。
風が、歌っていた。
それは、終わりを告げる歌ではない。
新たな始まりを祝福し、未来へと続いていく、希望の歌だった。
俺たちの旅は、終わらない。
この仲間たちと共に、風の歌う未来へ。
俺は、ゆっくりと舵を取った。
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