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第25話 たぐり寄せの法則
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翌日。シルバリオル学院。中庭の巨大掲示板前。昼休み、この掲示板の周囲には人だかりができていた。多くの生徒が掲示板を眺めながら、言葉を交錯させている。
「あー、あいつらやっぱり休学かぁ」「最近、見てねえもんな」「あれだけの事件を起こして休学って、テスラ様優しすぎない?」「無料奉仕させられてるらしいよ」「どちらにしろ、落第ざまぁ」「そうは言うけど、結果として歴史的建築物を守ったんだろ? 凄くね?」
掲示板に貼られているのは、学校新聞。イシュフォルト図書館移転の顛末。そして、事件を起こした生徒たちの処遇である。
「無料奉仕ってなにしてんだろ?」「町のゴミ拾いとか?」「強制労働だろ。城郭都市化計画が始まるっていうしな」「ミトリ様が採石場をつくってるらしいぜ」「肉体労働か。きっついな」
ふと、そこへ渦中の人物であるファンサ教授が現れる。彼女は数枚の新聞を手に、掲示板へと近づいてくる。
「あ、ファンサ教授。戻ってこられたんですか?」
「みんなぁ、お久しぶりです。テスラ様の温情によって、罪は免れましたよ。一年間の休職処分からは逃げられませんけどね。ふふふ」
「なんで、機嫌良さそうなのですか?」
普段はおっとりまったりなファンサ教授。けど、この日のファンサは、のっけからテンションが高かった。
「うふふ、大きな声では言えませんが、奉仕作業が楽しくて楽しくて……。罰というよりも、これはもはやご褒美でぇす。先生だけではなくて、休学中の生徒たちも楽しんでますよ。ほら、これを見てください」
ファンサは掲示板に貼る予定だった新聞を見せつける。そこに書いてあるのは、休学中の生徒たちの勤め先だ。
「こ、こいつら、仕事してるんすか?」「マジかよ、ガレオン商会……ブティック・ベルトチカ……イルミネスデパートとか、超大手じゃん!」「シルバリオル銀行? すげえ!」「テスラ様の屋敷で働いている奴もいるぞ?」「学生の身分で仕事できるって、あり? っていうか羨ましくね?」
生徒のひとりが、憤ってファンサに食いかかる。
「ちょ、ちょっと! ずるくないですか? こいつら、なんでもう働いてるんですか! 俺だって、この歳でシルバリオル銀行に勤められるのなら、休学したいですよ! っていうか、学校行ってる場合じゃないです! 大金動かして、会社を動かしたいんですよ!」「私だって、ベルトチカさんのところで働かせてもらえるなら、学校辞めるわよ」
「教授、こいつらの給料って、どうなってるんです?」
興味津々で、質問を投げかける生徒たち。
「無料奉仕なので給料はナシですよ。お金はすべて、城郭都市化計画に回されます」
「城郭都市化計画って……来年から施行される予定だったあの、バルティア始まって以来の大プロジェクト……」
ざわっと、色めきたつ生徒たち。
「くふふっ……そうでぇす。罪人たる子羊たちは、あのプロジェクトを達成させるために働いているのでぇす。けど、彼らは歴史に名を残しますよぉ? 噂によると、城壁の高いところに生徒の名前を大きく刻むらしいでぇす」
「れ、歴史的建築物に……名前まで刻む」「ず、ずるくない? だって、テスラ様を困らせた罪人でしょ? そ、それなのにいろんな仕事をさせてもらって、寄付までできて、名前まで後世に残せるなんて……」「だ、だよな!」
「――きょ、教授も、このプロジェクトに関わっているんですよね?」
「ん? んん? ふふふ、そのとおり! いやあ幸運でしたねぇ。まさか事件を起こしたら、このような素晴らしき仕事をいただけるとは! 先生も歴史に名を刻みますよぉ! ぬふふふ」
「お、おお、ファンサ教授がトランスしてる」「ってことはマジなのか?」「なんだよそれ!」
「あの……」
気弱そうな少女が、小さく手を挙げて尋ねた。
「わ、私も、その作業のお手伝いをさせてもらうことは可能でしょうか?」
「授業はどうするんですかぁ?」
問い返すファンサ。
「授業は受けます。けど、その……学校が終わった後、課外活動みたいな感じで、企業でお手伝いさせてもらって、そのお金を全額寄付させてもらうってことは……」
生徒たちが、ぶわりと沸いた。
「それいいな!」「企業研修にもなる!」「卒業後も働かせてもらえるかも!」「俺、ギルドの仕事とかやってみたかったんだ!」「そしたら、城壁に名前を刻んでもらったりできるんだろ?」「やろうぜ! っていうか、やらせてくださいよ、教授!」
「……殊勝な心がけですねぇ。面白いじゃないですかぁ。ステキじゃないですかぁ。学院の生徒が一丸となって、国家プロジェクトに挑むなんて! いいですよぉ、このファンサ先生が学院とリークさんにかけあってみましょう!」
☆
バルティアの町。別の学校。
「おい、知ってるか? 最近、シルバリオル学院の連中が、仕事をしてるらしいぜ」
「は? 学生が仕事? 生活に困ってんのか?」
「ちげーよ。ガッコ終わったあと、部活みたいな感じで、企業に勤めてるんだとさ。で、その資金を使って、城郭都市化計画を盛り上げてんだと。城壁にでっかく名前を刻んでもらえるらしいぜ」
「エリート様たちは、楽しげなことやってんなぁ。ま、所詮、俺たちには関係のない話か。ガッコ行って、遊んで、この町じゃ、これぐらいしかやることねえってのに。俺だって、そういうでかいことしたくて、勉強してるってのによ」
「いや、それがな……そのプロジェクト、誰でも参加できるらしいぜ」
「……マジで?」
「ああ、奉公にきたとかいうラーズイッド家の奴が、取り仕切っているらしい。放課後に集まって城壁建築だ。頭のいい奴は資金集め、力のある奴は現場だ。働きに応じて、城壁の高いところに名前を刻んでもらえるらしい……なあ、わくわくしねえか? 城壁だぞ? 何百年も残るぞ? 事実、イシュフォルト図書館なんて3000年も前にできたってのに、未だに現存してるんだ。そんな歴史的建築物になろうとしてる壁に、俺たちの名前が永遠に残るって……ヤバくねえか――」
☆
数日後。ガレオン商会のガレオン社長は、雇った護衛たちと共に。マルイトの町へきていた。
仕事は上々。恙なく取引を済ませ、ご機嫌気分でレストランで食事をとっていた。同伴者は秘書。そして、学院の生徒四名。気前よく食事をおごり、自身は新聞に視線を馳せていた。
「む、むむ! ……もしかして、これがきみたちの手がけているプロジェクトかね?」
護衛学生のトニークに、新聞を渡してみせる。
「ええ、そのようですね」
新聞には、城郭都市化計画のことが書かれていた。現在、バルティアの町では、学生たちが一丸となって資金を集めるために嬉々として働いている。という記事である。
「このシルバンティア領……いえ、ラシュフォール大陸の歴史を見ても、これほどやりがいのある仕事はないでしょう。確実に、このプロジェクトは未来永劫名を残します」
それに関しては同感だった。マルイトにきてからも、ちらほらとプロジェクトの話題は耳にする。情報の早い連中が、すでに意識しているようであった。
「ゆえに、無償で働いておるのかね?」
「無償労働は成り行きです。しかし、本来なら、お金を払ってでも参加したいぐらいです。働きに応じて、高いところに名前を刻んでもらえるそうですからね。今のところ、ラーズイッド卿の御子息リーク様と、ファンサ教授がもっとも高いところに刻まれる予定です。僕も一生懸命働いて、なるべく高いところに名前を残してもらえたらと思います。もしかしたら、貴族よりも高いところかも――」
そう言って、トニークはにっこりと笑って見せた。
「き、貴族よりも?」
「ええ、リーク様がそうおっしゃっております。身分は関係ない。貢献度に応じて、名前を刻むことにする、と」
「ほ、ほう……ちなみに、わしの名前は刻んでもらえたりしないのかね? ほれ、きみたちを雇っているということは、間接的に貢献しているわけで――」
「僕たちに支払われるお金は、僕たちのお金です。僕たちの貢献です。ですので、ガレオン様の名前が刻まれることはないかと。――現状では」
「現状では……? ということは、可能性はあると?」
「ええ、貢献してくださった方々は、すべて刻むと言っています。それは、労働だけでなく……例えば、寄付とかも含まれますね」
「な、なにっ? 寄付をすれば、名を残してもらえるのか?」
「ええ。バルティアに戻ったら、リーク様にお伺いしましょうか――?」
「あー、あいつらやっぱり休学かぁ」「最近、見てねえもんな」「あれだけの事件を起こして休学って、テスラ様優しすぎない?」「無料奉仕させられてるらしいよ」「どちらにしろ、落第ざまぁ」「そうは言うけど、結果として歴史的建築物を守ったんだろ? 凄くね?」
掲示板に貼られているのは、学校新聞。イシュフォルト図書館移転の顛末。そして、事件を起こした生徒たちの処遇である。
「無料奉仕ってなにしてんだろ?」「町のゴミ拾いとか?」「強制労働だろ。城郭都市化計画が始まるっていうしな」「ミトリ様が採石場をつくってるらしいぜ」「肉体労働か。きっついな」
ふと、そこへ渦中の人物であるファンサ教授が現れる。彼女は数枚の新聞を手に、掲示板へと近づいてくる。
「あ、ファンサ教授。戻ってこられたんですか?」
「みんなぁ、お久しぶりです。テスラ様の温情によって、罪は免れましたよ。一年間の休職処分からは逃げられませんけどね。ふふふ」
「なんで、機嫌良さそうなのですか?」
普段はおっとりまったりなファンサ教授。けど、この日のファンサは、のっけからテンションが高かった。
「うふふ、大きな声では言えませんが、奉仕作業が楽しくて楽しくて……。罰というよりも、これはもはやご褒美でぇす。先生だけではなくて、休学中の生徒たちも楽しんでますよ。ほら、これを見てください」
ファンサは掲示板に貼る予定だった新聞を見せつける。そこに書いてあるのは、休学中の生徒たちの勤め先だ。
「こ、こいつら、仕事してるんすか?」「マジかよ、ガレオン商会……ブティック・ベルトチカ……イルミネスデパートとか、超大手じゃん!」「シルバリオル銀行? すげえ!」「テスラ様の屋敷で働いている奴もいるぞ?」「学生の身分で仕事できるって、あり? っていうか羨ましくね?」
生徒のひとりが、憤ってファンサに食いかかる。
「ちょ、ちょっと! ずるくないですか? こいつら、なんでもう働いてるんですか! 俺だって、この歳でシルバリオル銀行に勤められるのなら、休学したいですよ! っていうか、学校行ってる場合じゃないです! 大金動かして、会社を動かしたいんですよ!」「私だって、ベルトチカさんのところで働かせてもらえるなら、学校辞めるわよ」
「教授、こいつらの給料って、どうなってるんです?」
興味津々で、質問を投げかける生徒たち。
「無料奉仕なので給料はナシですよ。お金はすべて、城郭都市化計画に回されます」
「城郭都市化計画って……来年から施行される予定だったあの、バルティア始まって以来の大プロジェクト……」
ざわっと、色めきたつ生徒たち。
「くふふっ……そうでぇす。罪人たる子羊たちは、あのプロジェクトを達成させるために働いているのでぇす。けど、彼らは歴史に名を残しますよぉ? 噂によると、城壁の高いところに生徒の名前を大きく刻むらしいでぇす」
「れ、歴史的建築物に……名前まで刻む」「ず、ずるくない? だって、テスラ様を困らせた罪人でしょ? そ、それなのにいろんな仕事をさせてもらって、寄付までできて、名前まで後世に残せるなんて……」「だ、だよな!」
「――きょ、教授も、このプロジェクトに関わっているんですよね?」
「ん? んん? ふふふ、そのとおり! いやあ幸運でしたねぇ。まさか事件を起こしたら、このような素晴らしき仕事をいただけるとは! 先生も歴史に名を刻みますよぉ! ぬふふふ」
「お、おお、ファンサ教授がトランスしてる」「ってことはマジなのか?」「なんだよそれ!」
「あの……」
気弱そうな少女が、小さく手を挙げて尋ねた。
「わ、私も、その作業のお手伝いをさせてもらうことは可能でしょうか?」
「授業はどうするんですかぁ?」
問い返すファンサ。
「授業は受けます。けど、その……学校が終わった後、課外活動みたいな感じで、企業でお手伝いさせてもらって、そのお金を全額寄付させてもらうってことは……」
生徒たちが、ぶわりと沸いた。
「それいいな!」「企業研修にもなる!」「卒業後も働かせてもらえるかも!」「俺、ギルドの仕事とかやってみたかったんだ!」「そしたら、城壁に名前を刻んでもらったりできるんだろ?」「やろうぜ! っていうか、やらせてくださいよ、教授!」
「……殊勝な心がけですねぇ。面白いじゃないですかぁ。ステキじゃないですかぁ。学院の生徒が一丸となって、国家プロジェクトに挑むなんて! いいですよぉ、このファンサ先生が学院とリークさんにかけあってみましょう!」
☆
バルティアの町。別の学校。
「おい、知ってるか? 最近、シルバリオル学院の連中が、仕事をしてるらしいぜ」
「は? 学生が仕事? 生活に困ってんのか?」
「ちげーよ。ガッコ終わったあと、部活みたいな感じで、企業に勤めてるんだとさ。で、その資金を使って、城郭都市化計画を盛り上げてんだと。城壁にでっかく名前を刻んでもらえるらしいぜ」
「エリート様たちは、楽しげなことやってんなぁ。ま、所詮、俺たちには関係のない話か。ガッコ行って、遊んで、この町じゃ、これぐらいしかやることねえってのに。俺だって、そういうでかいことしたくて、勉強してるってのによ」
「いや、それがな……そのプロジェクト、誰でも参加できるらしいぜ」
「……マジで?」
「ああ、奉公にきたとかいうラーズイッド家の奴が、取り仕切っているらしい。放課後に集まって城壁建築だ。頭のいい奴は資金集め、力のある奴は現場だ。働きに応じて、城壁の高いところに名前を刻んでもらえるらしい……なあ、わくわくしねえか? 城壁だぞ? 何百年も残るぞ? 事実、イシュフォルト図書館なんて3000年も前にできたってのに、未だに現存してるんだ。そんな歴史的建築物になろうとしてる壁に、俺たちの名前が永遠に残るって……ヤバくねえか――」
☆
数日後。ガレオン商会のガレオン社長は、雇った護衛たちと共に。マルイトの町へきていた。
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「む、むむ! ……もしかして、これがきみたちの手がけているプロジェクトかね?」
護衛学生のトニークに、新聞を渡してみせる。
「ええ、そのようですね」
新聞には、城郭都市化計画のことが書かれていた。現在、バルティアの町では、学生たちが一丸となって資金を集めるために嬉々として働いている。という記事である。
「このシルバンティア領……いえ、ラシュフォール大陸の歴史を見ても、これほどやりがいのある仕事はないでしょう。確実に、このプロジェクトは未来永劫名を残します」
それに関しては同感だった。マルイトにきてからも、ちらほらとプロジェクトの話題は耳にする。情報の早い連中が、すでに意識しているようであった。
「ゆえに、無償で働いておるのかね?」
「無償労働は成り行きです。しかし、本来なら、お金を払ってでも参加したいぐらいです。働きに応じて、高いところに名前を刻んでもらえるそうですからね。今のところ、ラーズイッド卿の御子息リーク様と、ファンサ教授がもっとも高いところに刻まれる予定です。僕も一生懸命働いて、なるべく高いところに名前を残してもらえたらと思います。もしかしたら、貴族よりも高いところかも――」
そう言って、トニークはにっこりと笑って見せた。
「き、貴族よりも?」
「ええ、リーク様がそうおっしゃっております。身分は関係ない。貢献度に応じて、名前を刻むことにする、と」
「ほ、ほう……ちなみに、わしの名前は刻んでもらえたりしないのかね? ほれ、きみたちを雇っているということは、間接的に貢献しているわけで――」
「僕たちに支払われるお金は、僕たちのお金です。僕たちの貢献です。ですので、ガレオン様の名前が刻まれることはないかと。――現状では」
「現状では……? ということは、可能性はあると?」
「ええ、貢献してくださった方々は、すべて刻むと言っています。それは、労働だけでなく……例えば、寄付とかも含まれますね」
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