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秘匿された事実
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「…わかりました。
私は、ギルベール様と婚約をします。」
私がそう言うと、カルファは感動したように、
「わ~~~!!アンジュ様ならそう言ってくれると思ってました~~!」
その後にカルファは小声で、
「…まぁ、個人的には成功率100%だったんですけど。」
「聞こえてますよ?」
「…コホン。」
カルファは咳き込みをした。そのあとに、
「そういえば、アンジュ様はいつからこの家に住みますか?」
…そうだった、私は王家を追い出されたんだった。
「…正直、今日からでも住み始めたいけれど。
ギルベール様に話してからでしょう?」
「良いですよ、今日から住みますか??」
…ん?
「ギルベール様に話すんじゃなかったの?」
「あ、そっか。ギルベール様に話さないといけないんですね!」
(…もしかして、この従者ポンコツ…?)
と一つ疑問が生まれた。
私がそう考えていると、カルファは、
「じゃあ、今話しにいきますか?」
「…え?
今、この屋敷にギルベール様いたの??」
「はい、ずっと。
いつもギルベール様は執務部屋に籠り切りですから。」
何も物音がしないから、てっきりいないものだと思ってた。
…あれ?
「ギルベール様って騎士なんだよね…??」
「はい、我が主は騎士ですよ?」
「…じゃあなんで執務部屋に籠ってんの…??」
普通の騎士なら王都の防衛などで、仕事中は外に出るはずだ。
私が考えていると、カルファは驚きの答えを口にした。
「あぁ、そうでした。これは公にされてないんでしたね。
ギルベール様は、騎士ですが、剣の腕前や身体能力は下の下なんです。」
…え??
私が困惑していると、カルファは続けて
「ですが…、我が主には長けている、長け過ぎている所があります。
それは、頭脳です!
そのため、この国の状況などを執務室に籠り切りで観察し、その都度結果を騎士団に送っているんです。
…いわゆる、司令塔みたいな??」
…なるほど。
舞踏会などにギルベール様が出ないのは、単に女嫌いっていうのもあるけれど、
国の頭脳を、公にしたくないっていう騎士団の根回しもあるのかもしれないわね。
なんせ、元王女の私でも知らなかったんだもの。相当秘匿されていたのかもしれない事実だわ…。
「まぁ、お堅い事は気にせずに、ギルベール様に会いにいきましょ~!!」
カルファが走って行ってしまったので、私も走って会いに行くしかなくなってしまった。
正直、心配だ…。
女嫌いのギルベール様が、すんなり…分かった、婚約しよう、なんて言うはずないもの。
執務室の前についた。
「ここに、ギルベール様がいらっしゃいます。
そんなに心配しなくても、大丈夫ですよ。
ギルベール様は怖いけど、優しい人ですから!」
カルファが言う。
そして私に返答の隙をあたえずに、カルファは突撃した。
「ギルベ~~ル様!!
ギルベール様に、是非婚約してほしい女の子がいます!」
こうして、私はギルベール様と対面するのだった。
私は、ギルベール様と婚約をします。」
私がそう言うと、カルファは感動したように、
「わ~~~!!アンジュ様ならそう言ってくれると思ってました~~!」
その後にカルファは小声で、
「…まぁ、個人的には成功率100%だったんですけど。」
「聞こえてますよ?」
「…コホン。」
カルファは咳き込みをした。そのあとに、
「そういえば、アンジュ様はいつからこの家に住みますか?」
…そうだった、私は王家を追い出されたんだった。
「…正直、今日からでも住み始めたいけれど。
ギルベール様に話してからでしょう?」
「良いですよ、今日から住みますか??」
…ん?
「ギルベール様に話すんじゃなかったの?」
「あ、そっか。ギルベール様に話さないといけないんですね!」
(…もしかして、この従者ポンコツ…?)
と一つ疑問が生まれた。
私がそう考えていると、カルファは、
「じゃあ、今話しにいきますか?」
「…え?
今、この屋敷にギルベール様いたの??」
「はい、ずっと。
いつもギルベール様は執務部屋に籠り切りですから。」
何も物音がしないから、てっきりいないものだと思ってた。
…あれ?
「ギルベール様って騎士なんだよね…??」
「はい、我が主は騎士ですよ?」
「…じゃあなんで執務部屋に籠ってんの…??」
普通の騎士なら王都の防衛などで、仕事中は外に出るはずだ。
私が考えていると、カルファは驚きの答えを口にした。
「あぁ、そうでした。これは公にされてないんでしたね。
ギルベール様は、騎士ですが、剣の腕前や身体能力は下の下なんです。」
…え??
私が困惑していると、カルファは続けて
「ですが…、我が主には長けている、長け過ぎている所があります。
それは、頭脳です!
そのため、この国の状況などを執務室に籠り切りで観察し、その都度結果を騎士団に送っているんです。
…いわゆる、司令塔みたいな??」
…なるほど。
舞踏会などにギルベール様が出ないのは、単に女嫌いっていうのもあるけれど、
国の頭脳を、公にしたくないっていう騎士団の根回しもあるのかもしれないわね。
なんせ、元王女の私でも知らなかったんだもの。相当秘匿されていたのかもしれない事実だわ…。
「まぁ、お堅い事は気にせずに、ギルベール様に会いにいきましょ~!!」
カルファが走って行ってしまったので、私も走って会いに行くしかなくなってしまった。
正直、心配だ…。
女嫌いのギルベール様が、すんなり…分かった、婚約しよう、なんて言うはずないもの。
執務室の前についた。
「ここに、ギルベール様がいらっしゃいます。
そんなに心配しなくても、大丈夫ですよ。
ギルベール様は怖いけど、優しい人ですから!」
カルファが言う。
そして私に返答の隙をあたえずに、カルファは突撃した。
「ギルベ~~ル様!!
ギルベール様に、是非婚約してほしい女の子がいます!」
こうして、私はギルベール様と対面するのだった。
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