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第一章
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「坊ちゃん、探したザマスよ!!」
「あ、ああ……」
マッケインは騎士時代から俺をしたってくれていた数少ない味方だ。
そのためにこいつの誘いをことわれず、商会に連行されてしまった。
「坊ちゃんの近況をお聞きしたいところですが、無理にとはいわないザマス」
「お前、あいかわらずザマスザマス言ってるんだな」
「ザマス!? 坊ちゃんが俺のことをおぼえていてくださったなんて、感激ザマス!」
その反応は、悪い気がしない。
なんせこいつはあの国の騎士をやめて国を出た、いわば俺の先輩みたいなものだから。
……そういえばこいつ、俺を国の外から支えるんだって言って出ていったんだっけか。悪いことをしたな。
頭をポリポリとかく。
「俺は念願かなって副会長になったザマス! でも、そろそろご恩返しができるかとあの忌々しい街へと赴いたら、坊ちゃんがいなくなってたザマスよ!」
「そうだな。連絡もなしにいなくなって悪かったな」
「心配したザマス。ご無事でよかったザマス……」
マッケイン……。
いや、暑苦しいからくっついてくんなよ!
なんでキャスにシスもくっついてんだ!?
「暑いわ!!」
「ごめんなさいザマス!?」
「すみません!」
「わぁー」
はぁはぁはぁ。
珍妙な状況に、思わず息が乱れる。
「お前らなんなの? 俺くるしめて、楽しいの?」
「愛があふれすぎたザマス。この子たちもきっとそうザマス」
うんうんと天狐姉妹もうなづいている。
何でこの短期間で人見知りのこいつらと意気投合しちゃってんの?
やり手の商人、おそるべし!
戦慄し引き気味の俺にマッケインが真顔になる。
「坊ちゃんの近況は話せる範囲で聞かせてほしいザマス。ただ、それよりも先にご報告をさせてほしいザマス」
「なんだ? 言ってみろ」
マッケインが手元にあるハンドベルを鳴らす。
ほとんど聞こえない音量で振られたにもかかわらず、ドアをノックする返答があった。
「入るザマス」
「失礼いたします、お客様、副会長」
数人の従業員とともに、配膳車が運び込まれる。
「お話の前に、食事にするザマスよ」
お前、その……お前!
「分かってるじゃねぇか……」
本当にもう、騎士としての名残が感じられないほどのやり手の商人だ。
大成功しやがって! こんちくしょう!
……念願かなって、よかったじゃないか。
目や鼻から汗がしたたり落ちそうになるのを気合いで押しとどめ、目の前の料理を見る。
どれも一流の素材を使っているのだろう。見ただけで口から汗がしたたり落ちそうだった。
「そちらのお嬢さん方も、フードを脱いでくつろいでほしいザマスよ。ウチの従業員には先ほど見た通り、獣人も耳獣人もいるザマス。気にすることは何もないザマスよ」
「そういえばさっき入ってきた中に亜人がいたな」
「ウチは実力主義ザマスよ。見た目なんて誤差ザマス!」
そういえばそうだった。俺がそうするように徹底的にシドウをしたのだった。
ホコリを立てず、緩やかにカッコいいポージングするマッケインのなまっていない体幹に少々驚く。
シスに悪影響がなければいいが、と少々の懸念。
「それがカインズ坊ちゃんの方針だったザマス! わが商会はずっとそれを貫いて、それでここまで大きくなったザマス! だから遠慮はいらないザマスよ!」
俺は姉妹に本名をまだ告げていない。
それをあっさりばらされ、少しばかり冷や汗が出る。
チラリと目線を配れば、姉妹はその名をしっかりと聞いており、小首を傾げていた。
「カインズ坊ちゃん? もしかして、ご主人様のご本名でしょうか」
「ありゃりゃ、知らなかったザマスか? 坊ちゃんにとっても懐いていたから知ってたとおもったザマスよ。面目ないザマス」
「カインズさま! すごい! なんか貴族様みたいなお名前!」
実際に元貴族だったからな。
思っていたよりも控えめな姉妹の反応に、手を横にあおぐように振ってこたえる。
「元だから気にするな。これからもカイと呼べ」
「はい、かしこまりました、ご主人様」
「はーい! 旦那様ー」
そもそも俺のことを名前で呼んでなかった。
いや、待て。
「そうか、俺はお前らに名乗ってすらなかったんだな」
姉妹がいつ捨てられないかとおびえていたのは、そんなところも影響していたのかもしれない。
己の失態を知り、頭を抱え、それから意を決して面を上げる。
「今まで名前すら教えてなくて、悪かったな」
「あ……」
キャスの涙が俺の罪を告発するようで、それでいてすべてを許すその笑顔に俺の心もすくわれる。
「ぎゅーー!!」
……シス?
お前にはこの真面目な空気が分からんのか?
この流れでどうして俺に抱き着く?
「好き!」
あ、はい。
「さすがは坊ちゃんザマス。愛されているザマスね。部下としても鼻高高ザマスよ!」
「元、だろ?」
こいつが俺の騎士だったのは、もう五年も前の話だ。
いや、なんでそこでキョトンとする!?
「坊ちゃん、キツいジョークザマスね! 俺は、いいえ! 俺たちは今でもあなたの部下ザマスよ! あ、お二人もどうぞ召し上がってほしいザマス。坊ちゃんもどうぞザマス」
「何言ってんだ? お前、ここの副会長なんだろ? まぁ飯が冷めるし食うか。モグモグ……」
「はい! ですから、カインズ会長の部下ザマスよ!! うむ、わが社の自信作、うまいザマスね!」
はぁ、そうですか。
なら今はそのカインズ会長って人の下にいるんだろ……。それって俺の部下じゃないだろ。それとも、その会長を裏切るつもりか?
しかし、そこはかとない違和感が付きまとう。それは一体何なのかと脳みそを総動員させ、ようやっと気づく。
……カインズ会長?
「……ごくん。それは同名の別人か?」
「いいえ、間違いなく俺の目の前にいるカインズ様ザマスよ。こちらの書類にも載ってる事実ザマス。ズズズ……」
社内案内のパンフレットか……。おう。
会長:カインズ
ってあるな。
そのパンフレットを閉じて、呻くように反論する。
「聞いて、ないんだが? ガッガッガッ」
「あ、ご主人様、垂れてますよ……ふきふき……ほふう、しあわせですぅ」
「お伝えしようとしたら、元いた場所におられなかったザマス。みんな必死になって、今日の今日まで探し回っていたザマスよ」
あー、そうかい。そりゃ俺が悪いな。
「って、そんなわけあるかーーー!! どんな冗談だ、これは!」
確かに商会同士の合併に手は貸した。国境に領地があったから。関税安くして露骨に支援した。
対国外貿易で赤字だったから多少知恵も貸した。フリーズドライ製法を教えたりもした。
領地がヤバかったから、食べ物の輸送をしてほしかったから。
それが、何よりも急務だったから。
八つ当たり気味に食べ物を口に運ぶ。
なぜか負けじとシスも飯をかきこみ始める。
「坊ちゃんがすぐにご納得いただけないのは、役員の間では想定内ザマス」
「そこまで分かっていて、何故だ!?」
「わが社に莫大な利益をあたえて下さった方にたいする、正当な報酬ザマス」
これが正当だと主張するマッケインの、なんとうさん臭いことか。
両手を広げる姿は、怪しげな宗教団体の団員のようだ。
「もっと言うと、これ以上の報酬が用意できなかったザマス。平民なら貴族位を用意したり、いろいろできたんザマスが、坊ちゃんはそのようなもの必要なかったザマスから」
「そんなの……、そうだ! 金だ! 金でいい! 金でじゅうぶんだったろ!」
あと、当時の会長はどこへいった?
「坊ちゃんが与えてくださった知的財産は、この先百年は商会を存続させうるものだと判断されたザマス。その正当な報酬として、ケルビンとインサバラの両元会長が坊ちゃんを会長へとすいきょしたザマスよ」
はぁ!?
あの二人が!?
当時、商敵だと事あるごとに争っていた二人のオッサンを思い出す。
「俺が知ってるあの二人はそんな風に引くことなぞ知らんガンコ者だったはずだが? 自分が先頭でなければ気が済まない連中がどうして……」
「その二人を変えたのが、ほかならぬカインズ様ザマス」
そうなのか。
「あの二人は、そう! 坊ちゃんの偉大さに気づき信仰し、あがめ! 坊ちゃんこそが会長にふさわしいと言って引退したザマスよ!」
ヲイ。
なんだその信仰だとか、あがめだとか、不穏な言葉は。聞き捨てならないのだが、突っ込むのもまた、こわい。
そしてキャス、シス、お前たちも黙って何度もうなずくな。シンクロするな。
「そうです! ご主人様はすごいのです!」
「旦那様以上の人なんていないもん! その人たち、絶対ただしいよ!」
「ええ、ええそうザマス、そうザマスよ! さすが坊ちゃんの従者ザマス!」
いつの間にか自分を中心に新興宗教が立ち上がっていました、カインズです。
この人たち、こわいです。
いかにカインズって人がすごいのか言い合ってます。
ザマスの方がメモを取り始めました。
カインズ語録。
へー、もう十三冊目? すごいね。
専用の会報誌もある? カインズファンクラブ?
ほーん。
はぁ!?
いや、もう、驚き疲れた。
「あ、ああ……」
マッケインは騎士時代から俺をしたってくれていた数少ない味方だ。
そのためにこいつの誘いをことわれず、商会に連行されてしまった。
「坊ちゃんの近況をお聞きしたいところですが、無理にとはいわないザマス」
「お前、あいかわらずザマスザマス言ってるんだな」
「ザマス!? 坊ちゃんが俺のことをおぼえていてくださったなんて、感激ザマス!」
その反応は、悪い気がしない。
なんせこいつはあの国の騎士をやめて国を出た、いわば俺の先輩みたいなものだから。
……そういえばこいつ、俺を国の外から支えるんだって言って出ていったんだっけか。悪いことをしたな。
頭をポリポリとかく。
「俺は念願かなって副会長になったザマス! でも、そろそろご恩返しができるかとあの忌々しい街へと赴いたら、坊ちゃんがいなくなってたザマスよ!」
「そうだな。連絡もなしにいなくなって悪かったな」
「心配したザマス。ご無事でよかったザマス……」
マッケイン……。
いや、暑苦しいからくっついてくんなよ!
なんでキャスにシスもくっついてんだ!?
「暑いわ!!」
「ごめんなさいザマス!?」
「すみません!」
「わぁー」
はぁはぁはぁ。
珍妙な状況に、思わず息が乱れる。
「お前らなんなの? 俺くるしめて、楽しいの?」
「愛があふれすぎたザマス。この子たちもきっとそうザマス」
うんうんと天狐姉妹もうなづいている。
何でこの短期間で人見知りのこいつらと意気投合しちゃってんの?
やり手の商人、おそるべし!
戦慄し引き気味の俺にマッケインが真顔になる。
「坊ちゃんの近況は話せる範囲で聞かせてほしいザマス。ただ、それよりも先にご報告をさせてほしいザマス」
「なんだ? 言ってみろ」
マッケインが手元にあるハンドベルを鳴らす。
ほとんど聞こえない音量で振られたにもかかわらず、ドアをノックする返答があった。
「入るザマス」
「失礼いたします、お客様、副会長」
数人の従業員とともに、配膳車が運び込まれる。
「お話の前に、食事にするザマスよ」
お前、その……お前!
「分かってるじゃねぇか……」
本当にもう、騎士としての名残が感じられないほどのやり手の商人だ。
大成功しやがって! こんちくしょう!
……念願かなって、よかったじゃないか。
目や鼻から汗がしたたり落ちそうになるのを気合いで押しとどめ、目の前の料理を見る。
どれも一流の素材を使っているのだろう。見ただけで口から汗がしたたり落ちそうだった。
「そちらのお嬢さん方も、フードを脱いでくつろいでほしいザマスよ。ウチの従業員には先ほど見た通り、獣人も耳獣人もいるザマス。気にすることは何もないザマスよ」
「そういえばさっき入ってきた中に亜人がいたな」
「ウチは実力主義ザマスよ。見た目なんて誤差ザマス!」
そういえばそうだった。俺がそうするように徹底的にシドウをしたのだった。
ホコリを立てず、緩やかにカッコいいポージングするマッケインのなまっていない体幹に少々驚く。
シスに悪影響がなければいいが、と少々の懸念。
「それがカインズ坊ちゃんの方針だったザマス! わが商会はずっとそれを貫いて、それでここまで大きくなったザマス! だから遠慮はいらないザマスよ!」
俺は姉妹に本名をまだ告げていない。
それをあっさりばらされ、少しばかり冷や汗が出る。
チラリと目線を配れば、姉妹はその名をしっかりと聞いており、小首を傾げていた。
「カインズ坊ちゃん? もしかして、ご主人様のご本名でしょうか」
「ありゃりゃ、知らなかったザマスか? 坊ちゃんにとっても懐いていたから知ってたとおもったザマスよ。面目ないザマス」
「カインズさま! すごい! なんか貴族様みたいなお名前!」
実際に元貴族だったからな。
思っていたよりも控えめな姉妹の反応に、手を横にあおぐように振ってこたえる。
「元だから気にするな。これからもカイと呼べ」
「はい、かしこまりました、ご主人様」
「はーい! 旦那様ー」
そもそも俺のことを名前で呼んでなかった。
いや、待て。
「そうか、俺はお前らに名乗ってすらなかったんだな」
姉妹がいつ捨てられないかとおびえていたのは、そんなところも影響していたのかもしれない。
己の失態を知り、頭を抱え、それから意を決して面を上げる。
「今まで名前すら教えてなくて、悪かったな」
「あ……」
キャスの涙が俺の罪を告発するようで、それでいてすべてを許すその笑顔に俺の心もすくわれる。
「ぎゅーー!!」
……シス?
お前にはこの真面目な空気が分からんのか?
この流れでどうして俺に抱き着く?
「好き!」
あ、はい。
「さすがは坊ちゃんザマス。愛されているザマスね。部下としても鼻高高ザマスよ!」
「元、だろ?」
こいつが俺の騎士だったのは、もう五年も前の話だ。
いや、なんでそこでキョトンとする!?
「坊ちゃん、キツいジョークザマスね! 俺は、いいえ! 俺たちは今でもあなたの部下ザマスよ! あ、お二人もどうぞ召し上がってほしいザマス。坊ちゃんもどうぞザマス」
「何言ってんだ? お前、ここの副会長なんだろ? まぁ飯が冷めるし食うか。モグモグ……」
「はい! ですから、カインズ会長の部下ザマスよ!! うむ、わが社の自信作、うまいザマスね!」
はぁ、そうですか。
なら今はそのカインズ会長って人の下にいるんだろ……。それって俺の部下じゃないだろ。それとも、その会長を裏切るつもりか?
しかし、そこはかとない違和感が付きまとう。それは一体何なのかと脳みそを総動員させ、ようやっと気づく。
……カインズ会長?
「……ごくん。それは同名の別人か?」
「いいえ、間違いなく俺の目の前にいるカインズ様ザマスよ。こちらの書類にも載ってる事実ザマス。ズズズ……」
社内案内のパンフレットか……。おう。
会長:カインズ
ってあるな。
そのパンフレットを閉じて、呻くように反論する。
「聞いて、ないんだが? ガッガッガッ」
「あ、ご主人様、垂れてますよ……ふきふき……ほふう、しあわせですぅ」
「お伝えしようとしたら、元いた場所におられなかったザマス。みんな必死になって、今日の今日まで探し回っていたザマスよ」
あー、そうかい。そりゃ俺が悪いな。
「って、そんなわけあるかーーー!! どんな冗談だ、これは!」
確かに商会同士の合併に手は貸した。国境に領地があったから。関税安くして露骨に支援した。
対国外貿易で赤字だったから多少知恵も貸した。フリーズドライ製法を教えたりもした。
領地がヤバかったから、食べ物の輸送をしてほしかったから。
それが、何よりも急務だったから。
八つ当たり気味に食べ物を口に運ぶ。
なぜか負けじとシスも飯をかきこみ始める。
「坊ちゃんがすぐにご納得いただけないのは、役員の間では想定内ザマス」
「そこまで分かっていて、何故だ!?」
「わが社に莫大な利益をあたえて下さった方にたいする、正当な報酬ザマス」
これが正当だと主張するマッケインの、なんとうさん臭いことか。
両手を広げる姿は、怪しげな宗教団体の団員のようだ。
「もっと言うと、これ以上の報酬が用意できなかったザマス。平民なら貴族位を用意したり、いろいろできたんザマスが、坊ちゃんはそのようなもの必要なかったザマスから」
「そんなの……、そうだ! 金だ! 金でいい! 金でじゅうぶんだったろ!」
あと、当時の会長はどこへいった?
「坊ちゃんが与えてくださった知的財産は、この先百年は商会を存続させうるものだと判断されたザマス。その正当な報酬として、ケルビンとインサバラの両元会長が坊ちゃんを会長へとすいきょしたザマスよ」
はぁ!?
あの二人が!?
当時、商敵だと事あるごとに争っていた二人のオッサンを思い出す。
「俺が知ってるあの二人はそんな風に引くことなぞ知らんガンコ者だったはずだが? 自分が先頭でなければ気が済まない連中がどうして……」
「その二人を変えたのが、ほかならぬカインズ様ザマス」
そうなのか。
「あの二人は、そう! 坊ちゃんの偉大さに気づき信仰し、あがめ! 坊ちゃんこそが会長にふさわしいと言って引退したザマスよ!」
ヲイ。
なんだその信仰だとか、あがめだとか、不穏な言葉は。聞き捨てならないのだが、突っ込むのもまた、こわい。
そしてキャス、シス、お前たちも黙って何度もうなずくな。シンクロするな。
「そうです! ご主人様はすごいのです!」
「旦那様以上の人なんていないもん! その人たち、絶対ただしいよ!」
「ええ、ええそうザマス、そうザマスよ! さすが坊ちゃんの従者ザマス!」
いつの間にか自分を中心に新興宗教が立ち上がっていました、カインズです。
この人たち、こわいです。
いかにカインズって人がすごいのか言い合ってます。
ザマスの方がメモを取り始めました。
カインズ語録。
へー、もう十三冊目? すごいね。
専用の会報誌もある? カインズファンクラブ?
ほーん。
はぁ!?
いや、もう、驚き疲れた。
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