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ダンジョンスタンピード第二波 至高
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「んんぅ~ッ!コレとっても美味しいよ!こんなお料理作れるなんて、万智ちゃんすごぉ~い!」
「ふふん…。ルウがこの料理を食べたなら、絶対そう言うと思ってたわ!」
「これまた美味しいなぁ、万智もやるもんやねェ~」
うんうん、瀬来さんが作ったカニチーズグラタンを食べて、瑠羽も仁菜さんもとても喜んでいる。瀬来さんもしっかりと大将に教わっておいて、良かったね。
オレはそんなカニチーズグラタンを美味しそうに食べている3人の手元を眺め、ふと初めてあった頃のことを思い出していた。
3人とも女性的な、とても綺麗な手をしている。
しかしバトルスーツを着用するのに支障のないよう、きちんと爪を切り揃えている。うん、それはいうなれば『働き者の綺麗な手』じゃ。
彼女たちがそんな手をしていることが、なにより嬉しい。
例えばもし初めての指導の時に彼女らが『えぇ~!?そんなのマニキュア剥がれちゃうしぃ~?』とか、『ていうかぁ~、もっとラクにキレイになりたいって感じ~??』などと宣わっていたのであれば、麻呂もその日のうちにお断りして指導など引き受けなかったでおじゃる。
だが彼女たちはオレ史上に残る絶景桃色百選を見せつけ…いや、魅せつけてくれたのでおじゃ。
うむ、それを期にこうして長い付き合いになったのだから、なんとも感慨深いモノこれあり…。
「ん、どうしたの?あ、解った。江月さんも食べたいんでしょ?ならハイ、あ~ん!」
「お…?あはは、じゃあ頂こうかな。あ~ん…」
「もぉ万智ちゃんだけズルイよ!はいコーチ、わたしもあ~ん!」
「瑠羽もありがとう。あ~ん…うん。トロトロで美味いなぁ!」
ふたりは調理で手の離せないオレに、カニチーズグラタンを『あ~ん』してくれる。むぅん!もうそれだけで勇気百倍!次の料理もがんばっちゃうぞ!
あ、ちなみに仁菜さんにも視線を向けたけど、ウインクで返されました。てへ…。
『しゅわわわぁ…!パチパチパチパチ…!』
さて、お次はニンニクのたっぷり効いたオリーブオイルのなかで、投入された巨大ムール貝のフライが小気味良い音を立てて踊る。うむ、この油は昼間炊出しをした時の残り。でもまだ十分使えるから、使い切らないともったいないしね。そこでフライ用にと使用しております。
まぁニンニクの香りが効き過ぎちゃうかもだけど、コイツは主にオレ用だから問題ないだろう。
そう、仁菜さんはウニとかが大好物だけど、オレはそっち系はあんまりって感じ。でもカキフライは大好きなんだよね。だから巨大ムール貝の身でソレっぽい部位に衣をつけてフライにしてみました。
いやぁ~、自宅だとキッチンが狭いからさ。でも広い糧品宅のキッチンは実に作業しやすくて助かるね。
『しょわわぁわぁ…(トントン…)』
「さぁ、巨大ムール貝のフライが揚がったぞ~!でもニンニクが効いてるから、食べる人は覚悟してね~?」
「ふふ…なに言うとるんよ。ウチらみんな、そんなこと気にする仲やないやろ??」
「そうれす!コーチのお料理なら…むにゃ。わたしみんな好きれふッ!」
「あれっ…と、瀬来さん?瑠羽飲んじゃったの??」
「うん、なんか目を離してる隙にね…」
「ええやない、たまには。なぁ瑠羽ちゃん」
『カリッ!さくっ…』
「はい、おいしいれふ!コーチの味がしまふッ!」
てオレはニンニク味かい。
それでも3人は揚げたてのちょいとニンニクが効き過ぎたフライに、臆することなく手を伸ばしてくれる。
『カリッ!さくっ…』
「あぁ~、うん!コレはコレでええなぁ~。コレには何が合うやろか~?」
「そうだ、珍しい黒ビールくれた人がいたから、それ飲んでみたら仁菜さん?」
「おっ、ソレええなぁ~!」
『サクッ!カシュッ!』
「んふぅ~…ッ!このサクジュワと、トロニガな味わいが口の中いっぱいに広がり…うん、こう…なんかね、お、美味しいのよ!」
うん、瀬来さんはなんか上手い事言おうとして途中で諦めたらしい。グルメ漫画にでも凝ってるのかな?
『カリッ!(じゅわぁぁ~)』
(うむ、美味い…)
唐突だが、オレは正直を愛する。
これは『正しくてまっすぐなこと』の意味だが、『偽りのないこと』という意味でもある。心が正直である事。それがなによりかけがえのない事のように思う。
例えば『嫌な相手にでも笑顔でおべんちゃらを言う』などといった行為も、心を偽り歪ませてゆく原因のひとつになってしまう。だから今の世の中で社会生活を送るという事は、それだけでもう『心を偽らなければならない』ということにも繋がってしまう。
それの度を越した心の歪みが鬱だなんだというのは、もはや言うまでもないだろう。
「とってもおいしいね、万智ちゃん!」
「でも明日は、お口がものすごく臭くなるよぉ~!」
「ええやんか。みんな臭かったら平気やろ~」
だから彼女らの心がのびのびと正直でありますようにと、願わずにはいられない。うむ、男はそれを許せる度量を持ってこそ、ナンボってもんですよ。
「ふふん…。ルウがこの料理を食べたなら、絶対そう言うと思ってたわ!」
「これまた美味しいなぁ、万智もやるもんやねェ~」
うんうん、瀬来さんが作ったカニチーズグラタンを食べて、瑠羽も仁菜さんもとても喜んでいる。瀬来さんもしっかりと大将に教わっておいて、良かったね。
オレはそんなカニチーズグラタンを美味しそうに食べている3人の手元を眺め、ふと初めてあった頃のことを思い出していた。
3人とも女性的な、とても綺麗な手をしている。
しかしバトルスーツを着用するのに支障のないよう、きちんと爪を切り揃えている。うん、それはいうなれば『働き者の綺麗な手』じゃ。
彼女たちがそんな手をしていることが、なにより嬉しい。
例えばもし初めての指導の時に彼女らが『えぇ~!?そんなのマニキュア剥がれちゃうしぃ~?』とか、『ていうかぁ~、もっとラクにキレイになりたいって感じ~??』などと宣わっていたのであれば、麻呂もその日のうちにお断りして指導など引き受けなかったでおじゃる。
だが彼女たちはオレ史上に残る絶景桃色百選を見せつけ…いや、魅せつけてくれたのでおじゃ。
うむ、それを期にこうして長い付き合いになったのだから、なんとも感慨深いモノこれあり…。
「ん、どうしたの?あ、解った。江月さんも食べたいんでしょ?ならハイ、あ~ん!」
「お…?あはは、じゃあ頂こうかな。あ~ん…」
「もぉ万智ちゃんだけズルイよ!はいコーチ、わたしもあ~ん!」
「瑠羽もありがとう。あ~ん…うん。トロトロで美味いなぁ!」
ふたりは調理で手の離せないオレに、カニチーズグラタンを『あ~ん』してくれる。むぅん!もうそれだけで勇気百倍!次の料理もがんばっちゃうぞ!
あ、ちなみに仁菜さんにも視線を向けたけど、ウインクで返されました。てへ…。
『しゅわわわぁ…!パチパチパチパチ…!』
さて、お次はニンニクのたっぷり効いたオリーブオイルのなかで、投入された巨大ムール貝のフライが小気味良い音を立てて踊る。うむ、この油は昼間炊出しをした時の残り。でもまだ十分使えるから、使い切らないともったいないしね。そこでフライ用にと使用しております。
まぁニンニクの香りが効き過ぎちゃうかもだけど、コイツは主にオレ用だから問題ないだろう。
そう、仁菜さんはウニとかが大好物だけど、オレはそっち系はあんまりって感じ。でもカキフライは大好きなんだよね。だから巨大ムール貝の身でソレっぽい部位に衣をつけてフライにしてみました。
いやぁ~、自宅だとキッチンが狭いからさ。でも広い糧品宅のキッチンは実に作業しやすくて助かるね。
『しょわわぁわぁ…(トントン…)』
「さぁ、巨大ムール貝のフライが揚がったぞ~!でもニンニクが効いてるから、食べる人は覚悟してね~?」
「ふふ…なに言うとるんよ。ウチらみんな、そんなこと気にする仲やないやろ??」
「そうれす!コーチのお料理なら…むにゃ。わたしみんな好きれふッ!」
「あれっ…と、瀬来さん?瑠羽飲んじゃったの??」
「うん、なんか目を離してる隙にね…」
「ええやない、たまには。なぁ瑠羽ちゃん」
『カリッ!さくっ…』
「はい、おいしいれふ!コーチの味がしまふッ!」
てオレはニンニク味かい。
それでも3人は揚げたてのちょいとニンニクが効き過ぎたフライに、臆することなく手を伸ばしてくれる。
『カリッ!さくっ…』
「あぁ~、うん!コレはコレでええなぁ~。コレには何が合うやろか~?」
「そうだ、珍しい黒ビールくれた人がいたから、それ飲んでみたら仁菜さん?」
「おっ、ソレええなぁ~!」
『サクッ!カシュッ!』
「んふぅ~…ッ!このサクジュワと、トロニガな味わいが口の中いっぱいに広がり…うん、こう…なんかね、お、美味しいのよ!」
うん、瀬来さんはなんか上手い事言おうとして途中で諦めたらしい。グルメ漫画にでも凝ってるのかな?
『カリッ!(じゅわぁぁ~)』
(うむ、美味い…)
唐突だが、オレは正直を愛する。
これは『正しくてまっすぐなこと』の意味だが、『偽りのないこと』という意味でもある。心が正直である事。それがなによりかけがえのない事のように思う。
例えば『嫌な相手にでも笑顔でおべんちゃらを言う』などといった行為も、心を偽り歪ませてゆく原因のひとつになってしまう。だから今の世の中で社会生活を送るという事は、それだけでもう『心を偽らなければならない』ということにも繋がってしまう。
それの度を越した心の歪みが鬱だなんだというのは、もはや言うまでもないだろう。
「とってもおいしいね、万智ちゃん!」
「でも明日は、お口がものすごく臭くなるよぉ~!」
「ええやんか。みんな臭かったら平気やろ~」
だから彼女らの心がのびのびと正直でありますようにと、願わずにはいられない。うむ、男はそれを許せる度量を持ってこそ、ナンボってもんですよ。
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