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ツチノコ
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「ともかくその辺の事も含めて相談するのに、一度休憩いれへん?」
「そうだな、そうしようか」
仁菜さんが良いタイミングで休憩を提案してくれたので、それにのって血の匂いのしない風上に移動。死体の処分はレッドスライムに頼み、水筒に入れてきたまだあったかいお茶で一息入れる。
「ゴブリンの大繁殖かぁ。ほんと頭痛くなっちゃうような問題よね」
「ああ」
ゴブリン。ヨーロッパの神話や伝承では悪い妖精、邪妖精と分類されるモンスター。
あまりおおっぴらにはされていないが、スタンピードによって地上に溢れ出たモンスターは各国の政府が捕縛し研究されているという。それによると、やはりゴブリンは繁殖力の高い生物だそうな。
「どうしよう…、ねぇどうしたらいいと思う江月さん?」
「う~む、理想は山をウロついてるゴブリンを根絶し、発生源になっているダンジョンを潰せればいいんだろうけど。果たしてそれがオレ達にできるかどうか…」
「せやねぇ、うちらの手に負えるかどうか。そこが問題やね」
「そんなぁ~」
ダンジョンモンスター地上で繁殖しちゃうかも問題。これは今までにも様々なメディアで取りざたされている問題だ。身近で有名なところでは、狂暴な獣鼠。
コイツはすでに、地上での繁殖が確認されてしまっている。
だがいかんせん。生息地として地下の下水道深くに潜まれてしまっているので、手の出しようがないのが現状。都内でも各自治体で生息領域になっていそうな場所に毒餌を置いて対処しているが、あまり芳しくないようだ。
他にも水の中やこういった山奥など人が容易に干渉できない場所は、モンスターの温床になってしまう可能性が非常に高い。
現に都内を流れる川でもモンスターの目撃情報は頻発し、多摩川はタマゾン川。荒川や江戸川もアラル川やエドル川なんて呼ばれる始末。なによりオレが江戸川で巨大鰐に襲われた当事者なので、あんなのが殖えでもしたらホントにたまったもんじゃないと思う。
うん、外来生物の問題は以前から度々取りざたされてきたが、相手がモンスターではその脅威度は段違いだ。
「…でもさ。ここまですっごく順調だったじゃない?きっと私たちだけでも大丈夫だよ。もう鬼でもツチノコでも、出てきなさいってもんよ!!」
いや、瀬来さん。鬼はともかく、ツチノコって強いの…?
「でもそないなモンスターも、ホンマにおるんやろか?名前だけは有名やけど」
そうだな、あまり深刻な話になり過ぎても気疲れするだけ。ココは少し、気分転換に別の話をしよう。
「うむ、ゴブリンなんてモンスターが実在する以上、そういったモンスターのいる可能性も高まったね。でもダンジョンが発生する以前に存在してたって話は、ほとんどが人の誤認だったんじゃないかな」
「へ~、そうなの?」
ま、そう言ってるオレが、今やなぜか鬼婆娘やニホンオオカミ娘なんて不可思議な存在と婚姻関係にあるわけだが。
「う~ん、そうだな~。たとえばツチノコでいえば、濡れた猫誤認説というのを有力候補として推したいな」
「え、ネコ?蛇とネコを見間違うの??」
ツチノコ=猫という説をあげると、瀬来さんは大きく首を傾げる。
「そうさ。猫も蛇も、どちらも闇夜を見通すにの縦に細くなる瞳孔を持っているだろ?だから目だけを見ればそっくりだ。そしてツチノコの特徴というのを、よく思い出してごらん?」
「え~、そんなの覚えてないよ」
「ほんなら、ウチが調べたるよ。…えとな、体長は30センチメートル~80センチメートル位で、体色は黒褐色に焦げ茶色、黒、灰色。腹部は黄色で背部に斑点有りって…、なんや結構こまかいなぁ」
通信端末を取り出した仁菜さんが、ツチノコに関する情報を読み上げてくれる。意外と仁菜さんも、こういうことに興味を持つようだ。それとも気分転換に付き合ってくれてるのかな。
「ありがとう仁菜さん。でもそれ、猫の特徴にも当てはまるよね?」
「あ、そう言われればそうやね」
「でもほら!ビール瓶くらいの胴から、三角形の頭がちょこんと出ているって書いてあるよ。それにイビキもかくんだって!」
興味をひかれた瀬来さんも仁菜さんと並んで座り、通信端末に表示された情報を読み上げる。
「瀬来さん。濡れた猫が寒くて箱座りしてたら、ちょうどそんな体型になると思わない?それに猫がグルグル咽喉を鳴らすのだって、聞きようによっては鼾にも聞こえるよ?威嚇の鳴き声もシャー!って、蛇の威嚇を模したものだといわれてるしね」
「えぇ~…!でもネコと蛇なんて、見た目がぜんぜん違うじゃない!」
「ハハハ、だから濡れた猫なんだよ。ずぶ濡れになった猫は、かなり見た時の印象が変わるから」
「そういえばそうやね。シャンプーで身体洗われとる猫とか、別の生き物みたいやもんなぁ」
「そうだな、例えばこんな山奥で独りでいた時に、雨や夜露に濡れた猫を見たとする。その毛は濡れて、ペッタリと身体に張り付いている。それが見様によっては、艶のある鱗に見えなくもない。なによりこんな山奥に猫なんている訳がないという先入観が、猫を猫として正しく認識できなくなってしまう原因になるんじゃないかな?」
「う~ん、まぁそう言われると…」
「そもそもそういった目撃情報というのが、一瞬チラッと姿が視えたというのがほとんどだよ。コレが捕まえて5分も10分もじっくり観察できました~なんてケースなら、そんな見間違いまず起きないはずだろ?」
「せやなぁ。それだけ時間があったんなら、どないな生き物なのかよく観察できるもんな。それやったら、蛇か猫かの区別くらいつくやろ」
「そういうことだね。背の高い草の中で濡れた猫が飛び跳ねたのなら、脚がよく視えずにツチノコが跳ねたようにも見えたろうし。斜面を駆け下りていった濡れた猫を視ても、ツチノコが転がり落ちて行ったように見えてしまったのかもしれない。なによりこんな山奥に猫なんかいないという先入観が、おおきく認識を阻害する原因になってしまう。ま、あくまでも可能性のひとつとしてだけどね」
「ふふ…、幽霊の正体みたり枯れススキやね」
「お、おもしろい言葉を知ってるね仁菜さん」
「小さい子がお店の手伝いしとったら、面白がって歳のいったオッチャンらによく声掛けられてたんよ。きっとそないな時に聞いたんやろね」
なるほど、そういうことか。そういった両親以外の大人と小さい時から接していたから、仁菜さんは年齢の割に大人びてみえるのだろうな。
「コォチ、なんや今うちの歳のこととか考えへんかった…?」
「え、ああいやッ!瑠羽も瀬来さんもみんな同じ歳だろ?それなのに知識が深いな~って感心してたんだよ」
「そう?そんならええんやけど?」
う~む、今日の仁菜さん。怖いくらいに鋭いな…。でもソレ、ススキでも柳でもなくて、枯れ尾花だからね。
「そうだな、そうしようか」
仁菜さんが良いタイミングで休憩を提案してくれたので、それにのって血の匂いのしない風上に移動。死体の処分はレッドスライムに頼み、水筒に入れてきたまだあったかいお茶で一息入れる。
「ゴブリンの大繁殖かぁ。ほんと頭痛くなっちゃうような問題よね」
「ああ」
ゴブリン。ヨーロッパの神話や伝承では悪い妖精、邪妖精と分類されるモンスター。
あまりおおっぴらにはされていないが、スタンピードによって地上に溢れ出たモンスターは各国の政府が捕縛し研究されているという。それによると、やはりゴブリンは繁殖力の高い生物だそうな。
「どうしよう…、ねぇどうしたらいいと思う江月さん?」
「う~む、理想は山をウロついてるゴブリンを根絶し、発生源になっているダンジョンを潰せればいいんだろうけど。果たしてそれがオレ達にできるかどうか…」
「せやねぇ、うちらの手に負えるかどうか。そこが問題やね」
「そんなぁ~」
ダンジョンモンスター地上で繁殖しちゃうかも問題。これは今までにも様々なメディアで取りざたされている問題だ。身近で有名なところでは、狂暴な獣鼠。
コイツはすでに、地上での繁殖が確認されてしまっている。
だがいかんせん。生息地として地下の下水道深くに潜まれてしまっているので、手の出しようがないのが現状。都内でも各自治体で生息領域になっていそうな場所に毒餌を置いて対処しているが、あまり芳しくないようだ。
他にも水の中やこういった山奥など人が容易に干渉できない場所は、モンスターの温床になってしまう可能性が非常に高い。
現に都内を流れる川でもモンスターの目撃情報は頻発し、多摩川はタマゾン川。荒川や江戸川もアラル川やエドル川なんて呼ばれる始末。なによりオレが江戸川で巨大鰐に襲われた当事者なので、あんなのが殖えでもしたらホントにたまったもんじゃないと思う。
うん、外来生物の問題は以前から度々取りざたされてきたが、相手がモンスターではその脅威度は段違いだ。
「…でもさ。ここまですっごく順調だったじゃない?きっと私たちだけでも大丈夫だよ。もう鬼でもツチノコでも、出てきなさいってもんよ!!」
いや、瀬来さん。鬼はともかく、ツチノコって強いの…?
「でもそないなモンスターも、ホンマにおるんやろか?名前だけは有名やけど」
そうだな、あまり深刻な話になり過ぎても気疲れするだけ。ココは少し、気分転換に別の話をしよう。
「うむ、ゴブリンなんてモンスターが実在する以上、そういったモンスターのいる可能性も高まったね。でもダンジョンが発生する以前に存在してたって話は、ほとんどが人の誤認だったんじゃないかな」
「へ~、そうなの?」
ま、そう言ってるオレが、今やなぜか鬼婆娘やニホンオオカミ娘なんて不可思議な存在と婚姻関係にあるわけだが。
「う~ん、そうだな~。たとえばツチノコでいえば、濡れた猫誤認説というのを有力候補として推したいな」
「え、ネコ?蛇とネコを見間違うの??」
ツチノコ=猫という説をあげると、瀬来さんは大きく首を傾げる。
「そうさ。猫も蛇も、どちらも闇夜を見通すにの縦に細くなる瞳孔を持っているだろ?だから目だけを見ればそっくりだ。そしてツチノコの特徴というのを、よく思い出してごらん?」
「え~、そんなの覚えてないよ」
「ほんなら、ウチが調べたるよ。…えとな、体長は30センチメートル~80センチメートル位で、体色は黒褐色に焦げ茶色、黒、灰色。腹部は黄色で背部に斑点有りって…、なんや結構こまかいなぁ」
通信端末を取り出した仁菜さんが、ツチノコに関する情報を読み上げてくれる。意外と仁菜さんも、こういうことに興味を持つようだ。それとも気分転換に付き合ってくれてるのかな。
「ありがとう仁菜さん。でもそれ、猫の特徴にも当てはまるよね?」
「あ、そう言われればそうやね」
「でもほら!ビール瓶くらいの胴から、三角形の頭がちょこんと出ているって書いてあるよ。それにイビキもかくんだって!」
興味をひかれた瀬来さんも仁菜さんと並んで座り、通信端末に表示された情報を読み上げる。
「瀬来さん。濡れた猫が寒くて箱座りしてたら、ちょうどそんな体型になると思わない?それに猫がグルグル咽喉を鳴らすのだって、聞きようによっては鼾にも聞こえるよ?威嚇の鳴き声もシャー!って、蛇の威嚇を模したものだといわれてるしね」
「えぇ~…!でもネコと蛇なんて、見た目がぜんぜん違うじゃない!」
「ハハハ、だから濡れた猫なんだよ。ずぶ濡れになった猫は、かなり見た時の印象が変わるから」
「そういえばそうやね。シャンプーで身体洗われとる猫とか、別の生き物みたいやもんなぁ」
「そうだな、例えばこんな山奥で独りでいた時に、雨や夜露に濡れた猫を見たとする。その毛は濡れて、ペッタリと身体に張り付いている。それが見様によっては、艶のある鱗に見えなくもない。なによりこんな山奥に猫なんている訳がないという先入観が、猫を猫として正しく認識できなくなってしまう原因になるんじゃないかな?」
「う~ん、まぁそう言われると…」
「そもそもそういった目撃情報というのが、一瞬チラッと姿が視えたというのがほとんどだよ。コレが捕まえて5分も10分もじっくり観察できました~なんてケースなら、そんな見間違いまず起きないはずだろ?」
「せやなぁ。それだけ時間があったんなら、どないな生き物なのかよく観察できるもんな。それやったら、蛇か猫かの区別くらいつくやろ」
「そういうことだね。背の高い草の中で濡れた猫が飛び跳ねたのなら、脚がよく視えずにツチノコが跳ねたようにも見えたろうし。斜面を駆け下りていった濡れた猫を視ても、ツチノコが転がり落ちて行ったように見えてしまったのかもしれない。なによりこんな山奥に猫なんかいないという先入観が、おおきく認識を阻害する原因になってしまう。ま、あくまでも可能性のひとつとしてだけどね」
「ふふ…、幽霊の正体みたり枯れススキやね」
「お、おもしろい言葉を知ってるね仁菜さん」
「小さい子がお店の手伝いしとったら、面白がって歳のいったオッチャンらによく声掛けられてたんよ。きっとそないな時に聞いたんやろね」
なるほど、そういうことか。そういった両親以外の大人と小さい時から接していたから、仁菜さんは年齢の割に大人びてみえるのだろうな。
「コォチ、なんや今うちの歳のこととか考えへんかった…?」
「え、ああいやッ!瑠羽も瀬来さんもみんな同じ歳だろ?それなのに知識が深いな~って感心してたんだよ」
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