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第24話 狂気の沙汰
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『ディランさん! この気配って……!』
「ああ、魔物だ!」
俺は廊下を抜け、中庭を突っ切りながら声を上げた。
しかしまだその気配は曖昧で、魔力からはその力は測れない。
今まさに生まれようとしている、そんな感覚だ。
『うぅ、嫌な音が反響して場所が……』
ルーは弱気に呟いた。
確かに嫌な魔力の気配が至るところから流れているのを感じる。
「教会だ」
俺は走りながら一言そう告げた。
間違いない。先日、聖油を受け取りに訪れたあの神聖な場所から、今、最も濃く、最も邪悪な瘴気が立ち上っている。
『教会!? どうしてそんな神聖な場所から……! うぅ、気分が悪い……』
ルーの悲鳴のような声が脳内に響く。
聖女神である彼女にとって、この瘴気は毒に等しいのだろう。
だが、俺の心を占めていたのは別の懸念だった。
(あの場所には……アリシア様が……!)
休日の今日、彼女がまだそこにいても何ら不思議はない。
思考と同時に、足がもつれるほど速度が上がる。
ただの魔物騒ぎではない。もし彼女が巻き込まれているとしたら――。
教会の重厚な扉が見えてくる。
だが、その扉は固く閉ざされ、隙間からどす黒い瘴気が漏れ出していた。
意図的に内側から封鎖されている。
「ちっ」
俺は迷わず数歩下がり、身体に魔力を巡らせる。
「猛り、衣とせよ。静かに満ちて——『常強』」
詠唱と共に、俺の全身を淡い光が包み込む。
筋肉が内側から張り詰め、身体の隅々まで力がみなぎる感覚。単純な身体強化魔法だが、今の俺にはこれで十分だ。
三歩。踏み切る。肩でぶつける。――砕けた。
金具が跳ね、扉が内へ返る。
舞い上がる埃の向こうに広がっていたのは、神聖さの欠片もない、地獄のような光景。
床には禍々しい魔法陣が広がり、礼拝堂全体がどす黒い瘴気に満たされている。
その中央で、数体の異形の魔物が、まさに砕け散らんとする光の障壁に群がっていた。
そして、障壁の内側で片膝をつき、必死にそれを支えているのは――やはり、聖女アリシアだった。
「……間に合った、か」
俺は手にした剣を静かに構え、ゆっくりと中へ足を踏み入れる。
見える範囲で魔物は合計で五体。
小型の魔物は通常のゴブリンとは違う様相。あれはホブゴブリンだろうか。
そしてひときわ目に付くあの大型の魔物はゴブリン種の最上位種バグベアだろう。
「ディラン、様……?」
か細いアリシアの声に、青年――ディラン・ベルモンドは視線だけを向け、小さく頷いた。
「な……誰だ、お前は! 僕の邪魔をするな!」
そして声を荒げる生徒が一人。
俺はその人物を認識して目を疑った。
「お前は……ロイ?」
俺の呟きに、ロイは憎悪に歪んだ顔を向ける。
その瞳はもはや正気の色を失っていた。
「そうだ! フィリベール子爵家が嫡男、ロイ・フィリベールだ! お前も名家の出ならば、我が家の名くらい聞いたことがあるだろう!」
精霊会で俺と会ったことなど忘れてしまったかのように、ロイはそう吐き捨てる。
あの素朴で気弱な印象のロイは見る影もなかった。
彼をここまで変貌させた理由は気になるところだが、今はそんな悠長なことを考えている場合ではない。
『良くも私の教会を! 許せません!』
脳内でルーの声が響くと同時に俺は駆け出した。
狙うは、アリシアの障壁に最も近いホブゴブリン。
強化された脚力で一気に距離を詰め、渾身の力で剣を横薙ぎに振るう。
「ギッ!?」
浅い。
腕だけ飛んだ。
片腕を失ったホブゴブリンは甲高い絶叫を上げ、残った左腕の爪を無茶苦茶に振り回しながら飛びかかってきた。
「邪魔だ!」
俺は冷静にその攻撃をいなし、体勢を崩した脇腹に深々と剣を突き立てる。瘴気でできた体は、確かな肉の感触と共に崩れ落ち、黒い塵となって消えた。
一体。だが、休む暇はない。
「グルルルァァァ!!」
俺という新たな敵の出現に、残りのホブゴブリンたちが一斉にアリシアから注意を逸らし、牙を剥く。
三方向からの同時攻撃。
「――っ!」
三方から同時。
初撃は躱す。二撃目は弾く。
三撃目、間に合わない。
相打ち覚悟で前へ出た――届く前に、声が響く。
「清浄の光よ、槍となって闇を穿て、聖槍!」
凛としたアリシアの声。
次の瞬間、彼女の掲げた手のひらから放たれた光の槍が、三体目のホブゴブリンの心臓を正確に貫いた。
「ギィィィィッ!?」
断末魔の叫びと共に、ホブゴブリンの体が内側から浄化されるように白く発光し、塵となって霧散する。
目線でアリシアに感謝を告げつつ、残りのホブゴブリンへ相対する。
バグベアの方は、今やアリシアの聖域と真正面から押し合いをしていた。
ホブゴブリンがいなくなったことでアリシアも聖域を一方向にのみ集中させることで均衡を保つことに成功している。
しかし聖域がいつまで持つかわからない以上、早々にホブゴブリンを倒し切ることがベストなのは間違いない。
「終わりだ!」
俺は一体の突きを紙一重で躱し、その勢いのまま回転。遠心力を乗せた斬撃が、もう一体の首を刎ね飛ばす。
返す刃で、体勢を崩した一体の心臓を狙う。
――背に衝撃。肺が詰まる。
「っ!?」
体勢を崩した俺の刃は、ホブゴブリンの心臓を逸れ、肩を浅く切り裂くに留まった。
背中に走る鈍い痛み。それは刃物によるものではない。何者かによる、渾身の体当たりだ。
「邪魔するな!」
背後から響くのは、ロイの狂気に満ちた叫びだった。
俺に組み付こうとする彼を振り払い、同時に手傷を負わせたホブゴブリンが反撃の爪を振りかぶるのが視界に入る。
(まずい――!)
二つの敵意に挟まれ、一瞬、思考が停止する。
ホブゴブリンの爪が眼前に迫る。これは避けきれない。
『ディランさん!』
脳内に響くルーの悲鳴。
だがそれは、ただの悲鳴ではなかった。
彼女の叫びに応えるかのように、俺とホブゴブリンの前で小さな光が弾ける。
それは攻撃性はない、小さな光。
「ギッ、ア!?」
閃光に目が眩み、ホブゴブリンの爪が虚空を掻く。
生まれた、ほんの僅かな隙。
俺はその好機を逃さなかった。
ロイの体を足で突き放して距離を取ると同時に、体勢を立て直す。
怯んだホブゴブリンの喉元を剣で穿った。
最後の一体が塵となって消え、残る脅威はバグベアと、そして狂気に囚われたロイだけだ。
「くそ……くそ、くそ!」
ロイは瓦礫に足を取られて倒れ込みながらも、なお憎悪の視線をこちらに向ける。
――バリンッ!
その時、ついに限界が来たのか、アリシアが維持していた光の障壁がガラスのように砕け散った。
「グルォァァァァッ!!」
障壁から解放されたバグベアが、勝利の雄叫びを上げる。
その巨躯から放たれる圧は、ホブゴブリンの比ではない。
アリシアは魔力を使い果たしたのか、その場に崩れ落ちそうになるのをかろうじて片手で支えていた。
「アリシア様!」
「大丈夫、です……ですが、もう……」
彼女の声はか細く、顔は青白い。
俺は彼女を庇うように一歩前に出た。
対峙するは、ゴブリン種の王。その濁った瞳には、明確な殺意が宿っていた。
身体強化はまだ続いている。
だが、やはり地力の差は歴然だ。
勝てるのか? いや、考えるな。やるしかない。
「うおおおおっ!」
一歩、踏み込む。
棍棒が振り下ろされ――風圧が頬を裂く。
すれ違いざま、剣閃が閃いた。
遅れて、黒い血が宙に散る。
――だが。
「グルルルァァァァ……!」
バグベアは止まらない。
その巨体が弾けるように前へ出る。
棍棒が再び振り下ろされる――速い、さっきよりも!
俺は剣で受ける暇すらなく、横に跳ぶ。
床が粉砕され、破片が雨のように降り注いだ。
「はぁ……っ、はぁ……」
息が苦しい。
このままではジリ貧だ。だが俺には奴を屠るだけの決定的な攻撃力がない。
決め手となるのはアリシアの聖魔法しかないが――。
――その時だった。
視界の端で、ロイが狂気の表情を浮かべてこちらに向かっているのが見えた。
眼前にはバグベア、
狂気に染まったロイが背後から迫る。
心臓の音がやけに大きい。
時間が――止まったように思えた。
「ああ、魔物だ!」
俺は廊下を抜け、中庭を突っ切りながら声を上げた。
しかしまだその気配は曖昧で、魔力からはその力は測れない。
今まさに生まれようとしている、そんな感覚だ。
『うぅ、嫌な音が反響して場所が……』
ルーは弱気に呟いた。
確かに嫌な魔力の気配が至るところから流れているのを感じる。
「教会だ」
俺は走りながら一言そう告げた。
間違いない。先日、聖油を受け取りに訪れたあの神聖な場所から、今、最も濃く、最も邪悪な瘴気が立ち上っている。
『教会!? どうしてそんな神聖な場所から……! うぅ、気分が悪い……』
ルーの悲鳴のような声が脳内に響く。
聖女神である彼女にとって、この瘴気は毒に等しいのだろう。
だが、俺の心を占めていたのは別の懸念だった。
(あの場所には……アリシア様が……!)
休日の今日、彼女がまだそこにいても何ら不思議はない。
思考と同時に、足がもつれるほど速度が上がる。
ただの魔物騒ぎではない。もし彼女が巻き込まれているとしたら――。
教会の重厚な扉が見えてくる。
だが、その扉は固く閉ざされ、隙間からどす黒い瘴気が漏れ出していた。
意図的に内側から封鎖されている。
「ちっ」
俺は迷わず数歩下がり、身体に魔力を巡らせる。
「猛り、衣とせよ。静かに満ちて——『常強』」
詠唱と共に、俺の全身を淡い光が包み込む。
筋肉が内側から張り詰め、身体の隅々まで力がみなぎる感覚。単純な身体強化魔法だが、今の俺にはこれで十分だ。
三歩。踏み切る。肩でぶつける。――砕けた。
金具が跳ね、扉が内へ返る。
舞い上がる埃の向こうに広がっていたのは、神聖さの欠片もない、地獄のような光景。
床には禍々しい魔法陣が広がり、礼拝堂全体がどす黒い瘴気に満たされている。
その中央で、数体の異形の魔物が、まさに砕け散らんとする光の障壁に群がっていた。
そして、障壁の内側で片膝をつき、必死にそれを支えているのは――やはり、聖女アリシアだった。
「……間に合った、か」
俺は手にした剣を静かに構え、ゆっくりと中へ足を踏み入れる。
見える範囲で魔物は合計で五体。
小型の魔物は通常のゴブリンとは違う様相。あれはホブゴブリンだろうか。
そしてひときわ目に付くあの大型の魔物はゴブリン種の最上位種バグベアだろう。
「ディラン、様……?」
か細いアリシアの声に、青年――ディラン・ベルモンドは視線だけを向け、小さく頷いた。
「な……誰だ、お前は! 僕の邪魔をするな!」
そして声を荒げる生徒が一人。
俺はその人物を認識して目を疑った。
「お前は……ロイ?」
俺の呟きに、ロイは憎悪に歪んだ顔を向ける。
その瞳はもはや正気の色を失っていた。
「そうだ! フィリベール子爵家が嫡男、ロイ・フィリベールだ! お前も名家の出ならば、我が家の名くらい聞いたことがあるだろう!」
精霊会で俺と会ったことなど忘れてしまったかのように、ロイはそう吐き捨てる。
あの素朴で気弱な印象のロイは見る影もなかった。
彼をここまで変貌させた理由は気になるところだが、今はそんな悠長なことを考えている場合ではない。
『良くも私の教会を! 許せません!』
脳内でルーの声が響くと同時に俺は駆け出した。
狙うは、アリシアの障壁に最も近いホブゴブリン。
強化された脚力で一気に距離を詰め、渾身の力で剣を横薙ぎに振るう。
「ギッ!?」
浅い。
腕だけ飛んだ。
片腕を失ったホブゴブリンは甲高い絶叫を上げ、残った左腕の爪を無茶苦茶に振り回しながら飛びかかってきた。
「邪魔だ!」
俺は冷静にその攻撃をいなし、体勢を崩した脇腹に深々と剣を突き立てる。瘴気でできた体は、確かな肉の感触と共に崩れ落ち、黒い塵となって消えた。
一体。だが、休む暇はない。
「グルルルァァァ!!」
俺という新たな敵の出現に、残りのホブゴブリンたちが一斉にアリシアから注意を逸らし、牙を剥く。
三方向からの同時攻撃。
「――っ!」
三方から同時。
初撃は躱す。二撃目は弾く。
三撃目、間に合わない。
相打ち覚悟で前へ出た――届く前に、声が響く。
「清浄の光よ、槍となって闇を穿て、聖槍!」
凛としたアリシアの声。
次の瞬間、彼女の掲げた手のひらから放たれた光の槍が、三体目のホブゴブリンの心臓を正確に貫いた。
「ギィィィィッ!?」
断末魔の叫びと共に、ホブゴブリンの体が内側から浄化されるように白く発光し、塵となって霧散する。
目線でアリシアに感謝を告げつつ、残りのホブゴブリンへ相対する。
バグベアの方は、今やアリシアの聖域と真正面から押し合いをしていた。
ホブゴブリンがいなくなったことでアリシアも聖域を一方向にのみ集中させることで均衡を保つことに成功している。
しかし聖域がいつまで持つかわからない以上、早々にホブゴブリンを倒し切ることがベストなのは間違いない。
「終わりだ!」
俺は一体の突きを紙一重で躱し、その勢いのまま回転。遠心力を乗せた斬撃が、もう一体の首を刎ね飛ばす。
返す刃で、体勢を崩した一体の心臓を狙う。
――背に衝撃。肺が詰まる。
「っ!?」
体勢を崩した俺の刃は、ホブゴブリンの心臓を逸れ、肩を浅く切り裂くに留まった。
背中に走る鈍い痛み。それは刃物によるものではない。何者かによる、渾身の体当たりだ。
「邪魔するな!」
背後から響くのは、ロイの狂気に満ちた叫びだった。
俺に組み付こうとする彼を振り払い、同時に手傷を負わせたホブゴブリンが反撃の爪を振りかぶるのが視界に入る。
(まずい――!)
二つの敵意に挟まれ、一瞬、思考が停止する。
ホブゴブリンの爪が眼前に迫る。これは避けきれない。
『ディランさん!』
脳内に響くルーの悲鳴。
だがそれは、ただの悲鳴ではなかった。
彼女の叫びに応えるかのように、俺とホブゴブリンの前で小さな光が弾ける。
それは攻撃性はない、小さな光。
「ギッ、ア!?」
閃光に目が眩み、ホブゴブリンの爪が虚空を掻く。
生まれた、ほんの僅かな隙。
俺はその好機を逃さなかった。
ロイの体を足で突き放して距離を取ると同時に、体勢を立て直す。
怯んだホブゴブリンの喉元を剣で穿った。
最後の一体が塵となって消え、残る脅威はバグベアと、そして狂気に囚われたロイだけだ。
「くそ……くそ、くそ!」
ロイは瓦礫に足を取られて倒れ込みながらも、なお憎悪の視線をこちらに向ける。
――バリンッ!
その時、ついに限界が来たのか、アリシアが維持していた光の障壁がガラスのように砕け散った。
「グルォァァァァッ!!」
障壁から解放されたバグベアが、勝利の雄叫びを上げる。
その巨躯から放たれる圧は、ホブゴブリンの比ではない。
アリシアは魔力を使い果たしたのか、その場に崩れ落ちそうになるのをかろうじて片手で支えていた。
「アリシア様!」
「大丈夫、です……ですが、もう……」
彼女の声はか細く、顔は青白い。
俺は彼女を庇うように一歩前に出た。
対峙するは、ゴブリン種の王。その濁った瞳には、明確な殺意が宿っていた。
身体強化はまだ続いている。
だが、やはり地力の差は歴然だ。
勝てるのか? いや、考えるな。やるしかない。
「うおおおおっ!」
一歩、踏み込む。
棍棒が振り下ろされ――風圧が頬を裂く。
すれ違いざま、剣閃が閃いた。
遅れて、黒い血が宙に散る。
――だが。
「グルルルァァァァ……!」
バグベアは止まらない。
その巨体が弾けるように前へ出る。
棍棒が再び振り下ろされる――速い、さっきよりも!
俺は剣で受ける暇すらなく、横に跳ぶ。
床が粉砕され、破片が雨のように降り注いだ。
「はぁ……っ、はぁ……」
息が苦しい。
このままではジリ貧だ。だが俺には奴を屠るだけの決定的な攻撃力がない。
決め手となるのはアリシアの聖魔法しかないが――。
――その時だった。
視界の端で、ロイが狂気の表情を浮かべてこちらに向かっているのが見えた。
眼前にはバグベア、
狂気に染まったロイが背後から迫る。
心臓の音がやけに大きい。
時間が――止まったように思えた。
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