最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~

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第二章 リュータと不思議な他種族

第二十一話 言語の謎と料理と魔人

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「言語が違う?」
「んだで、だもんでメスっこエルフさはこねぇんだ」

 なんと、エルフとドワーフや獣人とで言葉が違うそうです。
 初耳です。
 そして万能すぎます『生活魔法』。

「いや、ちょっと待って。『生活魔法』って誰でも覚えているんじゃないの?」
「『生活魔法』って、おめさん、冗談はよしとくれ」
「なーまりが酷くて聞けたもんじゃねぇさね!」
「わっはっは!」

 わっはっは。


 ・・・、まじで?


「いやしかし、ミレイのヤツ、とうとう人さらいまでしでかしたのか!」
「さらわれてはいませんが、しかしケントさんはミレイさんのお知り合いで?」
「・・・、幼馴染だ」

 あ、これ、俺でも分かる。
 惚れてるんだ。

「ケントさん! ミレイさんに惚れてるんだ!!」
「な、何を言うんだ! 違うぞ!」

 それでミレイさんに襲われていた俺を助けに来てくれたのか。 
 俺のあの噂、こんな所にまで届いていたのか。

 いや、待てよ。

「そうか、シルちゃんが根回ししてくれていたのか」
「シルビィエンテクライテア様から、お前を助けるように言われていたのだ」
「そしてついでに幼馴染の暴走を止めようと?」
「そんなところだ。あいつには、言うなよ?」

 やだ、この人かっこいい。
 そして何をやっているのか、ミレイさん。

 こうなったら、俺がなんとかしよう。


***

「料理対決?」
「エルフの未婚女性全員 対 俺、です」
「何でそんな事をするんだい?」

 ミレイさん、あなたに追いかけられたくないからです、とは言えないよな。

「実は俺、エルフの男性陣の居場所を知っています。その情報をチップに、エルフの未婚女性全員と戦いたいのです」
「なんだって!?」
「あのロクデナシの居場所も知ってるのかい!」

 おお、未婚女性のみならず、旦那に逃げられた既婚女性の方々も盛り上がっているな。
 ならば誘導は容易いだろう。

「よかろう。ならばワシが見届けようぞ」
「シルビィエンテクライテア様!」

 シルビィエ・・・んとか様!

「して、里の全員ともなれば100名を超えるが、どうするかのぉ」
「それについては考えがあります」
「ほう。さすがじゃのぉ」

 既婚女性も込みになったが、それでも大丈夫。

 簡単に予選を行なう。
 ただし

「俺のお手軽簡単スープを超えられると思った人だけ残って欲しい方式だ!」

 エルフの女性たちの料理の腕は壊滅的だと聞いている。
 だから俺が作るスープでさえ越えられないと思っている。


 そして案の定、9割以上が脱落した。

「脱落者が多すぎてびっくりするわ!!」
「甘やかしすぎたかのぉ」
「いやいやいや! そんなレベルじゃないでしょ!?」

 なんなの? 俺のスープ飲んだ人たちがorzするの。
 作った人間としては、かなりヘコむ光景なのですがね。

 料理ってのは、いつでも人を幸せにしなければならないのに。
 自分から提案しておいて何だけど

 へこむわ~~。


***

「で、結局皆さん、花嫁修業を行なう、と」
「そうじゃのぉ。よもや手も足も出なかったとは思わなんだのぉ」
「いやいや、師匠のご指導の賜物ですよ」
「ほっほ、ワシが師匠とな。良きかな良きかな」
「「はっはっは」」

 はい、エルフさん、全滅でした。
 本当になんでもない水餃子だったけど、食べた全員が目を見開いて固まっていました。
 そしてそれに対して料理自慢(自称)の面々は、切って、焼いただけ。
 火加減はかなりのものだけど、塩を振っただけの肉なので、如何せん臭い。筋切りもしていない。

「わざわざ言葉覚えてまで、って思ったけど、これは酷い」
「狩りに出て、そのまま飯を食って帰ってくるモンも多いからのぉ」
「そりゃ男衆も飯の旨い獣人王国に逃げるわ・・・」
「そうさの、必然じゃの」

 俺は別に女性が家事をしろ、なんて古風な考えは持っていない。
 でも、共働きなら、男でも女でも、どっちも最低限やれた方がいい。
 押し付ける気はないけど、結婚したいと言うのならその努力はするべきだろう。
 だから、相手を追い回す方の努力をするんじゃないよ。


「さて、リュータにはワシから褒賞を与えようかのぉ」
「え、いいよそんなの」
「まぁまぁ、そう言うな。年寄りからの贈り物は素直に受け取れ」

 年寄りって。
 シルちゃん、見た目完全に美少女だからね?

「そう仰るのであれば、頂きましょう。今回は大分苦労させられたから、遠慮しませんよ」
「ほっほ、素直でよろしい。きっと満足してくれるじゃろう」

 そうして歩く事、30分。
 それなりに中心部から離れたその場所に、倉庫のようなもの。
 ここに一体何が眠っているのだろうか。


「え、しょう油!?」
「ああ、好きなだけ持っていくがええよ。何せ里のモンがあんまりに使わないもんで、溜まりに溜まってるからの」

 小さな家一軒分くらいある巨大なタルがいち、にぃ、さん、よん・・・いっぱい!
 え? これ全部? いいの?

「あの、タルごといってもいい?」
「ええよええよ。そのタルは若いのだからの。かもす用はあっちゃにあるでの」
「わーい!!」

 どっせい!
 はい、全部『収納室』に入りました。

「すごいのぉ。それで、ミソもあるんだが、どうかの?」

 いただきます!!

「のぅ。ナットーと言うのは知っとるかの?」
「え? 納豆! あるの!? まじでー」
「うむうむ、あるぞい。ほれ、こちらじゃ」

 まさかの納豆、タル単位でゲットだぜー。
 こうなると米が欲しいんだけど、エルフの里にも獣人王国にもないんだよね。
 でも、俺、納豆トーストも好きなんだ。

「実は、砂糖もあるでの。どうかの?」
「砂糖!? なんでそんな高級な調味料が!?」
「エルフの若いのは、すぅぅぅっぱい果汁を飲んで、肉を食うでの。甘いのは好まんのでのぉ。生えとるサトウキビから作ったはいいが、余っておるんじゃよ」

 いやっほーーい!!


 パコパコパコパコパコパコ!!

 え、何?

「ぬ!? これは緊急事態警報じゃの!」
「ちょっ、シルちゃん早っ!!」

 おばあちゃん、無理すんな!

 まるで飛んでいるかのように軽やかなシルちゃんの後を追い、俺も走り出す。
 そして間の抜けた警報を鳴らしている大本へと辿り着けば、そこにいたのはエルフの方々。
 深刻な表情で話し合いをしている。

「シルビィエンテクライテア様! サーベルタイガーが複数現れました!!」
「なんとぉ! これはいかん! すぐさま厳戒態勢じゃ!」

 これ

 ガチなヤツだ!!


***

「あれがサーベルタイガー」

 確かにサーベルタイガーだった。
 手にサーベル持った、二足歩行するパンツを穿いたタイガーだった。

「なにそれ!?」

 予想通りだったけど、当てたくなかった。
 なんでこの世界の魔物とかは、奇妙なのだろうか。
 しかし今回ばかりはいけない。
 見た目と名前が笑いを誘う変態集団だが、連中からはサハギン並の脅威を感じる。
 ここのエルフさんたちがどれほどの実力なのかは知らないけど、これだけ警戒しているのだから油断のできない相手なのだろう。

 そう、あのキラーマンティスのように・・・。


「総員、構え!!」

 合図と共に、矢を番えるエルフと、二刀持ちしたサーベルを眼前でクロスさせるサーベルタイガー。
 いやがおうにも緊張感が高まる中、詰まった息を吐きだそうとした。
 しかし上手く呼吸が出来ない。

 ぷぅ。


「放て!!」


 いや、やめて!!
 俺のオナラを合図に、開戦するの、やめて!!

 いやしかし、冗談を言っている場合ではなかった。
 あろうことかサーベルタイガーたちは、その二本のサーベルで次々と矢を、魔法を撃ち落としていく。
 中には直撃するものもいるが、倒れることはなかった。

「魔人どもめ! やはり、手強い!」

 そう、彼ら二足歩行するタイガーは獣人ではなく、なんと、魔人。
 魔物の最上位的な存在で、知能があるのに言葉が一切通用しない。
 交渉の余地もなく、出会ったが最後、どちらかが滅ぶまで戦う定めを背負っている。

 第一矢が放たれた後で気が付いた。

「後ろにも何か、いる?」
「あれは魔人化していないサーベルタイガーだ。ああやって手練れのサーベルタイガーが盾となり、次に四つ足のサーベルタイガーがその機動力で迫ってくるのだ」

 確かに知能が高いようだ。
 戦術の概念も、もしかすると理解しているのかもしれない。
 そうなると・・・

「まずい、これは陽動だ!」

 先頭のヤツがニヤリと笑っている。
 この意地の悪そうな笑顔に、見覚えがある。
 しかし、手すきの人なんて・・・

「いる、いるじゃないか!!」

 そう、この期に及んでまだ出てこないと思っていたが、違う。
 単に連絡が行っていないのだ。
 連携を乱されると困るのか、あるいは、大切な人を守りたいと思っているのか。

「男らしいんだけど、さ!!」

 君たち、女の子なんでしょう?
 なら、偶には男に見せ場を作ってあげてもいいんじゃないかな!


***

「全員、用意!!」

 俺の指示により、ドワーフと男性エルフの混合部隊は構えた。
 そして側面から迫ってくるサーベルタイガーの一陣を捉え

「撃てぇぇぇぇぇ!!」

 思い思いに解き放った。
 エルフは矢を、ドワーフは投石を、それぞれに行なう。
 しかし、さすがに狩りに明け暮れていた女性陣とは異なり、威力が低い!

「しかし、足は奪った! 次弾装填! 装填次第、構わず撃て!」

 女性陣側も気になるが、今はこの強襲部隊を追い払うのが先だ。
 現在戦況は、五分。
 南側からやってきた敵主力を女性陣らの第一陣、第二陣が迎撃し、東側からやってきた敵遊撃を俺たちで迎撃する。
 本来なら籠城しているこちらが有利だが、エルフの里の壁は、木製。
 一度取りつかれたら突破されやすいので、過信は出来ない。

「どうしたものか」
「おい、リュータ、俺に考えがあるんだ。聞いてくれ」
「却下だ」
「なんでだよ!」

 そんな深刻な顔をして、何をしようと思っているのか分からないと思ったのか。

「ケントさんにはミレイさんをもらってもらう予定なので、無茶は聞き入れかねます」
「な!? み、ミレイは今、関係ないだろ!」
「男が命張る理由に、惚れた女が関係ない訳ないだろ!!」
「なっ!?」

 どうやら図星だったようである。
 恐らく、女性陣の方の戦況が宜しくないのだろう。
 こちらは敵の数が少ない上に、魔人は1体だけ。盾とするにも不十分だったようで、次々と四つ足サーベルタイガーを弱らせていた。

「もう少し待って欲しい。そうしたら、俺が、一発逆転の手を編み出すから」

 そう、あと少し、もう少しなんだ。
 こい、こい・・・こい!!

「来た! 死んだ! はい死んだよ!! 死んだサーベルタイガーに、『鑑定』」


 サーベルタイガー Lv46
 HP 0/225
 MP 0/45
 属性:土風

 物理攻撃力 89
 魔法攻撃力 4
 物理防御力 77
 魔法防御力 1

 スキル:嗅覚上昇、同族の群れ、二重属性
 ドロップ:サーベルタイガーの毛皮、サーベルタイガーの肉、サーベルタイガーの歯(小)、サーベルタイガーの歯(大)、サーベルタイガーの大牙、サーベルタイガーカード、サーベルタイガーのフン、サファイア
 生態:群れで行動するサーベルタイガーの一匹。成長し、幼少期を脱したものの、まだ若い。進化の先には二足歩行を可能とする場合と、大型化の二種類が存在する。肉食で、極めて狂暴、そして残忍。意外とバカ。


 意外とバカ。

「お、おう・・・」
「何か分かったのか!」
「う、うん。でもほんの少し整理する時間を下さい」

 まず土と風の二重属性。
 これは恐らく以前にあった、それぞれが別の部位を守っているバージョンだろう。だから砂風みたいな『生活魔法』を当てれば倒せる。
 ただ、前回と異なるのはウナギより素早くて、より凶悪で、とても接近戦を挑めるような相手ではないと言う事だ。

「ならば、そう、ドワーフの皆さん、出番ですよ!」

 あらほらさっさー。
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