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Scene 6: 権限奪取(オーバーライド)
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「素晴らしい……。脳内の快感中枢を刺激するだけでこれほど濡れるとは」
佐伯はタブレットの画面を指でなぞる。
その動きに合わせて床に倒れ込んだ透子の背中がビクン!と跳ね上がり、虚ろな瞳から涙がこぼれ落ちた。
「あ゛っ、あ゛ぁ……やだ、頭の中が……ジリジリするぅ……」
「三枝君、君は下がっていなさい。彼女は今、私が作ったプログラム(快楽)と同期している。不用意に触れれば彼女の精神が崩壊しかねな……」
佐伯が得意げに警告したその時だった。
「黙って見ていろ三流プログラマー」
俺は佐伯の警告を無視し震える透子の身体を抱き起こした。
そして、躊躇なく彼女の唇を塞ぎ舌を深くねじ込んだ。
「んむッ!?ん、んぅぅ……ッ!」
「……ほう?強引なキスで覚醒させようとでも?無駄だよ。今の彼女は私の指先ひとつで……」
佐伯が不快そうに眉をひそめタブレットのスライダーを『強』へと動かす。
強制的な絶頂信号。
透子の喉から悲鳴に近い声が漏れるはずだった。
だが。
「……ん、ぁ……ちゅ、ぷぅ……っ♡」
透子の口から漏れたのは甘く蕩けた吐息だった。
彼女の腕が、力なく、しかし確かに俺の首に絡みついてくる。
「な……なぜだ?最大出力だぞ!?」
「お前の信号(おもちゃ)なんて今の彼女には『ノイズ』に過ぎないんだよ」
俺は唇を離し、銀糸を引きながら唖然とする佐伯を見据えた。
そして、透子の濡れそぼった秘所に自身の張り詰めた楔(くさび)をあてがう。
「見せてやるよ、佐伯。……これが『本物』の接続だ」
ズチュンッ!!
一息で貫いた。
潤沢な愛液のおかげで抵抗なく根元まで飲み込まれる。
「あ゛あ゛あ゛っ♡ はいっ、入ったぁ……!三枝くんの、あついぃぃッ!」
透子の瞳に光が宿る。
佐伯に向けられていた虚ろな視線が、俺という焦点を結び熱狂的な愛着へと変わる。
「透子さん、俺を見て。……あいつの信号なんか無視しろ。俺の熱だけを感じろ」
「うん、うんっ……!あいつの、機械みたいで気持ち悪い……!三枝くんのがいい……あなたの肉棒で上書きしてぇッ!」
俺は彼女の腰を掴み佐伯に見せつけるように激しく腰を打ち付けた。
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ!!
「ぐ、ふ……っ!そ、そんな獣のようなピストン運動で……私の繊細な調整が……!」
「繊細?笑わせるな!」
ドガァンッ!と最奥を突き上げる。
「ひぃぃいッ!すごぉいッ!脳みそ揺れるぅッ!」
「彼女が欲しがってるのはそんな電子信号じゃない。……骨と肉がぶつかり合う暴力的な愛だ!」
俺はわざと結合部が佐伯に見えるように体勢を変えた。
彼の作り上げた「生体素子」が俺の動きに合わせて貪欲に収縮し愛液をまき散らしている様を特等席で見せてやる。
◆ 氷川透子
(あぁ、すごい……三枝くんが、怒ってる……)
頭の奥でまだ佐伯の作った不快な信号がチリチリと鳴っている。
『イけ』『濡れろ』『従え』という命令。
でもそんなもの、三枝くんの圧倒的な質量の前では波打ち際の砂の城みたいに崩れ去っていく。
(これが本物……。硬くて、熱くて、乱暴で……愛おしい!)
「三枝くん……っ、もっと!あいつに見せつけて!わたしが誰の女かわからせてやって!」
佐伯の視線なんてもう怖くない。
むしろあの男が見ている前で三枝くんに乱されることが、背徳的なスパイスになって燃え上がる。
(ざまぁみろ。……あなたのタブレットじゃここ(子宮)までは届かないのよ!)
「イクッ!三枝くんのでイクッ!あいつの命令じゃなくて、あなたの精子(なかみ)が欲しくてイクのぉぉッ!!」
◆
「お、おい、数値が……心拍数と快感値が計測不能だと!?」
佐伯が狼狽してタブレットを叩く。
画面に『ERROR』の文字が点滅しているのが見えた。
「エラー?当たり前だ」
俺は全身全霊を込めて最後のスパートをかける。
七回のループで培った彼女の性感帯をピンポイントで抉る神速の腰使い。
「彼女は人間だ。……お前のちっぽけな計算式でこの『愛』が測れるかよッ!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛っ♡壊れるぅっ!佐伯ぃっ、見てるかぁッ!わたし、今、世界で一番幸せなのぉぉおおッ!!」
透子が絶叫し全身を弓なりに反らせる。
その瞬間俺も限界を超えた。
「うぉぉおおおッ!!」
ドプッ、ドプッ、ドプッ……!!
佐伯の目の前で、俺たちは同時に果てた。
これ以上ないほど濃厚な中出し。
透子の膣内が痙攣し、俺のすべてを搾り取ろうと脈打つ。
その波動は物理的な振動となって空気を揺らした。
パリンッ……。
乾いた音が響く。
佐伯の手の中でタブレットの画面に亀裂が入ったのだ。
物理的な衝撃ではない。
彼女の脳から発せられた、許容量(キャパシティ)を超えた感情の奔流が同期していたデバイスを焼き切ったのだ。
「ば、馬鹿な……。システムがダウンした……?」
佐伯は割れた画面を見つめ膝から崩れ落ちた。
情事の後のむせ返るような匂いが充満するオフィスで勝者と敗者は明確だった。
俺は荒い息を整えながら、恍惚の表情で失神しかけている透子を抱きしめる。
そして、敗北者に冷ややかな一瞥をくれた。
「……回収完了だ。消えろ」
佐伯は顔面蒼白で逃げるように闇の中へと消えていった。
もはや彼は「管理者」ではない。
ただの「覗き魔」に成り下がったのだ。
佐伯はタブレットの画面を指でなぞる。
その動きに合わせて床に倒れ込んだ透子の背中がビクン!と跳ね上がり、虚ろな瞳から涙がこぼれ落ちた。
「あ゛っ、あ゛ぁ……やだ、頭の中が……ジリジリするぅ……」
「三枝君、君は下がっていなさい。彼女は今、私が作ったプログラム(快楽)と同期している。不用意に触れれば彼女の精神が崩壊しかねな……」
佐伯が得意げに警告したその時だった。
「黙って見ていろ三流プログラマー」
俺は佐伯の警告を無視し震える透子の身体を抱き起こした。
そして、躊躇なく彼女の唇を塞ぎ舌を深くねじ込んだ。
「んむッ!?ん、んぅぅ……ッ!」
「……ほう?強引なキスで覚醒させようとでも?無駄だよ。今の彼女は私の指先ひとつで……」
佐伯が不快そうに眉をひそめタブレットのスライダーを『強』へと動かす。
強制的な絶頂信号。
透子の喉から悲鳴に近い声が漏れるはずだった。
だが。
「……ん、ぁ……ちゅ、ぷぅ……っ♡」
透子の口から漏れたのは甘く蕩けた吐息だった。
彼女の腕が、力なく、しかし確かに俺の首に絡みついてくる。
「な……なぜだ?最大出力だぞ!?」
「お前の信号(おもちゃ)なんて今の彼女には『ノイズ』に過ぎないんだよ」
俺は唇を離し、銀糸を引きながら唖然とする佐伯を見据えた。
そして、透子の濡れそぼった秘所に自身の張り詰めた楔(くさび)をあてがう。
「見せてやるよ、佐伯。……これが『本物』の接続だ」
ズチュンッ!!
一息で貫いた。
潤沢な愛液のおかげで抵抗なく根元まで飲み込まれる。
「あ゛あ゛あ゛っ♡ はいっ、入ったぁ……!三枝くんの、あついぃぃッ!」
透子の瞳に光が宿る。
佐伯に向けられていた虚ろな視線が、俺という焦点を結び熱狂的な愛着へと変わる。
「透子さん、俺を見て。……あいつの信号なんか無視しろ。俺の熱だけを感じろ」
「うん、うんっ……!あいつの、機械みたいで気持ち悪い……!三枝くんのがいい……あなたの肉棒で上書きしてぇッ!」
俺は彼女の腰を掴み佐伯に見せつけるように激しく腰を打ち付けた。
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ!!
「ぐ、ふ……っ!そ、そんな獣のようなピストン運動で……私の繊細な調整が……!」
「繊細?笑わせるな!」
ドガァンッ!と最奥を突き上げる。
「ひぃぃいッ!すごぉいッ!脳みそ揺れるぅッ!」
「彼女が欲しがってるのはそんな電子信号じゃない。……骨と肉がぶつかり合う暴力的な愛だ!」
俺はわざと結合部が佐伯に見えるように体勢を変えた。
彼の作り上げた「生体素子」が俺の動きに合わせて貪欲に収縮し愛液をまき散らしている様を特等席で見せてやる。
◆ 氷川透子
(あぁ、すごい……三枝くんが、怒ってる……)
頭の奥でまだ佐伯の作った不快な信号がチリチリと鳴っている。
『イけ』『濡れろ』『従え』という命令。
でもそんなもの、三枝くんの圧倒的な質量の前では波打ち際の砂の城みたいに崩れ去っていく。
(これが本物……。硬くて、熱くて、乱暴で……愛おしい!)
「三枝くん……っ、もっと!あいつに見せつけて!わたしが誰の女かわからせてやって!」
佐伯の視線なんてもう怖くない。
むしろあの男が見ている前で三枝くんに乱されることが、背徳的なスパイスになって燃え上がる。
(ざまぁみろ。……あなたのタブレットじゃここ(子宮)までは届かないのよ!)
「イクッ!三枝くんのでイクッ!あいつの命令じゃなくて、あなたの精子(なかみ)が欲しくてイクのぉぉッ!!」
◆
「お、おい、数値が……心拍数と快感値が計測不能だと!?」
佐伯が狼狽してタブレットを叩く。
画面に『ERROR』の文字が点滅しているのが見えた。
「エラー?当たり前だ」
俺は全身全霊を込めて最後のスパートをかける。
七回のループで培った彼女の性感帯をピンポイントで抉る神速の腰使い。
「彼女は人間だ。……お前のちっぽけな計算式でこの『愛』が測れるかよッ!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛っ♡壊れるぅっ!佐伯ぃっ、見てるかぁッ!わたし、今、世界で一番幸せなのぉぉおおッ!!」
透子が絶叫し全身を弓なりに反らせる。
その瞬間俺も限界を超えた。
「うぉぉおおおッ!!」
ドプッ、ドプッ、ドプッ……!!
佐伯の目の前で、俺たちは同時に果てた。
これ以上ないほど濃厚な中出し。
透子の膣内が痙攣し、俺のすべてを搾り取ろうと脈打つ。
その波動は物理的な振動となって空気を揺らした。
パリンッ……。
乾いた音が響く。
佐伯の手の中でタブレットの画面に亀裂が入ったのだ。
物理的な衝撃ではない。
彼女の脳から発せられた、許容量(キャパシティ)を超えた感情の奔流が同期していたデバイスを焼き切ったのだ。
「ば、馬鹿な……。システムがダウンした……?」
佐伯は割れた画面を見つめ膝から崩れ落ちた。
情事の後のむせ返るような匂いが充満するオフィスで勝者と敗者は明確だった。
俺は荒い息を整えながら、恍惚の表情で失神しかけている透子を抱きしめる。
そして、敗北者に冷ややかな一瞥をくれた。
「……回収完了だ。消えろ」
佐伯は顔面蒼白で逃げるように闇の中へと消えていった。
もはや彼は「管理者」ではない。
ただの「覗き魔」に成り下がったのだ。
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