首が勝手に右へ右へ回る奇病！～プロ棋士を目指す長男と中学受験の長女を抱えながらのジストニア闘病記～

単体で勝負できる最後のお笑い世代？ 『素顔の岡村隆史』（本多正識）

昨日、非通知設定の電話が自宅にかかってきた。魔が差してしまって電話に出る（普段は非通知は取らない）と、「○○区役所の社会保険なんちゃら」と言われた。すぐに、「振り込め詐欺」だと気づく。

慇懃な対応で、お年寄りは確かに騙されるかもしれない。案の定、1時間後に区の放送が流れる。「この地域で振り込め詐欺の電話がかかっているので注意してください」

念のため、母に「詐欺に注意、それと家事にも」とＬＩＮＥを送る。

そして、夜。火にかけたまま、私は風呂に入ってしまう。家族がいたので、事なきを得た。

大事に至らず、よかった。人のことを心配している場合ではなかった。無意識の行動とは怖いものだ。

さて、本書は久しぶりのお笑い関連の書籍。

ナインティナインがいかにして売れたかがわかる。岡村隆史さんは、実力や努力もさることながら、戦略的に行動していた。

お笑い芸人としては、珍しく普通の家に育って国家公務員を目指していたと言う。

ダウンタウンをどのように思っているかなど、本人によるコメントは貴重だ。

ナインティナインは、最後の単体で冠番組を持つ最後の世代かもしれない。昔は「志村けんのだいじょぶだぁ」「ダウンタウンのごっつええ感じ」「とんねるずのみなさんのおかげでした」「ウッチャンナンチャンのやるならやなねば」など純粋なお笑い番組に単体で冠が付いたものだ。

最近はコンビ名などはあまり付けられない。ナインティナインが最後の世代くらいではないだろうか。時代が変わってきたので、テレビのゴールデンタイムで同じような番組はもう生まれないかもしれない。

私の趣味である野球や将棋、お笑い関連の本は何も考えずにスラスラ読める。

40歳で病気になったときのことも赤裸々に綴られていた。

岡村隆史さんと私は年齢も異なり、病気も違う。「神様が与えてくれた休暇と思え」と周囲にに言われたと書いてあった。そういえば、私も似たようなことを言われた。共感できる。

人間40近く生きていると、いろいろ綻びも出てくるものだ。