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invitation to training
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「あのねマーガレットさま、ジャン氏はすごいんだよ。あのスキルトーナメントにも出たんだ」
智のこのオレの個人情報漏えいは賑わいの合間のわずかな静寂へやけに響き、話していた以外の者達までもが驚き振り向いている。
「「「エッ!?」」」
あ~…、太ってるのにキーの高いタイプって、いるじゃん。智がまさソレだ。
だがせっかくバレないような格好で来てるのに、ここでオレがゴールドインセクトだなどとバレては大変。なにせネットでも残虐だ非道だと、酷い叩かれようなのだから。
「ハハハ、ポクタン。それは冗談が過ぎるぞ?みんな驚いてるじゃないか」
そこでオレもスマイルを浮かべつつ、さり気なく智に向け(おまえ何言ってくれてんだ!)とキツい視線を送る。
「え…あ!そ、そうかな!?」
すると戸惑いつつもその意図を察し、口裏を合わせるように返してきた。
「うむ、さすがにそれは無理があるだろう。冗談にしても盛り過ぎだ」
「う…うん、ウケると思ったんだけど、なんかゴメンね」
と、そうして誤魔化しの会話を重ねると、周囲もまた「な~んだ」といった感じで各々の会話に戻っていく。
(ふぅ、まったく。ヤレヤレだぜ)
「でも、強そうなのはたしかよね…。どうかしら、これから皆で下に降りて、レベル上げっていうのは?」
「お~!いいですね!」
「いこういこう!」
(いやいや、なんでおまえら初対面のオレを肉壁にする気満々なんだよ。それに装備って装備、全然持ってねぇだろ。その一眼レフで戦うつもりか?うん、まぁフラッシュで目潰し攻撃だけは出来そうだが)
ダンジョンに入っているのだから、免許は持ってるだろう。が、よく知りもせぬ姫と取り巻きカメコのレベル上げに付き合うほど、コッチは暇じゃない。
(あ…、もしかして智が免許取ったのって、コイツ等のことがあったからか??)
ともあれそんなことに付き合うくらいなら、午後からでも整体学校に行くのを優先するよ。
「悪いが仕事帰りで疲れてるんだ。ここへもちょっと友人の顔を見に寄っただけでね。なのでもう失礼するよ。それじゃ、ごきげんよう」
なんか変に盛り上がってる連中と智の哀願のまなざしを無視し、オレはその場をあとにする。
その後、智から『どうしてあれくらい付き合ってくれないんだ』と苦情めいたメッセージが届いたが、逆に『オマエ、コンドノヤスミ、オレンチコイ!』と呼びつける返事を返しておいた。
…。
そうして日曜日。指定した時間に智はやってきた。
「はい、ジャン氏。コレおみやげ」
「ふむ…、肉まんにコーラか。ありがたいが、ぜんぜん生活を改善してないじゃないか」
玄関扉をあけると同時に渡された智からのお土産に、なんともいえぬ気分を味わうオレ。
「そんなこと言ったって、しょうがないじゃないかぁ~」
「だからそうすぐにエナるなよ。そんなんじゃいつまで経っても変われないぞ」
「えぇ~、だってェ。あ…なんかいい匂いするね。コレなんの芳香剤…ぷひッ!?」
しかしそうしてオレに続き部屋にあがった智が、眼を見開いて固まった。
「…そのひとがそうなのか?」
「ああ、オレの友人で智という。今日はコイツも訓練に参加するから、ふたりともよろしくな」
「わかりました、よろしくおねがいします」
「ふ~ん、ジャングとぜんぜん違うな」
なぜならばオレの部屋には、シャークと結月ちゃんという現役女子高生がふたりもいたからだ。
「ジャジャジャジャ…ジャン氏!こ、これはいったいッ(ぷひ!)」
そんな見目麗しき女子高生たちの姿に、智は鼻を鳴らして驚愕している。
「ああ。このふたりもダンジョンで鍛えてるんだ。だからおまえも知り合いのレベル上げとかをしたいなら、オレに頼るのでなく自分が強くなってやれ」
「ジャング、揃ったんなら先入ってるぞ?」
「ああ、15分したら行くから、それまでに着替えておいてくれ」
「オッケー、そりゃ」
「わかりました」
「エッ!れ、冷蔵庫のなかに…!?」
智は冷蔵庫のなかに消えていくふたりに、また眼を白黒させ驚いている。
「この冷蔵庫もオレのダンジョンだ。だがこれ以上ほかの人間に知らせるつもりはないから、他言したらその時点で友情は終わると思えよ?」
うむ、これは絶対条件なので、眼を見据えきちんと説明しておく。
「う…ウン!ぜ、ぜったい誰にも言わないよ…。でも、うん、なんか驚くことばっかりだ…」
「そうか…。だが覚悟しておけ。ココから先は、天国と地獄を同時にあじわうことになるからな」
「エッ!?」
「入れば分かる。しかし、その前に言っておこう。ふたりの前でオタ的言動は慎むように。彼女たちはごく普通の…いや、まぁシャークはかなりのミリオタだが、まぁ一般人だ。だから下手にオタ的言動をしようものなら、刺すような視線で射抜かれるからな?」
「ウ、ウン…。なんかちょっと、キツそうな感じの子達だったもんね…」
「そういうことだ。おまえのタイプかもしれないが、初対面の印象は大事。なのでそこは、重々自重するように」
「わかった、気をつけるよ」
「よし、ではオレ達も着替えるとしよう」
そういうと、智もいそいそワクワクといった様子でオレに背を向け着替えを始める。うむ、女子高生といっしょに鍛えてやるのだから、すこしはヤル気になってもらわねばな。
智のこのオレの個人情報漏えいは賑わいの合間のわずかな静寂へやけに響き、話していた以外の者達までもが驚き振り向いている。
「「「エッ!?」」」
あ~…、太ってるのにキーの高いタイプって、いるじゃん。智がまさソレだ。
だがせっかくバレないような格好で来てるのに、ここでオレがゴールドインセクトだなどとバレては大変。なにせネットでも残虐だ非道だと、酷い叩かれようなのだから。
「ハハハ、ポクタン。それは冗談が過ぎるぞ?みんな驚いてるじゃないか」
そこでオレもスマイルを浮かべつつ、さり気なく智に向け(おまえ何言ってくれてんだ!)とキツい視線を送る。
「え…あ!そ、そうかな!?」
すると戸惑いつつもその意図を察し、口裏を合わせるように返してきた。
「うむ、さすがにそれは無理があるだろう。冗談にしても盛り過ぎだ」
「う…うん、ウケると思ったんだけど、なんかゴメンね」
と、そうして誤魔化しの会話を重ねると、周囲もまた「な~んだ」といった感じで各々の会話に戻っていく。
(ふぅ、まったく。ヤレヤレだぜ)
「でも、強そうなのはたしかよね…。どうかしら、これから皆で下に降りて、レベル上げっていうのは?」
「お~!いいですね!」
「いこういこう!」
(いやいや、なんでおまえら初対面のオレを肉壁にする気満々なんだよ。それに装備って装備、全然持ってねぇだろ。その一眼レフで戦うつもりか?うん、まぁフラッシュで目潰し攻撃だけは出来そうだが)
ダンジョンに入っているのだから、免許は持ってるだろう。が、よく知りもせぬ姫と取り巻きカメコのレベル上げに付き合うほど、コッチは暇じゃない。
(あ…、もしかして智が免許取ったのって、コイツ等のことがあったからか??)
ともあれそんなことに付き合うくらいなら、午後からでも整体学校に行くのを優先するよ。
「悪いが仕事帰りで疲れてるんだ。ここへもちょっと友人の顔を見に寄っただけでね。なのでもう失礼するよ。それじゃ、ごきげんよう」
なんか変に盛り上がってる連中と智の哀願のまなざしを無視し、オレはその場をあとにする。
その後、智から『どうしてあれくらい付き合ってくれないんだ』と苦情めいたメッセージが届いたが、逆に『オマエ、コンドノヤスミ、オレンチコイ!』と呼びつける返事を返しておいた。
…。
そうして日曜日。指定した時間に智はやってきた。
「はい、ジャン氏。コレおみやげ」
「ふむ…、肉まんにコーラか。ありがたいが、ぜんぜん生活を改善してないじゃないか」
玄関扉をあけると同時に渡された智からのお土産に、なんともいえぬ気分を味わうオレ。
「そんなこと言ったって、しょうがないじゃないかぁ~」
「だからそうすぐにエナるなよ。そんなんじゃいつまで経っても変われないぞ」
「えぇ~、だってェ。あ…なんかいい匂いするね。コレなんの芳香剤…ぷひッ!?」
しかしそうしてオレに続き部屋にあがった智が、眼を見開いて固まった。
「…そのひとがそうなのか?」
「ああ、オレの友人で智という。今日はコイツも訓練に参加するから、ふたりともよろしくな」
「わかりました、よろしくおねがいします」
「ふ~ん、ジャングとぜんぜん違うな」
なぜならばオレの部屋には、シャークと結月ちゃんという現役女子高生がふたりもいたからだ。
「ジャジャジャジャ…ジャン氏!こ、これはいったいッ(ぷひ!)」
そんな見目麗しき女子高生たちの姿に、智は鼻を鳴らして驚愕している。
「ああ。このふたりもダンジョンで鍛えてるんだ。だからおまえも知り合いのレベル上げとかをしたいなら、オレに頼るのでなく自分が強くなってやれ」
「ジャング、揃ったんなら先入ってるぞ?」
「ああ、15分したら行くから、それまでに着替えておいてくれ」
「オッケー、そりゃ」
「わかりました」
「エッ!れ、冷蔵庫のなかに…!?」
智は冷蔵庫のなかに消えていくふたりに、また眼を白黒させ驚いている。
「この冷蔵庫もオレのダンジョンだ。だがこれ以上ほかの人間に知らせるつもりはないから、他言したらその時点で友情は終わると思えよ?」
うむ、これは絶対条件なので、眼を見据えきちんと説明しておく。
「う…ウン!ぜ、ぜったい誰にも言わないよ…。でも、うん、なんか驚くことばっかりだ…」
「そうか…。だが覚悟しておけ。ココから先は、天国と地獄を同時にあじわうことになるからな」
「エッ!?」
「入れば分かる。しかし、その前に言っておこう。ふたりの前でオタ的言動は慎むように。彼女たちはごく普通の…いや、まぁシャークはかなりのミリオタだが、まぁ一般人だ。だから下手にオタ的言動をしようものなら、刺すような視線で射抜かれるからな?」
「ウ、ウン…。なんかちょっと、キツそうな感じの子達だったもんね…」
「そういうことだ。おまえのタイプかもしれないが、初対面の印象は大事。なのでそこは、重々自重するように」
「わかった、気をつけるよ」
「よし、ではオレ達も着替えるとしよう」
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