最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~

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第七章 リュータと魔王

第八十一話 魔王、登場

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 魔人を倒した後は、魔王だ。

「いよいよ、最後の戦いかな?」

 二人とも、覚悟はいいかい?

「はい、お任せ下さい!」
「ヘッヘ、やっと勇者らしいことが出来るじゃねーカ!」

 やる気満々、頼もしいね。

「なら、行こうか!」

 てくてくてく。
 てくてくてくてく。

「ヲイ、なんで歩いてンダ? あの掛け声の後は駆けだすのがお約束なんじゃネーノカ?」
「いや、急いで不意打ちされてもイヤだし。他にも魔人がいるかもしれないしね」
「ンダヨ、気ぃ抜けるゼ」

 やる気ゲージが見る間に下がって、だるーんとなったツヨシ君。
 いやいや、俺の判断、間違ってないよね!?

「ワン、もうちょっと警戒しなさい」
「ヘーイ」

 ・・・、本当に大丈夫なのだろうか、このパーティ。
 いや、待てよ。
 かつての勇者パーティは

・勇者
・聖女
・賢者

 うん、とてもバランスがいい。
 それに対して今のメンバーは

・勇者(女)
・勇者(男)
・ほぼ一般人

「おふぅ!」

 バランスが悪いなんてレベルじゃなかった!
 そもそも俺、一般人と大差ないんだった! 全振りしてある『生活魔法』のお陰で、他にロクな魔法もスキルも取ってないし、基礎能力も低いんだったわ!

「リュータさん、頭なんて抱えて、どうかしました? 何か、懸案でもありましたか?」

 あるよ、超あるよ、懸案事項。
 この俺の、場違い感と言う見過ごせない懸案がね!

「いや、俺、なんでここにいるんだろうなーと」
「今更カヨ。いや、でもゴーストは退治したんだし、対ゴースト用の特攻キャラであるリュータとしちゃぁ、もうやる事ねーヨナァ・・・」

 だよね。
 『生活魔法』がゴーストに有効だから、『生活魔法』マスターである俺が出向いていた訳で、ゴーストいないなら俺、必要なくない?

「帰っても、いいかな?」

 いいよね?

「よくぞ来たな」
「え?」

 突然声をかけられて固まる俺たち三人に、ごく自然体でいる声をかけてきた相手。
 自然なようで、不自然。違和感の塊。

 脳が、拒否と拒絶を繰り返す存在が、目の前にいた。


「我が、魔王ハトゥである」

 魔王、不意打ちでご登場。



 か

 帰りそびれたああああああああああ!!


 なんて言っていても始まらないし、終わりもしないので、しょうがないから魔王と対峙する。

 しかし

「なんてーか、フツー、だナァ」
「普通、だね」
「ハトゥと言うからには生の心臓だと覚悟していたのですが・・・」

 そう、魔王はなんと、普通の人型だったのだ。
 どんな外見かと言うと、まず髪は深い緑、いや、もう漆黒と言ってもいいだろう。それが、ロンゲ。逆立てていた髪の毛を下ろしたバンドマンみたいなロンゲ。
 そして瞳はお約束の黒地に金色。爬虫類みたいに目の中心が縦長で怖い。
 身体は、上半身はほぼ裸で普通の人間みたいで、下半身は、毛むくじゃらでズボンは穿いていないが、丸出しと言う訳でもない。その毛色は、茶色と金色と黒を混ぜたような不思議な色で、ゴワゴワモサモサした毛並み。足首より下は、普通に人間の素足。

「中途半端?」
「ンだなぁ。コウモリの羽みたいなのとか、ねじれたイカレた角でも生えてンのかと思ってたゼ」
「案外に普通過ぎて、評価に困りますね」

 相手が黙ってふんぞり返っているからと、言いたい放題である。

「なるほど、存外に好評のようだな」

 え? 今のを聞いて、そう思いました!?

「好評のようなので、死ぬがよい!」

 どういう事ですか!?
 話、全くつながって、ちょい待ち! 拳を振り上げないで!

 う、うわあああああああああ!! なんかわからんけど、怖い! この人、人じゃない! 魔王、怖い!


「いや、待てヤ」

 ツヨシ君!?
 いきなり俺とミチルさんの前に立って一体何!?

「ちょいと魔王様ってーのに聞きてーんだケドヨぉ」
「ほう、何でも聞くがよい。我は寛大だ」

 寛大なのか。
 なら一時帰宅を許して欲しいかなーなんて。
 なんかね、この魔王見ていると嫌悪感が胸の奥からせり上がってくるのよ。それはもう、吐き気を催すレベルで。勇者二人はなんともないようだけど、俺はあれかな? 瘴気とかそう言うのに、アテられているのかもしれない。なんせほぼ一般人なんで。

 ・・・。

 いや、そうじゃない。そうじゃないだろう。何を現実逃避しているのか。
 確かに魔王を見ていると気持ち悪くなってくるけど、そうじゃない。この気分の悪さは、それだけじゃないんだ。
 いい加減、目の前の光景を受け入れるべきだ。
 受け入れるべきは魔王じゃない。いや、魔王の存在も受け入れるべきだけど、それとは違う光景。
 恐らくツヨシ君が尋ねようとしている内容。

 魔王の背後に広がる、森だった所、現荒野について、だ。

「なんでテメー様の後ろは、無人の荒野なんだっつー疑問なんだがヨぅ。どうか適切な答えをくれネーカ?」

 明らかに擬音が「ビキビキィッ!!」となっていそうなツヨシ君の問いかけに、魔王はこともなげに応える。

「全ての生命をゼロに還し、新たな生命を生むために消し去った。もちろん、邪魔にならぬよう新たな生命が生まれぬ呪いをかけた上で、な」

 さすが破壊神、言う事が破壊的で破滅的だわ。

「まるで、獣人王国の上に広がる荒野ですね」
「確かにミチルさんの言う通りだな。どおりで見た事がある光景だと・・・、まさか!?」

 もしかして大昔に、魔王が獣人王国の上を蹂躙した!?

「ほう、勘のいい勇者だな。その通り、我はかつて同じ手法でかの地の獣人どもを根絶やしにすべく動いたのだ。トラ獣人、クマ獣人、ゾウ獣人と言った強き者共はそれで一掃したのだ。実によい作戦だったので今回も同じことをしたのだが、アレはその結果よな。素晴らしいだろう?」

 まじかよ!
 全然、全くもって素晴らしくないよ!
 それと驚愕の事実! 獣人って、モグラ獣人以外にもいたのか!

「もっとも、地下に生き延びた獣人がいたとは思わなかったがな。今度こそ、獣人と言う種を残らずに駆逐せねばなるまい」

 モグラ獣人とドワーフたちがどうして地下に街を作っていたのか、これで分かった。
 そして魔王が見た目にそぐわずきちんと魔王していて、かなりびびる。
 獣人を滅ぼすとか、やめて欲しい。
 あそこには俺の友人であるアンデルス君とハーフドワーフのデイジーさんがいる。他にも知り合った数々の獣人さんたちに、共に農業で汗を流したドワーフさんたちもいる。
 オビヒロで働いている面々のご家族だって、まだいるのだ。

 本当に、やめて欲しい。

「ハッ! さすが魔王、ロクでもねーナ! だが、余裕ぶっこいてられんのも今の内だ! テメーがおしゃべりだったから、こっちは準備が終わったゼ! さぁ、行くぜ、姉御!」
「はい、行きますよ、ワン!」

 俺がだいぶ気弱な事を考えている間に、大技の準備が整った勇者二人が両手の平を前に出して、叫んだ!

「「『オーラ・レイ』!!」」

 ま、眩しい!!

 二人の手から極彩色の光があふれ、収束し、撃ち出された。
 その光はまるで輝く洪水のようで、目のまえにある小さな標的、魔王を飲み込み、それでも足りないと思ったのか、二人は放出を続けた。
 続けた。
 続けた・・・。

「ちょ、ちょっと長くない!?」
「すいません。これ、五分ほど続きます」
「五分!?」
「ウッセー。俺様も眩しいし、この姿勢維持すんの、意外と疲れるんだヨ」

 なんて酷いスキルなんだ!?
 半ば自爆めいたその光の瀑布は、ミチルさんが言った通り、およそ五分後に止まった。

 目の前に大きくえぐれた地面を残して・・・。
 その深さは、俺が一人縦に入っても余裕で頭が出ないレベル。横幅は、俺を長い方を横にしてもまだ余裕があるレベル。

 ぶっちゃけ、やりすぎなんじゃないかと。

「これでは魔王も、チリ一つ残ってないんじゃない?」
「はっは! 俺様にかかりゃこの程度、朝飯前なんだヨ!」
「実際にまだ早朝で、朝ご飯前ですしね」

 一気に張り詰めていた空気が弛緩して、全員で間抜けな事を言って苦笑し合う。

 荒野に縦一本の深い爪痕なんてかなり痛々しい光景だけど、本当に良かった。
 無事に魔人も魔王も退治できたし、これで一安心・・・ん?


「誰が魔法とスキルを作ったと思っているのだ? この世界の原初の神、その一たる我以外に、あろうはずがなかろう?」

 はぁ?
 砂煙が晴れた先には、無傷の魔王がいる!?

「勇者がなぜ、我を滅ぼしうるか、知っておるか?」
「な、なんでしょうか・・・」
「我は寛大故にな、教えてやろう。それはな! 勇者は忌々しい異次元存在である神の操り人形だからだ!!」

 異次元存在の神!?
 操り人形!?

 ・・・あ! もしかしてこれって笑いの神様が言っていたヤツか?
 確か、この世界は色々な神様が分割統治していたって。その神様たちの力を持っているから、魔王を倒せる?
 その代わり、操り人形、傀儡となる、のか?

「私たちは操り人形などではありません! 自らの意思で、ここに立っているのです!」
「ンなもん、常識だろが!」

 我に返ったミチルさんとツヨシ君が吠え、口上中の魔王に切りかかる。
 二度三度スキルや魔法を叩き付けるも、魔王、まったくの無傷!

 うそだろ・・・!?

「我が作った技など、一切効かぬわ!」
「うそだろ! 今の勇者専用スキルだゾ!」

 どうやら今の攻防の中に、ツヨシ君は勇者専用スキルを混ぜたようだが、それさえ目の前の魔王が作った物だった!?

 そんな驚く俺たちを見て、何を思ったのか魔王が初めて動いた。
 右手を高く掲げ、そのまま振り下ろした。
 たった、たったそれだけの動作だったのに、目の前には異様なほど圧縮された空気が打ち出されたのが分かった。
 なんせその圧縮した空気だけで、景色が歪曲して見えるほどだったから。

 こいつぁ、やべぇね。

「リュータさん!」
「姉御! 兄弟! ッチ! こンのヤロウ!!」

 魔王より吹き荒れた暴風で吹き飛ばされる俺たち三人。
 そのまま木の葉のように舞うかと思われたが、辛うじてツヨシ君のカウンターが横入りして暴風の勢いが若干弱まる。
 しかし最初に受けた衝撃で俺は地面を二転三転、四転五転・・・、都合二十八回転してから地面をスライドして、その後で勢いが止まった。

「ミチルさん、ありがとう・・・。いてて、『応急手当』『応急手当』」

 あれだけの惨事で俺が無事なのは、ミチルさんが俺を抱えてくれたから。その代わりミチルさんへのダメージはかなりのもので、いや、これ違うわ。回転しすぎて目を回しているんだ! 失礼だけど思っちゃう。

 頑丈だな、ミチルさん!

「ミチルさん! しっかり! 目を回すのは三半規管の不調だから、そこを目掛けて・・・、ここだ! 『応急手当』!!」
「ハッ! う、うう・・・、まだ目が回ってますぅ」

 なんとかミチルさんは目を覚ましたけど、ツヨシ君は・・・、ちょっと遠いな。
 受け身も取ったみたいだしダメージは少ないようだけど、これは本気で困った。
 彼らが勇者である以上、この魔王を倒す手立ては加護を与えた神々からもらっているはず。問題は、それがどのスキルや魔法なのか分かっていない点だろうか。こうなれば一つずつ試すしか方法はないか?

「何を考えているのか、手に取る用に分かるぞ。我は、学習するのだ。ふむ、そこの女の加護、忌々しい神々の一つ、『地方競馬の神の加護』を打ち消してくれよう」
「え!? そ、そんな! 本当に加護が消えました! でも、あら? これは、この私の視界を遮る黒くて細い糸のようなものは、私の地毛?」

 !?
 え? 何?
 お願いだから、ボケは一つずつで頼むよ!

 まず最初に『地方競馬の神』ってなんなのさ!? そんなピンポイントな神様がこの世界にいるの!? そもそも女子高生であるミチルさんを呼んだのが、なんで『地方競馬の神』なの!? 全く関連性がないように見えるんですが!?
 そして加護を打ち消すってなんだよ!? 魔王ってなんでもあり? チートなの?
 最後に、ミチルさん。頭からふっさりと生えた毛が、地毛? よかったね!


「そこの男の方は、ほう、『女難の相を司る神の加護』か、消えよ」
「ぐ、ぐあああ! 力が抜けて毛が生えてくるぅぅぅ」

 !?
 女難の相を司るって・・・、なにそれ、ツヨシ君って実はハーレム形成能力があったの!? それってつまり、主人公!?
 そしてツヨシ君、食らった時のその叫びは何!?

 むむ、こんな状況なのに背後から接近する足音を感知してしまった。

 ここに更に一石を投じる何かが出てくるの? ちょっとは待てない? 急展開すぎない?

「リュータ!!」
「リュータは、あそこね!」
「森が半分なくなっているなんて、これは酷いわね。この上には私のダンジョンもあるのに・・・」

 出てきたのは真紅さん、藍子さん、ソラミちゃんの妖精三人。
 思わずほっと吐いたけど、あれ?

「エルフの里はどうしたの!?」
「ゴーストが消えたから、こっちに加勢しに来たんだよ!」
「で、あれが魔王・・・。恐ろしい存在ね」
「頭のあの毛、地毛かしら?」

 ソラミちゃん、今そんな事聞くの!?

「地毛だ」

 魔王もなんで律儀に答えてるんだよ!

「ほうほう。炎の神に海の神、夜天の神の加護を受けし者までおるとは丁度よい。まとめて加護を打ち消してくれよう」
「はぁ!? なんだこれ・・・、力が・・・」
「この力・・・まさか、破壊の力!?」
「何だか急に腰が痛くなってきたわ・・・」
「ババァのは歳・・・だろ・・・」
「ぬわんですって! 真紅! あなたねぇ! って、イタタタタ・・・」

 伊達に年齢五ケタ行っていないソラミちゃんへのダメージがかなり顕著なようだ。

 しかし、加護を失わせる力か。とんでもないな。
 この世界は色々な神様が分割統治していて、それぞれで大なり小なり加護を与えている。スキルのシステムもそうだし、能力向上もそうだ。
 そして、さり気なく先ほどの魔王の発言を考えると、そのシステムの大本、親分が魔王、いや、破壊神と言う事になる。

 絶体絶命じゃないか。

「ふん。これで貴様らは亜神などと言う半端な存在ではなく、ただの人間に成り下がったのだ。いや、人ではなかったな。ゴブリン種にマーメイド種に、デカン種か。いずれにせよ、いずこかの神々に造られた存在であろう、忌々しい」

 この破壊神、どれだけ破壊したいのだろうか。恐ろしい発言が多すぎる。
 しかも何が恐ろしいって、魔王は未だに一歩も動いていないと言う事だ。
 先ほどの『オーラ・レイ』により作られた、足元の空間も無視してその場に浮かんでいる。さすが魔王、本気で怖いです魔王。

 そんな魔王が俺を見る。
 怖い。でも仲間を見捨てて逃げる選択肢はない。逃げるなら、みんなと一緒だ。
 そう思い腹に力を込めて、ミチルさんをそっと横に寝かせてから立ち上がる。そして少しずつ妖精トリオとミチルさんから距離を開けつつ、魔王の出方を伺う。

 負けるものか。

 そう強く意思を込めて魔王を睨むと、魔王はけげんな表情をした。

 どうやら俺の眼力に恐れをなしたようだ。

「貴様は・・・、ん? なんだと!? 何の加護も受けておらぬだと!? このような世界で、神の加護を受けておらぬとは・・・、貴様、何者だ!!」

 眼力に恐れをなしたのは、気の所為だったようだ。

「何者と言われても・・・。地球産の一般人、田辺竜太です」

 ・・・。
 ・・・・・・。


「ふざけるな!! もうよい、死ねぇ!!」

 いきなり死ねとか、魔王、ちょっと短絡的過ぎやしませんか!?
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