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青銅騎士は花冠の美女を救う〜王女は恋に堕ちない〜
10)残念な兄とリリーベル
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「今王都で一番ホットな話題を聞いたんだけど、リリは知ってるか?」
クルド殿下と視察をした翌日の午前中に、噂を聞きつけたサミュエルが私の部屋にやって来た。
「また油を売りに来たのか、妹の部屋に押しかける以外にする事は無いのか、エル」
くだらない話を始める前にサッサと追い出そうとするが兄も負けていない。
「おやおや『素敵な恋人』がいる女性とは思えない態度だな、リリ」
持参した茶菓子を侍女に渡してお茶を頼むと、サミュエルはニヤけ顔でソファに腰掛けた。
「誰の話だ『素敵な恋人』等ここには居ない」
無駄に早耳な兄に冷ややかな対応をすると、サミュエルは嘘くさく困っている振りをする。
「やれやれ、遂にリリの恋愛脳が覚醒したのかと祝いの菓子まで持参したのに、酷い扱いだな」
侍女がお茶と茶菓子を並べて立ち去ると、兄は手足を伸ばして寛いだ。
「あの噂は色々な偶然が重なり誤解された結果で、誇張もされてるし私達の本意じゃない」
「お前はそうでも、クルド殿下の考えは違うかも知れないだろ?」
薔薇の花を贈られたのは正直よく分からないが、何度も舌打ちしていた事を考えると、おそらく彼も私と同じ気持ちだろう。
「誰もがお前と同じお花畑だと思うなよ、エル、少なくとも私とクルド殿下は違う」
「ふ~ん、でも噂で聞いた内容を考えると魔術か魔法、それに近いもので起きた現象に思えるし、その中心にいたのはクルド殿下だろ?」
「つまり何が言いたいんだ?」
「僕が思うに、あの現象はクルド殿下がリリの為に起こした、求愛パフォーマンスじゃないか?」
ロイヤルブルーの瞳を輝かせてとんでも発言をする兄に私はガックリと項垂れた。
…まさか兄の頭の中にあるお花畑がこれほど広がっていたとは…
「男のくせに夢を見過ぎだ、エル」
「でも、お前とクルド殿下は熱愛中だと思われてるぞ、もう婚約しても良いんじゃないか?」
サクサクお菓子を食べるサミュエルがお茶を勧める感じでサラッと婚約を勧めてきて、私は軽くイラッとする。
「黙れ、これからも私の部屋で茶菓子を食べたければ、この話は終わりだ」
話を強制終了されたサミュエルは垂れ目でじっとりと私を見るも、黙ってお茶を飲む。
そこへ私の専属護衛を務める白騎士のライザが急いで相談したい事が有ると入室許可を求めたので、私は直ぐに彼女を部屋に通した。
「リリーベル殿下、貴重なお時間を頂き有難うございます」
「いい、お前と私の仲だ気にするな、エル、お前は気にしろ、この部屋から出て行け」
ライザが来ても平然と居座る兄を、厳しい口調で追い出しにかかる。
「まあまあ、ライザの話は僕も聞いた方が良くないか、ライザはどうしたい?」
サミュエルが無駄にキラキラ王子様スマイルでライザを見つめると、騎士とは言え年頃の令嬢でも有るライザの頬が染まる。
「サミュエル殿下もご存じのアレンについての相談ですので、聞いて頂けると心強いです」
「ああ、元白騎士のアレンか、確かライザとは深い関係だったな、早速話を聞こうじゃないか」
…私に相談しに来たのに何故兄が仕切る、そして、ここは私の部屋なのに何故自分の部屋より寛いでいる…
色々釈然としないが、私は取り敢えず兄と一緒に話を聞くことにした。
「そこに座って話を聞かせてくれ、ライザ」
「有難うございます、実は昨日広場に人が集中していた時、アレンの知人女性が攫われたらしく、彼が魔塔にいるリヒャルト・ホーキング卿に連絡を取りたいと、私に連絡して来たんです」
「よし、分かった、リリ、直ぐリヒャルトに連絡を取って此処に来る様に言ってくれ」
ライザから話の触りを聞いただけで、サミュエルが安請け合いをする。
「待て、リヒャルトだって忙しいんだ、今すぐなんて無理は言えない、勝手な事を言うな!」
日夜、不眠と戦いながら魔術の研究に没頭する若き天才魔術師、王族とは言えそんな彼を簡単に呼び出す訳にはいかない。
「女性が攫われたんだぞ、直ぐに対応しなければ彼女の身が危ないだろ」
サミュエルがキリッとした顔で私を叱責する。
…これはアレだ、女が絡む時だけ熱心になる、いつもの残念な兄のパターンだ…
「分かった、文官を呼ぶから暫し待て」
残念な兄を諭すことは諦め、エルと私の連名で作成した呼び出し状を持たせて、リヒャルトを呼び出した。
そしてリヒャルトが来るまでの間、私達はライザから詳しい事情を聞く。
「街中で発生した事件だから当然青銅騎士団の管轄になるが、何故、騎士団長では無くアレンが魔塔へ協力依頼をする?、そしてそれが私の所まで回って来たのは何故だ?」
通常とは違うルートで話が進み、イレギュラーな事が起きていると感じる。
「恐らくアレンは勝手に動いているものと考えます、事件が発生した昨日にはもう魔塔に押しかけたそうです、でも正規の面会手続きを求められてホーキング卿には会えず、仕方なく私に泣きついたのかと…」
「うんうん、それでライザはリリに泣きついたんだ、アレンから頼まれたらライザも断れないよね、僕も出来る限り協力するよ」
サミュエルが優しい顔と声でライザに阿る、相変わらず兄は女性に甘い。
「どうやら転移魔法陣が使われたらしく、アレンは魔術師を直接現場に連れて行って転移先を割り出すつもりです」
ライザの話を聞けば聞くほど、アレンの独断専行で騎士団の輪を乱している様に感じる。
「割り出せたら直接乗り込む気だな、それは明らかな規律違反ではないか?、騎士団の指示系統を無視している」
人命救助を優先したいのは分かるが規律違反は良くない、それが別の災難をもたらすかも知れないからだ。
「うんうん、リリの言い分も分かるよ、だから問題になる前に見つけちゃおうよ、ほら、リヒャルトも来たみたいだし、皆んなで行っておいで」
サミュエルが子供を引率する教師みたいな態度で話を纏める、私とライザは現れたリヒャルトを連れ出して、説明もそこそこに王都へ続く城門へ急いだ。
「ちょっ、ちょっ、リリ先輩、僕を何処に連れてくつもりですか?」
グイグイ手を引っ張る私に、もつれそうな足のリヒャルトが聞く、彼の目の下にはいつも通り隈がある。
「私にも分からん、取り敢えず黙って付き合え」
「えええーー?」
「申し訳有りません、ホーキング卿、アレンがどうしても貴方の力を借りたいと、話の詳細は彼から聞いて下さい」
同行しているライザが横から口を挟む。
「えーっと、貴方はアレンの知り合いでしたっけ?、とにかく付いて行けば良いんですね?」
城門の外で待っていた青白い顔をしたアレンと合流して、リヒャルト、ライザ、私はアレンの案内で現場へ向かった。
メアリーが攫われてから既に一日近い時間が過ぎようとしていた。
クルド殿下と視察をした翌日の午前中に、噂を聞きつけたサミュエルが私の部屋にやって来た。
「また油を売りに来たのか、妹の部屋に押しかける以外にする事は無いのか、エル」
くだらない話を始める前にサッサと追い出そうとするが兄も負けていない。
「おやおや『素敵な恋人』がいる女性とは思えない態度だな、リリ」
持参した茶菓子を侍女に渡してお茶を頼むと、サミュエルはニヤけ顔でソファに腰掛けた。
「誰の話だ『素敵な恋人』等ここには居ない」
無駄に早耳な兄に冷ややかな対応をすると、サミュエルは嘘くさく困っている振りをする。
「やれやれ、遂にリリの恋愛脳が覚醒したのかと祝いの菓子まで持参したのに、酷い扱いだな」
侍女がお茶と茶菓子を並べて立ち去ると、兄は手足を伸ばして寛いだ。
「あの噂は色々な偶然が重なり誤解された結果で、誇張もされてるし私達の本意じゃない」
「お前はそうでも、クルド殿下の考えは違うかも知れないだろ?」
薔薇の花を贈られたのは正直よく分からないが、何度も舌打ちしていた事を考えると、おそらく彼も私と同じ気持ちだろう。
「誰もがお前と同じお花畑だと思うなよ、エル、少なくとも私とクルド殿下は違う」
「ふ~ん、でも噂で聞いた内容を考えると魔術か魔法、それに近いもので起きた現象に思えるし、その中心にいたのはクルド殿下だろ?」
「つまり何が言いたいんだ?」
「僕が思うに、あの現象はクルド殿下がリリの為に起こした、求愛パフォーマンスじゃないか?」
ロイヤルブルーの瞳を輝かせてとんでも発言をする兄に私はガックリと項垂れた。
…まさか兄の頭の中にあるお花畑がこれほど広がっていたとは…
「男のくせに夢を見過ぎだ、エル」
「でも、お前とクルド殿下は熱愛中だと思われてるぞ、もう婚約しても良いんじゃないか?」
サクサクお菓子を食べるサミュエルがお茶を勧める感じでサラッと婚約を勧めてきて、私は軽くイラッとする。
「黙れ、これからも私の部屋で茶菓子を食べたければ、この話は終わりだ」
話を強制終了されたサミュエルは垂れ目でじっとりと私を見るも、黙ってお茶を飲む。
そこへ私の専属護衛を務める白騎士のライザが急いで相談したい事が有ると入室許可を求めたので、私は直ぐに彼女を部屋に通した。
「リリーベル殿下、貴重なお時間を頂き有難うございます」
「いい、お前と私の仲だ気にするな、エル、お前は気にしろ、この部屋から出て行け」
ライザが来ても平然と居座る兄を、厳しい口調で追い出しにかかる。
「まあまあ、ライザの話は僕も聞いた方が良くないか、ライザはどうしたい?」
サミュエルが無駄にキラキラ王子様スマイルでライザを見つめると、騎士とは言え年頃の令嬢でも有るライザの頬が染まる。
「サミュエル殿下もご存じのアレンについての相談ですので、聞いて頂けると心強いです」
「ああ、元白騎士のアレンか、確かライザとは深い関係だったな、早速話を聞こうじゃないか」
…私に相談しに来たのに何故兄が仕切る、そして、ここは私の部屋なのに何故自分の部屋より寛いでいる…
色々釈然としないが、私は取り敢えず兄と一緒に話を聞くことにした。
「そこに座って話を聞かせてくれ、ライザ」
「有難うございます、実は昨日広場に人が集中していた時、アレンの知人女性が攫われたらしく、彼が魔塔にいるリヒャルト・ホーキング卿に連絡を取りたいと、私に連絡して来たんです」
「よし、分かった、リリ、直ぐリヒャルトに連絡を取って此処に来る様に言ってくれ」
ライザから話の触りを聞いただけで、サミュエルが安請け合いをする。
「待て、リヒャルトだって忙しいんだ、今すぐなんて無理は言えない、勝手な事を言うな!」
日夜、不眠と戦いながら魔術の研究に没頭する若き天才魔術師、王族とは言えそんな彼を簡単に呼び出す訳にはいかない。
「女性が攫われたんだぞ、直ぐに対応しなければ彼女の身が危ないだろ」
サミュエルがキリッとした顔で私を叱責する。
…これはアレだ、女が絡む時だけ熱心になる、いつもの残念な兄のパターンだ…
「分かった、文官を呼ぶから暫し待て」
残念な兄を諭すことは諦め、エルと私の連名で作成した呼び出し状を持たせて、リヒャルトを呼び出した。
そしてリヒャルトが来るまでの間、私達はライザから詳しい事情を聞く。
「街中で発生した事件だから当然青銅騎士団の管轄になるが、何故、騎士団長では無くアレンが魔塔へ協力依頼をする?、そしてそれが私の所まで回って来たのは何故だ?」
通常とは違うルートで話が進み、イレギュラーな事が起きていると感じる。
「恐らくアレンは勝手に動いているものと考えます、事件が発生した昨日にはもう魔塔に押しかけたそうです、でも正規の面会手続きを求められてホーキング卿には会えず、仕方なく私に泣きついたのかと…」
「うんうん、それでライザはリリに泣きついたんだ、アレンから頼まれたらライザも断れないよね、僕も出来る限り協力するよ」
サミュエルが優しい顔と声でライザに阿る、相変わらず兄は女性に甘い。
「どうやら転移魔法陣が使われたらしく、アレンは魔術師を直接現場に連れて行って転移先を割り出すつもりです」
ライザの話を聞けば聞くほど、アレンの独断専行で騎士団の輪を乱している様に感じる。
「割り出せたら直接乗り込む気だな、それは明らかな規律違反ではないか?、騎士団の指示系統を無視している」
人命救助を優先したいのは分かるが規律違反は良くない、それが別の災難をもたらすかも知れないからだ。
「うんうん、リリの言い分も分かるよ、だから問題になる前に見つけちゃおうよ、ほら、リヒャルトも来たみたいだし、皆んなで行っておいで」
サミュエルが子供を引率する教師みたいな態度で話を纏める、私とライザは現れたリヒャルトを連れ出して、説明もそこそこに王都へ続く城門へ急いだ。
「ちょっ、ちょっ、リリ先輩、僕を何処に連れてくつもりですか?」
グイグイ手を引っ張る私に、もつれそうな足のリヒャルトが聞く、彼の目の下にはいつも通り隈がある。
「私にも分からん、取り敢えず黙って付き合え」
「えええーー?」
「申し訳有りません、ホーキング卿、アレンがどうしても貴方の力を借りたいと、話の詳細は彼から聞いて下さい」
同行しているライザが横から口を挟む。
「えーっと、貴方はアレンの知り合いでしたっけ?、とにかく付いて行けば良いんですね?」
城門の外で待っていた青白い顔をしたアレンと合流して、リヒャルト、ライザ、私はアレンの案内で現場へ向かった。
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