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しおりを挟むシャルとルイス、どちらと居ても胸をくすぐられてしまう。シャルの結婚相手としてやっていくと決めたのに、あいなはルイスの言動にも翻弄(ほんろう)されていた。
そんなあいなの心情を見透かしているかのように、ルイスはあいなの右手をそっと自分の方に引き寄せた。薬指にはエトリアの指輪が光る。シャルとあいな、二人を結ぶ青い石を、ルイスは深い眼差(まなざ)しで見つめ、彼女の指先を自分の指でそっとなぞった。
小刻みに心臓が震える。ルイスの熱に、あいなは頬を赤らめた。
「あの、指輪(コレ)がどうかしましたか?」
「……………」
テーブルに阻(はば)まれることで保たれている二人の距離は、ルイスの本音を塞(せ)き止(と)める壁となった。
「すみません、友人とはいえ、また、こんなことを……。シャル様に見られたら、また怒られてしまいますね」
あいなの手を丁寧に離し、ルイスは取り繕(つくろ)う。離れてゆくルイスのぬくもりを、あいなは無意識のうちに心の片隅で惜(お)しんでいた。
「なぜこの指輪があいな様の元に渡ったのか……。考えてみても分からないものですから……」
「そうですよね、私も、そのことは不思議なんです。単なる偶然なんだとは思うけど……。
シャルは、この指輪が私の物になったおかげで他の人と結婚しなくて済んだと言ってたので、悪いことではないんだろうけど。でも、そんなに大切な物が私の世界に来てたなんて、ルイスさんやシャルからしたら驚くどころの話じゃないですよね」
「シャル様が、そのようなことを……」
(シャル様。指輪の件、あいな様にはまだ話していないのですね……。約束が違います!!)
ルイスは勢いよく席を立ち上がり、珍しく思い詰めた顔をしていた。気心知れた友達と会話するノリでしゃべっていたあいなは、ただならぬルイスの表情を見つめ息をのむ。
「ルイスさん、どうかしたんですか?」
「そろそろ、シャル様も秋葉様とのお話を終えた頃でしょうし、私も失礼します。グラスはそのままにしておいて下さい、のちほど片付けますから」
そう告げ、ルイスは足早に王族の間(ま)を出ていった。
「あんなに取り乱すルイスさん、珍しいなぁ……。どうしたんだろう?」
自分のために必死になって動く男性がいることを、あいなはまだ気付かないでいた。
そのままでいいと言われても、王族の暮らしに慣れないあいなはグラスを片付けた。
(ルイスさんと友達になれて良かった。体調が悪かったみたいだけど、ここを出ていく時は顔色も良くなってたし。)
自分の振る舞ったフルーツジュースが、料理が、ルイスやシャルの力になるのなら嬉しい。
シャルは夜まで公務で戻らない。掃除や洗濯は王族の間を管理するメイド達がやることになっているので、あいなは手を出せなかった。
(秋葉、シャルと話し終わったかな?今ならもう、秋葉の部屋に行ってもいいかな?)
あいなのことになると感情的になってしまう――。それはルイスだけではない。シャルもまた、そんな自分を持て余(あま)している。
(ルイスは本音を言わない。そのくせ、俺とあいなの関係に横槍(よこやり)を入れようとする。アイツは何を考えている??あいなのことをどうするつもりなんだ!?)
苛立(いらだ)った面持ちで秋葉(あきは)の部屋に訪れると、シャルがノックをするまでもなく、彼女の方から扉を開けた。
「待ってましたよ。シャル王子」
容姿端麗(ようしたんれい)。完全無欠の美少女。艶(つや)のある長い髪を指先でさらりと払い、秋葉はミステリアスな笑みを浮かべる。バロニクス帝国の元専属魔法使いを両親に持つだけあって只者(ただもの)ではない。
シャルは秋葉にそんな第一印象を抱いた。
一国の王子に対し臆(おく)することなく対面できる人間に、シャルはあまり出会ったことがない(それで言うと、あいなは特例ということになる)。
「お前、相当な魔力の持ち主だな。ルイスほどではないが、それ相応の力を持っていると見える。隠しているつもりだろうが、俺も多少魔法を使うから分かる」
「魔力が気になります?そんな話、今はどうだっていいじゃないですか。それより、あいなの話をしましょうよ」
「それは構わないが、まずは礼を言わせてくれ」
秋葉の客室に来たシャルは、ルイスのことでカッカきていた頭を冷やすべく、落ち着いた口調で秋葉への感謝を伝えた。
「スパイの真相はルイスから聞いた。危険を承知で情報を渡してくれたこと、心からありがたく思っている」
「お礼なんていりません。私は、自分の親のためにああしただけなので。分かっていただけたのならそれで」
顔色ひとつ変えず淡々と話す秋葉を見て、シャルは小さく笑みをもらす。
(気の強いとこはあいなと変わらないな。)
「もうひとつ感謝していることがある」
「何でしょう?」
「お前はあいなにとって特別な友人だと聞いている。秋葉が来てからあいなは元気になったし、俺との結婚を前向きに考えてくれるようになった」
「うーん。それは違うと思いますよ?」
秋葉は挑戦的な笑みを見せた。
「あいなは、私がここに来た時にはすでにあなたとの結婚を前向きに考えてましたから」
「そうだったのか。秋葉が来たおかげなんだとばかり……」
ためらいと喜び。二つの感情がシャルの胸に広がっていく。呆(あき)れたように、秋葉は語りかけた。
「指輪をはめていた。そんな馬鹿(ばか)げた理由で強引に結婚に持ち込むなんて、世間知らずの王子様がやりそうなことですよね。随分(ずいぶん)無茶をしたんじゃないですか?なのに、あなたは完全な俺様じゃなくあいなを気遣う心はある。面白い人ですね」
「面白いかどうかは知らないが、そう言われても仕方ないな。世間知らずなのも認める。非常識なやり方だったと自分でも思うし、最初あいなが怒っていたのもうなずける。この結婚がうまくいくかどうか、俺にも分からない。人生全てを擲(なげう)った賭(か)けだった」
秋葉と向き合う形でソファーに腰を下ろし、シャルは自分の膝の上で両手の拳(こぶし)をかたく握った。
「うまくいくかどうか分からないって……。強引に結婚話を進ませておいてそれはちょっと、無責任では?そんなんで、いざって時にあいなを守れるんですか?王族の結婚って、一般市民同士の結婚とはわけが違いますよ。シャル王子」
秋葉は、あいなとの友情を語った。
「自分でこういうこと言うのは嫌ですけど、私はこの容姿で男の目を引くんです。その分色んな女に嫌われてきました。話したことのないコから罵声(ばせい)を浴びせられることもあって。それも仕方ないことだと、昔から諦めてました。
でも、幼なじみのあいなだけは私のことを嫌わず、それどころか全面的に慕って甘えてくれました。私の相談を何でも親身になって聞いてくれました。あいなの好きな人に告白されても、私を責めず笑って流してくれました。自分の方がつらいはずなのに……」
「あいならしいな……」
愛しげに、切なげに、シャルはつぶやく。
「私にとって、あいなはかけがえのない友達です。唯一心を許した女友達です。あいなには恋で幸せになってほしいと、ずっとずっと願ってきました」
「なるほどな……。言いたいことは分かった。これまでにそんなことがあったのか。お前もつらかったよな……」
シャルは秋葉の言葉をひとつひとつ大切に受け止めた。
「言いにくいこと、言いたくないこと、あったと思う。話させて悪かった。全て、ありがたく受け止める」
「シャル王子……」
「腹を割(わ)ってくれたお前に、俺も自分の考えを語ることにした。できることなら誰にも話さず腹におさめておきたかったことだ。一度しか話さないからそのつもりで聞いてほしい」
そう前置きすることで話す覚悟を決め、シャルは口を開いた。
「ロールシャイン王国次期国王。この立場は先代が尽力(じんりょく)したからこそ与えられる立場であって、俺の実力で成(な)したものじゃない。それくらいは分かっている。
俺と結婚したがる女は昔からたくさんいたけど、彼女達は俺自身じゃなく俺の持つものに惹かれているだけだ。将来俺が手にする財産や地位、権力といった、目に見える物にな。本気で俺のことを好きなわけじゃない。
女が選ぶのはいつの時代だって同じ。弱い男より強い男、金のない男よりある男、権力にくみしかれる男より他者を屈伏(くっぷく)できる立場にある男に、女は魅力を感じるものだ。当然だろう。それを悪く言うつもりはない。女は子を授かる性なのだから、パートナーに安定性や力強さを求めるのは本能だと言える。でも俺は……」
そういった見識を持ちながらも、シャルは愛のある結婚を諦められなかった。自分自身を愛してくれる一途(いちず)な女性を心から求めていた。
「あいなを結婚相手に選んだのは、アイツが初恋の相手だったからだ。昔アイツと初めて出会った時、アイツは純粋に俺という人間を見てくれた。王子という立場を気にせず接してくれた。お互い子供だったからだと言われればそれまでだが、俺はそんな風に接してくれるあいなに好感を抱いた。短い間だったが、アイツと一緒に居た時間は心地が良く楽しかった。
アイツに結婚を申し込んだのは初恋の相手だからだが、今はそれだけじゃない。俺は、現在のアイツにも恋をしている。
ルイスの魔法であいなをここへ連れてきた時も、アイツは反抗的に振る舞うだけで相変わらず俺の肩書きには興味を示さなかった。それどころか、八つ当たりで部屋の壺(つぼ)を割ることすら躊躇(ためら)うような優しい女だった。どれだけ割ってもかまわないと告げたのに『もったいない』と言ってな……。俺の持ち物にしか興味を持たない女だったら、あんなセリフは出てこなかっただろう。人間と同じように物を大切に扱うアイツの心根(こころね)に、俺はますます惚れたんだ。あいなという一人の人間に俺への愛を抱(いだ)いてほしい……。
初恋の相手を信じた俺の目に狂いはなかった。
とはいえ、それは俺の都合。一緒に暮らせるようになったはいいが、それだけで、今でも変わらず俺の片想いは続いている。でも、時間をかけてアイツの心を手に入れたい。そのためなら何だってすると決めた。俺は、何があってもアイツを守る。どんな敵からも」
荒波(あらなみ)のように力強く、雷鳴のように鋭い視線。それでいて透明な水のように柔らかく清らかなシャルの瞳に偽(いつわ)りはない。秋葉はそう確信した。
「シャル王子。あなたの想いの強さは理解できたし、安心した。あなたにならあいなを任せられるのかもしれない。何より、今のあいなが結婚を受け入れているなら、私はもう何も言えない。ただ、あなたの気持ちがどの程度のものかを知りたかったの。試すようなことしてごめんなさい」
「想定内だ。あいなの大切な友人とこういう話ができて良かった」
二人の間には穏やかな空気が流れていた。秋葉の真摯(しんし)さを通してあいなの性格の良さが伝わってくるようで、シャルはほっこりする。
「もうひとつ、訊(き)いていいですか?」
「ああ。何だ?」
「指輪があいなの手に渡ったのは偶然じゃないですよね。シャル王子が意図的に仕組んだことなんでしょ?」
「……その通りだ。エトリアの指輪をあいなの指にはめるよう、ルイスに命じた。ルイスにはそのことを口止めしているし、あいな本人も気付いていないけどな……」
「やっぱりね。あいなは気付かないと思いますよ。シャル王子が言わない限りは……」
二人の居る客室の扉が勢いよく開かれたのはこの時だった。
「やはりまだ、指輪のことをお話になっていなかったのですね、シャル様」
「ルイス……!」
「先程から扉越しにお二人の会話を聞いていました。シャル様、どういうおつもりです!?」
秋葉の存在も眼中にない。ルイスはシャルに詰め寄り怒りをあらわにしていた。
「客人との会話を立ち聞きか。近頃、お前の行動は目に余(あま)るぞ」
「そっくりそのまま、言葉をお返しします」
ルイスはシャルに食って掛(か)かった。
「『王族の間(ま)に住む前に、あいな様に指輪入手の真相を話す』。これは、私が日本のあいな様に指輪を届ける前にシャル様と交わした約束。なのになぜ、あいな様はいまだにそのことを知らないのですか?あなたが約束を守るとおっしゃるから私は……!」
「……約束を最初に破ったのはお前だろう、ルイス」
「…………」
シャルはルイスの胸元に拳を打ち付け、そのまま力任せにルイスを壁に追いやった。止める秋葉の声も、二人には届かない。
「宝物庫(ほうもつこ)の鍵を壊してエトリアの指輪を手に入れた時、俺はお前にこう頼んだはずだ。『必ずあいな本人にこの指輪を渡せ』と。なのにお前は、どこの誰が手にするか分からないアクセサリーの露店にエトリアの指輪を放置した。奇跡的にあいなの手に渡ったから良かったものの、そうならなかった場合お前はどう責任を取るつもりだったんだ?」
シャルの瞳にも怒りの色が浮かんでいる。ルイスは怯(ひる)まずシャルの腕を強く払い、対峙(たいじ)した。
「あなたの境遇には共感を覚えますし、あいな様を想うお気持ちも理解していました。ですが、やり方が強引過ぎたのですよ。あなたは自分のことしか考えていない」
「なんだと?」
エトリアの指輪にはとある言い伝えがあった。結婚する気のない者が渋々それを身に付け王族の間に住んでしまうと、その者の心を闇色に染めてしまう…という内容である。そうなれば最後、あいなの精神は黒い心に塗りつぶされ崩壊してしまう。それだけは避けたいと、ルイスは思っていた。
一方シャルは、そんな事態にはならないと信じていた。
二人の間にそういった思考の違いが生まれていたがゆえに、今になってぶつかり合ってしまったのである。
「私はあいな様を傷付けたくない。彼女が悲しむくらいなら、私は自分が罰せられることを選びます。だいたい、エトリアの指輪を盾に彼女を縛り付けるなんてこと、私ははじめから反対でした。あいな様に直接指輪を渡さず露店の商品に混ぜたのは、そういうことですよ。あいな様を自由なままにしておきたかったのです。それなのにあなたは私の意見に一切耳をかさず、やりたいように事を進めていかれる……」
「お前は俺の専属執事。それなのに、俺があいなを求めていると知りながら命令に逆(さか)らったのか?」
シャルが声を荒げるのは、ルイスが大怪我を負った日以来だった。ルイスを見つめるシャルの目は、大きな驚きとわずかな焦(あせ)りに満ちている。
「シャル様の専属執事ですが、だからといってあなたの命令に何でも従うほど従順ではありませんよ私は。それに、人を恋慕(こいした)うのに立場など関係ありません。シャル様もそうでしょう?だからこそ、これまで数々の縁談を断ってきたのでしょうから」
「……ふっ。ようやく本音を出したな、ルイス」
険悪な雰囲気など全く無かったとでも言わんばかりに、シャルは満足げな笑みを浮かべ場を和ませた。
「悔しいし腹が立つけど、それ以上に、ルイスの本音を聞けて嬉しい。ストレートに訊(き)いたってお前ははぐらかすだけだからな、わざと尖(とが)った発言をして反応を試した。狙い通り、こうしてお前の気持ちを聞く機会を持てた。気が済んだ」
「シャル様……?」
「お前の言う通りだよ。俺は自分のワガママ勝手であいなを巻き込んだ。指輪の件をあいなに打ち明けられなかったのも俺の都合。本当のことを話してあいなに嫌われるのを恐れていたんだ」
それまでヒヤヒヤしながら二人を見ていた秋葉が、安心したように口を挟む。
「でも、黙ったままは卑怯ですよ、シャル王子」
「そうですよ、シャル様。婚礼パーティーまでまだ日数があります。後々の関係にしこりを残さないためにも、あいな様に本当のことをお話しされるべきです」
あいなの親友と専属執事。気まずそうに両者を見やっていたものの、最終的にシャルは潔(いさぎよ)く胸を張った。
「そうだよな。このまま黙ってるのはフェアじゃない。あいなにちゃんと話す。それで嫌われたとしても……!」
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