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健一は所在無く雑誌のページをめくっていた。目の前にあるのは、『プロ野球選手名鑑』という雑誌だ。健一は野球をしないが、見るのは大好きだ。ひいきの球団は、ソフトバンクホークスだ。父親が九州の出身ということもあり、ダイエー時代から応援している。この「プロ野球選手名鑑」も毎年購入しているし、暇があれば、こうして飽きるまで隅々まで読んでいく。しかし、今日の健一には、目で紙面を追ってはいても、内容は全く頭に入ってこなかった。
昨晩の飲み会で飲み明かしてもいいようにと、健一は今週の休日を今日の日付で申請していた。今、健一の勤めている工務店が手掛けているのは、大学の研究棟の改修工事だ。今、健一たちが担当している現場の大学が、オフィス街にあるということもあり、講義が行われない日曜日は、音の出る作業を行うのに持ってこいということで、社員はだいたい日曜日も出勤している。健一もみなと同じように、ここのところ休日は平日にとっていた。一般的な住宅建築の仕事の場合は日曜日に休めることが多いので、家族のある社員たちは、休日の件で今回の現場に不満を言う者もいた。しかし、特に休日を一緒に過ごす相手もいない健一には、仕事があるだけでもありがたいものだと仕事に励んでいた。
だが、今日の平日休みばかりは、一人の時間を過ごすのが苦痛だった。のんびりもできなければ、遊びに出かける気分でもない。
「こんなことなら、仕事に行けばよかった」
航太があのままアパートを去ってから、結局、夕べは一睡もできなかった。ようやく明け方になって、ベッドの中でうつらうつらしたのだが、隣のタクシードライバーが帰宅した音でまた目を覚ましてしまった。
自宅のドアが開き、航太が帰ってきたように思えたのは、隣人が無神経に開けた扉の音が、夢に侵入してきた頃だった。
『プロ野球選手名鑑』のページをめくってため息をついた。今日は一日中こうしてぼんやり自問自答しているつもりなのか。そういうわけにはいかないということは、よくわかっているはずだったが、頭の中では航太とのやり取りをずっとリピートし続けていた。
ふと、健一は隆史の顔を思い出した。隆史に相談してみようか。頭の良い隆史なら、この健一を悩ませている局面を難無く解決してくれるような気がした。
健一は過ぎたことをあれこれ蒸し返すのはあまり好きではなかったが、こればかりはそうも言っていられない。時計はもう少しで午後一時を指すところだ。隆史が昼休みから仕事に戻る前に、と健一は慌てて隆史のスマートフォンに電話をかけた。
隆史は一回目のコールで電話に出た。
「もしもし?」
「隆史、俺、健一だけど。まだ昼休みかなと思って。今、電話しても大丈夫か?もう仕事に戻ったとこかな?」
「おお、大丈夫、大丈夫。これから昼休みなんだよ。午前中の作業がおしちゃってさ。今、昼飯買おうと思って、かばんから財布とスマホ取ろうとしたら鳴ったからさ、びっくりしたよ。すごい、いいタイミング」
健一には、スマートフォンから発せられる声で、隆史が人の良い笑顔を浮かべている様子が想像できた。
「なんか、用事だろ?どうしたんだ?」
相手のペースに合わせることの多い隆史にしては意外な発言だった。普段の電話では、隆史は決して相手から答えを引き出そうとするような問いかけはしない。しかし、今日はそう聞かれて当然だった。平日の昼間というのが、まずイレギュラーなことだし、ましてや夕べ直接会った相手からの電話だ。何かあったのだろうと思われて当然のことだ。
「そうなんだ。それが、その……」
航太の一件を切り出すのに、うまい言葉が出てこなかった。思い付きで電話をかけたのがまずかった。仕方なしに、一呼吸おいて、こう続けた。
「悪いな、こっちからかけたのに、なんか考えがまとまってなくて。昼メシもまだなら、そっち済ませてくれ。また連絡するよ」
じゃあ、と言って、健一はとりあえずこの会話を終わらせようとしたが、隆史が遮ってきた。
「ちょっと待ってくれよ。こういう電話珍しいじゃないか。また今度とか言われても気になるなあ。何か困ってることあるんなら、相談に乗るぞ」
隆史の話し方はあくまでも穏やかだ。不出来な友人の自分が情けなくなってくる。
「時間、ほんとに大丈夫か?」
「ああ、昼休みを少し長めにとったって、誰も文句言わないよ。それに、いつも人並み以上に働いているんだ。何も言わせないよ」
隆史はオーバーな感じで話したが、健一が話しやすいように気を使っているように響いた。なんて好感の持てる男だろう。隆史と一緒に働く者が、彼のことで文句を言うなど、実際ないのだろう、と健一は思った。
「じゃあ、聞いてくれるか。相談っていうのはさ……」
健一は話し始めた。航太のこと。自宅で振込み詐欺を働いていた形跡があったこと。それが原因で自宅から追い出したこと。追い出しておきながら、航太のことが気になって仕方ないこと。それから、警察に通報しなかったことも話した。
話しながら、通報しなかったことを隆史から責められるかもしれないと思った。直前まで、そういった悪事を働く犯人たちを罵っていたのだ。それなのに、お前は口先だけじゃないか、と逆に指摘されても仕方のないことのように思えた。
そのことを言うと、隆史は相手が友達なら話は別だと、健一を庇った。隆史の言葉を聞いて、健一はもう何もかも思いのままに話すことができた。
隆史なら、信頼できる。
「航太には、こんな犯罪に関わってほしくないんだ。罪を償う必要もあるとも思う。かといって、あいつが捕まればいい、とも思えなくて」
「うん」
「何で気がつかなかったのかなあ。もう長い間一緒にいるのに、全然あいつがやってること、見えてなかったんだな」
「そんなもんだよ。男同士の同居なんて。お互いを知りつくしてるほうが変なくらいさ。それに、杉内くんは、もともと自分のことをぺらぺら話すような性格じゃなさそうだったもんな」
航太の苗字が杉内であることを思い出した。そうだった。隆史は航太に会ったことがある。共通の友人と言えるほどの仲ではないが、面識は何度かあるはずだ。健一がそれぞれを話題に出すことも多いから、お互いに性格くらいは知っている程度の知り合いと言えるだろう。
「それで、杉内くんはなんでそんなことをしたんだろうな」
「わかんないんだよ。けど、金がいるっていうようなことは、いつだったか言ってたような気もするんだよなあ。なんでだったかなあ」
その理由については知らなかった。たぶん、その時も理由までは語っていないのだ。航太からは家族のこともほとんど聞いたことがないし、肝心なことは話さない。
「一度、杉内くんと会えないかな?」
隆史の申し出は意外な気がした。しかし、自分一人で会ったところで、また喧嘩別れしてしまう可能性の方が高く、この提案は健一にとっては渡に船だった。
「そうだな。会ってみるのがいいかもな。携帯なら、連絡とれると思う」
「それじゃ、呼び出してみてよ。日にちは杉内くんと健一に合わせるよ。俺は平日でも土日でも、夜八時くらいなら都合つけられるから」
自分はこれからどうすればいいのか。その問いに明確な解答は得られなかったが、隆史が航太と会ってくれることが解決の糸口になるだろうか。航太は丁寧に礼を言い、仕事の邪魔をしたことを詫びて電話を切った。
これで、航太にまつわる心の重荷が少し軽くなった。少なくとも、夕べ航太がでていってからの、重苦しい心のつかえは消えていた。
航太に連絡をとらねば。もう一度スマートフォンを手にして、ふと、航太がかけた詐欺電話のことを思った。
飲み会の時、隆史は自分の母親に「オレオレ詐欺」の電話がきたと言っていなかったか。それをかけたのは、ここにある卒業アルバムを使った航太ではないのか。
では、隆史は自分の名を語って、母親から金を騙し取ろうとした犯人は航太だと確信したのではないか。だとしたら、なぜ会いたいなどと言ったのか。まさか、仕返しを考えて、そう言ったのでは。
隆史に限って、そんなことはあるまい、と思い直したが、頭のいい彼なら瞬時に自分の目的と、そこにたどり着く道筋を組み立てることなど簡単そうであった。
いや、そんなふうに考えるのはやめよう。隆史は善意で航太に会うことを申し出てくれたのだ。実際、航太をどうにかしてまっとうな人間になるように諭すには、もう一度コンタクトを取る必要がある。隆史に手伝ってもらうのが最善の策だ。健一はそれ以上悩むのはやめて、電話をかけた。
昨晩の飲み会で飲み明かしてもいいようにと、健一は今週の休日を今日の日付で申請していた。今、健一の勤めている工務店が手掛けているのは、大学の研究棟の改修工事だ。今、健一たちが担当している現場の大学が、オフィス街にあるということもあり、講義が行われない日曜日は、音の出る作業を行うのに持ってこいということで、社員はだいたい日曜日も出勤している。健一もみなと同じように、ここのところ休日は平日にとっていた。一般的な住宅建築の仕事の場合は日曜日に休めることが多いので、家族のある社員たちは、休日の件で今回の現場に不満を言う者もいた。しかし、特に休日を一緒に過ごす相手もいない健一には、仕事があるだけでもありがたいものだと仕事に励んでいた。
だが、今日の平日休みばかりは、一人の時間を過ごすのが苦痛だった。のんびりもできなければ、遊びに出かける気分でもない。
「こんなことなら、仕事に行けばよかった」
航太があのままアパートを去ってから、結局、夕べは一睡もできなかった。ようやく明け方になって、ベッドの中でうつらうつらしたのだが、隣のタクシードライバーが帰宅した音でまた目を覚ましてしまった。
自宅のドアが開き、航太が帰ってきたように思えたのは、隣人が無神経に開けた扉の音が、夢に侵入してきた頃だった。
『プロ野球選手名鑑』のページをめくってため息をついた。今日は一日中こうしてぼんやり自問自答しているつもりなのか。そういうわけにはいかないということは、よくわかっているはずだったが、頭の中では航太とのやり取りをずっとリピートし続けていた。
ふと、健一は隆史の顔を思い出した。隆史に相談してみようか。頭の良い隆史なら、この健一を悩ませている局面を難無く解決してくれるような気がした。
健一は過ぎたことをあれこれ蒸し返すのはあまり好きではなかったが、こればかりはそうも言っていられない。時計はもう少しで午後一時を指すところだ。隆史が昼休みから仕事に戻る前に、と健一は慌てて隆史のスマートフォンに電話をかけた。
隆史は一回目のコールで電話に出た。
「もしもし?」
「隆史、俺、健一だけど。まだ昼休みかなと思って。今、電話しても大丈夫か?もう仕事に戻ったとこかな?」
「おお、大丈夫、大丈夫。これから昼休みなんだよ。午前中の作業がおしちゃってさ。今、昼飯買おうと思って、かばんから財布とスマホ取ろうとしたら鳴ったからさ、びっくりしたよ。すごい、いいタイミング」
健一には、スマートフォンから発せられる声で、隆史が人の良い笑顔を浮かべている様子が想像できた。
「なんか、用事だろ?どうしたんだ?」
相手のペースに合わせることの多い隆史にしては意外な発言だった。普段の電話では、隆史は決して相手から答えを引き出そうとするような問いかけはしない。しかし、今日はそう聞かれて当然だった。平日の昼間というのが、まずイレギュラーなことだし、ましてや夕べ直接会った相手からの電話だ。何かあったのだろうと思われて当然のことだ。
「そうなんだ。それが、その……」
航太の一件を切り出すのに、うまい言葉が出てこなかった。思い付きで電話をかけたのがまずかった。仕方なしに、一呼吸おいて、こう続けた。
「悪いな、こっちからかけたのに、なんか考えがまとまってなくて。昼メシもまだなら、そっち済ませてくれ。また連絡するよ」
じゃあ、と言って、健一はとりあえずこの会話を終わらせようとしたが、隆史が遮ってきた。
「ちょっと待ってくれよ。こういう電話珍しいじゃないか。また今度とか言われても気になるなあ。何か困ってることあるんなら、相談に乗るぞ」
隆史の話し方はあくまでも穏やかだ。不出来な友人の自分が情けなくなってくる。
「時間、ほんとに大丈夫か?」
「ああ、昼休みを少し長めにとったって、誰も文句言わないよ。それに、いつも人並み以上に働いているんだ。何も言わせないよ」
隆史はオーバーな感じで話したが、健一が話しやすいように気を使っているように響いた。なんて好感の持てる男だろう。隆史と一緒に働く者が、彼のことで文句を言うなど、実際ないのだろう、と健一は思った。
「じゃあ、聞いてくれるか。相談っていうのはさ……」
健一は話し始めた。航太のこと。自宅で振込み詐欺を働いていた形跡があったこと。それが原因で自宅から追い出したこと。追い出しておきながら、航太のことが気になって仕方ないこと。それから、警察に通報しなかったことも話した。
話しながら、通報しなかったことを隆史から責められるかもしれないと思った。直前まで、そういった悪事を働く犯人たちを罵っていたのだ。それなのに、お前は口先だけじゃないか、と逆に指摘されても仕方のないことのように思えた。
そのことを言うと、隆史は相手が友達なら話は別だと、健一を庇った。隆史の言葉を聞いて、健一はもう何もかも思いのままに話すことができた。
隆史なら、信頼できる。
「航太には、こんな犯罪に関わってほしくないんだ。罪を償う必要もあるとも思う。かといって、あいつが捕まればいい、とも思えなくて」
「うん」
「何で気がつかなかったのかなあ。もう長い間一緒にいるのに、全然あいつがやってること、見えてなかったんだな」
「そんなもんだよ。男同士の同居なんて。お互いを知りつくしてるほうが変なくらいさ。それに、杉内くんは、もともと自分のことをぺらぺら話すような性格じゃなさそうだったもんな」
航太の苗字が杉内であることを思い出した。そうだった。隆史は航太に会ったことがある。共通の友人と言えるほどの仲ではないが、面識は何度かあるはずだ。健一がそれぞれを話題に出すことも多いから、お互いに性格くらいは知っている程度の知り合いと言えるだろう。
「それで、杉内くんはなんでそんなことをしたんだろうな」
「わかんないんだよ。けど、金がいるっていうようなことは、いつだったか言ってたような気もするんだよなあ。なんでだったかなあ」
その理由については知らなかった。たぶん、その時も理由までは語っていないのだ。航太からは家族のこともほとんど聞いたことがないし、肝心なことは話さない。
「一度、杉内くんと会えないかな?」
隆史の申し出は意外な気がした。しかし、自分一人で会ったところで、また喧嘩別れしてしまう可能性の方が高く、この提案は健一にとっては渡に船だった。
「そうだな。会ってみるのがいいかもな。携帯なら、連絡とれると思う」
「それじゃ、呼び出してみてよ。日にちは杉内くんと健一に合わせるよ。俺は平日でも土日でも、夜八時くらいなら都合つけられるから」
自分はこれからどうすればいいのか。その問いに明確な解答は得られなかったが、隆史が航太と会ってくれることが解決の糸口になるだろうか。航太は丁寧に礼を言い、仕事の邪魔をしたことを詫びて電話を切った。
これで、航太にまつわる心の重荷が少し軽くなった。少なくとも、夕べ航太がでていってからの、重苦しい心のつかえは消えていた。
航太に連絡をとらねば。もう一度スマートフォンを手にして、ふと、航太がかけた詐欺電話のことを思った。
飲み会の時、隆史は自分の母親に「オレオレ詐欺」の電話がきたと言っていなかったか。それをかけたのは、ここにある卒業アルバムを使った航太ではないのか。
では、隆史は自分の名を語って、母親から金を騙し取ろうとした犯人は航太だと確信したのではないか。だとしたら、なぜ会いたいなどと言ったのか。まさか、仕返しを考えて、そう言ったのでは。
隆史に限って、そんなことはあるまい、と思い直したが、頭のいい彼なら瞬時に自分の目的と、そこにたどり着く道筋を組み立てることなど簡単そうであった。
いや、そんなふうに考えるのはやめよう。隆史は善意で航太に会うことを申し出てくれたのだ。実際、航太をどうにかしてまっとうな人間になるように諭すには、もう一度コンタクトを取る必要がある。隆史に手伝ってもらうのが最善の策だ。健一はそれ以上悩むのはやめて、電話をかけた。
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