最強竜騎士~ドラゴンの絆~神々の裁きの聖戦

影葉 柚希

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9章

78話「心から君が愛おしい(R18)」

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 ハルトの元にアルスが戻ってきたと同時にハルトは風呂場にアルスから連行されて連れ込まれていた。ハルトの手でアルスを清めて欲しいと言わないばかりの行動にアルスの愛情を感じてしまう。
 アルスの身体にはまだ神官の女性の香りが残っていた、がハルトはその香りを上書きするかの様にアルスを抱き締め、共に頭からシャワーを浴びながら口付けを交わす。濃厚かつ繊細な口付けにハルトもアルスも共に集中してお互いを味わっていく。
「んんっ」
「ふっ」
 ピチャピチャと舌同士の絡まる水音が響き、酸素を求めて呼吸をする合間すら与えない程の濃厚な口付け。ハルトの右手がアルスの服を脱がしていくと同時に、ハルトの服をアルスが脱がしていく。
 触れ合う肌と肌の温もりと頭から感じる温かい湯の温もり。耳に入るのは舌同士の絡まる水音にシャワーの音。
 アルスの上半身を裸にしたハルトは唇を離して鎖骨部分に吸い付き、赤い華を散らして残していく。ハルトの頭を抱き締めながらアルスはピクピクと身体を震わせて吐息を漏らしていく。
「はっ、あんっ」
「ん……アルス……」
 アルスの名を呼びながら鎖骨、胸元、へそにと赤い華を散らしていくハルトをアルスは受け入れている。狭いバスタブの中でもつれあいながら身体を弄られて、それだけでも快感を感じている自分の身体を浅ましく思う事はない。
 ハルトの右手と左手がアルスのズボンを下着事脱がして裸にすると、股間の部分には既に兆しを見せている息子をアルスは隠そうともせずに見せていた。真っ赤にはなっているのを左目で見ていたハルトが微笑みながら息子にそっと手を添える。
「あっ、んんっ」
「こんなに感じてくれていたんだね……女性より僕のテクニックのがいいって思わせてあげる」
「そん、なの……あっん、ハルトのが、いいにっ……決まっているっ」
「ふふっ、それは嬉しいなぁ。でも、それだけじゃ僕は満足しないのもアルスは理解してくれているでしょ? いい声で啼いてね?」
 ハルトの顔がアルスの息子に近寄りパクっと口に含んで唇で硬さを高めていき始める。それだけでも余裕を奪われてしまい兼ねないアルスはバスタブの縁に手を置いて快感をやり過ごす事でなんとか理性を保っていた。
 先走りを滲ませ始めるアルスの息子をジュプジュプと音を立てながら唇で愛撫しているハルトの唇には、アルスの息子から滲む先走りがグロスの様にハルトの唇を光らせていた。根元から先端にまで時間をたっぷりと掛けて上下に唇で扱きながら愛撫すると、アルスの身体はどんどんピンク色に染まっていく。
「あっあっ、やっ、出るっ」
「ん。出していいよ? 飲んであげるから」
「ひゃ、っ……あっ!」
 ドクンと脈打つ息子から薄くはなっているものの、精液が射精されてハルトはそれを愛おしそうに飲み下していく。味わって、そして、大事そうに飲み干すと唇を離す。
 アルスは射精後の倦怠感を味わいながらも、どうにか身体を起こしてハルトに寄り掛かる。そして、右手をハルトのズボンの股間部分に添えてグリグリと刺激を与える様に撫で回し始める。
 ハルトの股間もすぐに膨らみを見せ始め、ハルトが感じてくれている事を嬉しく思うアルスはハルトのズボンと下着を脱がし裸にする。そして、ハルトにされた様にハルトの息子を口に含み、丁寧に愛撫をし始めた。
「はぁ、んんっ」
「んっんっ……んまぁい……」
「エッチな顔……そんなに僕のが美味しい?」
「ハルトのは俺だけの……っん、出してくれよ?」
「ふふっ、沢山飲んでね……あっ」
 アルスの口一杯にハルトの息子が面積を持って行くのをアルスは喜んで受け入れる。頭を前後に動かしてバキュームの様に喉を締めながらフェラしていくと、アルスの頭におかれたハルトの手に力が入る。
 感じている、それが分かる事にアルスは心からハルトが愛おしくなっていく。そして、同時にハルトの精液を飲みたい衝動に囚われてフェラを更に激しくしていく。
 アルスの口の中の締まり具合がいい事もあって、ハルトの限界は意外と早く訪れそうになっていた。ハルトの手がアルスの頭を抑え込んで徐々に射精を促してくるアルスの舌先の動きに合わせてハルトの息子が脈打ちし始める。
「はぁ、出そう……飲める?」
「んっ、ふぁいじょうふ……」
「あっ、そんなにしたら……出るっ、イクっ」
「んんっ……ぷはぁ、はぁ、はぁ、沢山出たな……? 女だけじゃ満足出来なかったか?」
「はぁぁ……、アルスの口だと思ったら女性のより気持ちいいんだもん。ほら、僕のをもう一回育てて。ここに欲しいでしょ?」
「あっん……ん、ハルトが欲しい……」
 アルスの口に射精したハルトは体力の多さもあってすぐに回復していた。アルスも射精された精液の多さに微笑みを浮かべながら、尻の穴にジワリと熱が灯るのを感じて物足りなさを感じていたのもあって、ハルトの息子を右手でシコシコと扱きながら育てていく。
 扱いている間にハルトはアルスの尻の穴に指を沿わせてクプっと挿入していく。その刺激にアルスは腰を揺らしながらもハルトの息子を大事そうに扱き続けていた。
 時折口に息子を近付けて舐めたりしつつもハルトの息子を大事に臨戦態勢にまで育てていくのはアルスには幸せな時間だった。ハルトもアルスの穴が裂けない様にする為に念入りに解していく様に指の抜き差しを繰り返す。
「あっあっ……気持ちいいっ……もっと、もっとハルトが欲しいっ」
「ん、アルスのここはヒクヒクしている。ピンク色してて、それが余計にエッチ。アルス、僕以外の男は知らないの?」
「1人だけ、1人だけ知っているが……あぁん、そいつよりハルトのが気持ちいいっ」
「1人だけ……ふぅん。その人より僕のが相性いいの?」
「ハルトのがいい、ハルトのデカちんぽのが俺は好きッ」
「ん……アルス、お尻をこっちに向けて、高く持ち上げて?」
「はぁ……こ、こうか?」
「ん、いい子。それじゃお待ちかねのデカちんぽ、入れてあげる」
「ふぁぁぁぁ! あっあ! 入ってくるぅぅぅ!」
 アルスが頑張って育てたハルトの息子は最大にまで膨らみを見せており、それがアルスの尻の穴にズブズブと侵入をしてくる。それの侵入される感覚すらもアルスには快感に変わっており、全てが侵入されるまでの間にアルスは脳イキをしていた。
 根元まで侵入させたアルスの尻の穴の具合は最高で、ハルトは包まれている感覚に微笑みを浮かべながらアルスの細い腰を両手を使ってしっかり固定すると、パンパンと腰を打ち付け始める。バスタブにはシャワーで溜まった湯が入っており、腰を打ち付ける度に湯が跳ねてアルスのアクア色の髪を濡らしていく。
 ガツガツと言ってもいい程の強い腰の打ち付けにアルスは最初から雌の様な喘ぎ声で啼きながら、尻の穴を締め付けていた。それだけでも気持ちいいのにハルトはアルスの息子に手を添えて握り込むと前後に扱きながら前立腺を突き上げていく。
「おっおっ、あっはぁん! やっ、それ気持ちいい! もっと! もっと犯してっ!」
「こんなにしてもアルスは嫌がらないよね。そんなにドMな性格が隠されているのかな? ほら、こっちはまだまだ足りなさいって言っているよ?」
「あぁん! 気持ちいい! 良すぎてバカになるっ!」
 アルスの息子に爪を立てて先端を刺激するだけで、尻の穴の締まりは最高になっていく。それを与えているハルトの息子を咥えている尻の穴はギュウギュウに締め付けをしては離そうとはしない。
 ハルトは息子への刺激とアルスの息子への刺激を同じ様に与えながら、しっかりとアルスの前立腺を突き上げつつ、簡単にイかない様に射精管理も行い始めていた。アルスは簡単に射精出来ない事に喜びを見せて、自分からも腰をヘコヘコと動かして前立腺へ当たる様に動かしている。
 アルスの尻の中は本当に締め付けが女の膣と同じ程であるとハルトは感じていた。だからこそ、雄としての本能が目を覚ましてアルスを次第に雌の様に扱っていく。
「アルス、もっとここを感じて。そしたらもっと気持ちいいから」
「あっ、はぁん! そこ、ダメダメ! 気持ちいいからぁ!」
「ふふっ、アルスのケツマンコは本当に僕のを咥えて離さないんだから。そんなに気持ちいい?」
「いいっ! あぁ! ハルト以外ダメだってばぁ!」
「そんないい子のアルスにはこうしてあげる……」
「ふぁぁぁ!」
 アルスの身体を抱き起こし背面座位にして、下からガツガツと腰を打ち付けるとハルトの息子がより深い位置にまで飲み込まれていく。それが快感に変わってアルスの身体を麻痺させていく。
 アルスはしきりに射精したさを訴えていたが、どんどん射精に伴って尻でイク事も覚えていた。ハルトがラストスパートを掛けるべくアルスの前立腺を一気に強めの突き上げを開始する。
 その突き上げにアルスは視界がバーストするんじゃないかと思う位にチカチカとしては、尻をギュゥゥゥと締め上げる。それがたまらないハルトはアルスの乳首を背後から摘まんで刺激を上からも下からも与えていくとアルスが限界を訴える。
「あぁぁぁ! イク! イク! イッちまう!」
「いいよ。一杯出して? そして、中に沢山出してあげる」
「ひゃぁぁぁぁぁ!!!」
 クプッと湯の中に白い精液を射精したアルスの尻の中に熱い精液が注ぎ込まれている事を感じながらアルスは恍惚とした表情を浮かべていた。その中に感じる精液こそがアルスをアルスとして幸せに導く男の精子だと理解しているから。
 クタリとしているアルスの尻から息子を引き抜いたハルトはアルスを抱き締めてそっと呟く。その言葉にアルスも微笑みを浮かべて寄り添う。
「気持ち良かった……誰よりもアルスとじゃないとこの快感は味わえないよ」
「俺も……。ハルトじゃないと俺の身体は満たされない……愛しているハルト」
「僕も愛している。もう誰よりも愛してあげるねアルス」
「んっ、約束だかんな」
「うん、約束」
 触れ合う口付けを交わしながらアルスとハルトはそっと寄り添っていた。2人の魂がこうして満たされて、繋がって、そして、永遠の絆を結んでいくのは決められているのだろう――――。
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