【R18】異世界帰りのSSS級勇者、うっかりMAXにした【魅力】スキルで日常が崩壊する ~魔王は倒せたけど、ヒロイン達からは逃げられない?

のびすけ。

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第二章 学園の偶像(アイドル)は、勇者に啼く

乙女たちの円卓会議(ハーレムカンファレンス)

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翌朝、翔太は恋人である陽奈美にすべてを打ち明けるため、二人きりで学校の屋上に来ていた。
秋の澄んだ空気が、彼の罪悪感に満ちた心をわずかに軽くしてくれる。

「…ごめん、陽奈美」

翔太は、昨日の麗華との一件、そしてその前のエレオノール、凛花との夜のことを、正直に、そして深く頭を下げながら話した。

彼のスキル【魅力:MAX】が彼女たちの感情を危険なレベルまで増幅させてしまったこと、そして、それに応えることが、彼女たちを救う唯一の方法だったと信じていること。

「もちろん、僕自身も、彼女たちに惹かれていたのは事実だ。だから、これは言い訳でしかない。君という、世界で一番大切な恋人がいるのに、僕は…最低なことをした。どんな風に罵られても、仕方ないと思ってる」

しかし、陽奈美の反応は、翔太の予想とは全く違うものだった。
彼女は、静かに彼の話を聞き終えると、困ったように、でも、どこまでも優しく微笑んだ。

「…もう、翔太は昔からそうだよね。いっつも、一人で全部抱え込んじゃうんだから」

「え…?」

「仕方ないよ。だって、翔太がそうしなきゃいけなかったんでしょ?」

陽奈美の瞳は、全てをお見通しだった。
彼女は、翔太の特異な体質も、彼の優しすぎる性格も、すべて理解していた。
その上で、彼を許し、受け入れてくれている。

「でもね、翔太。一つだけ、約束して。もう一人で悩まないで。これからは、私がいるんだから」

「陽奈美…」

「だから、あとは、私に任せて?」

そう言うと、彼女は悪戯っぽく片目をつぶった。

「今日は、翔太の家で女子会を開催することにしたから! 翔太は、邪魔だからどこかのダンジョンでも攻略してきてね?」

その有無を言わせぬ、正妻の風格に、勇者である翔太も、ただ頷くことしかできなかった。



その日の午後、相川家のリビングは、甘いお茶の香りと、七人七様の美女たちが発する、見えない火花によって、奇妙な緊張感に包まれていた。

会場は、翔太の自宅。
参加メンバーは、この会議の主催者である鮎川陽奈美。

そして、相川家の義妹、理奈と瑠奈。義母の静香。
さらに、昨日までのライバルであった、聖騎士エレオノール、賢者九条凛花、格闘家王麗華。
まさに、翔太ハーレムの円卓会議だった。

陽奈美は、この日のために、翔太の家族である静香たちに事前に根回しを済ませていた。
静香もまた、息子のことで心を痛めており、この会議の開催を快く受け入れてくれたのだ。

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「えー、本日はお集まりいただき、ありがとうございます! 主催者の鮎川陽奈美です!」

緊張をほぐすように、陽奈美がわざと明るく切り出す。

「まず、この一ヶ月の状況を整理しましょう! 私たちの愛する相川翔太くんが、異世界から帰還し、とんでもないチートスキル…女の子を無条件で惚れさせてしまう【魅力:MAX】というとんでもない呪いにかかっていることは、皆さん、薄々お気づきかと思います!」

そのストレートすぎる物言いに、何人かがこくりと頷く。

「そのせいで、翔太は、たくさんの人を無自覚に狂わせてしまった。もちろん、私たちも含めて。でもね、私は思うんです。彼の魅力は、スキルのせいだけじゃないって」

陽奈美は、一人一人の顔を、真っ直ぐに見つめながら語り始めた。

「私は、翔太が異世界に行く前から、十年以上、ずっと彼のことが好きでした。優しくて、ちょっと頼りなくて、でも、いざという時には誰よりも強い。そんな彼が、大好きだった。だから、彼が誰を好きになっても、誰に好かれても、その気持ちを否定したくない。…ううん、彼の全部を、受け入れて、支えてあげたい。それが、私の答えです」

そして、彼女は他のメンバーに向き直った。

「それで、みんなは、どうなのかな? これから、翔太と、どうなりたい?」

最初に口を開いたのは、エレオノールだった。彼女は、すっと背筋を伸ばし、凛とした声で言った。

「わたくしは、翔太さまを、生涯お仕えすべき主君(マイロード)だと、この魂に誓いました。主君が、多くの女性に愛されるのは、その器の大きさの証。わたくしは、その筆頭騎士として、彼の剣となり、盾となり、そして…彼の愛を賜る一人の女として、生涯を捧げる覚悟ですわ。皆様とは、主君を支える、良き戦友になれたらと願っております」

次に、凛花が静かに眼鏡の位置を直しながら口を開いた。

「ワタシの分析によれば、相川くん…いえ、翔太くんを中心に、我々がコミュニティを形成し、互いに協力し合うことが、全員の幸福度を最大化する、最も合理的な解であると結論が出ました。ワタシにとって、彼は、この世界のどんな数式よりも美しい『真理』そのもの。その真理を、皆様と共に探求していけるのなら、これ以上の喜びはありませんわ」

「ワタシは、難しいことはよくわからないアル!」
今度は、麗華が快活に笑いながら言った。
「でも、翔太はワタシが惚れた、世界で一番強い男ネ! 強い雄が、たくさんの雌を侍らせるのは、自然の摂理アルよ! みんなで仲良く、翔太を取り合って、毎日が組手みたいで、絶対楽しいアル!」

理奈と瑠奈は、顔を見合わせて、にこりと笑うと、声を揃えて言った。
「「私たちは、翔太お兄ちゃんが、だーいすき♡!」」
理奈が続ける。「陽奈美お姉ちゃんや、新しいお姉さんたちが来る前から、私たちはお兄ちゃんの『特別』だったんだから! その場所を認めてくれるなら、みんながお兄ちゃんを好きでも、私たちは、別に構わないよ?」
瑠奈がこくりと頷く。「…うん。みんなで、お兄ちゃんを、幸せにしてあげたいな…って」

最後に、静香がおずおずと、しかし決意を秘めた瞳で口を開いた。
「わたくしは…皆さんのように、彼の隣で戦うことはできません。そして、母親として、一線を越えてしまったことに、今も深い罪悪感を感じています…。でも、あの子に、翔太さんに、女として愛された喜びも、また、紛れもない真実なのです。もし、お許しいただけるのなら、わたくしは、母親として、そして…彼を愛する一人の女として、皆様と共に、あの子の帰る場所を守っていきたいと、そう、願っております」

それぞれの、真っ直ぐな想い。翔太という一人の男に向けられた、七人七様の、純粋な愛。
その告白に、リビングは、感動と、そして不思議な一体感に包まれていた。

ーーーーー

その場の空気が、ふっと和らいだ瞬間だった。

「…それで、さ」

陽奈美が、少し頬を染めながら、爆弾を投下した。

「ぶっちゃけ、みんなどこまでやったの?♡ 翔太と、どんな風に、愛されたの…?♡」

その一言で、乙女たちの円卓会議は、赤裸々な女子会へと姿を変えた。

「えっ!? そ、それは…!」

エレオノールが、顔を真っ赤にして狼狽える。

「わ、わたくしは、その…泉のほとりで、翔太さまに、め、命令されて…♡」

「「「命令!?」」」

「きゃー! エレオノールさん、Mなの!?」

「ち、違いますわ! これは、騎士としての、その…!」

「ワタシは、深夜の教室で、翔太くんに『講義』を…♡」

「「「講義!?」」」

「理性の象言徴であるメガネを外されて、教卓の上で、色々な『データ』を、注入されて…♡」

「凛花さん、意外とやるぅ~!」

「ワタシは、道場で〝夜の組手〟を挑んだアル! 最初はワタシが攻めたけど、結局、翔太の圧倒的な〝強さ〟の前に、完敗だったネ…♡ でも、最高の敗北だったアル…♡」

「「「きゃー♡ 格闘家っぽいー!」」」

理奈と瑠奈も、得意げに胸を張る。

「「私たちは、お風呂で、三人でだよ♡」」

「「「さんにん!?」」」

「うんっ! お兄ちゃんのおっきいおちんちんを、理奈と瑠奈で、挟み撃ちにしてあげたんだから♡」

静香までもが、ぽっと頬を染めて、小さな声で呟いた。

「わ、わたくしは…あの子の膝の上で、母としてではなく、静香、と、名前を…♡」

「「「お母様、一番エッチです!!!」」」

きゃあきゃあと、乙女たちのはしゃぎ声が、リビングに響き渡る。
さっきまでの緊張感はどこへやら、彼女たちは、同じ男を愛する「同志」として、急速に打ち解けていった。

ーーーーー

そんな、最高潮の盛り上がりの中、ガチャリ、と玄関のドアが開く音がした。

「ただいまー。…あの、もう、入ってもいいかな?」

恐る恐るリビングを覗き込んだのは、ダンジョン攻略を終えて帰ってきた、この家の主、相川翔太だった。
その姿を認めた瞬間、七人の乙女たちの視線が、一斉に彼へと注がれる。

「「「「「「「おかえりなさい、翔太(くん・さま・お兄ちゃん・さん)♡!」」」」」」」

七色の声で出迎えられ、翔太は一瞬、何が起こったのかわからず、目をぱちくりさせた。
陽奈美が、代表して、にこやかに報告する。

「翔太、会議は終わったよ。結論から言うと、満場一致で、『翔太ハーレム結成』が可決されました♡」

「か、可決…」

翔太が呆然としていると、乙女たちが、一人、また一人と、彼の元へ歩み寄ってきた。

一番手は、陽奈美。

「私は、翔太の最初の恋人として、みんなをまとめるからね。大好きだよ、翔太♡」

そう言うと、彼女は、正妻の余裕を見せつけるかのように、彼の唇に、ちゅ、と甘いキスをしてくれた。

二番手は、エレオノール。

「翔太さま。この剣と、この身と、この恋心、改めて貴方様に捧げます。わたくしを、貴方だけの騎士にしてください♡」

彼女は、騎士の礼を取るように、彼の手に、敬愛を込めたキスをしてくれた。

三番手は、凛花。

「翔太くん。貴方という『真理』のそばで、ワタシは、愛という名の最も美しい数式を、解き明かしていきたいのです♡」

彼女は、少し背伸びをして、彼の知的な唇に、自分のそれを重ね合わせた。

四番手は、麗華。

「翔太! ワタシを、世界で一番強い女にしてアル! そしたら、ワタシが、世界で一番強いアンタの子供を、いっぱい産んでやるネ♡!」

彼女は、太陽のような笑顔で、彼の頬に、元気いっぱいのキスをしてくれた。

五番手と六番手は、理奈と瑠奈。

「「お兄ちゃん、大好き♡ 私たちが、いっちばん、お兄ちゃんを甘やかしてあげるんだからね♡!」」

二人は、左右から、彼の頬に、同時に、可愛らしいキスをしてくれた。

そして、最後に、静香。

「翔太さん…。こんな母ですが、これからも、あなたのそばに、いさせてくださいね…♡」

彼女は、涙を浮かべながら、彼の額に、慈愛に満ちた、母であり、女であるキスをしてくれた。

七人分の、温かくて、柔らかくて、甘い感触。
その、あまりにも大きな愛情に、翔太は、肩の荷がふっと降りたような気がした。

もう、一人で悩まなくていいんだ、と。
だが、すぐに、その考えを改める。違う。荷が降りたのではない。むしろ、その逆だ。

(…この七人分の、幸せと、人生の全てを、僕が背負うんだ)

その覚悟は、異世界で魔王と対峙した時よりも、ずっと重く、そして、どこまでも温かかった。
翔太は、一人一人の瞳を、真っ直ぐに見つめ返すと、決意を込めて、宣言した。

「陽奈美。ありがとう。君が、僕の最初で、最高の恋人だ」

「エレオノールさん。君の主君として、君の誇りになれるように、僕も戦うよ」

「凛花さん。二人で、誰も知らない愛の答えを、見つけにいこう」

「麗華。ああ、もちろんさ。君を、世界一の女にして、僕がその全てを受け止めてやる」

「理奈、瑠奈。君たちは、僕の、世界で一番大切で、可愛い宝物だ」

「…母さん。ううん、静香さん。これからも、家族として、そして…一人の男として、貴女を、幸せにさせてください」

その言葉に、七輪の華が、世界で一番美しい笑顔で、咲き誇った。
こうして、相川翔太の、甘く、激しく、そして、どこまでも愛おしいハーレム生活は、本当の意味で、その幕を開けたのだった。
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