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第37話 お酒は大人になってから
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翌日。
午前中は自由だ。とはいえ、他の来訪者もスピネイルの屋敷に宿泊しているゆえ、挨拶回りで忙しかった。正直なところ、テスラにとっては居心地の悪い時間であった。
昼近くになると『昼食の約束がある』と適当に理由を言って、ファンサたちと外出。夕刻まで、町を回って時間を潰す。
噂の魔物園を見に行った。二年前にきた時は忙しくて見ることができなかったが、今回はじっくりと回れた。獰猛な魔物や、飼育方法が難しいはずの魔物を、見世物にできるとは見事としか言いようがなかった。
いちばんの目玉であるレッドドラゴンに関しては、人によって思うこともあるだろう。窮屈そうな檻に、雨ざらしのまま飼われている。火炎を吐かれて困るゆえに、口は鎖で固く閉ざされていた。そういう『思うところ』も含めて、この魔物園には価値があるとテスラは思った。
夕刻になると、屋敷へ戻って着替える。女性であれば、ドレスがベターなのだろうが、領主としての威厳のために躊躇った。露出の少ない貴族服で挑むことにする。会場には貴族しか入られないので、ファンサたちは、自由にするよう言っておく。
広い会場に、ひとり足を踏み入れるテスラ。真っ赤な絨毯と煌びやかなシャンデリアに挟まれた空間。虚栄心に塗り固められたゲスト溢れる立食パーティの場。いや、虚栄心があるのはテスラも同じか。威厳を意識している以上、彼らと五十歩百歩なのだろう。
「ようこそ、テスラ様。ワインはいかがなさいます? 赤に白、ロゼもございますが?」
「オレンジジュースを」
ウェイターにノンアルコールを注文する。実を言うと、テスラは酒が飲めない。ちなみに、ぶどうジュースの方が好みなのだが、こういう場だと、間違えてワインを手にしてしまうこともあるので、あえてわかりやすくオレンジジュースを選ぶことにしている。
「おお、これはこれはテスラ様ではありませんか」
愛嬌のある中年が、機嫌良さそうに近寄ってきた。
「おや、ラーズイッド伯爵」
バシーク・ラーズイッド公爵。リークの父である。彼も招待されていたようだ。握手を求め、応じるテスラ。
「息子のリークがお世話になっております。ご迷惑をかけてはおりませんか?」
「迷惑など、とんでもない。彼は類い希なる才能をお持ちですな。むしろ、私の方が助けられているほどです」
「おお、そうですか」と、嬉しそうに頬を緩めるラーズイッド公爵。
「魔力も強く、民をまとめるのも上手い。ラーズイッド家は、安泰と言ってもいいでしょう。素晴らしい後継者をお持ちで」
「テスラ様にそう言っていただけるとは光栄です。もしよろしければ、お互いの御家の繁栄のために縁談なども……」
「はは、前向きに検討したいですね」
「そうですか! ぜひとも!」
普段からリークにははぐらかされているが、テスラとしては本音で縁談を進めたいと思っている。目下のところ、従兄弟であるミトリが嫁に行ってくれるとありがたい。テスラが婿にもらいたいところだが……跡取り息子をもらうのは難しいのではないか。むう。
軽く会話を交わしながら、きょろきょろと辺りを見回すテスラ。そして、お目当ての人物を見つける。
「ちと、失礼」
テスラが視線をやる。すると、ラーズイッド卿も理解したのだろう。この場にきたのなら、何をおいても先に挨拶をしておかねばならない相手がいることに。
「ええ、ではまた」そう言い残して、ラーズイッドと離れる。そして、そのお目当ての人間に近づくテスラ。
「――バルトランド公爵」
「おお、テスラか!」
50を越えた老齢。しかし、その肉体は衰えて折らず、未だ甲冑を纏って荒野を駆け、自ら賊を討伐する猛将。真っ白な髭は衰えよりも威厳を醸し出している。身長は2メートル近い。本日は、漆黒の衣装を纏っての参加である。
「久しぶりです。公爵には、いつも格別のお引き立てにあずかり、厚くお礼申し上げます」
「堅苦しいぞ、テスラ。――最近は王都でも、おまえの噂で持ちきりだ。城郭都市化計画が始まったらしいじゃないか」
「は……。壁は民に安心をもたらします。あらゆる魔物や賊から、財産を守ることができます」
「うむ。同感である。壁は、精神的な恐怖から心を守るものだ。戦のためにあるだけではない」
「ごもっともです」
「だが、イシュフォルト図書館の件はいただけんな」
「は……」
「魔法を使って移転したのではないのか? せめて、陛下に報告ぐらいするべきだ。黙っていたら、おぬしの心証が悪くなる」
「報告……?」
おかしい。その件に関しては、ちゃんと使いの者をやっているはずなのだが――。
「ごまかせると思うたか? それとも、気づかぬと思うたか? ――おぬしの手腕は見事だ。陛下も評価している。だからといって、自由に振る舞っていいわけではない」
「いえ、それに関してはバルティアから――」
使者を何度も送っていると弁明しようとしたその時、タイミングを見計らったようにスピネイルがやってくる。
「これはこれは、テスラ様」
「……スピネイル卿」
「話を聞いてしまいましたが……。もしかして、図書館の件を陛下に報告していなかったのですか?」
言いながら、含みのある笑みを浮かべるスピネイル。違うもん。ちゃんと報告しようとしたもん。――とはいえ、取り繕ったところでいいわけにしかならない。スピネイルの嫌味はともかく、連絡が行き届いていないのが事実ならば、テスラに落ち度がある。
「バルトランド公爵。どうやら、こちらの方で手違いがあったようです。陛下に報告したつもりが、不備があったようで――後日、改めて私自身が報告に参ります」
「うむ。その方が良いだろうな」
深々と頷くバルトランド公爵。そのタイミングで、他の貴族がバルトランドに挨拶に割って入ってしまった。会話の輪から弾き出されてしまう。
「ふふ、どうしました、テスラ様。聡明なあなたが、図書館の報告を怠るとは」
「ああ、私の落ち度だな」
「そうは思えません。三度ほど、使者を送ったのではないのですか? ねえ? 道中事故にでも遭われたのでしょうか? それとも、使者が手紙を握りつぶしたとか。ふふ」
と言って、したり顔のスピネイル。含みのある物言いに、さすがのテスラも察した。軽蔑のまなざしを彼に向ける。
「……卿の仕業か?」
「これはこれは、なにゆえこの私がそのようなことをしなければならないのです?」
驚いた顔の裏にかすかな笑みと余裕。そういうことか。なるほど白々しい。三度も使いを出したことは、テスラと犯人しか知り得まい。あえて口にすることで挑発しているわけか。事故の報告は受けていないので、使者を買収したのだろう。――腹立たしいが、ここで問い詰めても仕方がない。証拠もない。
ちょうど注文したオレンジジュースが運ばれてくる。
「おい、きみ。テスラ様にオレンジジュースとは失礼ではないか」
「も、もうしわけございません。し、しかし――」
「私が頼んだのです。下戸ですので」
「なにを仰るやら。オレンジジュースなど、今をときめくテスラ様に相応しくない。ああそうだ。せっかくなのでクレルハラート自慢のワインを飲んでいただきたい。クラジュ・コンティがいいでしょう。バルトランド公爵も飲まれている三十年物です。酒が苦手でもアレなら気に入っていただけるでしょう。――きみ、用意したまえ」
「いえ、自分は本当に酒が駄目で――」
そこまで言うと、周囲の貴族たちがひそひそ話を始める。
「スピネイルの行為を無碍にするのか」「つれない御方よ」「付き合いが悪いのか」「調子に乗っておられるようで」
子供のいじめか! これは。いや、アルハラだから大人のいじめだ! いや、こうなることはわかっていたのだ。これだから社交の場は嫌なのだ。というか、スピネイルも嫌がらせでやっているのだろう。テスラとしては『あーあ、始まったか』といった感じだ。
テスラのことが嫌いな貴族連中も、そこはかとなく集まってきている。スピネイルのいじめをにやにやと眺め始めた。
「私の好意は受け取れません、か?」
挑戦的な言葉を向けるスピネイル。断りづらい言い回しをしやがって。
「意地悪を言わないでください。せっかくのパーティ。素面で楽しみたいものです」
「そうですか。まあ、破竹の勢いで勢力を伸ばすシルバリオル家の領主様がそうおっしゃるのであれば仕方ありませんねぇ」
周囲から、くすくすという笑いが漂った。この空気感から、テスラは始まったかと思った。――シルバリオル家の吊し上げが。
ここからは虐めというよりも舌戦となるだろう。周囲の会話が少なくなる。そして、周囲の貴族たちの注目が集まる。離れたところでバルトランド公爵も意識を向けていた。
午前中は自由だ。とはいえ、他の来訪者もスピネイルの屋敷に宿泊しているゆえ、挨拶回りで忙しかった。正直なところ、テスラにとっては居心地の悪い時間であった。
昼近くになると『昼食の約束がある』と適当に理由を言って、ファンサたちと外出。夕刻まで、町を回って時間を潰す。
噂の魔物園を見に行った。二年前にきた時は忙しくて見ることができなかったが、今回はじっくりと回れた。獰猛な魔物や、飼育方法が難しいはずの魔物を、見世物にできるとは見事としか言いようがなかった。
いちばんの目玉であるレッドドラゴンに関しては、人によって思うこともあるだろう。窮屈そうな檻に、雨ざらしのまま飼われている。火炎を吐かれて困るゆえに、口は鎖で固く閉ざされていた。そういう『思うところ』も含めて、この魔物園には価値があるとテスラは思った。
夕刻になると、屋敷へ戻って着替える。女性であれば、ドレスがベターなのだろうが、領主としての威厳のために躊躇った。露出の少ない貴族服で挑むことにする。会場には貴族しか入られないので、ファンサたちは、自由にするよう言っておく。
広い会場に、ひとり足を踏み入れるテスラ。真っ赤な絨毯と煌びやかなシャンデリアに挟まれた空間。虚栄心に塗り固められたゲスト溢れる立食パーティの場。いや、虚栄心があるのはテスラも同じか。威厳を意識している以上、彼らと五十歩百歩なのだろう。
「ようこそ、テスラ様。ワインはいかがなさいます? 赤に白、ロゼもございますが?」
「オレンジジュースを」
ウェイターにノンアルコールを注文する。実を言うと、テスラは酒が飲めない。ちなみに、ぶどうジュースの方が好みなのだが、こういう場だと、間違えてワインを手にしてしまうこともあるので、あえてわかりやすくオレンジジュースを選ぶことにしている。
「おお、これはこれはテスラ様ではありませんか」
愛嬌のある中年が、機嫌良さそうに近寄ってきた。
「おや、ラーズイッド伯爵」
バシーク・ラーズイッド公爵。リークの父である。彼も招待されていたようだ。握手を求め、応じるテスラ。
「息子のリークがお世話になっております。ご迷惑をかけてはおりませんか?」
「迷惑など、とんでもない。彼は類い希なる才能をお持ちですな。むしろ、私の方が助けられているほどです」
「おお、そうですか」と、嬉しそうに頬を緩めるラーズイッド公爵。
「魔力も強く、民をまとめるのも上手い。ラーズイッド家は、安泰と言ってもいいでしょう。素晴らしい後継者をお持ちで」
「テスラ様にそう言っていただけるとは光栄です。もしよろしければ、お互いの御家の繁栄のために縁談なども……」
「はは、前向きに検討したいですね」
「そうですか! ぜひとも!」
普段からリークにははぐらかされているが、テスラとしては本音で縁談を進めたいと思っている。目下のところ、従兄弟であるミトリが嫁に行ってくれるとありがたい。テスラが婿にもらいたいところだが……跡取り息子をもらうのは難しいのではないか。むう。
軽く会話を交わしながら、きょろきょろと辺りを見回すテスラ。そして、お目当ての人物を見つける。
「ちと、失礼」
テスラが視線をやる。すると、ラーズイッド卿も理解したのだろう。この場にきたのなら、何をおいても先に挨拶をしておかねばならない相手がいることに。
「ええ、ではまた」そう言い残して、ラーズイッドと離れる。そして、そのお目当ての人間に近づくテスラ。
「――バルトランド公爵」
「おお、テスラか!」
50を越えた老齢。しかし、その肉体は衰えて折らず、未だ甲冑を纏って荒野を駆け、自ら賊を討伐する猛将。真っ白な髭は衰えよりも威厳を醸し出している。身長は2メートル近い。本日は、漆黒の衣装を纏っての参加である。
「久しぶりです。公爵には、いつも格別のお引き立てにあずかり、厚くお礼申し上げます」
「堅苦しいぞ、テスラ。――最近は王都でも、おまえの噂で持ちきりだ。城郭都市化計画が始まったらしいじゃないか」
「は……。壁は民に安心をもたらします。あらゆる魔物や賊から、財産を守ることができます」
「うむ。同感である。壁は、精神的な恐怖から心を守るものだ。戦のためにあるだけではない」
「ごもっともです」
「だが、イシュフォルト図書館の件はいただけんな」
「は……」
「魔法を使って移転したのではないのか? せめて、陛下に報告ぐらいするべきだ。黙っていたら、おぬしの心証が悪くなる」
「報告……?」
おかしい。その件に関しては、ちゃんと使いの者をやっているはずなのだが――。
「ごまかせると思うたか? それとも、気づかぬと思うたか? ――おぬしの手腕は見事だ。陛下も評価している。だからといって、自由に振る舞っていいわけではない」
「いえ、それに関してはバルティアから――」
使者を何度も送っていると弁明しようとしたその時、タイミングを見計らったようにスピネイルがやってくる。
「これはこれは、テスラ様」
「……スピネイル卿」
「話を聞いてしまいましたが……。もしかして、図書館の件を陛下に報告していなかったのですか?」
言いながら、含みのある笑みを浮かべるスピネイル。違うもん。ちゃんと報告しようとしたもん。――とはいえ、取り繕ったところでいいわけにしかならない。スピネイルの嫌味はともかく、連絡が行き届いていないのが事実ならば、テスラに落ち度がある。
「バルトランド公爵。どうやら、こちらの方で手違いがあったようです。陛下に報告したつもりが、不備があったようで――後日、改めて私自身が報告に参ります」
「うむ。その方が良いだろうな」
深々と頷くバルトランド公爵。そのタイミングで、他の貴族がバルトランドに挨拶に割って入ってしまった。会話の輪から弾き出されてしまう。
「ふふ、どうしました、テスラ様。聡明なあなたが、図書館の報告を怠るとは」
「ああ、私の落ち度だな」
「そうは思えません。三度ほど、使者を送ったのではないのですか? ねえ? 道中事故にでも遭われたのでしょうか? それとも、使者が手紙を握りつぶしたとか。ふふ」
と言って、したり顔のスピネイル。含みのある物言いに、さすがのテスラも察した。軽蔑のまなざしを彼に向ける。
「……卿の仕業か?」
「これはこれは、なにゆえこの私がそのようなことをしなければならないのです?」
驚いた顔の裏にかすかな笑みと余裕。そういうことか。なるほど白々しい。三度も使いを出したことは、テスラと犯人しか知り得まい。あえて口にすることで挑発しているわけか。事故の報告は受けていないので、使者を買収したのだろう。――腹立たしいが、ここで問い詰めても仕方がない。証拠もない。
ちょうど注文したオレンジジュースが運ばれてくる。
「おい、きみ。テスラ様にオレンジジュースとは失礼ではないか」
「も、もうしわけございません。し、しかし――」
「私が頼んだのです。下戸ですので」
「なにを仰るやら。オレンジジュースなど、今をときめくテスラ様に相応しくない。ああそうだ。せっかくなのでクレルハラート自慢のワインを飲んでいただきたい。クラジュ・コンティがいいでしょう。バルトランド公爵も飲まれている三十年物です。酒が苦手でもアレなら気に入っていただけるでしょう。――きみ、用意したまえ」
「いえ、自分は本当に酒が駄目で――」
そこまで言うと、周囲の貴族たちがひそひそ話を始める。
「スピネイルの行為を無碍にするのか」「つれない御方よ」「付き合いが悪いのか」「調子に乗っておられるようで」
子供のいじめか! これは。いや、アルハラだから大人のいじめだ! いや、こうなることはわかっていたのだ。これだから社交の場は嫌なのだ。というか、スピネイルも嫌がらせでやっているのだろう。テスラとしては『あーあ、始まったか』といった感じだ。
テスラのことが嫌いな貴族連中も、そこはかとなく集まってきている。スピネイルのいじめをにやにやと眺め始めた。
「私の好意は受け取れません、か?」
挑戦的な言葉を向けるスピネイル。断りづらい言い回しをしやがって。
「意地悪を言わないでください。せっかくのパーティ。素面で楽しみたいものです」
「そうですか。まあ、破竹の勢いで勢力を伸ばすシルバリオル家の領主様がそうおっしゃるのであれば仕方ありませんねぇ」
周囲から、くすくすという笑いが漂った。この空気感から、テスラは始まったかと思った。――シルバリオル家の吊し上げが。
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