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「ひゃっ」
ヴィオラは両手でキスをされたところを隠し、振り返ってアレクサンダーをみる。
「ははっ。昔と逆だな。ヴィーの顔が真っ赤だ………ふむ。確かに可愛い」
「な、なに言ってるんですか!言っておきますけど、次はないですからね!」
「次ってなんだ?」
「浮気ですよ!浮気!」
「だからあれは浮気じゃないって言っただろ」
「何言ってるんですか!王妃様に仕組まれたといっても誰がどうみたって浮気ですよ!!」
「だから違うって!ヴィーだってエリックと距離が近いだろ!今日だってエリックからもらった髪飾りだと嬉しそうに話していたじゃないか」
「お兄様ですよ?仲の良いことは普通ですよ……フローラと話してるところにいらしたんですか?」
「……あぁ」
……フローラも関わっていたのか!!ってことはお兄様もよね?みんなしてまったく……恥ずかしいじゃない
「エリックは義兄だ。昔からヴィーのことが好きで邪魔してきた。だか「もしかして、嫉妬ですか?」
「……」
うわぁぁぁ!久しぶりにアレク様の赤く照れた顔だ!!!!!
「……アレク様可愛すぎます!」
ヴィオラは、どさくさに紛れてアレクサンダーに抱きついた。
「はっ?」
あぁ、アレク様良い匂い!両思いだからいいよね?ずっとスリスリしたかったんだから……幸せね
アレクサンダーはヴィオラの背中に手をまわし、しばらく抱き合った。
「もっと話し合ってればよかったな」
「そうですね。でも、まぁ、いいじゃないですか。今こうやって話せているんですから」
「そうだな。……この部屋いつでられるんだ?」
「フランツ様のことだから忘れてどこか行ってしまったかもしれませんね」
「はぁー……朝までってことないよな。この状況で我慢できるわけないだろ」
アレクサンダーの声は小さくなっていく。
「そうですよね、さすがにここで初めてってのは嫌ですよね」
ヴィオラはアレクサンダーをみてにやっと笑った。
「な……!!!からかうな!」
「ふふっ。私、好きな子をからかうのが好きなようです」
ふっとアレクサンダーが微笑み
窓から月明かりが差している床に二人の顔が重なった影が写った。
ヴィオラは両手でキスをされたところを隠し、振り返ってアレクサンダーをみる。
「ははっ。昔と逆だな。ヴィーの顔が真っ赤だ………ふむ。確かに可愛い」
「な、なに言ってるんですか!言っておきますけど、次はないですからね!」
「次ってなんだ?」
「浮気ですよ!浮気!」
「だからあれは浮気じゃないって言っただろ」
「何言ってるんですか!王妃様に仕組まれたといっても誰がどうみたって浮気ですよ!!」
「だから違うって!ヴィーだってエリックと距離が近いだろ!今日だってエリックからもらった髪飾りだと嬉しそうに話していたじゃないか」
「お兄様ですよ?仲の良いことは普通ですよ……フローラと話してるところにいらしたんですか?」
「……あぁ」
……フローラも関わっていたのか!!ってことはお兄様もよね?みんなしてまったく……恥ずかしいじゃない
「エリックは義兄だ。昔からヴィーのことが好きで邪魔してきた。だか「もしかして、嫉妬ですか?」
「……」
うわぁぁぁ!久しぶりにアレク様の赤く照れた顔だ!!!!!
「……アレク様可愛すぎます!」
ヴィオラは、どさくさに紛れてアレクサンダーに抱きついた。
「はっ?」
あぁ、アレク様良い匂い!両思いだからいいよね?ずっとスリスリしたかったんだから……幸せね
アレクサンダーはヴィオラの背中に手をまわし、しばらく抱き合った。
「もっと話し合ってればよかったな」
「そうですね。でも、まぁ、いいじゃないですか。今こうやって話せているんですから」
「そうだな。……この部屋いつでられるんだ?」
「フランツ様のことだから忘れてどこか行ってしまったかもしれませんね」
「はぁー……朝までってことないよな。この状況で我慢できるわけないだろ」
アレクサンダーの声は小さくなっていく。
「そうですよね、さすがにここで初めてってのは嫌ですよね」
ヴィオラはアレクサンダーをみてにやっと笑った。
「な……!!!からかうな!」
「ふふっ。私、好きな子をからかうのが好きなようです」
ふっとアレクサンダーが微笑み
窓から月明かりが差している床に二人の顔が重なった影が写った。
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