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しおりを挟む「光司さん、てずっとビールなんですねぇ。ビール好きなんですかぁ?」
酒で赤らんだ顔で光がコウを見上げる。
背丈も違う為に、座高の差があり、なんとなく上目遣いのようになる。
コウも飲みすぎたのか、顔が赤い。
「あー、そろそろ変えよっかな」
「メニュー見ます?」
光がメニューを渡し、コウの顔にくっつきそうな距離感で互いにメニューを見ている。
チラ、とユウはそんな2人を眺めた。
「...なんかいい感じ?」
「無いだろ。コウはノンケだし」
あっけらかん、とそう言うと、ダイチは冷酒を煽った。
「俺もなんか食べよっかなぁ...。光司さん、ししゃも好きですか?」
再び、尋ねる為に光が上目遣いでコウを見上げる。
「え?あ、ああ。嫌いじゃないけど」
「なにが好きですか?」
「え」
「だから。好きな食べ物。魚よりお肉とか?」
「え、んー、どっちも好き、かな」
光がそっか、と笑顔を浮かべた。
「じゃ、ししゃもとー、あと、このカルビ、気になってたんですよねー、あと、あ!だし巻き玉子!」
「細いのに良く食べるね。お腹空いてた?」
ううん、と口元を綻ばせたまま、光が首を横に振る。
「好きなんです」
「えっ...?」
光が満面は笑みを浮かべた。
「食べるのが!料理は苦手なんですけど。痩せの大食いっていうか」
「あ、ああ、そう」
ははは、とコウが笑っている。
「ユウさーん!ダイチも一緒に飲みましょうよー!て、あ、そっか」
ふふ、と光は笑い、
「ご馳走様でーす」
とにこやかに声を掛けられ、ユウとダイチは再び、飲んでいたものを吹き出した。
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