うちの冷蔵庫がダンジョンになった

空志戸レミ

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失業

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(敏捷発動ッ…加速装置とぅ!!)

朝の通勤ラッシュのなか、スーツ姿でホームへの階段を軽やかに駆け上がる。ちなみにスキル【敏捷】は敏捷性に数値が+1されるほかには、特に効果はないようだ。

それでもレベル17となった今のオレは、なんと!レベル1だった時の約4倍の能力を有している。

月の重力が地球の約1/6というのだから、オレはそれに近い身の軽さを感じていることになる。いや、ま、単純計算でだけどね。さらにそれでいくともう少しレベルが上がれば、月にいるのと変わらない身の軽さを体験できる計算…、いやはや非常に楽しみである。

また身体的な変化と共に、環境的な変化も感じる。

以前のオレは自分で言うのもなんだが、地味で根暗なオタリーマン。しかも街中で他人と視線が合っても、こちらから目を逸らしてしまうような弱メンタルだった。

それが今ではどうだ。内面に自信が満ち溢れている。こんな気分は日々身体が大きなっていく成長期に感じた万能感以来初めて。当然目にも力が宿っているようで、見知らぬ誰かと目が合うとオレより先に相手の方から視線を避けるようになった。

電車に乗り込み扉が閉まると窓ガラスに自分の顔が映り込み、それを眺めながら思う。


(う~ん。実際、だいぶ目つきも顔つきも変わったからなぁ…)

良い表現を用いるなら精悍な顔つきになった…かな。うん、いうなれば戦士の顔だ。でも逆に言うと、人相が悪くなったともいえる。しかしそれもそうだ。ダンジョンとはいえ、あれだけモンスターを殺して殺して殺しまくり…命を奪ってきたのだから。

俗にいう人を殺したことのある人間の眼とでもいえばいいのだろうか。どうにも感情の読み取れない据わった眼をしていると思う。

そんなことを考えていると、ふと自分がこのままおかしくなってはしまわないか…などと心配になってくる。が、そもそもオタで人より変わっているから孤立してるわけだし、それはいまさらかもしれない。


しかしそれよりもおかしいのは、今の世界情勢。

各国は今もジャンジャンと自国の軍隊をダンジョンに送り込んでいるという。その行動にはなんとなく狂気を孕んでいるようにも感じる…。それは自国の安全を確保する為というよりも、他国よりも先んじて兵士たちをダンジョンで強くして、より世界での影響力を強めたいという欲求が見え隠れしている様に思えてならないからだ。

つまるところ電脳世界で戦っていたサイバー戦争の後は、ダンジョンの不思議パワーを取り込み如何に自国を強化するかに躍起になるダンジョン戦争とでもいうようなモノが、すでに始まっているのかもしれないという事。

国からしてそんな感じなのだから、民間企業や一般人でもそれは同様。

オレがうちの冷蔵庫ダンジョンを秘密にしているように、企業や個人もまたダンジョンを隠してこっそりと潜っているらしい。企業の方はともかく、一般人の間ではネットスラングでダンジョンの事を穴と呼び、ネット上の交流サイトで情報を交換し合っている様子だ。

まさにアレだね、隠語を使った売春とか違法薬物のやり取りと同じ。オレもダンジョンの事をネット上で調べていて、少なからずそういったサイトやSNSを発見した。

しかしいっしょに穴に潜りませんか?なんて募集立てている奴は、ほんとに正気なのだろうか。

もしゲームと同じ感覚でその行動をとっているのだとすれば、ハッキリ言って正気を疑う。会ったこともない見ず知らずの人間と、ネット上のやりとりだけでダンジョンに一緒に潜るなんて、とてもじゃないがオレには真似できない。それとも何か裏があるんだろうか…。

まぁ逆にそんなだからこそ出会い系などで知り合った男女が実際に会い…からの痴情の縺れで事件を起こす。みたいな事にもなるのだろう。そっち系の事件もホントなくならないからな~。

あ、あとそれとは別に、他にも気になることがある。

すでにネット上で、色々とダンジョン産のモノが売りに出されていることだ。そちらは海外が顕著だが、ここ日本でも間違いなく起きていること。それはマナストーン。ダンジョンでモンスターを倒した時に拾っていた赤いBB弾みたいなのは、魔石やマナストーンと呼ばれていた。そしてまだ使用用途も定かではないのに売りに出されていたり、高価買取を謳うサイトが立ち上がったりしているのだ。

まぁこの辺は法で規制される前にやっちまえ的にやってるんだとは思うけど。でもその値段はなぜかグングンと上昇している。どんなカラクリがあるのかちょっと怖くなるくらいだ。

しかしうちの冷蔵庫ダンジョンの前室には、すでに45Lのポリバケツが半分はくらい埋まるほどの魔石がある。アレを売ったら一体いくらになるんだろう…などと獲らぬ狸のなんとやらで頬が緩んでしまうのも否めないが。


………。


忙しい…!ほんともうメッチャ忙しくて堪らんッ!

この二週間、オレは残業や泊まり込みの連続でひとつもダンジョンに潜れていない。というのも営業部の連中がまた調子に乗って、馬鹿みたいに新規の契約をとってしまったせいだ。

しかし…社内にはそれを是とする風潮が蔓延していた。

営業部のあるシマの壁には月の業績ランキングがでかでかと貼り出され、その上位の名前には赤い造花が飾られる始末。そうして煽っているので競争心からか、ヤツ等は見積もり甘けりゃ納期がデタラメでも契約さえ取れれば後は知ったこっちゃねェ!とばかりにクソみたいな契約をアホ程取ってくる。

そしてそのシワ寄せをモロに被るのが、オレのいる事業部になる…。

元々仕事量超過でグロッキー状態だったところにそんな見積もりも納期もデタラメな仕事を押し付けられ、体調を崩して二名の社員が脱落した。そんな戦線を離脱した者達のなんの引き継ぎもされていない仕事を、上司はオレの元へとクソ新規契約とのキラーパスセットで持ってきたのだ。

これにはさすがに恨み言のひとつも言ってやりたくなったが、その上司自身も連日の残業激務でゲッソリ…。な感じでダンジョンでの成長のお蔭でいまだ健在なオレに、敵の火砲が集中する形となった。

(ハァ…誰も助けてはくれず、頼みは自身の力のみ…か)

こうなると、もはやソロでダンジョンに潜っているのとなんら変わりはない。

ただでさえ自身の抱えている仕事も今月中に仕上げなければならないというのに…。よし、ならばここは非常の断だ!もうダンジョン流でやってしまえ!と、会社では隠していた力を解放した。

それからはもう孤軍奮闘獅子奮迅(こぐんふんとうししふんじん)。八面六臂(はちめんろっぴ)の八艘(はっそう)飛びで現場を飛び回り、帰社してからも超速激打のキータイプで報告書を作り上げた。その余りの激しさに、先週だけで二度もキーボードがイカれて交換したほど。

………。

で、午後15時。今日も現場を終えて会社でパソコンに向かっていると、部長からなぜか会議室に来るようにと言われた。

「江月君…、きみちょっと会議室に来たまえ」
「む…?はい」

(おい、なんだよこの忙しい時に…こっちは一秒だって惜しいんだぞ!
現場からも急いで戻り、汗でべたつく作業着も着替えずに報告書を作成しているというのに…)

不満気に会議室に行く。と、そこにはなぜか上司ほか他部署の部長もいて、役職が無いのはオレひとり。で、中央でオレ独りが立たされたまま、まるで裁判か軍法会議のような質疑応答が始まった。

(なんだこりゃ?いったいなんだってんだ…!?)

なんだかどうでもいいような事を次々に訊かれたが、要するにオレの変貌ぶりが余りに突然で怪しいので、コイツなんかヤベェ薬かとかやってんじゃね?という疑惑らしい。酷い…、オレはこんなにも日々健康管理に気を使っているというのに。

「ん~、じゃあキミは…ああプロテインとかそういう不味い薬物は使っていないんだね?」

他部署のブルドッグみたいな部長がオレに問う。

「いえ、飲みますけど?プロテインは別に違法薬物でもなんでもないんで普通に筋力トレーニングをする人間なら大抵飲みますよ?部長がおっしゃりたいのは、たぶんステロイドのことではないですか?」
「う…五月蠅い!キミにそんなことは訊いとらんッ!」

いや、訊いたのアンタでしょが。

「なんだその反抗的な目はッ!!」

いえいえ、反抗的だなんて…そんな目はしていませんよ。ただちょっとサバクスナギツネのような眼にはなっちゃったかもしれませんけど。

なのでともかく、なにも変な薬物など使用していないし、このカラダは日々のトレーニングの成果が最近になってようやく出て来たからだと説明した。そして逆に問うた。

「あの…解らないので教えて頂きたいのですが、仕事はしてますし支障をきたすような事は何もしていないと思うのですが、一体なにが問題なんですか…?」

そうしたところ、全言一致で著しく風紀を乱していると言われた。

具体的には、話しかけても返事をしないとか、鬼のような形相でキーボードを叩いていたとか、声を掛けたら睨み付けられて死ぬほど怖かったとか…。

むぅ、そんな、一体なぜ…?と、考えるまでもなく、それらはここ最近の出来事…。

こっちは無茶な量の仕事を片付けるためにハイパー化してまで働いているのに、たらたら働いてる他部署の女子社員からのしょうもない質問や頼みごと等に時間を割いている暇なんて、0コンマ01秒もなかったのだ。

この数日、たしかに酷くストレスを溜めこんでいた。しかしそれでも仕事を完遂させるため、ガンバっていたというのに…。

だがその間、他にもハイパーモードのオレの発する圧で女子社員が気分を悪くしたり等、いろいろあったらしい。そしてそのせいでオレの評判はだだ下がり…ということだったようだ。

(だがそれはそれとして…この裁判みたいな真似はなんだよ?高圧的に脅すような真似までしてきやがって!)

こうまで各部署の部長課長が雁首揃えてオレ一人をヤリ玉に上げる意味が解らん。こんな話は部の部長と直属の上司が、オレに注意すればいいだけの話じゃないのか?

そう思いつつ並んで座る者達一人一人の眼を視ていき、一体何を考えているのかを考えた。すると、オレと目の合う度に視線を外したり睨み返したりと、怯えや虚勢が見え隠れ…。

(ああ、なるほど…。そうか…)

言うなればこの会社にいる人間たちは全員、公園にいるようなハトなのだ。

似たり寄ったりの能力で、時に突っつき合い時には協力し合って暮らしている。オレもかつてはそんな一羽のハトに過ぎなかったのだが、ダンジョンでパワーアップしたことで急にハトの域を脱し怪鳥の域にまで育ってしまった。

すると。他のハトたちは怪鳥の放つ圧が怖くてたまらない。

それが今まで下に見て散々こき使っていた相手だとするとなおさらか。きっといつどんな形で復讐されるのかとか、怖かったのだろう。だから、だからこんな中途半端な形で暴発したのか。

なんだよ、自分達のしてきた事にはしっかりと自覚があるんじゃないか。

でも、これはオレの失敗だ。この会社の人間たちがオレの思っていた以上に矮小な人間の集まりだったということに気付けなかったのだから。

「…ならば仕方ありません。社風に合わせられなかったということですね。では私はこの会社を去ることにします。いままでありがとうございました」

一礼してサッと部長たちの居並ぶ会議室をあとにする。

(ふぅ…自ら捨ててみると、意外と清々とするもんだな…)

以前のオレであれば、ヒヨッて憐れみを乞いなんとか会社に居させてもらおうとペコペコ頭を下げたことだろう。だが以前の4倍はある思考能力と精神力で考えてみると、即座に会社をやめるという選択ができた。うむ、もはやオレがこの会社にいるメリットは、なにも無いのだ。

そう、オレはもう群れていなければ不安で仕方のないハトではない。独りでも悠々と大空高く飛ぶことのできる怪鳥なのだ。ならばどこまで飛んで行けるかは解らないが、飛べるところまで飛んで行こうじゃないか!

………。


帰宅し、すぐにスーツ姿のまま冷蔵庫を開けてダンジョンに潜り込む。会社で使っていたデスクも片付けぬまま、鞄ひとつ持っての帰宅…。

ネクタイを放るとダンジョン前室に敷いた段ボールの上に手足を広げ大の字に。冷たいダンジョンの空気と、床から伝わってくる冷気が心地良い…。

もう…明日から会社に行くつもりもないし、私物を取りに行くつもりもない。

今日で完全なる会社との決別。社会人としては非常に相応しくない行動であることは自覚している。が、軍法会議のような真似までして吊し上げたのは、要するにオレを辞めさせたかったのだろう。ならこれでいい。

ただ唐突に会社を辞めることなった事には、なにも思わない訳ではない。

今回、オレはかなり…いや相当に頑張ったつもりだ。それがまったく評価されなかったことが悔しい。そのうえこれからの生活のことを考えれば、収入の不安だってある。

「でもだ!この先また別の仕事に就くにしろ、まずはダンジョンでもっと強くなってからだ!」

オレはもう、そう決めていた。

ダンジョンでもっと能力が向上すれば、どんな職にだって就くことができる。なにせ鍛えられた頭は嘘みたいに知識を吸収し、どんどんと良くなっていくのだから。

「ふふふ…見てろよ。これからは勉強しながら、ダンジョン攻略三昧の日々を送ってやるッ!!」

青白い天井に向け拳を突き上げ、自身を勇気づけるためにもオレは不敵に笑ってやるのだった。
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