460 / 660
skill tournament / second match 4
しおりを挟む
球対球!そして塩対蔓の熱い戦い。それは互いに加速し、リングのほぼ中央での大激突。
しかしその瞬間、オレはハッチを蹴破り岩塩ボールから脱出した。
「とおッ!」
いや…、だって普通に危ないんだもん。
教習所や免許の更新で、プロジェクターで映し出され何度も観せられた動画。それで正面衝突の事故が一番大惨事になるのは、幾度も学んだこと。そして自身でもバイクで事故に遭ったことで、その痛みも身をもって経験している。
よってそんな学習と経験を積んだオレに、隙は無かった。
故にここではボールと運命を共にするのではなく、脱出を選択した次第。そして脱出後はにゃんぱらりと軽やかに空中回転を決めると、スタリとリングの端に着地した。
その間にも激しい衝撃波に襲われ、岩塩ボールが砕ける音を聞く。
うむ、ムケーレのおっさんも蔓球に相当な魔力を注いでいたらしく、音だけ聞いたらコンクリートの塊同士をおもいきりぶつけ合ったような響きに思えた。
が、そんな大激突でも、オレは素早く脱出し蟲王スーツに身を包んでいたので無傷。鋭い破片が飛んできたりもしたが、それらは全てスーツが防いでくれた。
しかし一方ムケーレのおっさんは、おもいっきりその衝撃を受けて血だるまに。
「ギャヒィィ~~ッ!!」
深く身を沈め高速回転したままでの大激突。
だったのだが、巨大な蔓球も岩塩ボールとの相打ちで粉砕され、ダメージをモロに蒙ってしまったようだ。それにより蔓の硬化で木質化した破片や岩塩の欠片がおっさんの身体中に突き刺さり、って、だからなんで裸で出てきたんだよ。全身傷だらけジャンか…。
ともあれこの大激突により、両者の生み出したボールは砕け散ってしまった。
が、無傷でスクリと立ち上がったのはオレの方で、相手は血だるまで悲鳴をあげ転げまわっている。うむ、勝った。これは誰の眼からどう見ても、オレの勝利間違いなしだ。
『ピピィーーッ!』
「ゴールドインセクト選手!反則攻撃により失格ッ!!」
(ファッ!?)
な、なしてオラが負けるだかッ!?
「おい主審!いったいどういうことだッ!」
「わからんのか!持続ダメージを与えるような危険なスキル攻撃は、反則だッ!」
「な、持続ダメージだとッ!?」
するとオレの足元にまで血だるまになったインド人のおっさんが、咽び泣きながら転がってきた。
「ギャピィィィ~~ッ!!」
「そうだ!そんなに苦しんでるじゃないか!この様子も全国放送されてるんだぞ!早く、早くスキルを解除せんかッ!!」
いや…、だって塩だもの…。そりゃ滲みるさ。それもオレのせいなのか…??
…。
結局、オレはこの反則負けを受け入れた。いやだって、これ以上ここでゴネてもしょうもないし。
だがこれは敗北ではない。
運営サイドの『ほどよくスキルを披露しつつ、観客を楽しませるいい感じのプロレスやって』という意向に、【塩】のスキルとオレの戦闘スタイルがまったく合わなかっただけのこと。だから試合には負けたとしても、敗北だとは思っていないのだ。
ま、ともあれ他にもいろんな縛りのあることだし、このへんが潮時だろう。
と、リングから退場しようと背を向けたオレを、対戦相手のムケーレ・ムベンベが呼びとめた。
「ゴールドインセクト…!」
「ん?」
その声に振り返れば、そこには救護班からもらった回復薬ですっかり傷の癒えたインド人のおっさんの姿が。しかしその瞳は先ほどまでとは打って変わり、深く澄んだ聖者のような遠い眼差しをしている。
(おわ、なんだ…?試合中はあんなに怖い顔ばかりしてたのに…。塩揉みされて心が洗われでもしたのか??)
「ワタシ、ウレシイ…。ハジメテ、ワタシトオナジ、オナジヒトニ、アエマシタッ…!」
「なっ…!?」
ということは、オレがおっさんに精霊の気配を感じたように、おっさんもまたオレから精霊の気配を感じ取ったということか。。
「ワタシトアナタ、オナジ。コレ、トテモウレシイデス…!」
「む、そうか!」
そういって握手を求めてくるのに応じ、硬い握手を交わす。
「ゴールドインセクト…、アナタ、ワタシとオナジ…」
深く澄んだインド人のおっさんの眼差しが、オレをみつめる。そしてその瞳の色には、一点の曇りもない…。
(なるほど、そういうことか…)
そこでようやくオレは理解した。
精霊と繋がるには、心にピュアな部分を持っていなければならない。つまりこのインド人のおっさんもまた、心にピュアな部分を持ったおっさんだったのだ。
「そうか、オレも逢えて嬉しい。そして、ひどい怪我をさせて済まなかった。おっ、そうだ。お詫びにコレをプレゼントしよう」
オレとムケーレのおっさんは、精霊繋がりである種の仲間といえよう。なにせオレも自分以外で精霊と繋がっている人間と出会ったのは、初めてのこと。
そこで怪我のお詫びと友情の印として、万能回復薬の入った小瓶をプレゼントだ。
「コレは…?」
「それは万能回復薬。毒にも効果があるから、何かの時に役立ててくれ」
そんなモノをいったいどこに持っていたのかというと、蟲王スーツのトゲトゲに偽装した収納スペースに隠し持っていた。ふふふ、そういうトコには知恵の回るオレなのだ。
「オオ。ドーモ、アリガトウ」
「いやいや、ではまた会おうムケーレ」
すると、ガッチリ握手で語り合っていたオレ達に向け、会場からは拍手が湧く。
ガチンコ真っ向勝負での激突は観客にも解りやすく、見応えがあったらしい。まぁオレは激突前に脱出したけど。けどこれもまたアクション映画ではよく使われる手だ。そして試合後の両者の硬い握手をみて、ここは拍手を送るべきだと思ってくれたのだろう。
「「「パチパチパチパチ!!」」」
ふ~む、試合には負けた。が、まぁコレも悪くないか。
「アリガトウ。ゴールドインセクト…」
こうして新たな友も、できたようだし。
しかしそうしっかりと手を握ったままなかなか離そうとしないムケーレのおっさんに、いったい何時までオレの手を握ってるつもりなのだろうと思ったのだった。
しかしその瞬間、オレはハッチを蹴破り岩塩ボールから脱出した。
「とおッ!」
いや…、だって普通に危ないんだもん。
教習所や免許の更新で、プロジェクターで映し出され何度も観せられた動画。それで正面衝突の事故が一番大惨事になるのは、幾度も学んだこと。そして自身でもバイクで事故に遭ったことで、その痛みも身をもって経験している。
よってそんな学習と経験を積んだオレに、隙は無かった。
故にここではボールと運命を共にするのではなく、脱出を選択した次第。そして脱出後はにゃんぱらりと軽やかに空中回転を決めると、スタリとリングの端に着地した。
その間にも激しい衝撃波に襲われ、岩塩ボールが砕ける音を聞く。
うむ、ムケーレのおっさんも蔓球に相当な魔力を注いでいたらしく、音だけ聞いたらコンクリートの塊同士をおもいきりぶつけ合ったような響きに思えた。
が、そんな大激突でも、オレは素早く脱出し蟲王スーツに身を包んでいたので無傷。鋭い破片が飛んできたりもしたが、それらは全てスーツが防いでくれた。
しかし一方ムケーレのおっさんは、おもいっきりその衝撃を受けて血だるまに。
「ギャヒィィ~~ッ!!」
深く身を沈め高速回転したままでの大激突。
だったのだが、巨大な蔓球も岩塩ボールとの相打ちで粉砕され、ダメージをモロに蒙ってしまったようだ。それにより蔓の硬化で木質化した破片や岩塩の欠片がおっさんの身体中に突き刺さり、って、だからなんで裸で出てきたんだよ。全身傷だらけジャンか…。
ともあれこの大激突により、両者の生み出したボールは砕け散ってしまった。
が、無傷でスクリと立ち上がったのはオレの方で、相手は血だるまで悲鳴をあげ転げまわっている。うむ、勝った。これは誰の眼からどう見ても、オレの勝利間違いなしだ。
『ピピィーーッ!』
「ゴールドインセクト選手!反則攻撃により失格ッ!!」
(ファッ!?)
な、なしてオラが負けるだかッ!?
「おい主審!いったいどういうことだッ!」
「わからんのか!持続ダメージを与えるような危険なスキル攻撃は、反則だッ!」
「な、持続ダメージだとッ!?」
するとオレの足元にまで血だるまになったインド人のおっさんが、咽び泣きながら転がってきた。
「ギャピィィィ~~ッ!!」
「そうだ!そんなに苦しんでるじゃないか!この様子も全国放送されてるんだぞ!早く、早くスキルを解除せんかッ!!」
いや…、だって塩だもの…。そりゃ滲みるさ。それもオレのせいなのか…??
…。
結局、オレはこの反則負けを受け入れた。いやだって、これ以上ここでゴネてもしょうもないし。
だがこれは敗北ではない。
運営サイドの『ほどよくスキルを披露しつつ、観客を楽しませるいい感じのプロレスやって』という意向に、【塩】のスキルとオレの戦闘スタイルがまったく合わなかっただけのこと。だから試合には負けたとしても、敗北だとは思っていないのだ。
ま、ともあれ他にもいろんな縛りのあることだし、このへんが潮時だろう。
と、リングから退場しようと背を向けたオレを、対戦相手のムケーレ・ムベンベが呼びとめた。
「ゴールドインセクト…!」
「ん?」
その声に振り返れば、そこには救護班からもらった回復薬ですっかり傷の癒えたインド人のおっさんの姿が。しかしその瞳は先ほどまでとは打って変わり、深く澄んだ聖者のような遠い眼差しをしている。
(おわ、なんだ…?試合中はあんなに怖い顔ばかりしてたのに…。塩揉みされて心が洗われでもしたのか??)
「ワタシ、ウレシイ…。ハジメテ、ワタシトオナジ、オナジヒトニ、アエマシタッ…!」
「なっ…!?」
ということは、オレがおっさんに精霊の気配を感じたように、おっさんもまたオレから精霊の気配を感じ取ったということか。。
「ワタシトアナタ、オナジ。コレ、トテモウレシイデス…!」
「む、そうか!」
そういって握手を求めてくるのに応じ、硬い握手を交わす。
「ゴールドインセクト…、アナタ、ワタシとオナジ…」
深く澄んだインド人のおっさんの眼差しが、オレをみつめる。そしてその瞳の色には、一点の曇りもない…。
(なるほど、そういうことか…)
そこでようやくオレは理解した。
精霊と繋がるには、心にピュアな部分を持っていなければならない。つまりこのインド人のおっさんもまた、心にピュアな部分を持ったおっさんだったのだ。
「そうか、オレも逢えて嬉しい。そして、ひどい怪我をさせて済まなかった。おっ、そうだ。お詫びにコレをプレゼントしよう」
オレとムケーレのおっさんは、精霊繋がりである種の仲間といえよう。なにせオレも自分以外で精霊と繋がっている人間と出会ったのは、初めてのこと。
そこで怪我のお詫びと友情の印として、万能回復薬の入った小瓶をプレゼントだ。
「コレは…?」
「それは万能回復薬。毒にも効果があるから、何かの時に役立ててくれ」
そんなモノをいったいどこに持っていたのかというと、蟲王スーツのトゲトゲに偽装した収納スペースに隠し持っていた。ふふふ、そういうトコには知恵の回るオレなのだ。
「オオ。ドーモ、アリガトウ」
「いやいや、ではまた会おうムケーレ」
すると、ガッチリ握手で語り合っていたオレ達に向け、会場からは拍手が湧く。
ガチンコ真っ向勝負での激突は観客にも解りやすく、見応えがあったらしい。まぁオレは激突前に脱出したけど。けどこれもまたアクション映画ではよく使われる手だ。そして試合後の両者の硬い握手をみて、ここは拍手を送るべきだと思ってくれたのだろう。
「「「パチパチパチパチ!!」」」
ふ~む、試合には負けた。が、まぁコレも悪くないか。
「アリガトウ。ゴールドインセクト…」
こうして新たな友も、できたようだし。
しかしそうしっかりと手を握ったままなかなか離そうとしないムケーレのおっさんに、いったい何時までオレの手を握ってるつもりなのだろうと思ったのだった。
45
あなたにおすすめの小説
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
異世界帰還者の気苦労無双録~チートスキルまで手に入れたのに幼馴染のお世話でダンジョン攻略が捗らない~
虎柄トラ
ファンタジー
下校帰りに不慮の事故に遭い命を落とした桜川凪は、女神から開口一番に異世界転生しないかと勧誘を受ける。
意味が分からず凪が聞き返すと、女神は涙ながらに異世界の現状について語り出す。
女神が管理する世界ではいま魔族と人類とで戦争をしているが、このままだと人類が負けて世界は滅亡してしまう。
敗色濃厚なその理由は、魔族側には魔王がいるのに対して、人類側には勇者がいないからだという。
剣と魔法が存在するファンタジー世界は大好物だが、そんな物騒な世界で勇者になんてなりたくない凪は断るが、女神は聞き入れようとしない。
一歩も引かない女神に対して凪は、「魔王を倒せたら、俺を元の身体で元いた世界に帰還転生させろ」と交換条件を提示する。
快諾した女神と契約を交わし転生した凪は、見事に魔王を打ち倒して元の世界に帰還するが――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる