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本編
捌
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テオとマイルズ、ゲイル、アナベラは国王陛下の登場を待っていた。
(わぁ、ドキドキする。ちゃんと噛まずに挨拶できるかな。何回も練習してきたんだから大丈夫だよね?きっと…)
ガチャ
国王陛下が部屋に入ってきた。
マイルズ達は立ち上がり、国王陛下に礼をした。テオも遅れて礼をした。
「座り給え。紹介してもらっていいかい。」
「はい。マイルズ、テオご挨拶を。」
「お初にお目にかかります。ベルジック家長男、マイルズ・ベルジックです。」
「おはちゅにお目にかかります。ベルジック家次男、テオ・ベルジックでしゅ。」
(最後の最後で噛んじゃった!あぁァァァ。いっぱい練習したのに。)
テオは噛んでしまった恥ずかしさで顔を真っ赤にしていた。
「フッ。私はこの国の王、リチャード・フォッド・サンドリアだ。はじめまして、マイルズくんにテオくん。ちょっとテオくんおいで。」
(う?何で僕だけ呼ばれたんだろう?)
疑問を持ちながら国王陛下に近づくと、ヒョイって持ち上げられ国王陛下の膝に座らされた。
(え?何で僕、国王陛下の膝に座ってんの!?お父様達もびっくりしてる)
テオが国王陛下を見ると国王陛下もテオを見てニコニコしていた。テオは勇気を出し、聞いてみることにした。
「あの、国王陛下様。何で僕は膝の上に座らされているのでしょうか?」
「テオくんが、可愛かったからかな。テオくん、ほらお菓子食べる?」
「食べます!」
(全然、答えになってなかったけどお菓子美味しいからまぁいいや。う~ん!チョコクッキー美味しい!)
テオはニコニコしながらウサギのようにクッキーを食べている様子を皆が見ている事に気づかなかった。
(わぁ、ドキドキする。ちゃんと噛まずに挨拶できるかな。何回も練習してきたんだから大丈夫だよね?きっと…)
ガチャ
国王陛下が部屋に入ってきた。
マイルズ達は立ち上がり、国王陛下に礼をした。テオも遅れて礼をした。
「座り給え。紹介してもらっていいかい。」
「はい。マイルズ、テオご挨拶を。」
「お初にお目にかかります。ベルジック家長男、マイルズ・ベルジックです。」
「おはちゅにお目にかかります。ベルジック家次男、テオ・ベルジックでしゅ。」
(最後の最後で噛んじゃった!あぁァァァ。いっぱい練習したのに。)
テオは噛んでしまった恥ずかしさで顔を真っ赤にしていた。
「フッ。私はこの国の王、リチャード・フォッド・サンドリアだ。はじめまして、マイルズくんにテオくん。ちょっとテオくんおいで。」
(う?何で僕だけ呼ばれたんだろう?)
疑問を持ちながら国王陛下に近づくと、ヒョイって持ち上げられ国王陛下の膝に座らされた。
(え?何で僕、国王陛下の膝に座ってんの!?お父様達もびっくりしてる)
テオが国王陛下を見ると国王陛下もテオを見てニコニコしていた。テオは勇気を出し、聞いてみることにした。
「あの、国王陛下様。何で僕は膝の上に座らされているのでしょうか?」
「テオくんが、可愛かったからかな。テオくん、ほらお菓子食べる?」
「食べます!」
(全然、答えになってなかったけどお菓子美味しいからまぁいいや。う~ん!チョコクッキー美味しい!)
テオはニコニコしながらウサギのようにクッキーを食べている様子を皆が見ている事に気づかなかった。
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