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しおりを挟む「どうする...?リョウがみんなのスマホ預かってるらしいし、親にバレた、とか嘘ついて戻る?」
「戻る、て...何処に」
「だから、前にいた場所」
「戻ったとこで引き離されるだけだもん...」
シュンが伏し目がちに言うと、
「調子いいな、お前、戻るだの戻らないだの。カイのせいにまでして」
タクマが呆れた、とシュンを見た。
「どうする?引き返すなら今だよ、俺みたく、男を受け入れて感じるまでやられるよ。嫌だろ、そんなの」
じっとシュンが俺を見た。
「ほんとは嫌なの...?」
「俺のことはどうでもいいの、お前の話し」
「俺は...残るよ」
「そうだ!お前の恋人、てやらも連れてきて貰えば?」
ヨウタが明るく口を挟んだ。
「いや、さすがに好きな奴に売春はさせたくないよ」
シュンがそう言った。
「でも、家出してるんなら困ってるんじゃない?変な男の家に転がり込んだり、
下手に売りやるよりいいんじゃね?うちの客、みんな検査してるし、身元もわかってるし」
タクマが言った。
それから。
しばらく、俺のときと同じく、シュンは受けで感じるように訓練を受けた。
正直、過去の自分を見ているみたいで嫌だった。
「カイ」
俺は客からもらった飲むヨーグルト飲みながら、顧客ノートを書いていた。
「なに?」
「こないだはごめん」
「...」
俺は客からもらったコンビニのビニールを渡した。
「好きなの1つ選んでいいよ」
と、シュンは小さなコンビニのチーズケーキを選んだ。
「ありがと」
「きつくない?大丈夫?」
「なんとか」
そんなとき、
「シュン!?」
「マコ!?」
小柄で細身、クリクリした大きな瞳が印象的な男の子と、サッカー部にいそうな万人受けしそうなシュン。
俺はちなみにハーフらしい。
母親は会ったことが無い。
可愛い子供を産ませたら、すぐに父親が奪ったのらしい。
「偶然!シュンがいるなんて、運命かなあ」
2人はどちらからともなくくっついた。
リョウにシャワーを勧められ、マコ、て子はまた後でね、とその場を離れた。
「シュンが呼んだんじゃないの?リョウに頼んで」
「違う、びっくりした...なんでまた...」
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