20 / 56
第一章 ティタニアル大陸編 アライア連邦国
第20話 昨夜はあんなに我を求めてきたくせに
しおりを挟む
僕は半開きになった扉から顔を覗かせ様子をうかがうリンに話しかけた。
「なあリン……僕が料理を残したことでトニアさん怒ってないよな?」
「メグル、なぜそう思うのじゃ?」
「だってほら、何を言ってるかまでは分からなかったけど、二階のこの部屋にまで聞こえるって普通じゃないだろ」
「ふむ、半分正解で半分不正解じゃな。トニアは食事のことで怒ってはおらぬよ、別のことで怒ってはおるがの」
「うん……どういうことだ?」
「そちは自分の感情に鈍感というか無頓着というか、まあそれがそちの良いところでもあるんじゃがの。我がいま言えることは、そちは我と一緒にここで大人しく待っておれば良いのじゃ」
それ以上は僕が何を言ってもリンはのらりくらりとかわして話そうとはしなかった。
暴風が過ぎ去ったかのように静かになると、また誰かが階段を上がってくる足音が聞こえた。その足音は時間が経つにつれて徐々に大きくなっていた。
僕はその足音に戦々恐々としていた。
リンは『トニアさんは食事のことで怒ってはいない』と僕にそう言ってくれたけど、壁一枚で廊下越しにドスドスと大地を踏みしめるように、こっちに近づいてくるのは心臓に悪い。
大丈夫だとは思うけど、万が一ということもある。その一抹の不安が僕の思考を鈍らせ曇らせる。
部屋前で足音が止まり、扉が勢いよく開くと同時に僕は目をつむった。自分でも理解できないのだが、見てはいけない、見たくないと反射的に拒絶したのかもしれない。
「メグルにリン、本当に申し訳なかった。この通りだ、許してほしい」
「先に申したように我は何一つ気にしてはおらん。の、メグルも我と同じ意見じゃろ?」
会話を聞く限りトニアさんは最初から怒ってはいなかった、それどころか僕に謝っているように聞こえる。
僕はリンの質問に答えるべく目を開けると、眼前に首を垂れるトニアさんの姿が見えた。その隣ではニーナがお盆を回収しようとしていた。
「はい、僕もリンと同じで気にしていません。ニーナもありがとう……。それはそうと、どうしてトニアさんが僕に謝っているんですか? リンはまだ何となく予想はつくのですが、僕の場合は何もないような?」
「……あんた、それ本気で言ってるのかい? 私らが一番謝りたいと思っている相手は、誰でもないメグルあんたなんだよ」
「そう言われても、謝れるようなことを僕はされていないし……」
「いや、今日猫泊亭で嫌な気持ちになっただろ? 昨日あれほどおかわりしてくれた旦那の料理が喉に通らないほどにさ」
「嫌な気分……ああ、あの視線や呪詛的なやつですか。あれはあの人たちが悪いわけじゃないですよ、リンが可愛すぎたのがいけないんです。で、それとトニアさんが僕に謝罪するのと、どうつながるんですか?」
もしかしてあれか、看板猫じゃなくて招き猫としてリンを採用したことに対して謝罪しているのか。でも、あれはリンが暇つぶしにやっているだけだし、トニアさんが心を痛める必要なんてない。
トニアさんは「あれ……私がおかしいのか?」と独り言を言いながら困惑しているようだった。この場合、いきなり謝罪された僕の方が困惑するべきだと思うんだけど……。
二人そろって頭を悩ませている間に、いつの間にかお盆とニーナが消えていた。僕たちの前を通らないと部屋を出ることはできないはずなのに、猫泊亭の給仕……恐るべし。
「にゃははは! 諦めよ、トニア。これ以上何を言ったところで押し問答なのじゃ。メグルはそういう男だと思って受け入れるのじゃ。で、件の成果はどうじゃった?」
「私がリンの域に達するまでには何十年とかかりそうだよ。あ~そっちはもう大丈夫さ。明日どころか今この時から、あいつらがあんたらに構ってくることもないし、列ができることもないさ」
「メグルのためとはいえ、本当にそちは良かったのか? 我が言うのもどうかとは思うのじゃが、こんな大行列はもう二度と拝めぬかもしれんのじゃぞ?」
「かもしれないね。でもさ、私は思うんだよ。どれだけ繁盛しようが、客一人満足させることができないようなら、畳んだ方がマシさ。それにさ、私らは宿屋であって食事がメインじゃないしね」
「そうか、意地悪な質問をして悪かったのじゃ。トニアよ、心より感謝する。我が主のために行動してくれて、ありがとうなのじゃ」
「気にしなさんな、これは私らのためでもあるのさ。あの状態が続いていたら、私らは確実に倒れていたさ。店には店ごとの許容範囲ってのがある。私らにあれは過剰過ぎた、今までどおりの程よく忙しいのが一番さ。そういうわけだから、リンあんたはクビだ」
リンたちの会話がただ耳を通り抜けていく、トニアさんは最後に衝撃的な言葉を発していた気もするが、全くもって頭に入ってこない。
僕は部屋を出て行くトニアさんの背中をぼんやりと眺めるぐらいしかできなかった。
半日足らずの間に色々な出来事が起こり過ぎて、普段に比べて頭が働いていない気がする。
張り詰めていた緊張の糸が切れたのだろうか、猛烈に眠気が襲ってきた。
まぶたが重たい……何も考えたくない……リンを抱き枕にして寝たい……あ~今日は疲れた。
肩が痛い……首が痛い……腰が痛い、最悪の目覚めだ。
少し動いただけでポキポキと関節が鳴るし、体中のあちこちが痛い。
僕は重たい身体を起こして周囲を見回した。窓からは月明りが零れ部屋を照らしている。目を細め注視しながらであれば、その明かりを頼りに視認することができそうだ。
見覚えのある天井にベッド、窓の前には棚が一つ……このシンプルな内装、僕が泊っている部屋だ。
「僕はまた気絶してしまったのか……外暗いな、もしかして丸一日寝てたのか? だとしたら、身体がガチガチなのも納得だな」
どうやら僕はベッドにたどり着く前に力尽きてしまったらしく、床の上でそのまま寝てしまったようだ。部屋の中ということもあって、今回はナルガスさんのサポートはなかったらしい。
彼の仕事を増やさずに済んだことに、ほっとしたがほんの少しだけ残念に思ってしまった。ベッドの上で目を覚ますと床で目の覚ますとでは、天と地ほどの差があったからだ。野宿をした時でさえも、これほど身体を痛めることはなかった。寝る時には何か敷いて寝るべきなのだと、その身をもって理解した。
「そういえばリンの姿が見えないな……どこ行ったんだ?」
「おはようメグル。我ならここにおるぞ、昨夜はあんなに我を求めてきたくせに、そちは冷たいやつじゃの」
声に導かれて視線を落とすと、足元の影に隠れるようにリンが座っていた。
何やらリンが興味深いことを言っているけど、全くもって記憶にない。
僕は眠っている間に何をしでかしたやら……なんで、どうして何も覚えていないんだ。
「おはよう……リン。何の話をしている、僕は昨日何かしたのか?」
「本当に何も覚えておらぬのか……ふむ~まあ良いのじゃ。それでメグルよ、食事はとれそうかの?」
リンの口から『食事』という言葉が聞こえた刹那、僕の代わりにお腹の虫がぐう~と鳴り肯定の意を示した。
「ふむ……身体は正直というやつかの。では行くとしようか、メグル」
「さすがにこんな時間だと、どこも開いてないんじゃないか?」
「何を寝ぼけておるのじゃ、そういえばそち『昨日』がどうとか言っておったの……ああそういうことか。それなら大丈夫じゃ、まだ全然夕食に間に合う時間じゃぞ」
リンはそう言いながら扉を開けて先に部屋を出た。食堂に到着するまでの間、僕が一歩進むとリンもまた数歩進んでいた。僕を先導するかのように、着かず離れずの一定距離で移動していた。
廊下を歩き階段を下ると、そこには昨日ぶりの懐かしい光景が広がっていた。
カウンター席が残り数席しか空いてない賑やかな食堂。あの目を疑うほどの大行列も大量の貢物に溢れた番台もリンのファンらしき人、そのどれもが最初から存在しなかったかのように消えていた。
僕は昨夜と同じ席に座り、同じ料理に舌鼓を打ち……そしてまたドカ食い気絶をするのであった。
「なあリン……僕が料理を残したことでトニアさん怒ってないよな?」
「メグル、なぜそう思うのじゃ?」
「だってほら、何を言ってるかまでは分からなかったけど、二階のこの部屋にまで聞こえるって普通じゃないだろ」
「ふむ、半分正解で半分不正解じゃな。トニアは食事のことで怒ってはおらぬよ、別のことで怒ってはおるがの」
「うん……どういうことだ?」
「そちは自分の感情に鈍感というか無頓着というか、まあそれがそちの良いところでもあるんじゃがの。我がいま言えることは、そちは我と一緒にここで大人しく待っておれば良いのじゃ」
それ以上は僕が何を言ってもリンはのらりくらりとかわして話そうとはしなかった。
暴風が過ぎ去ったかのように静かになると、また誰かが階段を上がってくる足音が聞こえた。その足音は時間が経つにつれて徐々に大きくなっていた。
僕はその足音に戦々恐々としていた。
リンは『トニアさんは食事のことで怒ってはいない』と僕にそう言ってくれたけど、壁一枚で廊下越しにドスドスと大地を踏みしめるように、こっちに近づいてくるのは心臓に悪い。
大丈夫だとは思うけど、万が一ということもある。その一抹の不安が僕の思考を鈍らせ曇らせる。
部屋前で足音が止まり、扉が勢いよく開くと同時に僕は目をつむった。自分でも理解できないのだが、見てはいけない、見たくないと反射的に拒絶したのかもしれない。
「メグルにリン、本当に申し訳なかった。この通りだ、許してほしい」
「先に申したように我は何一つ気にしてはおらん。の、メグルも我と同じ意見じゃろ?」
会話を聞く限りトニアさんは最初から怒ってはいなかった、それどころか僕に謝っているように聞こえる。
僕はリンの質問に答えるべく目を開けると、眼前に首を垂れるトニアさんの姿が見えた。その隣ではニーナがお盆を回収しようとしていた。
「はい、僕もリンと同じで気にしていません。ニーナもありがとう……。それはそうと、どうしてトニアさんが僕に謝っているんですか? リンはまだ何となく予想はつくのですが、僕の場合は何もないような?」
「……あんた、それ本気で言ってるのかい? 私らが一番謝りたいと思っている相手は、誰でもないメグルあんたなんだよ」
「そう言われても、謝れるようなことを僕はされていないし……」
「いや、今日猫泊亭で嫌な気持ちになっただろ? 昨日あれほどおかわりしてくれた旦那の料理が喉に通らないほどにさ」
「嫌な気分……ああ、あの視線や呪詛的なやつですか。あれはあの人たちが悪いわけじゃないですよ、リンが可愛すぎたのがいけないんです。で、それとトニアさんが僕に謝罪するのと、どうつながるんですか?」
もしかしてあれか、看板猫じゃなくて招き猫としてリンを採用したことに対して謝罪しているのか。でも、あれはリンが暇つぶしにやっているだけだし、トニアさんが心を痛める必要なんてない。
トニアさんは「あれ……私がおかしいのか?」と独り言を言いながら困惑しているようだった。この場合、いきなり謝罪された僕の方が困惑するべきだと思うんだけど……。
二人そろって頭を悩ませている間に、いつの間にかお盆とニーナが消えていた。僕たちの前を通らないと部屋を出ることはできないはずなのに、猫泊亭の給仕……恐るべし。
「にゃははは! 諦めよ、トニア。これ以上何を言ったところで押し問答なのじゃ。メグルはそういう男だと思って受け入れるのじゃ。で、件の成果はどうじゃった?」
「私がリンの域に達するまでには何十年とかかりそうだよ。あ~そっちはもう大丈夫さ。明日どころか今この時から、あいつらがあんたらに構ってくることもないし、列ができることもないさ」
「メグルのためとはいえ、本当にそちは良かったのか? 我が言うのもどうかとは思うのじゃが、こんな大行列はもう二度と拝めぬかもしれんのじゃぞ?」
「かもしれないね。でもさ、私は思うんだよ。どれだけ繁盛しようが、客一人満足させることができないようなら、畳んだ方がマシさ。それにさ、私らは宿屋であって食事がメインじゃないしね」
「そうか、意地悪な質問をして悪かったのじゃ。トニアよ、心より感謝する。我が主のために行動してくれて、ありがとうなのじゃ」
「気にしなさんな、これは私らのためでもあるのさ。あの状態が続いていたら、私らは確実に倒れていたさ。店には店ごとの許容範囲ってのがある。私らにあれは過剰過ぎた、今までどおりの程よく忙しいのが一番さ。そういうわけだから、リンあんたはクビだ」
リンたちの会話がただ耳を通り抜けていく、トニアさんは最後に衝撃的な言葉を発していた気もするが、全くもって頭に入ってこない。
僕は部屋を出て行くトニアさんの背中をぼんやりと眺めるぐらいしかできなかった。
半日足らずの間に色々な出来事が起こり過ぎて、普段に比べて頭が働いていない気がする。
張り詰めていた緊張の糸が切れたのだろうか、猛烈に眠気が襲ってきた。
まぶたが重たい……何も考えたくない……リンを抱き枕にして寝たい……あ~今日は疲れた。
肩が痛い……首が痛い……腰が痛い、最悪の目覚めだ。
少し動いただけでポキポキと関節が鳴るし、体中のあちこちが痛い。
僕は重たい身体を起こして周囲を見回した。窓からは月明りが零れ部屋を照らしている。目を細め注視しながらであれば、その明かりを頼りに視認することができそうだ。
見覚えのある天井にベッド、窓の前には棚が一つ……このシンプルな内装、僕が泊っている部屋だ。
「僕はまた気絶してしまったのか……外暗いな、もしかして丸一日寝てたのか? だとしたら、身体がガチガチなのも納得だな」
どうやら僕はベッドにたどり着く前に力尽きてしまったらしく、床の上でそのまま寝てしまったようだ。部屋の中ということもあって、今回はナルガスさんのサポートはなかったらしい。
彼の仕事を増やさずに済んだことに、ほっとしたがほんの少しだけ残念に思ってしまった。ベッドの上で目を覚ますと床で目の覚ますとでは、天と地ほどの差があったからだ。野宿をした時でさえも、これほど身体を痛めることはなかった。寝る時には何か敷いて寝るべきなのだと、その身をもって理解した。
「そういえばリンの姿が見えないな……どこ行ったんだ?」
「おはようメグル。我ならここにおるぞ、昨夜はあんなに我を求めてきたくせに、そちは冷たいやつじゃの」
声に導かれて視線を落とすと、足元の影に隠れるようにリンが座っていた。
何やらリンが興味深いことを言っているけど、全くもって記憶にない。
僕は眠っている間に何をしでかしたやら……なんで、どうして何も覚えていないんだ。
「おはよう……リン。何の話をしている、僕は昨日何かしたのか?」
「本当に何も覚えておらぬのか……ふむ~まあ良いのじゃ。それでメグルよ、食事はとれそうかの?」
リンの口から『食事』という言葉が聞こえた刹那、僕の代わりにお腹の虫がぐう~と鳴り肯定の意を示した。
「ふむ……身体は正直というやつかの。では行くとしようか、メグル」
「さすがにこんな時間だと、どこも開いてないんじゃないか?」
「何を寝ぼけておるのじゃ、そういえばそち『昨日』がどうとか言っておったの……ああそういうことか。それなら大丈夫じゃ、まだ全然夕食に間に合う時間じゃぞ」
リンはそう言いながら扉を開けて先に部屋を出た。食堂に到着するまでの間、僕が一歩進むとリンもまた数歩進んでいた。僕を先導するかのように、着かず離れずの一定距離で移動していた。
廊下を歩き階段を下ると、そこには昨日ぶりの懐かしい光景が広がっていた。
カウンター席が残り数席しか空いてない賑やかな食堂。あの目を疑うほどの大行列も大量の貢物に溢れた番台もリンのファンらしき人、そのどれもが最初から存在しなかったかのように消えていた。
僕は昨夜と同じ席に座り、同じ料理に舌鼓を打ち……そしてまたドカ食い気絶をするのであった。
10
あなたにおすすめの小説
親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました
空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。
平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。
どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる