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虹の天使
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シャイニーは、まだ小さな男の子の天使。
光が差すと虹色に輝く髪と羽を持つ天使です。
シャイニーは、雲の上から地上を見る事が大好き。
今日も、望遠鏡を片手に雲の上から地上を眺めていました。
(あ!あの木に鳥の巣がある。小さな雛達がいる。可愛い~)
シャイニーが地上の世界に夢中になっていると、1人の美しい天使がやってきました。
「やぁ。シャイニー、今日は何を見ているんだい?」
その天使は6枚の羽を携えた天使。
穏やかな笑顔でシャイニーに話しかけました。
「あ!ラフィ様。今日は小さな可愛い鳥の雛を見ました。それから、大きな水の上を魚が沢山跳ねているのを見ました」
シャイニーは、目をキラキラと輝かせながらラフィと呼ばれる天使に言いました。
「シャイニー。大きな水は海というものだよ。海には沢山の生き物がいるんだ」
「地上は沢山の生き物がいるんですね。ラフィ様が下さった望遠鏡のおかげで、美しい地上を見る事ができて嬉しいです」
ラフィは深く頷きながら言いました。
「気に入ったようで良かった。シャイニー、君は人間を見たかい?」
「人間ですか?」
シャイニーは、首を傾げながらラフィを見ました。
「その様子では、まだ見てないようだね。人間は、僕達天使と姿が似ているからすぐ分かるよ。」
「そうなんですね!僕達と似てるんだ~。早速、この望遠鏡で見てみます。」
シャイニーは頷きながら望遠鏡を握り締めます。
(シャイニー、人間との出会いは必ず君を成長させるよ…)
ラフィも頷くと、この言葉を胸に留めたままシャイニーの元を離れました。
シャイニーは早速、望遠鏡を覗き込みました。
そして、望遠鏡に話しかけます。
「僕、人間を見てみたいんだ。人間を見せてくれる?」
望遠鏡は一瞬ブルッと震えるとシャイニーの手から離れて宙に浮きました。
「驚いた…不思議な望遠鏡だな~」
シャイニーは、宙に浮く望遠鏡を見つめ呟きました。
その望遠鏡は、何かを探すかのように左右に揺れていましたが、突然ピタッと止まったのです。
シャイニーは、パタパタと飛びながら再び望遠鏡を覗き込むと、小さな女の子がお母さんと手を繋ぎながら歩いている姿が見えました。
女の子は赤いスカートをはき、髪を左右に2つに縛り赤いリボンを付けています。
そして、ニコニコしながらお母さんと話しています。
笑顔がとても可愛らしい女の子です。
「わぁ~凄く可愛らしい子だな~お母さんと何を話してるのかな?」
シャイニーが呟くと、望遠鏡は再びブルッと震えました。
すると、女の子の声が聞こえてきました。
「あのね、ママ!今日、お隣のマリンと遊んだの。とっても、可愛かったよ。」
女の子は、一生懸命にお母さんに話しています。
「マリンは、お隣で飼っている猫ね。ユイに懐いてるのね。」
お母さんもニコニコしながら答えます。
「うん!いつもユイの足にスリスリしてくるの。触って~って言ってるみたいだったよ。」
目はキラキラと輝かせながら話す女の子を、お母さんは嬉しそうに見つめています。
「あの子、ユイちゃんていう名前なんだ。お母さんも優しそうだな~」
シャイニーは、そんな2人の姿を見てほんのり心が温かくなるのでした。
シャイニーは、それからユイを望遠鏡で見る事が多くなりました。
ユイの笑顔を見るとシャイニーは嬉しくなります。
シャイニーは、ユイを望遠鏡で見る度に、ユイの事を色々と知るようになりました。
ユイにはお父さんがおらず、お母さんとおじいさんとおばあさんの3人で暮らしている事。
お母さんは、普段仕事で留守が多い事。
ユイは、淋しさを隠していつも笑顔でいる事。
シャイニーは、ユイがたまに見せる淋しそうな姿が気になって仕方がありません。
お母さんが仕事に出かける時、ユイは笑顔で送り出します。
お母さんの姿が見えなくなるまで、小さな手を一生懸命に振り続けます。
そして、姿が見えなくなると力なく手を下ろし家の中に入っていきます。
その時に、ユイはとても淋しそうな顔をするのです。
シャイニーは、どうしてユイがそんな淋しそうな顔をするのか分かりませんでした。
なぜなら、シャイニーはまだ子供の天使。
人間を知ってから日も浅く、彼らが心に抱える感情をまだ理解していないのです。
シャイニーは、しばらく1人で考えていましたが、どうしても分かりません。
そこで、何でも知っているラフィに聞いてみる事にしました。
シャイニーは、ある日ラフィに聞きました。
「ラフィ様…僕は最近、1人の人間の女の子を望遠鏡で見ています。その子は、いつも笑顔なのに突然、淋しそうな表情をします。僕は、なぜその子が突然淋しそうな表情をするのか分かりません」
ラフィは穏やかな笑顔で頷くと言いました。
「人間の感情は、とても複雑なんだ。それを君が理解するには少し時間が掛かると思う。でも、君が人間を知りたい…そして、助けたい…そう思い行動をする事で理解するようになるよ。」
「人間を知りたい…助けたい…という気持ち…」
シャイニーは、ラフィの言葉を繰り返し考えます。
そんなシャイニーをラフィは優しく見つめています。
「シャイニー、その望遠鏡を貸してごらん」
シャイニーが望遠鏡をラフィに渡すと、ラフィはパチンと指を鳴らし望遠鏡を宙に投げました。
望遠鏡は、カタカタと震えたかと思うとピタリと動きを止めレンズから光を放ちました。
シャイニーが光の先を見つめると、今まで見てきたユイの姿が映し出されたのです。
一通り映し終わると望遠鏡は、ラフィの手に戻っていきました。
「シャイニー、ユイちゃんはお母さんに心配をかけないように、いつも笑顔で送り出してるんだよ。ユイちゃんは幼いから、まだまだお母さんに甘えたいんだ。ずっとそばにいてもらいたい…そう思っているんだよ。一生懸命に我慢しているけど、お母さんを送り出した時は、どうしても淋しくなってしまうんだ」
シャイニーは、暫く考えラフィに言いました。
「ラフィ様、ユイちゃんが淋しくならないように僕が出来る事はないでしょうか…」
「シャイニー。実は人間には僕達天使の姿は見えない。そして、人間は天使の存在を信じていないんだよ」
シャイニーは、その言葉を聞き驚きました。
「え!僕達の姿も見えなければ、信じてないのですか?僕達天使は、ちゃんと存在してるのに…」
シャイニーは、自分の胸がチクリと痛くなり、何とも言えないモヤモヤする感情が生まれるのを感じました。
「シャイニー、今君の心に生まれた感情が淋しさだよ。ユイちゃんの胸は、今この淋しさの感情でいっぱいなんだ。」
「これが淋しさ…」
シャイニーは、初めて淋しさという感情を心から理解しました。
今までは、淋しさという感情は何となくは分かってはいましたが、心から理解してはいなかったのです。
「ラフィ様、やっぱり僕はユイちゃんに何かできる事をしたいです。」
シャイニーは、そう言うとラフィをジッと見つめました。
その瞳には強い決心が宿りキラキラと輝いています。
「それならシャイニー、地上に降りてユイちゃんの所に行っておいで。」
ラフィは穏やかな笑顔でシャイニーの頭を優しく撫でます。
すると、シャイニーはパーッと顔を輝かせ笑顔で頷きました。
「はい!僕はユイちゃんの所に行って来ます。」
ラフィは頷きながら指をパチンと鳴らし、シャイニーの目の前に手を差し出しました。
その手の平には光が差すと虹色に輝く指輪がキラキラと輝いています。
「では、この指輪を持って行くと良いよ。困った時にはこれを使うんだ。これは、いつでも僕と連絡が取れる指輪なんだ。」
そう言うと、ラフィはシャイニーの指に指輪をソッとはめます。
シャイニーは、それを光にかざしながら美しく虹色に輝く指輪を眺めました。
「わぁ!この指輪、僕の髪や羽の色と同じ…。ラフィ様ありがとうございます。この指輪大切にします。」
ラフィは、笑顔でソッとシャイニーの背中を押しながら言いました。
「さぁ…シャイニー地上に降りて学んでおいで。地上での経験は、必ず君にとって大きな力になるよ。」
「はい!ラフィ様、行って来ます。」
シャイニーは指輪を大切そうにさすりながら地上を目指し降りて行きました。
「シャイニー、君になら出来る。頑張っておいで。」
ラフィは、シャイニーの姿を見つめながら呟きました。
光が差すと虹色に輝く髪と羽を持つ天使です。
シャイニーは、雲の上から地上を見る事が大好き。
今日も、望遠鏡を片手に雲の上から地上を眺めていました。
(あ!あの木に鳥の巣がある。小さな雛達がいる。可愛い~)
シャイニーが地上の世界に夢中になっていると、1人の美しい天使がやってきました。
「やぁ。シャイニー、今日は何を見ているんだい?」
その天使は6枚の羽を携えた天使。
穏やかな笑顔でシャイニーに話しかけました。
「あ!ラフィ様。今日は小さな可愛い鳥の雛を見ました。それから、大きな水の上を魚が沢山跳ねているのを見ました」
シャイニーは、目をキラキラと輝かせながらラフィと呼ばれる天使に言いました。
「シャイニー。大きな水は海というものだよ。海には沢山の生き物がいるんだ」
「地上は沢山の生き物がいるんですね。ラフィ様が下さった望遠鏡のおかげで、美しい地上を見る事ができて嬉しいです」
ラフィは深く頷きながら言いました。
「気に入ったようで良かった。シャイニー、君は人間を見たかい?」
「人間ですか?」
シャイニーは、首を傾げながらラフィを見ました。
「その様子では、まだ見てないようだね。人間は、僕達天使と姿が似ているからすぐ分かるよ。」
「そうなんですね!僕達と似てるんだ~。早速、この望遠鏡で見てみます。」
シャイニーは頷きながら望遠鏡を握り締めます。
(シャイニー、人間との出会いは必ず君を成長させるよ…)
ラフィも頷くと、この言葉を胸に留めたままシャイニーの元を離れました。
シャイニーは早速、望遠鏡を覗き込みました。
そして、望遠鏡に話しかけます。
「僕、人間を見てみたいんだ。人間を見せてくれる?」
望遠鏡は一瞬ブルッと震えるとシャイニーの手から離れて宙に浮きました。
「驚いた…不思議な望遠鏡だな~」
シャイニーは、宙に浮く望遠鏡を見つめ呟きました。
その望遠鏡は、何かを探すかのように左右に揺れていましたが、突然ピタッと止まったのです。
シャイニーは、パタパタと飛びながら再び望遠鏡を覗き込むと、小さな女の子がお母さんと手を繋ぎながら歩いている姿が見えました。
女の子は赤いスカートをはき、髪を左右に2つに縛り赤いリボンを付けています。
そして、ニコニコしながらお母さんと話しています。
笑顔がとても可愛らしい女の子です。
「わぁ~凄く可愛らしい子だな~お母さんと何を話してるのかな?」
シャイニーが呟くと、望遠鏡は再びブルッと震えました。
すると、女の子の声が聞こえてきました。
「あのね、ママ!今日、お隣のマリンと遊んだの。とっても、可愛かったよ。」
女の子は、一生懸命にお母さんに話しています。
「マリンは、お隣で飼っている猫ね。ユイに懐いてるのね。」
お母さんもニコニコしながら答えます。
「うん!いつもユイの足にスリスリしてくるの。触って~って言ってるみたいだったよ。」
目はキラキラと輝かせながら話す女の子を、お母さんは嬉しそうに見つめています。
「あの子、ユイちゃんていう名前なんだ。お母さんも優しそうだな~」
シャイニーは、そんな2人の姿を見てほんのり心が温かくなるのでした。
シャイニーは、それからユイを望遠鏡で見る事が多くなりました。
ユイの笑顔を見るとシャイニーは嬉しくなります。
シャイニーは、ユイを望遠鏡で見る度に、ユイの事を色々と知るようになりました。
ユイにはお父さんがおらず、お母さんとおじいさんとおばあさんの3人で暮らしている事。
お母さんは、普段仕事で留守が多い事。
ユイは、淋しさを隠していつも笑顔でいる事。
シャイニーは、ユイがたまに見せる淋しそうな姿が気になって仕方がありません。
お母さんが仕事に出かける時、ユイは笑顔で送り出します。
お母さんの姿が見えなくなるまで、小さな手を一生懸命に振り続けます。
そして、姿が見えなくなると力なく手を下ろし家の中に入っていきます。
その時に、ユイはとても淋しそうな顔をするのです。
シャイニーは、どうしてユイがそんな淋しそうな顔をするのか分かりませんでした。
なぜなら、シャイニーはまだ子供の天使。
人間を知ってから日も浅く、彼らが心に抱える感情をまだ理解していないのです。
シャイニーは、しばらく1人で考えていましたが、どうしても分かりません。
そこで、何でも知っているラフィに聞いてみる事にしました。
シャイニーは、ある日ラフィに聞きました。
「ラフィ様…僕は最近、1人の人間の女の子を望遠鏡で見ています。その子は、いつも笑顔なのに突然、淋しそうな表情をします。僕は、なぜその子が突然淋しそうな表情をするのか分かりません」
ラフィは穏やかな笑顔で頷くと言いました。
「人間の感情は、とても複雑なんだ。それを君が理解するには少し時間が掛かると思う。でも、君が人間を知りたい…そして、助けたい…そう思い行動をする事で理解するようになるよ。」
「人間を知りたい…助けたい…という気持ち…」
シャイニーは、ラフィの言葉を繰り返し考えます。
そんなシャイニーをラフィは優しく見つめています。
「シャイニー、その望遠鏡を貸してごらん」
シャイニーが望遠鏡をラフィに渡すと、ラフィはパチンと指を鳴らし望遠鏡を宙に投げました。
望遠鏡は、カタカタと震えたかと思うとピタリと動きを止めレンズから光を放ちました。
シャイニーが光の先を見つめると、今まで見てきたユイの姿が映し出されたのです。
一通り映し終わると望遠鏡は、ラフィの手に戻っていきました。
「シャイニー、ユイちゃんはお母さんに心配をかけないように、いつも笑顔で送り出してるんだよ。ユイちゃんは幼いから、まだまだお母さんに甘えたいんだ。ずっとそばにいてもらいたい…そう思っているんだよ。一生懸命に我慢しているけど、お母さんを送り出した時は、どうしても淋しくなってしまうんだ」
シャイニーは、暫く考えラフィに言いました。
「ラフィ様、ユイちゃんが淋しくならないように僕が出来る事はないでしょうか…」
「シャイニー。実は人間には僕達天使の姿は見えない。そして、人間は天使の存在を信じていないんだよ」
シャイニーは、その言葉を聞き驚きました。
「え!僕達の姿も見えなければ、信じてないのですか?僕達天使は、ちゃんと存在してるのに…」
シャイニーは、自分の胸がチクリと痛くなり、何とも言えないモヤモヤする感情が生まれるのを感じました。
「シャイニー、今君の心に生まれた感情が淋しさだよ。ユイちゃんの胸は、今この淋しさの感情でいっぱいなんだ。」
「これが淋しさ…」
シャイニーは、初めて淋しさという感情を心から理解しました。
今までは、淋しさという感情は何となくは分かってはいましたが、心から理解してはいなかったのです。
「ラフィ様、やっぱり僕はユイちゃんに何かできる事をしたいです。」
シャイニーは、そう言うとラフィをジッと見つめました。
その瞳には強い決心が宿りキラキラと輝いています。
「それならシャイニー、地上に降りてユイちゃんの所に行っておいで。」
ラフィは穏やかな笑顔でシャイニーの頭を優しく撫でます。
すると、シャイニーはパーッと顔を輝かせ笑顔で頷きました。
「はい!僕はユイちゃんの所に行って来ます。」
ラフィは頷きながら指をパチンと鳴らし、シャイニーの目の前に手を差し出しました。
その手の平には光が差すと虹色に輝く指輪がキラキラと輝いています。
「では、この指輪を持って行くと良いよ。困った時にはこれを使うんだ。これは、いつでも僕と連絡が取れる指輪なんだ。」
そう言うと、ラフィはシャイニーの指に指輪をソッとはめます。
シャイニーは、それを光にかざしながら美しく虹色に輝く指輪を眺めました。
「わぁ!この指輪、僕の髪や羽の色と同じ…。ラフィ様ありがとうございます。この指輪大切にします。」
ラフィは、笑顔でソッとシャイニーの背中を押しながら言いました。
「さぁ…シャイニー地上に降りて学んでおいで。地上での経験は、必ず君にとって大きな力になるよ。」
「はい!ラフィ様、行って来ます。」
シャイニーは指輪を大切そうにさすりながら地上を目指し降りて行きました。
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ラフィは、シャイニーの姿を見つめながら呟きました。
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