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245.霊縁(10)ルオシィ・イーリン
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ピシィッ!
と、音を立ててお椀の中の水が凍った。
おお――っ! と、リーファと侍女3人が感嘆の声を上げる。
「そろそろ、真面目に呪術やってみる?」
と、リーファに言われた。
「見えてる理――、紋様のうちでも勇吾自身が啓いたものは働きかけやすいハズなの」
「なるほど……」
「紋様の中から使えそうな配列を見付けて、組み合わせてね……」
「ほうほう」
と、やってみた結果、俺は【氷】の呪術の開祖になった。
「ちなみに、今の配列を組み合わせる力が、いわゆる呪力ね」
「おお……」
とりあえず、氷が作れるようになったので、冷蔵庫を各家庭に置くことにした。キンキンに冷やしたヤガタ芋焼酎は女性にも飲みやすいとブームになった。
今は目ぼしい敵もいないし、他に使い道がない。
……人獣をサッと凍らせてやりたかったな。
かき氷を皆んなで頬張りながら、そんなことを思ってた。
◇
寝室に戻るとルオシィが荷物を広げていた。
「よ、よろしくお願いいたします……」
と、スイランさんの妹の空色髪のシュッとした美少女が頭を下げた。
「マレビト様は、シュエンを救けてくださいました……」
ルオシィは女剣士ヨウシャさんの娘でもある。同じ剣士の娘であるシュエンのことを気にかけていたらしい。
「本当のことを言うと、私も毎朝、お母さんが帰って来るのか気が気でなくて、シュエンには何もしてあげられなくて……」
「あの頃だったら無理もないよ」
「でも、宮城に引き取られるなんて、すごくビックリして……。マレビト様はお優しい方なんだなぁって、思ってました……」
「そっか」
ツイファさんの部屋に引き取られたシュエンは、みるみる立ち直っていった。
「だから、早くマレビト様のお側にいきたいなぁ、早く16歳にならないかなぁって、思ってたんです……」
と、南側広場に置いたベンチで頬を赤く染めた。
「いつも遠くからしかお見掛け出来なかったのが、連弩を披露して下さった住民集会で初めてハッキリお姿を見ることが出来て……。ああ、私の純潔はこの方にお捧げするんだなぁって……」
「う、うん……。そっか……」
新入学の大学1年と高校1年くらいの、絶妙な歳の差がある。照れ臭さが倍増するような気持ち……。
「まさか……、こちらが口説かないといけないとは思っても……」
「あ、なんか、すみません」
「なので、お手紙にしてきましたっ!」
「え?」
「これっ! 読んで下さいっ!」
と、紙片を手渡され、ルオシィは駆けて宮城に戻ってしまった。
開くと小さくて丁寧な文字がビッシリと並んでる。
――スイランさんの妹だ。
と、思った。読むとあの時のマレビト様はああだった、この時のマレビト様はこうだったと、今までの俺のことを事細かに書いてくれてた。
ファ、ファンかよ……。
顔を真っ赤にしてしまって、一人ベンチで最後まで読んだ。
それから寝室に戻ると、服を脱いだルオシィがベッドで布団にくるまってた。
「く、口説かれてくださいました……?」
「うん、口説かれました……」
そのまま霊縁は結ばれ、新しい紋様が視界に現れた――。
ルオシィは俺に腕枕されて、満足そうに微笑んでいる。
「お父さんが帰って来なかったとき、お姉ちゃんは、お母さんに剣士を辞めて欲しかったんです」
「ああ、そうかあ」
ルオシィとスイランさんのお父さん、ヨウシャさんの旦那さんは、北の蛮族との戦争で命を落として帰って来なかった。
「私とビンスイはまだ小さかったし、お母さんまで帰って来れなかったらどうするんだって」
「うん……」
「でも、あの2人似た者同士ですから」
「そうなの?」
「お仕事大好き人間なんですよ、2人とも」
「あはは。そうかもしれないね」
「でも、お母さん。再婚を機に遂に剣士を引退するんです」
「あっ。もう1人再婚するのってヨウシャさんだったんだ」
「しまった……、内緒だったのに……」
「前から気になってたんだけど、なんで俺には内緒なの?」
「マレビト様を驚かせようって、皆んなが……」
「じゃあ、今度はルオシィから聞いちゃったことが内緒だ」
「内緒にしてくれますか……?」
と、俺の腕の中で小さく手を合わせるルオシィが可愛くて、もう一回、口説かれた。
◇
次に寝室で荷物を広げたのはイーリンさんだった。
「フェイロン様は高くなり過ぎた剣士の身分が、剣士を弱くしているとお考えのようでした」
と、思い出深い応接室で、剣士団のことを振り返った。この部屋で、フェイロンさんと3人で剣士府での演説を決めた。
「ああ……、なるほどぉ……」
と、色々と思い返される。
「でも、マレビト様は最後まで剣士を大切にしてくださったでしょう?」
「ええ、まあ……」
「いいコンビだったんですよ。下げようとするフェイロン様と、上げようとするマレビト様で」
と、愉快そうに笑うと、俺の異世界ファーストコンタクト巨乳がふるりと揺れた。
第3城壁の下にある訓練場で、イーリンさんの撃ち込みを見せてもらう。やっぱり動きが流れるようにキレイだ。
隠密剣の手解きをしてもらって、俺も撃ち込んでみる。
「あ……。意外と筋がいいですね」
「意外と……」
「あ! ごめんなさい」
と、笑い合って汗を流した。
この召喚が「おおっ! 勇者よ!」っていう、初心者の街から始めるヤツだったら剣士になれたかもなぁ。なんて思ってた。
いかんせん、ラストバトルから始まる闘いだったし、剣を握るのはこれが初めてだった。
「私が生きてる間に、もう剣の出番はなさそうです……」
と、イーリンさんは寂しげに笑った。
はぐれ人獣もめっきり現れなくなったし、敵国どころかこの世界にいる人間がジーウォ城にいる約1200人だけになっている。
「最後に私達を率いた将がマレビト様で、幸運でした。絶対、私たちが納得したことしかさせませんでしたから」
「だったら良かったです」
「でも、ご自身も納得したことしか、されませんでした」
「そうですね」
「ふふっ。最初に追い返されたときは凹みました」
「あ、すみませんでした……」
「シアユンのせいなんですよ」
「え?」
「自分がダメだったから、マレビト様は胸が大きい娘が好みなのかもしれないって」
「そんなことが……」
「皆んな、必死でしたから」
エメラルドグリーンの髪が、風に揺れた。
「ダメですね」
「え?」
「言いたいことが言えていません」
「はい……」
「マレビト様は、私の好みのタイプです。私の気持ちに応えてください」
と、かつてヤーモンをフッたときの裏返しの言葉を使って、俺に想いを打ち明けてくれた。
――あの頃から、そうだったんだなぁ。
って思うと、真っ直ぐな眼差しが胸に迫って、そのまま寝室で応えた――。
紋様の輪が一つ増えて絡み合って蠢く。
イーリンさんは、俺を抱き締めてスヤスヤと眠っている。
あの召喚2日目の朝に曇らせてしまった表情を、やっと晴らせたような、不思議な感覚だった――。
と、音を立ててお椀の中の水が凍った。
おお――っ! と、リーファと侍女3人が感嘆の声を上げる。
「そろそろ、真面目に呪術やってみる?」
と、リーファに言われた。
「見えてる理――、紋様のうちでも勇吾自身が啓いたものは働きかけやすいハズなの」
「なるほど……」
「紋様の中から使えそうな配列を見付けて、組み合わせてね……」
「ほうほう」
と、やってみた結果、俺は【氷】の呪術の開祖になった。
「ちなみに、今の配列を組み合わせる力が、いわゆる呪力ね」
「おお……」
とりあえず、氷が作れるようになったので、冷蔵庫を各家庭に置くことにした。キンキンに冷やしたヤガタ芋焼酎は女性にも飲みやすいとブームになった。
今は目ぼしい敵もいないし、他に使い道がない。
……人獣をサッと凍らせてやりたかったな。
かき氷を皆んなで頬張りながら、そんなことを思ってた。
◇
寝室に戻るとルオシィが荷物を広げていた。
「よ、よろしくお願いいたします……」
と、スイランさんの妹の空色髪のシュッとした美少女が頭を下げた。
「マレビト様は、シュエンを救けてくださいました……」
ルオシィは女剣士ヨウシャさんの娘でもある。同じ剣士の娘であるシュエンのことを気にかけていたらしい。
「本当のことを言うと、私も毎朝、お母さんが帰って来るのか気が気でなくて、シュエンには何もしてあげられなくて……」
「あの頃だったら無理もないよ」
「でも、宮城に引き取られるなんて、すごくビックリして……。マレビト様はお優しい方なんだなぁって、思ってました……」
「そっか」
ツイファさんの部屋に引き取られたシュエンは、みるみる立ち直っていった。
「だから、早くマレビト様のお側にいきたいなぁ、早く16歳にならないかなぁって、思ってたんです……」
と、南側広場に置いたベンチで頬を赤く染めた。
「いつも遠くからしかお見掛け出来なかったのが、連弩を披露して下さった住民集会で初めてハッキリお姿を見ることが出来て……。ああ、私の純潔はこの方にお捧げするんだなぁって……」
「う、うん……。そっか……」
新入学の大学1年と高校1年くらいの、絶妙な歳の差がある。照れ臭さが倍増するような気持ち……。
「まさか……、こちらが口説かないといけないとは思っても……」
「あ、なんか、すみません」
「なので、お手紙にしてきましたっ!」
「え?」
「これっ! 読んで下さいっ!」
と、紙片を手渡され、ルオシィは駆けて宮城に戻ってしまった。
開くと小さくて丁寧な文字がビッシリと並んでる。
――スイランさんの妹だ。
と、思った。読むとあの時のマレビト様はああだった、この時のマレビト様はこうだったと、今までの俺のことを事細かに書いてくれてた。
ファ、ファンかよ……。
顔を真っ赤にしてしまって、一人ベンチで最後まで読んだ。
それから寝室に戻ると、服を脱いだルオシィがベッドで布団にくるまってた。
「く、口説かれてくださいました……?」
「うん、口説かれました……」
そのまま霊縁は結ばれ、新しい紋様が視界に現れた――。
ルオシィは俺に腕枕されて、満足そうに微笑んでいる。
「お父さんが帰って来なかったとき、お姉ちゃんは、お母さんに剣士を辞めて欲しかったんです」
「ああ、そうかあ」
ルオシィとスイランさんのお父さん、ヨウシャさんの旦那さんは、北の蛮族との戦争で命を落として帰って来なかった。
「私とビンスイはまだ小さかったし、お母さんまで帰って来れなかったらどうするんだって」
「うん……」
「でも、あの2人似た者同士ですから」
「そうなの?」
「お仕事大好き人間なんですよ、2人とも」
「あはは。そうかもしれないね」
「でも、お母さん。再婚を機に遂に剣士を引退するんです」
「あっ。もう1人再婚するのってヨウシャさんだったんだ」
「しまった……、内緒だったのに……」
「前から気になってたんだけど、なんで俺には内緒なの?」
「マレビト様を驚かせようって、皆んなが……」
「じゃあ、今度はルオシィから聞いちゃったことが内緒だ」
「内緒にしてくれますか……?」
と、俺の腕の中で小さく手を合わせるルオシィが可愛くて、もう一回、口説かれた。
◇
次に寝室で荷物を広げたのはイーリンさんだった。
「フェイロン様は高くなり過ぎた剣士の身分が、剣士を弱くしているとお考えのようでした」
と、思い出深い応接室で、剣士団のことを振り返った。この部屋で、フェイロンさんと3人で剣士府での演説を決めた。
「ああ……、なるほどぉ……」
と、色々と思い返される。
「でも、マレビト様は最後まで剣士を大切にしてくださったでしょう?」
「ええ、まあ……」
「いいコンビだったんですよ。下げようとするフェイロン様と、上げようとするマレビト様で」
と、愉快そうに笑うと、俺の異世界ファーストコンタクト巨乳がふるりと揺れた。
第3城壁の下にある訓練場で、イーリンさんの撃ち込みを見せてもらう。やっぱり動きが流れるようにキレイだ。
隠密剣の手解きをしてもらって、俺も撃ち込んでみる。
「あ……。意外と筋がいいですね」
「意外と……」
「あ! ごめんなさい」
と、笑い合って汗を流した。
この召喚が「おおっ! 勇者よ!」っていう、初心者の街から始めるヤツだったら剣士になれたかもなぁ。なんて思ってた。
いかんせん、ラストバトルから始まる闘いだったし、剣を握るのはこれが初めてだった。
「私が生きてる間に、もう剣の出番はなさそうです……」
と、イーリンさんは寂しげに笑った。
はぐれ人獣もめっきり現れなくなったし、敵国どころかこの世界にいる人間がジーウォ城にいる約1200人だけになっている。
「最後に私達を率いた将がマレビト様で、幸運でした。絶対、私たちが納得したことしかさせませんでしたから」
「だったら良かったです」
「でも、ご自身も納得したことしか、されませんでした」
「そうですね」
「ふふっ。最初に追い返されたときは凹みました」
「あ、すみませんでした……」
「シアユンのせいなんですよ」
「え?」
「自分がダメだったから、マレビト様は胸が大きい娘が好みなのかもしれないって」
「そんなことが……」
「皆んな、必死でしたから」
エメラルドグリーンの髪が、風に揺れた。
「ダメですね」
「え?」
「言いたいことが言えていません」
「はい……」
「マレビト様は、私の好みのタイプです。私の気持ちに応えてください」
と、かつてヤーモンをフッたときの裏返しの言葉を使って、俺に想いを打ち明けてくれた。
――あの頃から、そうだったんだなぁ。
って思うと、真っ直ぐな眼差しが胸に迫って、そのまま寝室で応えた――。
紋様の輪が一つ増えて絡み合って蠢く。
イーリンさんは、俺を抱き締めてスヤスヤと眠っている。
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