146 / 177
第20章『ご近所ハーレム、はじめました!?』
僕なりの答えと、鳴りやまないチャイム 予約中
しおりを挟む
AM 10:11 - 絶体絶命アンサータイム
「それで、コウ。……あなたの大切な人は、どの子なの?」
母さんが放ったその一言は、時を止める魔法だった。
俺の部屋の玄関。そこにいる全員の呼吸が止まる。シン、と静まり返った空気の中、俺に向けられる三対六つの瞳。そのすべてに、違う色の期待が揺らめいていた。
(ここから、ひよりの一人称視点)
お兄ちゃん、お願い……! なんて答えるの!? ここはやっぱり、長年連れ添った「妹」って言うべきだよ! でも、でも、もし「彼女」って意味で聞いてるなら……私のこと、ちゃんと「女の子」として……。うぅ、どっちを選んでも地獄で天国だよぉ……!
(ここから、メグの一人称視点)
きたきたきた! ラブコメの最終選択肢イベント! まさかリアルで立ち会えるなんて! ここで私を選んでくれたら、もう一生推す! いやもうすでに一生推してるけど! 神棚作って毎日お供えする! だからお願いコウくん、私っていう最高の推しを選んでくれぇぇぇ!
(ここから、夜々の一人称視点)
まさか、こんな形で答えを迫られるなんて……。彼の母親の前で……。でも、少しだけ……ほんの少しだけ、期待している自分がいるのが悔しい。ここで私を選んだら、あなた、ただの後輩じゃなくなるのよ? その覚悟、あるのかしら……天城くん。
(三人称視点に戻る)
三者三様の想いが、無言の圧力となって俺の背中に突き刺さる。父さんは「おいおい、お母さん」と苦笑いしているが、母さんの目は真剣だ。逃げ場はない。
俺は一度、ゆっくりと目を閉じた。そして、息を吸い込む。
覚悟を、決めた。
俺はまず、メグの方に向き直った。
「母さん、父さん。紹介するよ」
びくり、とメグの肩が跳ねる。
「こっちは、隣の部屋に住んでる葛城メグ。俺がVチューバーとして活動してる事務所の、大事なスタッフなんだ。いつも元気で、俺が落ち込んでるときも、一番に気づいて応援してくれる。俺にとっては、かけがえのない**“仲間”**だよ」
「……っ!」
メグが息を呑むのが分かった。彼女は驚いたように目を見開いたあと、ふっと顔を赤らめて俯いた。
次に、俺は階段の上に立つ夜々先輩を見上げた。
「そして、こっちは上の階に住んでる不知火夜々先輩。事務所の大先輩で、いつもは厳しいけど、誰よりも周りのことが見えてる人だ。俺が活動で悩んでるとき、いつも的確なアドバイスをくれる。俺が心から尊敬してる、最高の**“先輩”**なんだ」
「……っ、ば……」
夜々先輩が何かを言いかけて、唇をきゅっと結んだ。その表情は、不満そうでありながら、どこか照れているようにも見えた。
そして最後に、俺は隣に立つひよりの肩に、そっと手を置いた。
ひよりの体が、小さく震える。
「最後に、こいつは天城ひより。知っての通り、俺の義理の妹だ。わがままで、すぐ拗ねて、手がかかるけど……でも、俺がこの世界に飛び込むきっかけをくれた、一番の理解者だ。俺が“レイ”としてマイクの前に立てるのは、こいつがいてくれるから。ひよりは、俺がこの世界で一番大切で、絶対に守らなきゃいけない、たった一人の**“妹”で――そして、最高の“相棒”**だよ」
言い切った。
これが、今の俺が出せる、たった一つの、誠実な答えだった。
AM 11:30 - 嵐のあとのコーヒータイム
「あらあら、コウったら隅に置けないわねぇ」
結局、母さんはそう言ってニヤニヤ笑うだけだった。俺の答えに納得したのか、あるいは面白がっているだけなのか。父さんは「そうか、良い仲間に恵まれてるんだな。よかったじゃないか、コウ」と穏やかに微笑んでくれた。
嵐のようにやってきた両親は、嵐のように「じゃあ、また来るわね!」と言い残して去っていった。
そして、玄関には俺と、三人のヒロインだけが取り残された。
気まずい。
さっきまでの喧騒が嘘のように、空気が重い。
「……」
「……」
「……」
この沈黙を破ったのは、意外にも夜々先輩だった。
「……まあ、模範解答だったんじゃないかしら。後輩としては、安心したわ」
そう言って、ふい、と顔をそらす。でもその横顔は、少しだけ優しかった。
「そーそー! “仲間”って言ってもらえて、アタシもちょっと嬉しかったし! これからもマネージャー見習いとして、ビシバシ応援していくんでよろしくね、コウくん!」
メグも、いつもの元気な笑顔でそう言った。無理してる感じは、ない。
最後に、ひよりが俺の服の裾をくいっと引っ張った。
「……相棒、か。まあ、悪くない、かな。……でも、妹だけじゃ、やだからね」
ぷくっと頬を膨らませるその顔は、いつものひよりだった。
三者三様の反応。誰も怒っていない。誰も、傷ついていない。
俺の答えは、ちゃんと届いたらしかった。
「……ありがとうな、みんな」
俺がそう言うと、三人は顔を見合わせて、小さく笑った。
この瞬間、俺たちの関係は、ただの“ご近所さん”から、何かもう一つ別の、名前のない特別なものに変わった気がした。
PM 8:00 - 鳴りやまないチャイム
その日の夜、俺は一人、部屋で今日の出来事を振り返っていた。
(全員、大切な人に決まってる。でも……)
“仲間”や“先輩”や“相棒”。
その言葉で括れない、特別な感情が自分の中にも芽生え始めていることに、俺はもう気づいていた。
(いつか、この“大切”の意味を、ちゃんと選ばなきゃいけない日が来るのかもしれないな)
そんな感傷に浸っていた、その時だった。
ピンポーン。
まただ。またこの音だ。
苦笑しながらドアを開けると、そこにはエプロン姿のひよりが立っていた。
「お兄ちゃん、今日の夜ご飯、どうする? 昨日のお礼も兼ねて、夜々先輩のビーフシチューと、メグちゃんの唐揚げと、私の生姜焼き……全部混ぜて“ご近所スペシャル丼”にしてみない?」
「それ、ただの闇鍋だろ!」
俺がツッコミを入れると、ひよりの後ろからメグがひょっこり顔を出した。
「え、何それ面白そう! アタシも混ぜてよ!」
「やめなさい、あなたたち。食べ物を冒涜する気?」
呆れた声と共に、上の階から夜々先輩が降りてくる。
結局、また全員が俺の部屋の前に集まってしまった。
ひよりがいて、隣にメグがいて、上に夜々先輩がいて。
この騒がしくて、面倒で、でもどうしようもなく温かい日常。
「……もう、全員入れよ。今日は鍋だ、鍋」
俺がため息混じりにそう言うと、三人は待ってましたとばかりに笑顔で部屋になだれ込んできた。
鳴りやまないチャイムは、きっと恋の始まりの合図。
そして、この騒がしい日常こそが、俺にとっての答えなのかもしれない。
ご近所ハーレム生活は、まだ始まったばかり。
そして俺の胃袋と心臓は、これからも毎日、嬉しい悲鳴を上げ続けるのだろう。
まあ、それも……悪くない。
「それで、コウ。……あなたの大切な人は、どの子なの?」
母さんが放ったその一言は、時を止める魔法だった。
俺の部屋の玄関。そこにいる全員の呼吸が止まる。シン、と静まり返った空気の中、俺に向けられる三対六つの瞳。そのすべてに、違う色の期待が揺らめいていた。
(ここから、ひよりの一人称視点)
お兄ちゃん、お願い……! なんて答えるの!? ここはやっぱり、長年連れ添った「妹」って言うべきだよ! でも、でも、もし「彼女」って意味で聞いてるなら……私のこと、ちゃんと「女の子」として……。うぅ、どっちを選んでも地獄で天国だよぉ……!
(ここから、メグの一人称視点)
きたきたきた! ラブコメの最終選択肢イベント! まさかリアルで立ち会えるなんて! ここで私を選んでくれたら、もう一生推す! いやもうすでに一生推してるけど! 神棚作って毎日お供えする! だからお願いコウくん、私っていう最高の推しを選んでくれぇぇぇ!
(ここから、夜々の一人称視点)
まさか、こんな形で答えを迫られるなんて……。彼の母親の前で……。でも、少しだけ……ほんの少しだけ、期待している自分がいるのが悔しい。ここで私を選んだら、あなた、ただの後輩じゃなくなるのよ? その覚悟、あるのかしら……天城くん。
(三人称視点に戻る)
三者三様の想いが、無言の圧力となって俺の背中に突き刺さる。父さんは「おいおい、お母さん」と苦笑いしているが、母さんの目は真剣だ。逃げ場はない。
俺は一度、ゆっくりと目を閉じた。そして、息を吸い込む。
覚悟を、決めた。
俺はまず、メグの方に向き直った。
「母さん、父さん。紹介するよ」
びくり、とメグの肩が跳ねる。
「こっちは、隣の部屋に住んでる葛城メグ。俺がVチューバーとして活動してる事務所の、大事なスタッフなんだ。いつも元気で、俺が落ち込んでるときも、一番に気づいて応援してくれる。俺にとっては、かけがえのない**“仲間”**だよ」
「……っ!」
メグが息を呑むのが分かった。彼女は驚いたように目を見開いたあと、ふっと顔を赤らめて俯いた。
次に、俺は階段の上に立つ夜々先輩を見上げた。
「そして、こっちは上の階に住んでる不知火夜々先輩。事務所の大先輩で、いつもは厳しいけど、誰よりも周りのことが見えてる人だ。俺が活動で悩んでるとき、いつも的確なアドバイスをくれる。俺が心から尊敬してる、最高の**“先輩”**なんだ」
「……っ、ば……」
夜々先輩が何かを言いかけて、唇をきゅっと結んだ。その表情は、不満そうでありながら、どこか照れているようにも見えた。
そして最後に、俺は隣に立つひよりの肩に、そっと手を置いた。
ひよりの体が、小さく震える。
「最後に、こいつは天城ひより。知っての通り、俺の義理の妹だ。わがままで、すぐ拗ねて、手がかかるけど……でも、俺がこの世界に飛び込むきっかけをくれた、一番の理解者だ。俺が“レイ”としてマイクの前に立てるのは、こいつがいてくれるから。ひよりは、俺がこの世界で一番大切で、絶対に守らなきゃいけない、たった一人の**“妹”で――そして、最高の“相棒”**だよ」
言い切った。
これが、今の俺が出せる、たった一つの、誠実な答えだった。
AM 11:30 - 嵐のあとのコーヒータイム
「あらあら、コウったら隅に置けないわねぇ」
結局、母さんはそう言ってニヤニヤ笑うだけだった。俺の答えに納得したのか、あるいは面白がっているだけなのか。父さんは「そうか、良い仲間に恵まれてるんだな。よかったじゃないか、コウ」と穏やかに微笑んでくれた。
嵐のようにやってきた両親は、嵐のように「じゃあ、また来るわね!」と言い残して去っていった。
そして、玄関には俺と、三人のヒロインだけが取り残された。
気まずい。
さっきまでの喧騒が嘘のように、空気が重い。
「……」
「……」
「……」
この沈黙を破ったのは、意外にも夜々先輩だった。
「……まあ、模範解答だったんじゃないかしら。後輩としては、安心したわ」
そう言って、ふい、と顔をそらす。でもその横顔は、少しだけ優しかった。
「そーそー! “仲間”って言ってもらえて、アタシもちょっと嬉しかったし! これからもマネージャー見習いとして、ビシバシ応援していくんでよろしくね、コウくん!」
メグも、いつもの元気な笑顔でそう言った。無理してる感じは、ない。
最後に、ひよりが俺の服の裾をくいっと引っ張った。
「……相棒、か。まあ、悪くない、かな。……でも、妹だけじゃ、やだからね」
ぷくっと頬を膨らませるその顔は、いつものひよりだった。
三者三様の反応。誰も怒っていない。誰も、傷ついていない。
俺の答えは、ちゃんと届いたらしかった。
「……ありがとうな、みんな」
俺がそう言うと、三人は顔を見合わせて、小さく笑った。
この瞬間、俺たちの関係は、ただの“ご近所さん”から、何かもう一つ別の、名前のない特別なものに変わった気がした。
PM 8:00 - 鳴りやまないチャイム
その日の夜、俺は一人、部屋で今日の出来事を振り返っていた。
(全員、大切な人に決まってる。でも……)
“仲間”や“先輩”や“相棒”。
その言葉で括れない、特別な感情が自分の中にも芽生え始めていることに、俺はもう気づいていた。
(いつか、この“大切”の意味を、ちゃんと選ばなきゃいけない日が来るのかもしれないな)
そんな感傷に浸っていた、その時だった。
ピンポーン。
まただ。またこの音だ。
苦笑しながらドアを開けると、そこにはエプロン姿のひよりが立っていた。
「お兄ちゃん、今日の夜ご飯、どうする? 昨日のお礼も兼ねて、夜々先輩のビーフシチューと、メグちゃんの唐揚げと、私の生姜焼き……全部混ぜて“ご近所スペシャル丼”にしてみない?」
「それ、ただの闇鍋だろ!」
俺がツッコミを入れると、ひよりの後ろからメグがひょっこり顔を出した。
「え、何それ面白そう! アタシも混ぜてよ!」
「やめなさい、あなたたち。食べ物を冒涜する気?」
呆れた声と共に、上の階から夜々先輩が降りてくる。
結局、また全員が俺の部屋の前に集まってしまった。
ひよりがいて、隣にメグがいて、上に夜々先輩がいて。
この騒がしくて、面倒で、でもどうしようもなく温かい日常。
「……もう、全員入れよ。今日は鍋だ、鍋」
俺がため息混じりにそう言うと、三人は待ってましたとばかりに笑顔で部屋になだれ込んできた。
鳴りやまないチャイムは、きっと恋の始まりの合図。
そして、この騒がしい日常こそが、俺にとっての答えなのかもしれない。
ご近所ハーレム生活は、まだ始まったばかり。
そして俺の胃袋と心臓は、これからも毎日、嬉しい悲鳴を上げ続けるのだろう。
まあ、それも……悪くない。
2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに
家紋武範
恋愛
となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。
ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる