43 / 96
第七章 聖騎士の初デートは、波乱の幕開け ~甘いお祭りの約束は、奈落の底へ~
浮かれた心と、不意の落とし穴
しおりを挟む
「ふふっ…♡ ふふふふっ…♡」
わたくしとしたことが、したことが、したことが! ここ数日、私の口元は、まるで、緩みきったリュートの弦のように、だらしがなく、にやにやと、弧を描き続けておりました。
無理もありませんわ。だって、明後日は、待ちに待った、翔太さまとの、初めての、でーと、なのですから!
私の部屋のベッドの上には、この日のために誂えた、美しい紫色の浴衣が、広げられています。
夜空に咲く、儚い桔梗の花が描かれた、それはそれは、気品のある一品。
帯は、金色の蝶の刺繍が入ったもの。髪飾りは、小さな、ガラス細工のかんざし。
翔太さまとのデートの行き先は、浅草。
日本の、古き良き文化が残る、美しい街。
そこで、週末に行われる、小さなお祭りに、連れて行ってくださる、と。
(翔太さまと、浴衣で、手を繋いで…♡) (りんご飴を、二人で、あーん、して、食べさせ合ったり…♡)
(金魚すくいで、わたくしが掬えなかった金魚を、翔太さまが、一匹だけ、そっと、掬ってくださったり…♡)
ああ、もう! 想像しただけで、顔が、熱くて、どうにかなってしまいそうですわ! そして、デートの後、もちろん、夜は…。
(…♡)
思い出すのは、あの、礼拝堂での、初めての夜。
あの時の私は、もう、いっぱいいっぱいで、余裕なんて、全くありませんでした。
ただ、翔太さまに与えられる、圧倒的な快感に、なすすべもなく、翻弄されて…。
でも、今度は、違いますわ。
私も、凛花さんや、麗華さんのように、自分から、翔太さまを、喜ばせてさしあげたい。
そして、私自身も、もっと、もっと、あの、とろけるような快感を、味わいたい。
そのために、わたくし、この数日、スマホという、便利な魔道具で、色々と、〝勉強〟いたしましたのよ。 今度の夜は、私が、翔太さまのおっきいおちんちんを、この唇で、奉仕してさしあげて…。
そして、今度は、私から、彼の上に、跨って…。
「ひゃぅっ♡!?」
自分の、あまりにも、はしたない妄想に、思わず、声が漏れてしまいました。
ああ、わたくし、完全に、浮かれきっておりますわ…。
ーーーーー
デートの前日。
私たちは、パーティ全員で、いつものように、ダンジョンの攻略に出ておりました。
明日のデートを、万全の体調で迎えるためにも、今日の訓練は、早めに切り上げる予定でした。
その、はずだったのです。
「エレオノールさん、右翼から、ガーゴイル三体!」
「お任せください、陽奈美さん!」
私は、仲間を守る盾として、完璧に、敵の攻撃を、捌いておりました。
ええ、完璧に、ですわ。
ただ、ほんの、ほんの少しだけ、心が、明日のことで、ふわふわしていたのは、事実です。
(明日の今頃は、翔太さまと…♡) そんな、一瞬の、気の緩み。
それが、命取りでした。
敵の一体を、聖剣で切り伏せ、一歩、後ろに下がった、その時。
カチリ、と、足元で、嫌な音がしたのです。
「…! しまった!」
「エレオノールさん、そこは…!」
凛花さんの、焦った声が、聞こえましたが、もう、遅い。
私の足元に、今まで、何一つなかったはずの空間に、突如として、禍々しい紫色の魔法陣が、浮かび上がったのです。
「罠ですわ! 皆さん、離れて!」
「だめ! それは、強制転移の魔法陣! 一度、発動したら、もう、解除は間に合わない!」
凛花さんの、絶望的な声。
魔法陣の光が、どんどん、強くなっていく。
身体が、まるで、底なし沼に沈んでいくみたいに、動かない。
深層への、強制転移。それは、死を意味します。
たった一人で、高難易度の階層に飛ばされたら、たとえ、S級の冒険者であろうと、生きては帰れません。
(ああ、わたくしは、ここで…)
死の恐怖と、翔太さまとの、甘いデートの約束が、果たせなくなる、絶望。
目の前が、真っ白になった、その瞬間でした。
「――エレオノールッ!」
翔太さまの、叫び声。 そして、閃光に包まれる、寸前。
力強い腕が、私の腰を、ぐっと、強く、引き寄せたのです。
「一人には、させない」
耳元で聞こえた、その、どこまでも、頼もしい声。
それが、私が、この階層で聞いた、最後の言葉でした。
◇
「…ん…っ…」
どれくらい、そうしていたでしょう。
激しい浮遊感と、圧迫感の後、私の意識は、硬い岩盤に、叩きつけられる、強い衝撃で、覚醒しました。
「いった…!」
「大丈夫か、エレオノールさん!」
すぐに、翔太さまの声がして、彼の、温かい光が、私の身体を、包み込みます。
【女神の息吹(グレイス・ヒール)】
転移の衝撃で、捻ってしまった足首の痛みが、すうっと、引いていきました。
私は、ゆっくりと、身体を起こし、周囲を見渡して、絶句しました。
そこは、今まで、私たちが攻略してきた、どの階層とも、全く違う、異様な空間。
天井という概念はなく、どこまでも、暗闇が広がっている。
地面には、青白く、不気味な光を放つ、苔や、キノコが、自生している。
「…ここは…」
「…700階層だ。まずいな、この階層一帯は、強力な転移阻害の結界が、張られている」
翔太さまが、苦々しい表情で、呟きます。
700階層。そして、転移阻害。
その言葉の意味を、理解した瞬間、私の血の気が、さあっと、引いていきました。
つまり、私たちは、ここから、自力で、脱出しなければならない。
転移魔法が、再び、使えるようになるという、600階層まで。
この、魑魅魍魎が跋扈する、奈落の底から、たった、二人で。
私の、たった一度の、気の緩みが、翔太さまを、こんな、絶望的な状況に、巻き込んでしまった。
「…申し訳、ありません…! 翔太さま…! わたくしの、せいで…!」
「謝るな、エレオノールさん。これは、君一人の責任じゃない。パーティ全体の、油断だ」
彼は、そう言って、優しく、微笑んでくれました。
ああ、なんて、お優しい方。
でも、その優しさが、今は、私の心を、ナイフのように、抉ります。
甘い、甘い、お祭りのデートの約束は、絶望的な、ダンジョンでの、サバイバルへと、姿を変えてしまったのです。
私は、唇を、強く、噛み締めました。
(…必ず。必ず、翔太さまと、二人で、生きて、ここから、還る。そして、今度こそ、わたくしが、この身を懸けて、彼を、お守りするのだ…!) それは、一人の聖騎士としての、そして、彼を愛する、一人の女としての、魂の、誓いでした。
わたくしとしたことが、したことが、したことが! ここ数日、私の口元は、まるで、緩みきったリュートの弦のように、だらしがなく、にやにやと、弧を描き続けておりました。
無理もありませんわ。だって、明後日は、待ちに待った、翔太さまとの、初めての、でーと、なのですから!
私の部屋のベッドの上には、この日のために誂えた、美しい紫色の浴衣が、広げられています。
夜空に咲く、儚い桔梗の花が描かれた、それはそれは、気品のある一品。
帯は、金色の蝶の刺繍が入ったもの。髪飾りは、小さな、ガラス細工のかんざし。
翔太さまとのデートの行き先は、浅草。
日本の、古き良き文化が残る、美しい街。
そこで、週末に行われる、小さなお祭りに、連れて行ってくださる、と。
(翔太さまと、浴衣で、手を繋いで…♡) (りんご飴を、二人で、あーん、して、食べさせ合ったり…♡)
(金魚すくいで、わたくしが掬えなかった金魚を、翔太さまが、一匹だけ、そっと、掬ってくださったり…♡)
ああ、もう! 想像しただけで、顔が、熱くて、どうにかなってしまいそうですわ! そして、デートの後、もちろん、夜は…。
(…♡)
思い出すのは、あの、礼拝堂での、初めての夜。
あの時の私は、もう、いっぱいいっぱいで、余裕なんて、全くありませんでした。
ただ、翔太さまに与えられる、圧倒的な快感に、なすすべもなく、翻弄されて…。
でも、今度は、違いますわ。
私も、凛花さんや、麗華さんのように、自分から、翔太さまを、喜ばせてさしあげたい。
そして、私自身も、もっと、もっと、あの、とろけるような快感を、味わいたい。
そのために、わたくし、この数日、スマホという、便利な魔道具で、色々と、〝勉強〟いたしましたのよ。 今度の夜は、私が、翔太さまのおっきいおちんちんを、この唇で、奉仕してさしあげて…。
そして、今度は、私から、彼の上に、跨って…。
「ひゃぅっ♡!?」
自分の、あまりにも、はしたない妄想に、思わず、声が漏れてしまいました。
ああ、わたくし、完全に、浮かれきっておりますわ…。
ーーーーー
デートの前日。
私たちは、パーティ全員で、いつものように、ダンジョンの攻略に出ておりました。
明日のデートを、万全の体調で迎えるためにも、今日の訓練は、早めに切り上げる予定でした。
その、はずだったのです。
「エレオノールさん、右翼から、ガーゴイル三体!」
「お任せください、陽奈美さん!」
私は、仲間を守る盾として、完璧に、敵の攻撃を、捌いておりました。
ええ、完璧に、ですわ。
ただ、ほんの、ほんの少しだけ、心が、明日のことで、ふわふわしていたのは、事実です。
(明日の今頃は、翔太さまと…♡) そんな、一瞬の、気の緩み。
それが、命取りでした。
敵の一体を、聖剣で切り伏せ、一歩、後ろに下がった、その時。
カチリ、と、足元で、嫌な音がしたのです。
「…! しまった!」
「エレオノールさん、そこは…!」
凛花さんの、焦った声が、聞こえましたが、もう、遅い。
私の足元に、今まで、何一つなかったはずの空間に、突如として、禍々しい紫色の魔法陣が、浮かび上がったのです。
「罠ですわ! 皆さん、離れて!」
「だめ! それは、強制転移の魔法陣! 一度、発動したら、もう、解除は間に合わない!」
凛花さんの、絶望的な声。
魔法陣の光が、どんどん、強くなっていく。
身体が、まるで、底なし沼に沈んでいくみたいに、動かない。
深層への、強制転移。それは、死を意味します。
たった一人で、高難易度の階層に飛ばされたら、たとえ、S級の冒険者であろうと、生きては帰れません。
(ああ、わたくしは、ここで…)
死の恐怖と、翔太さまとの、甘いデートの約束が、果たせなくなる、絶望。
目の前が、真っ白になった、その瞬間でした。
「――エレオノールッ!」
翔太さまの、叫び声。 そして、閃光に包まれる、寸前。
力強い腕が、私の腰を、ぐっと、強く、引き寄せたのです。
「一人には、させない」
耳元で聞こえた、その、どこまでも、頼もしい声。
それが、私が、この階層で聞いた、最後の言葉でした。
◇
「…ん…っ…」
どれくらい、そうしていたでしょう。
激しい浮遊感と、圧迫感の後、私の意識は、硬い岩盤に、叩きつけられる、強い衝撃で、覚醒しました。
「いった…!」
「大丈夫か、エレオノールさん!」
すぐに、翔太さまの声がして、彼の、温かい光が、私の身体を、包み込みます。
【女神の息吹(グレイス・ヒール)】
転移の衝撃で、捻ってしまった足首の痛みが、すうっと、引いていきました。
私は、ゆっくりと、身体を起こし、周囲を見渡して、絶句しました。
そこは、今まで、私たちが攻略してきた、どの階層とも、全く違う、異様な空間。
天井という概念はなく、どこまでも、暗闇が広がっている。
地面には、青白く、不気味な光を放つ、苔や、キノコが、自生している。
「…ここは…」
「…700階層だ。まずいな、この階層一帯は、強力な転移阻害の結界が、張られている」
翔太さまが、苦々しい表情で、呟きます。
700階層。そして、転移阻害。
その言葉の意味を、理解した瞬間、私の血の気が、さあっと、引いていきました。
つまり、私たちは、ここから、自力で、脱出しなければならない。
転移魔法が、再び、使えるようになるという、600階層まで。
この、魑魅魍魎が跋扈する、奈落の底から、たった、二人で。
私の、たった一度の、気の緩みが、翔太さまを、こんな、絶望的な状況に、巻き込んでしまった。
「…申し訳、ありません…! 翔太さま…! わたくしの、せいで…!」
「謝るな、エレオノールさん。これは、君一人の責任じゃない。パーティ全体の、油断だ」
彼は、そう言って、優しく、微笑んでくれました。
ああ、なんて、お優しい方。
でも、その優しさが、今は、私の心を、ナイフのように、抉ります。
甘い、甘い、お祭りのデートの約束は、絶望的な、ダンジョンでの、サバイバルへと、姿を変えてしまったのです。
私は、唇を、強く、噛み締めました。
(…必ず。必ず、翔太さまと、二人で、生きて、ここから、還る。そして、今度こそ、わたくしが、この身を懸けて、彼を、お守りするのだ…!) それは、一人の聖騎士としての、そして、彼を愛する、一人の女としての、魂の、誓いでした。
11
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる