7 / 12
一年後の大掃除
一年後の大掃除
しおりを挟む
毎年恒例、社を挙げての大掃除が済んで、いよいよ長期休暇に入る。退社の時、手塚は羽田から呼び止められた。
「今日は行きたいところがあるんだ」
そう羽田が言い、二人してやってきたのは――
「ここって……」
「ふふ、覚えてる?」
当たり前だ、と手塚は思った。だってこのホテルは……
「一周年だよね」
「はい」
そう、同じ会社に勤めながら別の建物に勤務している二人は、ちょうど一年前の今日、初めて言葉を交わし、酒を酌み交わし、この場所で情を交わした。それ以来、結構な頻度で、している。
「早いもんだよね。あれから何回ぐらいしたかな」
「覚えてないです」
「僕も」
一周年記念日は覚えている二人が、揃いも揃って覚えていないぐらい、したのだ。
「……ねえ、飽きないの?」
早速がっついてくる手塚に、ふふっと笑いながら羽田は尋ねる。
「何にです」
手塚は返事もそこそこに、羽田をきつく抱きしめて、唇を貪った。
「僕の体」
「飽きるわけないです、一年前よりずっと」
「ずっと?」
「……何でもないです」
勢いでとんでもなく小っ恥ずかしいことを口にしかけては、慌てて口を噤んだ。その先こそが聞きたいのになあ、と羽田は思うが、気持ちよくなってきたのでどうでもよくなった。問い詰めて萎えられても興ざめだ。
唇だけでは飽き足らず、羽田のそこかしこを貪りながら、手塚は改めて思う。
顔だけじゃなくって、全部いい。
顔しか知らない頃はあまりの顔の良さに恐れおののいたが、羽田は指を知れば指も、四肢を知れば四肢も、肌を知れば肌も、内部を知れば内部も、全て完璧だった。
つるりと陶器のような白い肌がとりわけ手塚のお気に入りで、すべすべとした大腿はいつ見ても惚れ惚れとするし、ずっと撫で続けていたいと思うほど触り心地もよかった。
そんな完璧な造形に惚れ惚れとすればするほど、自分だけのものにしておきたい、他の誰の目にも触れさせたくないという、分不相応な欲望が膨らんでいく。
挿入を果たせば、羽田の笑顔がそれまでと少し違うものに変わる。完璧に計算し尽くされた試すような笑みが、ほんの少しだけ甘く崩れる。
「羽田さんこそ、どうなんですか」
中をゆっくりとかき回しながら、今度は手塚が訊いた。
「ん? 何が」
「僕のことは、飽きないんですか」
今さら? この状態で? と羽田は思ったけれど、それも手塚らしいか、と答えることにした。
「全然。たくさんするとナカが形を覚えるって言うじゃない、形状記憶的な。すごくフィットしてますますいい具合になってきたんだよね」
涼しげに笑いながら答えてくる羽田を、不審に思う。それって、一つの同じ形状のものが何度も、というケースに限ったことでは、と。
複雑な顔をして考え込んでいると
「今日は僕が動いた方がいい?」
すっかり動きが止まっていたようで、羽田は形勢を逆転させて手塚にしゃがみ込むように跨がる形を取った。
いやらしいことは人並みに、いや人並み以上に好きではあるが、元々経験も少なくシャイな手塚に、この体勢で目の前に剥き出しの結合部を晒されるのは、少々刺激が強すぎる。
「いや、いいです、元通りで」
真っ赤になって目を背ける手塚だったが、羽田からの返事はない。不思議に思って向き直ると、未だ笑顔ではいるものの眉間に皺が寄り、とろんとした瞳は伏し目がちで、長い睫毛が懸命にそれを隠そうとしているように見える。
「羽田さん……」
「これ、すっごく気持ちいいから、このままさせて?」
「……わかりました……」
羽田のトロ顔、そして目の前でぬちぬちといやらしい音を立てている、二人の繋がったところ。
他にもこんな羽田の顔を見て、羽田の秘部を我が物顔でいいようにしている奴がいるのだろうか。
さっきから、気がつけばそんなことばかり考えてしまう。弁えの足りない独占欲が、手塚の中を暴れ回る。こんな綺麗な人を、こんなつまらない自分が独占できるわけないし、してはいけない。頭ではそう思っているのに。
「手塚くんはこの体勢じゃ気持ちよくない?」
「え、あっ」
悲しい気分に脳内を支配されてしまい、気づけばすっかり中折れしてしまっていた。羽田は少しだけ困ったような笑顔になって、もとの体位に戻した。
「すみません違うんです、体勢とか関係なくって、っ」
「じゃあどうしたの?」
「……ちょっと、考えごと……」
「ひどいなあ、僕としてる最中に?」
「すみません……」
不意に羽田の顔が近づいてきて、親指が目尻に沿った。
「……悲しいの?」
手塚の目尻をなぞった羽田の指が、濡れていた。
「あ、いえ、全然! ていうかすみません、こんな中途半端なとこで! 続きしましょうか」
「……うん」
にっこりと笑った羽田だったが、それは再開を喜ぶ笑みではなく、どこか寂しそうであった。
「もう、最中にいきなり泣き出すからどうしようかと思ったよ」
事後、こんなことを言い出す羽田。羽田にはどうにもこういうところがある。流して欲しいことを流してくれない。
「すみませんでした」
「で、どうしたの?」
「本当に何でもないです」
「泣くほどの考えごとしてたのに?」
「……」
答えられるはずがない。目に見えぬ、いるかどうかもわからない不特定多数を相手に、嫉妬の炎を燃やしているだなんて。
「僕といるのが辛くなったら、言ってね」
おもむろに羽田がそんなことを言うので、手塚ははっと顔を上げた。突き放されたように感じた。あまりにもいつまでもくよくよとしているから、いつも上機嫌な羽田の機嫌をついに損ねてしまったのだろうか。
「つっ、辛いって言ったら、どうするんですか……」
さらにこんな面倒臭い質問を投げかけてしまった。もうこの関係がおしまいになってしまうかもしれない。思えば一年もよく付き合ってくれたものだ、なんて一人先走っていると、返ってきたのは信じられない言葉。
「手塚くんが辛いこと全部なくすために、全力で何でもやる」
まだ今夜は訊く勇気がないけれど、いつか、いつか訊いてみよう。
どんな答えが返ってきても、もうきちんと受け止められる気がするから。
僕以外に何人と寝てるんですか、って……ひどい質問だな。
一年前よりずっと、大好きです。誰の目にも触れさせたくないぐらいに。
手塚は口には出さず、羽田に腕枕されて眠った。
【おわり】
「今日は行きたいところがあるんだ」
そう羽田が言い、二人してやってきたのは――
「ここって……」
「ふふ、覚えてる?」
当たり前だ、と手塚は思った。だってこのホテルは……
「一周年だよね」
「はい」
そう、同じ会社に勤めながら別の建物に勤務している二人は、ちょうど一年前の今日、初めて言葉を交わし、酒を酌み交わし、この場所で情を交わした。それ以来、結構な頻度で、している。
「早いもんだよね。あれから何回ぐらいしたかな」
「覚えてないです」
「僕も」
一周年記念日は覚えている二人が、揃いも揃って覚えていないぐらい、したのだ。
「……ねえ、飽きないの?」
早速がっついてくる手塚に、ふふっと笑いながら羽田は尋ねる。
「何にです」
手塚は返事もそこそこに、羽田をきつく抱きしめて、唇を貪った。
「僕の体」
「飽きるわけないです、一年前よりずっと」
「ずっと?」
「……何でもないです」
勢いでとんでもなく小っ恥ずかしいことを口にしかけては、慌てて口を噤んだ。その先こそが聞きたいのになあ、と羽田は思うが、気持ちよくなってきたのでどうでもよくなった。問い詰めて萎えられても興ざめだ。
唇だけでは飽き足らず、羽田のそこかしこを貪りながら、手塚は改めて思う。
顔だけじゃなくって、全部いい。
顔しか知らない頃はあまりの顔の良さに恐れおののいたが、羽田は指を知れば指も、四肢を知れば四肢も、肌を知れば肌も、内部を知れば内部も、全て完璧だった。
つるりと陶器のような白い肌がとりわけ手塚のお気に入りで、すべすべとした大腿はいつ見ても惚れ惚れとするし、ずっと撫で続けていたいと思うほど触り心地もよかった。
そんな完璧な造形に惚れ惚れとすればするほど、自分だけのものにしておきたい、他の誰の目にも触れさせたくないという、分不相応な欲望が膨らんでいく。
挿入を果たせば、羽田の笑顔がそれまでと少し違うものに変わる。完璧に計算し尽くされた試すような笑みが、ほんの少しだけ甘く崩れる。
「羽田さんこそ、どうなんですか」
中をゆっくりとかき回しながら、今度は手塚が訊いた。
「ん? 何が」
「僕のことは、飽きないんですか」
今さら? この状態で? と羽田は思ったけれど、それも手塚らしいか、と答えることにした。
「全然。たくさんするとナカが形を覚えるって言うじゃない、形状記憶的な。すごくフィットしてますますいい具合になってきたんだよね」
涼しげに笑いながら答えてくる羽田を、不審に思う。それって、一つの同じ形状のものが何度も、というケースに限ったことでは、と。
複雑な顔をして考え込んでいると
「今日は僕が動いた方がいい?」
すっかり動きが止まっていたようで、羽田は形勢を逆転させて手塚にしゃがみ込むように跨がる形を取った。
いやらしいことは人並みに、いや人並み以上に好きではあるが、元々経験も少なくシャイな手塚に、この体勢で目の前に剥き出しの結合部を晒されるのは、少々刺激が強すぎる。
「いや、いいです、元通りで」
真っ赤になって目を背ける手塚だったが、羽田からの返事はない。不思議に思って向き直ると、未だ笑顔ではいるものの眉間に皺が寄り、とろんとした瞳は伏し目がちで、長い睫毛が懸命にそれを隠そうとしているように見える。
「羽田さん……」
「これ、すっごく気持ちいいから、このままさせて?」
「……わかりました……」
羽田のトロ顔、そして目の前でぬちぬちといやらしい音を立てている、二人の繋がったところ。
他にもこんな羽田の顔を見て、羽田の秘部を我が物顔でいいようにしている奴がいるのだろうか。
さっきから、気がつけばそんなことばかり考えてしまう。弁えの足りない独占欲が、手塚の中を暴れ回る。こんな綺麗な人を、こんなつまらない自分が独占できるわけないし、してはいけない。頭ではそう思っているのに。
「手塚くんはこの体勢じゃ気持ちよくない?」
「え、あっ」
悲しい気分に脳内を支配されてしまい、気づけばすっかり中折れしてしまっていた。羽田は少しだけ困ったような笑顔になって、もとの体位に戻した。
「すみません違うんです、体勢とか関係なくって、っ」
「じゃあどうしたの?」
「……ちょっと、考えごと……」
「ひどいなあ、僕としてる最中に?」
「すみません……」
不意に羽田の顔が近づいてきて、親指が目尻に沿った。
「……悲しいの?」
手塚の目尻をなぞった羽田の指が、濡れていた。
「あ、いえ、全然! ていうかすみません、こんな中途半端なとこで! 続きしましょうか」
「……うん」
にっこりと笑った羽田だったが、それは再開を喜ぶ笑みではなく、どこか寂しそうであった。
「もう、最中にいきなり泣き出すからどうしようかと思ったよ」
事後、こんなことを言い出す羽田。羽田にはどうにもこういうところがある。流して欲しいことを流してくれない。
「すみませんでした」
「で、どうしたの?」
「本当に何でもないです」
「泣くほどの考えごとしてたのに?」
「……」
答えられるはずがない。目に見えぬ、いるかどうかもわからない不特定多数を相手に、嫉妬の炎を燃やしているだなんて。
「僕といるのが辛くなったら、言ってね」
おもむろに羽田がそんなことを言うので、手塚ははっと顔を上げた。突き放されたように感じた。あまりにもいつまでもくよくよとしているから、いつも上機嫌な羽田の機嫌をついに損ねてしまったのだろうか。
「つっ、辛いって言ったら、どうするんですか……」
さらにこんな面倒臭い質問を投げかけてしまった。もうこの関係がおしまいになってしまうかもしれない。思えば一年もよく付き合ってくれたものだ、なんて一人先走っていると、返ってきたのは信じられない言葉。
「手塚くんが辛いこと全部なくすために、全力で何でもやる」
まだ今夜は訊く勇気がないけれど、いつか、いつか訊いてみよう。
どんな答えが返ってきても、もうきちんと受け止められる気がするから。
僕以外に何人と寝てるんですか、って……ひどい質問だな。
一年前よりずっと、大好きです。誰の目にも触れさせたくないぐらいに。
手塚は口には出さず、羽田に腕枕されて眠った。
【おわり】
1
あなたにおすすめの小説
経理部の美人チーフは、イケメン新人営業に口説かれています――「凛さん、俺だけに甘くないですか?」年下の猛攻にツンデレ先輩が陥落寸前!
中岡 始
BL
社内一の“整いすぎた男”、阿波座凛(あわざりん)は経理部のチーフ。
無表情・無駄のない所作・隙のない資料――
完璧主義で知られる凛に、誰もが一歩距離を置いている。
けれど、新卒営業の谷町光だけは違った。
イケメン・人懐こい・書類はギリギリ不備、でも笑顔は無敵。
毎日のように経費精算の修正を理由に現れる彼は、
凛にだけ距離感がおかしい――そしてやたら甘い。
「また会えて嬉しいです。…書類ミスった甲斐ありました」
戸惑う凛をよそに、光の“攻略”は着実に進行中。
けれど凛は、自分だけに見せる光の視線に、
どこか“計算”を感じ始めていて……?
狙って懐くイケメン新人営業×こじらせツンデレ美人経理チーフ
業務上のやりとりから始まる、じわじわ甘くてときどき切ない“再計算不能”なオフィスラブ!
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
タトゥーの甘い檻
マリ・シンジュ
BL
執着系わんこ攻(大学生)× 高潔な美形教授受(30代)
どのお話も単体でお楽しみいただけます。
「先生、ここ……僕の瞳を入れるから。ずっと、僕だけを見てて」
真面目な大学教授・新城が、大学生の・羽生にだけ許した、あまりにも淫らな「わがまま」。
それは、誰にも見えない内腿の奥深くに、消えないタトゥーを刻むこと。
「下書き」と称して肌を赤く染めるペン先の冷たさ。
アトリエの無機質なライトの下、四つん這いで晒される大人の矜持。
ずっと年下の青年の、必死で、残酷で、純粋な独占欲。
愚かだと知りながら、新城はその熱に絆され、ゆっくりと「聖域」を明け渡していく――。
「……お前のわがままには、最後まで付き合う」
針が通るその時、二人の関係は一生消えない「共犯」へと変わる。
執着攻め×年上受け、密やかに刻まれる秘め事のお話。
イケメンモデルと新人マネージャーが結ばれるまでの話
タタミ
BL
新坂真澄…27歳。トップモデル。端正な顔立ちと抜群のスタイルでブレイク中。瀬戸のことが好きだが、隠している。
瀬戸幸人…24歳。マネージャー。最近新坂の担当になった社会人2年目。新坂に仲良くしてもらって懐いているが、好意には気付いていない。
笹川尚也…27歳。チーフマネージャー。新坂とは学生時代からの友人関係。新坂のことは大抵なんでも分かる。
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。自称博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「絶対に僕の方が美形なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ!」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談?本気?二人の結末は?
美形病みホス×平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
※現在、続編連載再開に向けて、超大幅加筆修正中です。読んでくださっていた皆様にはご迷惑をおかけします。追加シーンがたくさんあるので、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
魔法学校の城に囚われている想い人♡を救い出して結婚したい天才有能美形魔術師(強火執着)の話
ぱふぇ
BL
名門魔法学校を首席で卒業し、若くして国家機関のエースに上り詰めた天才魔術師パドリグ・ウインズロー(26歳)。顔よし、頭脳よし、キャリアよし! さぞかしおモテになるんでしょう? ええ、モテますとも。でも問題がある。十年越しの想い人に、いまだに振り向いてもらえないのだ。そんな片思い相手は学生時代の恩師・ハウベオル先生(48歳屈強男性)。無愛想で不器用、そしてある事情から、魔法学校の城から一歩も出られない身の上。先生を外の世界に連れ出すまで、全力求婚は止まらない!
26歳魔術師(元生徒)×48歳魔術師(元教師)
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる