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第16章「夏だ!水着だ!リンクライブ撮影会♥」
バグか!?愛か!?VRビーチ、大炎上
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「……はぁぁあぁ!? なんで“ダンスモード”入ったの!?」
バグだらけのカメラがようやく戻った……かと思いきや。
次に始まったのは──“夏祭りボーナス演出”と誤認された自動ダンスフェーズだった。
音楽が鳴る。
背景がサンセットに変わる。
Vアバターたちの体が、意思に関係なく動き始める。
「にゃっ!? 動くにゃ!勝手に腰が揺れてるにゃ!!」
るるのパレオがふわりと舞い、ファンサモード全開の“猫耳ロックンロール”発動。
「うぅ……いやぁぁぁ……!なんで腰振りながら投げキッスしてるのわたしぃぃぃ!?」
ひよりは顔を真っ赤にしながら、ぎこちなく“ドキドキ♥妹ダンス”を展開中。
「これ、完全に事故じゃなくて事件よ!!」
夜々が苦笑しながら手を振っているが、視線はカメラを睨みつけている。
「ぐっ……! これは敗北。完全なる敗北……」
いのりが踊りながらガクッと膝を折る姿に、逆にコメント欄が大盛り上がり。
「これがスク水でやらされるとか……! 現実、滅ぶべき……!」
一方、みなとはダンスを自然にこなしながら、ぼそり。
「むしろ、やれるな。……これ、使える」
「ちょっと!? 今“営業モード”入ってなかった!?」
メグが自分の“ぴったり水着アバター”を見ながら叫ぶ。
「しかも脱げる仕様また作動してるんですけど!? これ2回目!? もうフラグじゃん!」
──そして、そのとき。
画面中央に、唐突にメッセージが表示される。
【NEWモード解放:360度自由視点・追従カメラ+ユーザー位置同期】
《ONになりました》
「…………」
全員、静止。
「それってつまり……何が起きるの……?」
メグの声が震える。
直後、視聴者側のUIが変化。
**“好きなキャラを、好きな角度で、好きな距離から撮れる”**という悪魔のモードが始まってしまった。
「うわああああああ!? ちょ、待って! その角度は、ないから! ないないないっ!!」
ひよりが絶叫。
「にゃあああああっ!? そんなに顔近づけるにゃああ!!」
るるが猫耳を抑えながら回転。
「今、前屈モーションしちゃダメ!! 絶対ダメなタイミングだから!!」
メグがしゃがんだ瞬間、コメント欄が爆発した。
「すごい、神アングルきた」
「ありがとうレイくん」
「俺たちの夏、始まったな」
「もう二度とログアウトできない体にされてしまった」
その時、スタッフルームでひとり……レイ(コウ)が、蒼白な顔で立ち尽くしていた。
「……これ、完全に俺のせいって思われるやつだよな……」
「ん~、実際ちょっと触ったでしょ? リハ時に“ひよりの視点カメラだけON”とかやってたし」
カオルがモニタにコーヒーを置きながら笑う。
「それが引き金だったってことですか……?」
「でも、悪くないでしょ? ほら、見て」
カオルが画面を指差す。
そこには、照れながらもポーズを決めているひよりの姿。
画面越しのファンコメントには、こんなものが並んでいた。
「ひよこまるちゃん、超がんばってる……!」
「見てて泣きそうになった」
「今日から推します。いや、推させてください」
「──ほら。見られるのが怖かったひよりちゃんが、“見られて良かった”って顔になってる」
「……確かに、そう見えますけど」
「これはね、照れと努力と“好き”が全部混じった、アイドルの顔だよ」
そして、バグだらけの配信も終盤へ──
「ええい! やるしかないにゃ! いくにゃああああ!!」
るるが砂浜を全力で走る。
その後ろを追いかけて、いのりも、メグも、夜々も、ひよりも、みなとも──
ついに、夏のVRビーチ撮影会は“水着乱舞バトルフィナーレ”へ突入した。
「全員、好きなポーズで走れー! 泣いても笑ってもラストだーっ!!」
「この夏が! わたしの“最高の黒歴史”だぁぁぁ!!!」
「いのり……いいから落ち着いて、パッド飛んでる……!」
「ええい! こうなったらコウくんにだけは……サービスしてやるわっ!」
夜々が投げキッスをカメラ越しに決めて──
「ッ……」
コウの目の前の画面が、ぱっとハートで満たされた。
「……って、それ演出もONなの!?!?」
やがて、すべての熱狂が過ぎ去り、
配信は“謎のエフェクトまみれ”でエンディングを迎えることになる。
バグだらけのカメラがようやく戻った……かと思いきや。
次に始まったのは──“夏祭りボーナス演出”と誤認された自動ダンスフェーズだった。
音楽が鳴る。
背景がサンセットに変わる。
Vアバターたちの体が、意思に関係なく動き始める。
「にゃっ!? 動くにゃ!勝手に腰が揺れてるにゃ!!」
るるのパレオがふわりと舞い、ファンサモード全開の“猫耳ロックンロール”発動。
「うぅ……いやぁぁぁ……!なんで腰振りながら投げキッスしてるのわたしぃぃぃ!?」
ひよりは顔を真っ赤にしながら、ぎこちなく“ドキドキ♥妹ダンス”を展開中。
「これ、完全に事故じゃなくて事件よ!!」
夜々が苦笑しながら手を振っているが、視線はカメラを睨みつけている。
「ぐっ……! これは敗北。完全なる敗北……」
いのりが踊りながらガクッと膝を折る姿に、逆にコメント欄が大盛り上がり。
「これがスク水でやらされるとか……! 現実、滅ぶべき……!」
一方、みなとはダンスを自然にこなしながら、ぼそり。
「むしろ、やれるな。……これ、使える」
「ちょっと!? 今“営業モード”入ってなかった!?」
メグが自分の“ぴったり水着アバター”を見ながら叫ぶ。
「しかも脱げる仕様また作動してるんですけど!? これ2回目!? もうフラグじゃん!」
──そして、そのとき。
画面中央に、唐突にメッセージが表示される。
【NEWモード解放:360度自由視点・追従カメラ+ユーザー位置同期】
《ONになりました》
「…………」
全員、静止。
「それってつまり……何が起きるの……?」
メグの声が震える。
直後、視聴者側のUIが変化。
**“好きなキャラを、好きな角度で、好きな距離から撮れる”**という悪魔のモードが始まってしまった。
「うわああああああ!? ちょ、待って! その角度は、ないから! ないないないっ!!」
ひよりが絶叫。
「にゃあああああっ!? そんなに顔近づけるにゃああ!!」
るるが猫耳を抑えながら回転。
「今、前屈モーションしちゃダメ!! 絶対ダメなタイミングだから!!」
メグがしゃがんだ瞬間、コメント欄が爆発した。
「すごい、神アングルきた」
「ありがとうレイくん」
「俺たちの夏、始まったな」
「もう二度とログアウトできない体にされてしまった」
その時、スタッフルームでひとり……レイ(コウ)が、蒼白な顔で立ち尽くしていた。
「……これ、完全に俺のせいって思われるやつだよな……」
「ん~、実際ちょっと触ったでしょ? リハ時に“ひよりの視点カメラだけON”とかやってたし」
カオルがモニタにコーヒーを置きながら笑う。
「それが引き金だったってことですか……?」
「でも、悪くないでしょ? ほら、見て」
カオルが画面を指差す。
そこには、照れながらもポーズを決めているひよりの姿。
画面越しのファンコメントには、こんなものが並んでいた。
「ひよこまるちゃん、超がんばってる……!」
「見てて泣きそうになった」
「今日から推します。いや、推させてください」
「──ほら。見られるのが怖かったひよりちゃんが、“見られて良かった”って顔になってる」
「……確かに、そう見えますけど」
「これはね、照れと努力と“好き”が全部混じった、アイドルの顔だよ」
そして、バグだらけの配信も終盤へ──
「ええい! やるしかないにゃ! いくにゃああああ!!」
るるが砂浜を全力で走る。
その後ろを追いかけて、いのりも、メグも、夜々も、ひよりも、みなとも──
ついに、夏のVRビーチ撮影会は“水着乱舞バトルフィナーレ”へ突入した。
「全員、好きなポーズで走れー! 泣いても笑ってもラストだーっ!!」
「この夏が! わたしの“最高の黒歴史”だぁぁぁ!!!」
「いのり……いいから落ち着いて、パッド飛んでる……!」
「ええい! こうなったらコウくんにだけは……サービスしてやるわっ!」
夜々が投げキッスをカメラ越しに決めて──
「ッ……」
コウの目の前の画面が、ぱっとハートで満たされた。
「……って、それ演出もONなの!?!?」
やがて、すべての熱狂が過ぎ去り、
配信は“謎のエフェクトまみれ”でエンディングを迎えることになる。
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