誤り婚-こんなはずじゃなかった!-

蒼崎 恵生

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8 涙にとけた想い

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 ハロルドの案内で、一同は中庭の温泉に来た。日替わり湯らしく、昨日とは違う湯の香りがする。夕方から夜にかけて漂う空気の匂いが、そこに混じった。

 元々水着にバスローブを羽織る格好だったあいなはハロルドの案内で別の新しい水着をもらった。ホットパンツ型のタンキニで体型もカバーできる。それを見たハロルドに「肌キレイなのに隠すのもったいないね」と耳打ちされたが、「女心は複雑なんだよ」と返し、乗り切った。これで混浴も恥ずかしくない。

「風呂に入るにはまだ早いかもしれないけどな」
 シャルはそう言っていたが、寝汗をかいて気持ち悪かったのでこの時間から入浴できるのはありがたいとあいなは思った。
 熱すぎない湯に下半身を浸からせると、クロエとのやり取りで感じた緊張は紛れ、リラックスできた。

 四人で岩風呂の濁(にご)り湯に浸かっていると、時は穏やかに流れる。

「本当に気持ちいいね」
「でしょう?ヴィクトリアとクロエも来れば良かったのにね」
「そうだね」
 ハロルドと微笑し合い、あいなは尋ねた。
「素敵な人だったね。クロエさんも皆の幼なじみなの?」
「そうだよ。でも、直接話したのは僕も久しぶりかな。ヴィクトリアと婚約してから、彼の元にはしょっちゅう来ているみたいだけど」

 ハロルドが言った。

「昔は、クロエとシャル、ヴィクトリア、僕の四人で国王について公務の手伝いをしたり食事に出掛けることも多かったんだけど、そのうち公務の手伝いをするのはもっぱらヴィクトリアの役目になっていってね。それで、その顔ぶれで会うこともじょじょになくなったんだよね」
「しかし、マリッジブルーにかこつけてあいなにあんなこと言うなんて、クロエはどうかしてるぞ」
 シャルは難しい顔をした。
「昔から気の強い奴ではあったが、あんな意地の悪い女だったか?」
「意地悪とかじゃないよ、あれは…!」
 黙っているつもりだったのに、あいなは口を出してしまった。皆の視線が集中する。

(皆は気付いてないの?クロエさんがシャルのこと好きなんだって……。)
 そう言いかけ、グッとこらえた。そんなことを言ったって雰囲気を悪くしてしまうだけだから。

「私は気にしてないよ。クロエさん、たまたま気分が悪かっただけだよ。綺麗だし、いい人そうだし、ああいう女性に私もなりたいな。憧れるよ」

 クロエのようになりたい。それは本音だった。好きな男性に対して女性感を全面に出せる彼女が羨ましかった。
(私にもクロエさんみたいな女性らしさと色気があったら、今までの恋も実ってたのかもしれないし……。)
 あいなは、魅力的な女性を前に自分磨きをしたい衝動にかられたのだった。クロエは秋葉(あきは)とは違うタイプの美しさを持っている。妖艶(ようえん)さがにじみ出ているのにいやらしすぎない感じだった。

 真面目な顔でそう語ったあいなに、ハロルドをはじめ、シャルとルイスは優しい微笑みを向ける。
「たしかにクロエは美人だけど、あいなにはあいなの可愛さがあるよ」
「今のままで充分だ。お前は可愛い」
「そうですよ、あいな様。あなたはそのままでとても魅力的です」

 性格も容姿も、何もかもにおいて自分より魅力のある女性はたくさんいる。地球に限らず、異世界のここグランツェールでもそれは変わらないだろうことをあいなは知っていた。けれど、そんな中でシャル達から前向きな感想を抱いてもらえることが、あいなはとても嬉しかった。

「皆……。ありがとう」

 照れてうつむくあいな。シャルとルイスはもちろん、ハロルドまでもが彼女のしおらしい表情に見惚れていた。


「あいな。話がある」
「何?」

 穏やかな雰囲気も束の間。シャルが固い表情で話を切り出した。

「明日から、カスティタ城内でお前を厳重に保護することにした」
「あいな様がよろしければ、ハロルド様にもご協力いただくつもりです」
「保護?どういうことですか?」

 何が何だか分からない。シャルとルイスの真面目な物言いにあいなは困惑した。

「そんなことしてもらわなくても、私、自分の身は自分で守れるよ?それに、カスティタ城には衛兵さんもいるんだよね、大丈夫だよ。シャル達がいない時に勝手に出かけたりもしないし」
「俺もそう思っていた。城にいれば安全だって」
 シャルは重々しく口を開いた。
「でも、違った。俺達のために働いてくれる人間にこのようなことは言いたくないが、城の人間は信用できない。たとえ使用人でもだ」
「そんな……」
「実際、お前は顔見知りのメイドによって気を失っていただろ?」
「……!」

 ハロルドは眉を下げあいなに謝る。

「ごめんね、あいな。昨日のこと、二人に話したんだ」
「いえ、ハロルド様に尋ねる前から私達は異変を感じておりました。それで、ハロルド様に事情を確認した次第です」

 ルイスが言った。

「あいな様をこれ以上危険な目に遇(あ)わせたくないと、シャル様はお考えです。ハロルド様と私も……。不自由をおかけしてしまいますが、どうかご理解いただけたらと思います」
「ルイスさん……」
「あいな様を保護させていただけないでしょうか?」

 メイドの悪事は隠せない。あいなはそう悟ったが、保護されるだなんて大げさな気もする。とはいえ、ルイスにまで頼まれたら反発する気にはなれない。あいなは友達の言葉に影響されやすいのだ。

「あのメイドさんは、これからどうなるんですか?」
「理由はどうあれ、次期王妃に危害を加えたんだ。厳罰に処す」
「そんな…!もういいじゃん……。私は何ともないし」
「ハロルドとルイスが適切な処置をしてくれたからだ。今回はたまたま催眠剤で済んだが、あれが有毒な薬物だったらお前は死んでいたんだぞ」
「そうかもしれないけど、でも……」

 いつになく厳しい口調のシャルにあいなは怯(ひる)んだ。それ以上反論できない。補うように、ハロルドは落ち着いた声音(こわね)で口を出した。

「君は、つい先日まで普通の暮らしをしていた女学生だ。この事態の深刻さにいまいち実感を持てないのも仕方がないよね。分かるよ。でもね、王族ってそういうものなんだよ。目的のためなら手段を選ばない人間がどこに潜んでいるか分からない。“自分達が法律”だからね。一般市民に見えない所で何をしようと自由なんだ。だから、僕達の世界はいつでもきらびやかなもので汚いものを隠すことで成り立っている」
「ハロルド……」
「できれば君にはこんな話を聞かせたくなかったし、楽しい時を過ごすためだけのお茶飲み友達でいたかった。でも、そうは言っていられないんだ。何者かが君を消したいと願っている。そのことから君は目をそらしたらいけない。このまま何の対策もせずにいたら、最悪の場合、カスティタ城に滞在している君の友達や弟さんにも危害が及ぶかもしれない」
「そんな……!秋葉(あきは)と龍河(りゅうが)は関係ないよ!それに、私、人にそこまで恨まれることした覚えなんてない……。ただ普通に生きてきただけだよ?」
「悲しいけど、それが王族の現実なんだよ。国を治める人間。ただそれだけで恨まれることもあれば、全く関係ないところで逆恨みされることもある。あいな。シャルと結婚を決めた君ももう無関係じゃないんだよ。
 この世界でもっとも注目されている先進国ロールシャイン王国の次期国王・シャルの婚約者。それだけで、命を狙われるのに充分な理由になる。自分達の家運(かうん)を賭(か)けてシャルと結婚したがっていた女性は数知れないからね……」

 ハロルドだけでなく、シャルやルイスも悲しげな顔であいなを見つめていた。思いやるような彼らの視線に、あいなの胸はしめつけられる。
(皆、今までそんなこと言わなかったけど、ずっとずっと、こんなつらい思いをしていたの?王族関係者っていうだけで知らない人から悪く言われたり……。
 私、知らなかった。王子様って、すごく恵まれてて何の憂(うれ)いもない完璧な存在かと思ってた。)
 皆の抱えているものが伝わってくる。胸が痛んだ。

「っ……。そんなの、悲しい……。シャルもルイスさんもハロルドも、悪いことなんて何もしてないのに…!」

 やっと出した声は震えていた。あいなの目には涙がにじみ、それはすっと彼女の頬を流れ落ちた。綺麗で悲しい涙だった。湯気の舞う空気。一同は彼女の泣き顔に目を奪われ声を失った。

「ごめんね、あいな。きつく言い過ぎたかな?」

 動揺するハロルドに、あいなは首を横に振った。

「違うの。大丈夫。ハロルドのせいじゃないよ。皆の立場とか想像したらつらくなって、どうしようもない気持ちになって、それで…!私が泣いたって意味ないのに」

 手の甲で頬の涙を拭い、あいなは落ち着こうとした。彼女の嗚咽(おえつ)が、再び和やかな時を運んでくる。

「あいなは僕の知る女性の中で一番優しいよ。女版シャルって感じ?本気で好きになっちゃいそうだよ」
「えっ!?」

 しれっとそんなことを言うハロルドにあいなはビックリせざるを得なかった。言われ慣れない好意的なセリフに、過剰反応してしまう。
 
「ウワサには聞いていたけど、女の子の泣き顔は悩殺(のうさつ)力高いね」
「何を言ってる!?ふざけるなっ!」
「もう、シャルったら、そんな怖い顔したらせっかくの美丈夫(びじょうふ)が台無しだよ?」
「うるさい!あいなに妙なモーションかけるやつを見逃せるかっ」
「泣き止ませるためのユーモアだよ。君があいなのこと好きなのは分かってるから、そんなに噛(か)みつかないで?」

 わざと手のひらでシャルの頬を触り、穏やかな物言いで流し目をするハロルド。そんな二人のそばで、ルイスがあいなに近付いた。

「あなたが無事ならば私はどうなってもかまわないのですよ、あいな様」
「ダメですルイスさん!皆に元気でいてもらわないと、私は困ります!」
「分かりました。私達は必ず無事でいます。ですから、どうか笑顔をお見せ下さい」
「おいルイス!お前もサラッと口説くなっ!」
「誤解ですよ。ですが、嫉妬深いシャル様らしい反応ですね」
「何をぅ!?」

 やいのやいの騒ぐ皆のそばで、あいなはようやく明るい気持ちを取り戻した。自然と笑顔がこぼれる。

「やっと笑ったね」
 ハロルドの柔らかい声に、あいなは力一杯うなずいた。
「心配かけてごめんね。皆、ありがとう…!私、護身術ができるからって自分は普通より強いんだって自惚(うぬぼ)れてたんだと思う。でも、結局、皆がいないとダメなんだ。一人じゃ何もできない。悪いけど、保護してもらっていいかな?」
「よく決めてくれたな。あいな」

 シャルはあいなの頭を撫(な)でる。彼の瞳は力強くてとても優しかった。よく知るシャルの表情に、あいなは安心感を取り戻した。

「秋葉や龍河はもちろん、お前のことは俺達が守る。必ずな」
「ありがとう。でも、私もできるだけ気をつけるね」

 目を見合わせ、二人は微笑み合う。あいなとシャルの様子を見て、ハロルドとルイスは安堵(あんど)した。


 あいなを保護する具体的な方法を、ルイスが説明した。

「私をはじめ、カスティタ城に勤める魔法使いの衛兵達の魔力を使って、あいな様の行動範囲内に魔法防御陣ぼうぎょじんを張ります。これで、魔力を持つ攻撃や薬の薬効は防げます。
 ひとつ難点があるとすれば、あいな様の行動範囲が限られてしまうということです。魔法防御陣はとても強力な防壁ですが、その分効果範囲は狭い。カスティタ城の中庭はもちろん、城の外にも出られなくなります」
「大丈夫です。お城の中ならどこへでも移動できるんですよね?」
「はい。秋葉様や龍河様とのご交流にも差し障(さわ)りのないようにいたします」
「そうなんですね。ありがとうございます、ルイスさん」

 心遣いに喜ぶ反面、あいなは以前よくプレイしていたネットゲームの内容を思い出し、魔法使い達の体力面を心配した。ファンタジー要素を生かしたゲームでは魔法使いが技を使う回数に限りがある。強力な魔法ほど発動回数は少なく消費体力も大きい。生身の人間が使う場合もそれは同じなのではないだろうか。

「魔法防御陣というのがとても強いのは分かりました。でもやっぱり、その効果の分、体にかかる負担は大きいんじゃないですか?私、魔法のことはよく知りませんが……(というより、ゲームの知識しかありませんが)」
「はい、あいな様のおっしゃる通り、魔法防御陣は通常の攻撃魔法の何倍もの魔力を消費します」
「そうですよね……。すみません。私がもっと気を付けていればこんなことにならなかったのに……」

 メイドとのやり取りを思い出してうつむくあいなに、ルイスとシャルは微笑した。

「あの場合、疑えって方が無理だ。お前は悪くない。それに、まっすぐに人を信じられるのはお前の美点だ。謝らなくていい」
「そうですよ。それに、あいな様にご無事でいていただくことが私達の支えなのです。それに、謝るべきは私の方です。もっと早く、こうした対策をしておくべきでした。怖い思いをさせてしまったでしょう、本当に申し訳ありませんでした」
「悪かったな、あいな。気付いてやれなくて……」

 あいなは首を横に強く振った。

「そんなことないよ…!私、王子と結婚するっていうことの意味を深く考えてなかったし、自分の立場も自覚してなかったから考えが甘かった。二人の気持ちは充分に伝わってきたよ?大切に思ってくれる人と同じ場所に住めて、私は幸せだよ」
「あいな……」
「もったいないお言葉です」

 感動のあまり、シャルとルイスはそれきり言葉につまった。目頭が熱くなるのを感じながら、二人はあいなを見つめる。
 三人の姿にほっこりしたハロルドは、爽やかに提案した。

「あいな。カスティタ城に居るのが退屈になったら、いつでも僕を呼んで?遊びに行くし、逆に招待してもいいし。バロニクス城はロールシャイン王国専属魔法使いに劣らない兵力を持っているから、魔法防御陣が無くても君のことを守れるよ」
「ハロルド……。ありがとう!じゃあ、また一緒にこうやって温泉に入ったりできるんだね」
「うん。シャルとルイスが忙しい時は僕が相手になるから。あんまり堅(かた)く考えずに楽しもうね。せっかくプリンセスになるんだから」
「そうだね!楽しむよっ」

 笑顔で語り合うハロルドとあいなの間に、シャルは勢い良く割り込んだ。そのせいで水しぶきが舞う。

「ハロルド、お前、本当に同性愛者か?」
「もう、君がそれを言う?ひどい男だね、シャルは」
「そうだよシャル。ハロルドの気持ち知っててそれはひどい言いぐさだよ?」
「あいなは黙っててくれ!ややこしくなるっ」
「シャル様、お言葉ですがヤキモチもほとほどにしておかないと呆れられてしまいますよ?いくらあいな様がお優しい女性とはいえ」
「だから、お前が言うな!」

 涼しい顔のルイスに、顔を真っ赤にしてムキになるシャル。それを見て笑うハロルド。

(皆、仲良しだな。そこに居られて、私嬉しいよ。)
 あいなは和む。いつまでもこんな時間が続きますようにと願いながら――。

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