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第35章 転生王子と夏休み 後半
ランタン祭り~露店巡り
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しばらく歩いていると、市場がある通りにやってきた。
市場通りというだけあって、今まで通ってきたどの道よりも人が多かった。
人に当たらないよう気をつけながら、俺たちは進んでいく。
トーマが通りに並ぶお店を見て言う。
「今日は休んでいるお店が結構あるんだね」
織物で有名なティリア王国の市場は、農産物や食品のお店よりも、織物や装飾品などの洋裁系のお店が多い。
開いているのは、特産品が売っているお店と、雑貨や絨毯のお店など。
反物のお店や染物屋は閉まっていたし、ボタンやリボンなどの専門露店はやっていなかった。
そんなお店の代わりに出店していたのは、ランタンのお店や祭りグッズの露店、射的や輪投げなどの遊戯系の屋台などだった。
「今日は特別に、お祭り仕様の市場通りなんだろうね」
「ランタンのお店気になるのだけど、見てもいい?」
アリスのお願いに、ライラはコクコクと頷く。
「見る見る!お部屋に飾るランタン見たーい!」
ランタンの露店は、大きく分けて二種類。
飛ばす用のランタンのお店と、飾る用のランタンのお店がある。
俺たちは飛ばすランタンは自分たちで用意したけど、用意が出来なかった観光客などはここで買うらしい。
飾る用のランタンは、軒先に吊るすタイプ、部屋に飾るタイプ、卓上に置くタイプなどなど、大きさも形も素材も様々だった。
そんなランタンのお店が、何店舗もある。
お店によって作り手が違うらしく、それぞれ特色が違っていて面白いなぁ。
とくに、飾るランタンは飛ばす必要がないから、壊れやすそうな細工があっても、装飾たっぷりでも問題ない。かなり自由に作られていた。
ちなみに、買ったらそのまま受け取ることもできるが、整理券をもらって祭り終了まで預かってもらうこともできるらしい。
持ち歩いていると荷物になるし、壊れたりする可能性を考えると、とてもありがたいシステムだ。
ランタンのお店を見て歩いているうちに、欲しくなってきたしなぁ。
「預かってもらえるなら、買ってもいいかもなぁ」
俺の独り言が聞こえたのか、アリスがくすっと笑う。
「素敵なランタン多いわよね。私も買おうかなって迷っているの」
俺が「どれ?」とアリスに顔を寄せたちょうどその時、レイとトーマが「うわぁ!」と叫んだ。
レイとトーマは大きな口を開けて露店の上を見上げており、なんだろうと視線を上げると、そこにはドラゴンを模した特大のランタンがぶら下がっていた。
頭から尻尾まで、一メートル三十センチはある。
頭上に飾ってあったから、全然気が付かなかった。
大きいなぁ。今まで見てきたお店でも、こんなに大きなランタンは置いてなかった。
「かっけぇぇぇ!欲しぃぃ!」
「すごいねぇぇ!かっこいいねぇ!」
二人はキラキラした目で、ランタンを見上げている。
確かに、これは冒険心をくすぐるランタンだよね。
俺も欲しいし、カイルもちょっとソワソワしている。
ライラはランタンを見上げて、「ふむふむ」と頷く。
「色も作りも、素晴らしいランタンだわ。五千ダイルも納得のお値段ね。だけど、飾る場所がないなぁ」
残念そうに呟くライラに、レイとトーマとカイルが固まる。
「「「ご……五千ダイル」」」
五千ダイルは、日本円にして五万円ほどだ。
……そうか、大きいもんな。そのくらいするか。
芸術性や精巧さを考えれば、ライラが言う通りお得だと言える。
貯金はあるので買えなくはない。
しかし、ライラも言っていたが、買って飾るにはやっぱり大きすぎるよね。
実家にはスペースがあるけど、運んでいる最中に壊れたら嫌だしなぁ。
俺たちは二つの意味で現実を見せつけられ、全員シュンとする。
そんな俺たちに、アリスが明るい声で言う。
「大きいランタンもカッコイイけど、卓上に置くランタンも素敵よ。これさっきフィルに見せようとしていた、私が欲しいと思っているランタンなんだけど……」
そう言って見せてくれたのは、直径二十センチほどの四角いランタンだった。
枠組みが木なので、日本の行灯と似ている。
メインの場所に花や動物などのモチーフが描かれているのだが、そのモチーフの部分がいろんな色で染められている。材質は違うけど、ステンドグラスのような色つけだ。
モチーフの中には、ドラゴンもあった。
「おぉぉ!このドラゴンもカッコイイなぁ!」
レイもカラフルなドラゴンが、とても気に入ったようだ。
「いいね。灯りをつけたら、絵の模様が壁に浮かぶんじゃない?」
俺が言うと、アリスは微笑む。
「そうなの。モチーフもいろんなのがあるし、みんなでお揃いもいいわよね」
ライラがランタンの値札を見て「ふむふむ」と頷く。
「これほど手が込んでいて、お値段が百二十ダイルならかなりお手頃ね」
日本円にして千二百円か。それは安い。
値段を聞いて、トーマは安堵と共に笑顔になった。
「それなら、僕も買える!」
「じゃあ、お揃いにするか。……フィル様は何にしますか?」
カイルはそう言って、俺に尋ねる。
「ん~どうしようかなぁ。いろいろあるから迷う」
ランタンを見ていると、その横でレイとトーマがドラゴンランタンを手に取った。
「やっぱりドラゴンは譲れない!」
「僕もドラゴンにする~!」
「私はハリネズミにするわ。イリスみたいで可愛いし。ライラはどれにする?」
アリスが聞くと、ランタンを吟味していたライラがハッと息を呑んだ。
「商売の女神様のランタンあったわ!これ!これ買う!」
興奮した様子で、ランタンを掲げる。
残すは俺とカイルだけか。少し焦ってきた。
どうしよう。俺もレイたちと同じ、ドラゴンにするかなぁ。
そんなことを思いながら、ランタンを見回していると、奥にあったランタンに視線が止まる。
それはモチーフに色が入っているのではなく、背景に色が入っているタイプだった。
色のちりばめられた背景に、真っ黒な狼が咆哮している。
影絵なんだろうけど、これは……。
俺は吸い寄せられるように、そのランタンを手に取る。
「コクヨウさんみたいね」
アリスに言われ、俺はコクリと頷く。
ランタンの狼の尻尾は一本だけど、その姿はコクヨウにそっくりだった。
「これも、みんなとのお揃いになるかな?」
俺が聞くと、アリスが微笑む。
「パターンは違うけど、形も大きさも一緒だからお揃いだと思うわ」
「大丈夫です。パターンは違いますが、俺も狼にしたので。お揃いです」
カイルは手に、狼の部分に色が入っているランタンを持っていた。
……いつの間に。
レイたちと同じドラゴンじゃなくていいのかな?
まぁ、満足そうな顔をしているからいいか。
俺たちは選んだランタンを購入し、そのランタンはお店に預けて、お祭り巡りを再開した。
屋台では焼きそばにシチューに焼き串、フルーツ飴や丸いドーナッツなどを食べた。
レイが宣言通り、食べ物系の屋台を見つけては、片っ端から食べようとするので、屋台から引き剥がすのが大変だ。
何度目かの引き剥がしを終えて、俺はレイに言う。
「夕食を用意しているって、レイも聞いたよね?お腹いっぱいで入らなくなるよ?」
忠告するも、レイはキョトンとしていた。
「それは夜だろ?今は昼じゃん」
俺はレイの肩に手を置いて、真剣な顔で言う。
「あのね、レイ。昼食べたものは、消化するまでお腹の中にあるんだよ。ずっと食べていたら、消化が追いつかないでしょうが」
もう片っ端から屋台に行くのはやめてほしい。
しかし、レイはにっこりと笑う。
「大丈夫。夕食までに、消化すればいいんだよ。ちょうど遊技の屋台もあるから、少し腹ごなししようぜ」
そうして、前方の射的の屋台を指差す。
屋台を取り囲むようにして、人が密集している。
「人気なのかな。できそうにないね」
トーマが言うと、レイは首を傾げる。
「あれ?おかしいな。ここの屋台を見る前は、あんなに人いなかったぞ」
すると、カイルがげんなりした声で言う。
「混雑しているので正確には聞こえませんが、言い争っているようです。しかも、あの声は……」
あの声ってことは、知り合い?
ティリア王国で会う可能性のある知り合いと言ったら、だいたい限られてくる。
ステア王立学校の関係者か、他国の王立学校関係者。
その中でトラブルを起こす可能性があるとしたら……。
「もしかして……リンさん?」
俺が聞くと、カイルはため息を吐いた。
表情で肯定を表している。
俺たちが野次馬の中に分け入り、様子を窺う。
屋台の前では、リン・ハワードとサイード・ウルバンがいた。
ティリア王立学校の生徒たちである。
お祭りだから来ているとは思ったが、まさかトラブル中の彼らに出会うとは……。
市場通りというだけあって、今まで通ってきたどの道よりも人が多かった。
人に当たらないよう気をつけながら、俺たちは進んでいく。
トーマが通りに並ぶお店を見て言う。
「今日は休んでいるお店が結構あるんだね」
織物で有名なティリア王国の市場は、農産物や食品のお店よりも、織物や装飾品などの洋裁系のお店が多い。
開いているのは、特産品が売っているお店と、雑貨や絨毯のお店など。
反物のお店や染物屋は閉まっていたし、ボタンやリボンなどの専門露店はやっていなかった。
そんなお店の代わりに出店していたのは、ランタンのお店や祭りグッズの露店、射的や輪投げなどの遊戯系の屋台などだった。
「今日は特別に、お祭り仕様の市場通りなんだろうね」
「ランタンのお店気になるのだけど、見てもいい?」
アリスのお願いに、ライラはコクコクと頷く。
「見る見る!お部屋に飾るランタン見たーい!」
ランタンの露店は、大きく分けて二種類。
飛ばす用のランタンのお店と、飾る用のランタンのお店がある。
俺たちは飛ばすランタンは自分たちで用意したけど、用意が出来なかった観光客などはここで買うらしい。
飾る用のランタンは、軒先に吊るすタイプ、部屋に飾るタイプ、卓上に置くタイプなどなど、大きさも形も素材も様々だった。
そんなランタンのお店が、何店舗もある。
お店によって作り手が違うらしく、それぞれ特色が違っていて面白いなぁ。
とくに、飾るランタンは飛ばす必要がないから、壊れやすそうな細工があっても、装飾たっぷりでも問題ない。かなり自由に作られていた。
ちなみに、買ったらそのまま受け取ることもできるが、整理券をもらって祭り終了まで預かってもらうこともできるらしい。
持ち歩いていると荷物になるし、壊れたりする可能性を考えると、とてもありがたいシステムだ。
ランタンのお店を見て歩いているうちに、欲しくなってきたしなぁ。
「預かってもらえるなら、買ってもいいかもなぁ」
俺の独り言が聞こえたのか、アリスがくすっと笑う。
「素敵なランタン多いわよね。私も買おうかなって迷っているの」
俺が「どれ?」とアリスに顔を寄せたちょうどその時、レイとトーマが「うわぁ!」と叫んだ。
レイとトーマは大きな口を開けて露店の上を見上げており、なんだろうと視線を上げると、そこにはドラゴンを模した特大のランタンがぶら下がっていた。
頭から尻尾まで、一メートル三十センチはある。
頭上に飾ってあったから、全然気が付かなかった。
大きいなぁ。今まで見てきたお店でも、こんなに大きなランタンは置いてなかった。
「かっけぇぇぇ!欲しぃぃ!」
「すごいねぇぇ!かっこいいねぇ!」
二人はキラキラした目で、ランタンを見上げている。
確かに、これは冒険心をくすぐるランタンだよね。
俺も欲しいし、カイルもちょっとソワソワしている。
ライラはランタンを見上げて、「ふむふむ」と頷く。
「色も作りも、素晴らしいランタンだわ。五千ダイルも納得のお値段ね。だけど、飾る場所がないなぁ」
残念そうに呟くライラに、レイとトーマとカイルが固まる。
「「「ご……五千ダイル」」」
五千ダイルは、日本円にして五万円ほどだ。
……そうか、大きいもんな。そのくらいするか。
芸術性や精巧さを考えれば、ライラが言う通りお得だと言える。
貯金はあるので買えなくはない。
しかし、ライラも言っていたが、買って飾るにはやっぱり大きすぎるよね。
実家にはスペースがあるけど、運んでいる最中に壊れたら嫌だしなぁ。
俺たちは二つの意味で現実を見せつけられ、全員シュンとする。
そんな俺たちに、アリスが明るい声で言う。
「大きいランタンもカッコイイけど、卓上に置くランタンも素敵よ。これさっきフィルに見せようとしていた、私が欲しいと思っているランタンなんだけど……」
そう言って見せてくれたのは、直径二十センチほどの四角いランタンだった。
枠組みが木なので、日本の行灯と似ている。
メインの場所に花や動物などのモチーフが描かれているのだが、そのモチーフの部分がいろんな色で染められている。材質は違うけど、ステンドグラスのような色つけだ。
モチーフの中には、ドラゴンもあった。
「おぉぉ!このドラゴンもカッコイイなぁ!」
レイもカラフルなドラゴンが、とても気に入ったようだ。
「いいね。灯りをつけたら、絵の模様が壁に浮かぶんじゃない?」
俺が言うと、アリスは微笑む。
「そうなの。モチーフもいろんなのがあるし、みんなでお揃いもいいわよね」
ライラがランタンの値札を見て「ふむふむ」と頷く。
「これほど手が込んでいて、お値段が百二十ダイルならかなりお手頃ね」
日本円にして千二百円か。それは安い。
値段を聞いて、トーマは安堵と共に笑顔になった。
「それなら、僕も買える!」
「じゃあ、お揃いにするか。……フィル様は何にしますか?」
カイルはそう言って、俺に尋ねる。
「ん~どうしようかなぁ。いろいろあるから迷う」
ランタンを見ていると、その横でレイとトーマがドラゴンランタンを手に取った。
「やっぱりドラゴンは譲れない!」
「僕もドラゴンにする~!」
「私はハリネズミにするわ。イリスみたいで可愛いし。ライラはどれにする?」
アリスが聞くと、ランタンを吟味していたライラがハッと息を呑んだ。
「商売の女神様のランタンあったわ!これ!これ買う!」
興奮した様子で、ランタンを掲げる。
残すは俺とカイルだけか。少し焦ってきた。
どうしよう。俺もレイたちと同じ、ドラゴンにするかなぁ。
そんなことを思いながら、ランタンを見回していると、奥にあったランタンに視線が止まる。
それはモチーフに色が入っているのではなく、背景に色が入っているタイプだった。
色のちりばめられた背景に、真っ黒な狼が咆哮している。
影絵なんだろうけど、これは……。
俺は吸い寄せられるように、そのランタンを手に取る。
「コクヨウさんみたいね」
アリスに言われ、俺はコクリと頷く。
ランタンの狼の尻尾は一本だけど、その姿はコクヨウにそっくりだった。
「これも、みんなとのお揃いになるかな?」
俺が聞くと、アリスが微笑む。
「パターンは違うけど、形も大きさも一緒だからお揃いだと思うわ」
「大丈夫です。パターンは違いますが、俺も狼にしたので。お揃いです」
カイルは手に、狼の部分に色が入っているランタンを持っていた。
……いつの間に。
レイたちと同じドラゴンじゃなくていいのかな?
まぁ、満足そうな顔をしているからいいか。
俺たちは選んだランタンを購入し、そのランタンはお店に預けて、お祭り巡りを再開した。
屋台では焼きそばにシチューに焼き串、フルーツ飴や丸いドーナッツなどを食べた。
レイが宣言通り、食べ物系の屋台を見つけては、片っ端から食べようとするので、屋台から引き剥がすのが大変だ。
何度目かの引き剥がしを終えて、俺はレイに言う。
「夕食を用意しているって、レイも聞いたよね?お腹いっぱいで入らなくなるよ?」
忠告するも、レイはキョトンとしていた。
「それは夜だろ?今は昼じゃん」
俺はレイの肩に手を置いて、真剣な顔で言う。
「あのね、レイ。昼食べたものは、消化するまでお腹の中にあるんだよ。ずっと食べていたら、消化が追いつかないでしょうが」
もう片っ端から屋台に行くのはやめてほしい。
しかし、レイはにっこりと笑う。
「大丈夫。夕食までに、消化すればいいんだよ。ちょうど遊技の屋台もあるから、少し腹ごなししようぜ」
そうして、前方の射的の屋台を指差す。
屋台を取り囲むようにして、人が密集している。
「人気なのかな。できそうにないね」
トーマが言うと、レイは首を傾げる。
「あれ?おかしいな。ここの屋台を見る前は、あんなに人いなかったぞ」
すると、カイルがげんなりした声で言う。
「混雑しているので正確には聞こえませんが、言い争っているようです。しかも、あの声は……」
あの声ってことは、知り合い?
ティリア王国で会う可能性のある知り合いと言ったら、だいたい限られてくる。
ステア王立学校の関係者か、他国の王立学校関係者。
その中でトラブルを起こす可能性があるとしたら……。
「もしかして……リンさん?」
俺が聞くと、カイルはため息を吐いた。
表情で肯定を表している。
俺たちが野次馬の中に分け入り、様子を窺う。
屋台の前では、リン・ハワードとサイード・ウルバンがいた。
ティリア王立学校の生徒たちである。
お祭りだから来ているとは思ったが、まさかトラブル中の彼らに出会うとは……。
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