騎士不適合の魔法譚

gagaga

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第三章

25

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 まさか。

 まさか まさか まさか!!

「ナトリ、下がっていろ! お前は見るんじゃない!!」

 俺の必死の叫びに、しかしナトリは首を横に振る。

「ダメ。私も見るのです。この先にあるものを、この戦場に立った以上、目を逸らせないのです」

 ナトリも戦車数台を屠っている。だから罪は同じだと。

「強情なヤツめ」
「お兄さまに似たのですわ」

 …………。
 ふう、と一呼吸おいてからその箱状のナニかをこじ開ける。

 中にあった

 いや


 中にいた

 のは、手足をもがれた人間だった。


 電極らしき棒を幾重にも頭に刺され、ハリネズミと化したその姿を、人と呼ぶべきかは、ともかくだ。


「これが、やつらの動力源」

 人間魚雷も真っ青な、非人道的手段。

 世界で忌諱されている魔法使いを、強制的に燃料代わりに消耗する。
 手足を奪い、自由を奪い、尊厳を奪い……、例え生きて帰れても未来はない。
 これを考案したヤツの死後は、地獄でさえ生ぬるいだろう。外道と言う言葉では足りないこの悪逆さに、感情を抑えきれない。

「クソッ!」

 怒りのあまり拳を振り上げ、その振り下ろし先が分からずに悪態だけを吐いた。
 それが合図となってしまったのか。

 先ほどまで聞こえていた、か細い呼吸音が止まる。

 中にいた者は、息絶えた。


 世界中に魔法使いを受け入れようとする流れが出来つつあった。実際に受け入れた所もある。
 魔法使いの未来は明るいと、誰もがそう感じ始めていた。
 その矢先に、これだ。

 ああ、そうだ。
 この世界はいつだって、そうだ。

「この世界は、人が生きるにはあまりにも過酷」

 ああ、そうだ。そうだったな。

 ここまでコケにされてはもはやこの程度の勝利では俺の腹の虫は収まらない。


 このコロシアイ。


 この俺が、買ってやる。


 元 凶 ヨ 、  覚 悟 シ ロ 。




「ご主人様……、掃討、終わりました」
「……」

 先ほどの惨事を確認した為か、キャスの報告の声も遠慮がちだ。

 ペルセウスくんで情報の共有は出来ている。
 勝ち戦であったのに、誰もが表情は敗者のそれだ。
 感情が抜け落ち、鋭利な敵意を漲らせ、歯がゆく、もがく。

 そうか。ソルジャーとして訓練を受けて感情を押し殺してきたお前たちでさえも、この理不尽に憤るか。

「指揮者を確保していますが、お会いになりますか?」

 キャスに黙って頷き返す。
 声を発したら、激情が表に出てしまいそうだから。

 だから頭の中だけで感情を処理する。
 ああ、この落とし前、どうつけるか。

「ご主人様、見張りの四名、偵察三名を除き集合しました。ご指示を」

 ハンドサインでシスを含む残る三名に妹の護衛を頼み、俺はキャスと共に飛翔する。

 空を飛び、すぐさま確保されたただ一台の戦車の前に立つ。大きな音を立てた乱暴な着地だった為か、土煙が上がってしまった。
 目の前の車両を見て、これの原動力にも、手足をもがれた魔法使いがいるのだろう。
 そう思ってしまったが故だ。

 しかし

 俺は、それを、救わない。
 俺の都合で、囚われているであろう魔法使いを、殺さない。
 そういう意味では、俺も敵と同じだ。


 苦々しい思いを飲み込み、感情が噴火しないよう注意しながら、ただ一人の男、酷く肥え太り、とても軍人には見えない豚に対して口を開く。

「貴様が司令官か?」

 その問いに、豚は震えながらも口答えする。
 ビビって一言も発せれないのかと思ったが、存外に根性があるようで、苦しめ甲斐があるな。

「な、ななんなんなん、なんなんだ貴様はぁ!! こ、こここ、この私が誰か分かってるんだろうな!?」

 喚き散らす豚を蹴る。加減はした。しかし、残念ながら相手はぜい弱だった。腕が一本、はじけ飛ぶ。
 あまりにも綺麗なキックだった為か、男は痛みを感じられなかったようで、呆然と己の腕が飛んだ先を見ている。
 止血をしようとする気配もなく呆けていたので、その傷跡を焼いて塞ぐ。

「失血死なんて楽な死に方はさせてやらないぞ?」

 声をかけ、ようやく自分の身に何が降りかかったのかを理解し、豚が叫ぶ。

「ひぎゃあああああああああああ!?」
「ホワッ!?」

 あまりにうるさいので思わず正気に戻ってしまった。
 急ぎ沈痛魔法を放つ。

「はひっ、はひっ、はひっ」

 怯え、漏らすその豚を見て少しばかり溜飲が下がるものの、それだけで収まる程ではなかった。
 豚の髪をひっつかみ、俺の方へと顔を強制的に向けさせる。
 引きつった顔面、その額に空いた手の人差し指を突き付け、メンチを切る。

「ァ? よく聞け。いいな? 一言一句もらすなよ?」
「は、はい!!」
「皇帝とオーレリアに伝えろ」
「はい! 皇帝とオーレリアに伝えるであります!!」

 ガクガクと何度も頷く豚。

 腕一本飛ばされたこの状況でさえこうはっきりと反応できるとは、本当にいい根性をしている。
 もしかして真っ当に生きていたら、こいつは一角の軍人になれたのかもしれないな。

 だが残念。人生にやり直しというものは存在しないのだよ。

 ……、転生した俺が言うのも何だけどな。


 さて、俺が伝えて欲しい言葉などこれだけだ。

「全力で相手してやる。そう伝えろ」

 何度もその言葉を繰り返しガクガクと頭を振る豚に、キャスの叱咤が届く。

「全部を復唱しなさい!!」
「はい! 皇帝とオーレリアに、全力で相手してやる、と伝えさせて頂きます!」

 飛んできたツバを風魔法で跳ね返してから、手を放す。

「なら、伝えに戻れ。どうせお前以外にも伝えられる者はいる。鈍い豚ならば、そこまでの命だ」

 徹底的におどす。
 すべての怒りを乗せて。

 戦車を急反転させ、豚は走り去った。
 意外に根性があったあいつならば、俺の伝言をきちんと伝えるだろう。


 これでこちら側への対応はいい。
 あとは……。

「第二の敵を威圧しに行くぞ!」

 向かうは騎士の国の作戦司令部。
 途中でナトリを回収する。
 ナトリが一人戦っている中、傍観を決め込んでいたクソッタレどもは、俺にとっての第二の敵だ。絶対に容赦はしない。

 空を飛ぶ事わずか数秒。
 地上から騒がしい声が聞こえ、騎士の国の構築した陣に辿り着いたのを知る。
 ペルセウスくんで必要な会話をピックアップ。

「団長! 先ほどの脅威がこちらに向かってきます!」
「勇者ナトゥーリアはどうした!」
「い、一緒です! 抱えられています!! 味方、でしょうか?」

 あまりに自分本位で都合がいい言葉に、このまま一掃してみたくなるがその欲望を抑える。
 抑えたまま、ゆったりと優雅に降下し、俺と言う存在を全力でアピールする。

 まるで敵意がないかのように振る舞う俺を見て戸惑う無能な連中に、十年来の友人のように気さくに声をかける。

「よう、騎士とは名ばかりの卑怯者共。代表はどこだ?」

 先ほどまでの友好そうな態度とは一転しての俺の安い挑発に、しかし騎士たちは反論する気概すらないのか無言で返す。
 卑怯と言われ、図星を差されたかのように俺から目線を逸らす。おおかた、ナトリ一人を向かわせたのを心苦しく思っているのだろう。これならまだ先ほどの豚の方がよほど根性があったな。

 もはや怒りも消え失せ、呆れ八割となった心境で静かに待つ。
 待つ事十分少々、一人の中年が、くたびれた様子で騎士の中から進み出てきた。

「わ、私だ……」

 出てきたのは、ほう。
 四大公爵家の一つ。魔物を相手取るこの国では珍しく対人用の部隊を率いる、名前忘れた、だった。
 肩書からすると今回の戦争は人対人なので適任に見えるが、彼らの本懐は護衛。少数で要人や商隊を守るのが主なので、このような大人数の攻防には向いていない。

 そもそも騎士の国は人との戦争を想定していない。
 彼らが門番となり、魔物の侵攻を防いでいるからだ。

「なるほど。鉄の国の阿呆共はそれを見越してここに戦争を吹っ掛けたのか」

 対人戦争を想定していないからこそ、近代兵器で御しやすいと考えたのだろう。事実、俺たちが来るまでは劣勢で、ナトリが敗れた後は一気に国土を蹂躙出来るだけの戦力もあった。

 唯一の誤算が、俺の登場だが、逆に言えば俺が出張るだけで済む話だ。
 ……なんだろう。そこに妙な違和感を覚えた。
 いや、まさかな。
 あのアホのオーレリアがそこまで考えて俺をこの戦争に引っ張り出してきたなんて、ある訳がないか。

 話を目の前に戻そう。
 ひとまず、指揮を執っていたのが実家でなくて少し安心した。
 もしうちの父上がそんな事をしていたのであれば、自制できずにこの場で引きちぎっていただろうからな。
 それでも一呼吸おいて、心を落ち着かせる。

「ふう。……、そうか、お前が現場の指揮官か」

 見下すような俺の口調にも、しかし騎士たちは何も示さない。ただ未知の脅威に怯え、しかし会話が通じるからと様子を見ている。日和見というか、間が抜けていると言うか。
 こんな連中が

「俺たちこそ騎士だ!」

 なんて言っているのだからお笑い種だな。
 俺も厄介な国に生まれ落ちてしまったもんだ。
 今更言っても仕方がない。ひとまず今を解決しよう。

 カカトを揃え、姿勢を正し将軍を真正面から見据える。
 俺の存在をより大きく見せる為に、胸を張り。

「では単刀直入に聞こう」
「あ、ああ……」
「あの戦い、俺たち無しで勝てたと思うか?」

 ここで私見を交えず、見栄を張るならせん滅だ。
 しかし、数瞬ののち、その男は敗北を認めた。

「い、いや、君たちの介入がなければ全滅していた。我々は、あの戦車というモノに対して、無力だった」

 いきなり飛び入り参加した挙句に優勝賞品寄越せと言ったようなものなのに、意外や意外、向こうは誠意ある対応を取ってきた。
 ナトリ一人に戦場を押し付けた割には、思ったよりもマトモだ。もしかすると先の作戦は他の奴が立案したものなのかもしれないな……。

 さて、もっと強引に頂戴するつもりだった褒美だが、相手が譲渡してくれると言うのであればこのまま流れに乗ろう。

「なら、報酬はもらっても、構わんな?」
「……、助けられた身だ。叶えられるものであれば、聞こう」

 さすが対外政策を任されている一族だけあり、現在の優劣が客観的に判断できている。
 何を要求されると考えているのか。
 金か、地位か、それとも……、フッフッフッ。

 ああ、そうだ。
 男が褒美に求めるものなんて三つだよな。
 その定番の三つ目を頂くとしよう。

 フハハハハハハハ!

「あれだけの規模を粛正したのだから、当面鉄の国は出てこないだろう。その件も込みで、この死ぬ予定だった勇者を俺がもらい受ける。異論はないな?」

「えぇ!? ご主人様!?」
「まさか!? 旦那様!?」
「やった! お兄さま!!」

 ……、そこでどうして俺の身内である天狐姉妹が驚く。この事態、想定してなかったのか?

 そして妹よ。さりげに抱き着くな。装甲越しとは言え姿勢がいらぬ誤解を生む。足を絡めてくるんじゃない!

 しかも「やった!」ってなんだよ、「やった!」って。


「それは! しかし! ……、私の一存では決めかねる……」

 だが相手の返事はノーと来た。
 他家のお嬢様だから、即断できないのも無理はない案件だ。戦場で死ぬのは騎士としては名誉だとしても、褒美にカッ攫われるのは恥だものなぁ。

 分かるわ。



 ……、なんて、言うはずもなく。
 後になればなるほど、ナトリを救出する機会を失っていく。
 今こそが、好機だ。
 ならばどうするか。

 簡単だ。
 向こうが即答しやすい場面を作ってやればいいだけ。

 俺は、待機中の天狐姉妹と元生徒たちに指示を出す。
 右手を掲げ、いつでも振り下ろせるように。

「総員、構え」
「なっ!?」

 太陽光収束砲、ドラコを、俺のぞく十一人で一斉に構える。

 たった一人に戦いを押し付けた時点で、お前らに大事な妹は任せていられないんだよ。

「最後の要求だ。この女はもらう。異論はないな?」
「……、ま、待ってくれ! 分かった! 分かったから! だが、返事をする前に、せめて、せめてあなたの名前を教えてくれぇ!!」

 名前?
 ああ、そうだな。
 さすがにどこの誰とも知らぬ相手には即答出来ないか。これは俺の失態だな。

 掲げた右手を若干下げて、バイザーに触れてオープンさせ素顔を晒す。

 晒された俺の顔を見て、息を飲む音が聞こえる。

 そうだろう。
 昔の俺は母上似だった。
 今の俺の顔は父上に似ている。
 公爵家でも有名な俺の父上は、騎士たちの誰もが知る顔だ。
 なんせこの国で最強の騎士集団、近衛騎士の隊長だからな。
 その父上に似ているともなれば、俺が何者か皆が分かっただろう。

 そいつらにきちんと名乗りを上げてダメ押しをする。
 イヤミを言うのも勿論忘れない。

「俺の名はカインズ。かつて、この国を追われたものだ。ではもらっていくぞ。さらばだ!」

 ポカン、と言う擬音が似合う間抜け顔を晒す騎士たちから視線を切り、上げていた腕を下ろし、ナトリを抱き上げ飛び上がる。
 それを合図に全員が即座にドラコを収納し、一斉に現場を離脱。

 統率の取れたその動きはまさに理想の航空隊。よく訓練された成果がこれでもかと発揮されており、思わず満面の笑みを浮かべてしまうのも仕方がない事だろう。

 騎士の国の面々にもう興味は沸かない。戦争に介入され、勇者を取り上げられ、しかも捨てたはずの俺が現れた。さぁ、あの国の会議はどう踊ってくれるのか。

「あの国の狼狽えが、今から楽しみだな」

 喜びと共に、高度を上げ、一気に加速する。
 それと同時にナトリが俺にしがみつき、囁く。

「さ、さぶぶぶぶぶぶ…………、寒いですぅ……」

 勇者、がんばれ。

「こここここ、ここ、勇者的にがんばるところなのですか!?」

 さぁ、な。


 ひとまずこの戦いは終わったんだ。

「さぁ、皆。家に帰ろう」
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