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(あれ?僕死んだはずじゃ…)
「そうだね、君は死んだよ。」
(良かった。ちゃんと死ねたんだ。ちょっとまって、この人は誰?)
「僕は神様だよ。」
(僕と同じぐらいなのに神様?)
「見た目はそう見えるかもしれないけど、君よりずっと年上なんだよ。」
(そっか、それで僕は地獄に行くの?)
「いや、君を大切にしてくれる人たちのところに行くんだよ。」
(何で?僕はお母さんを殺してしまったから地獄に行かないと行けないのに何で大切にしてくれる人たちのところに行くの?)
『あなたは、私を殺してなんかいないわ』
(綺麗な人、あなたは誰?)
『私は、優也あなたのお母さんよ』
(あなたが……僕のお母さん……)
『そうよ、今までごめんね。私が死んでしまったせいで辛い思いをさせてしまって。ごめんね……』
(僕がいけなかったんだよ。僕が産まれてしまったから。僕が生まれなければ……)
『やめて………私は優也あなたを産むことがどれほど嬉しかったか。優也とは少しの間しか一緒に入れなかったけど私の一番の幸せな時間だったのよ。だから、私の死で優也が苦しむことなんて何一つないのよ。さぁ、おいで私の可愛い優也。かわいい顔を見せてちょうだい。』
優也は戸惑っていた。今まで自分が生まれたから母が死んだと言われ続けていたのに、母の死は自分のせいじゃないと言われどっちが本当か分からなくなっていた。本当は、手を広げ待っている母に抱きつきたい。でも、僕なんかが抱きついていいのか一歩が踏み出せずにいた。
「ほら、君のお母さんが待っているよ。言っておいで。」
優也は、恐る恐る母に近づいた。母は、自分の前まで来てくれた優也を力いっぱい優しく優しく抱きしめた。
『かわいい、かわいい私の優也。』
この一言で優也は、心の糸がプツンと切れたように泣き、優也も力いっぱい母を抱きしめた。
(お母さんお母さん、お母さん)
それから優也は今まで甘えられなかった分、母に目一杯甘えた。
『今までよく頑張ったわ、これからはあなたを心から愛してくれる人に会えるわ。私は一緒にはいけないけど、優也の幸せをいつまでも願っているわ』
(やだ!僕はずっと、お母さんと一緒にいたい)
優也の母は足元からどんどん透明になっていった。
『優也、あなたをいつまでも愛してるわ。』
この一言を最後に優也の母は、涙を浮かばせ、とびきりの笑顔で消えていった。
(うゎぁぁぁあ、お母さん!お母さん、やっと会えたのに!)
「ごめんね、もっと時間を上げたかったけど、限界だったんだ」
(いえ、僕もお母さんと会えてとても嬉しかったです。会わせていただきありがとうございました。)
優也は、涙を流しながら神に感謝を伝えた。
「今から、転生するよ。彼女は、君の幸せを誰よりも願っていた。彼女の為にも誰よりも幸せになりなね。これからの君が幸多からんことを。」
それを最後に周りが暗くなった。
「そうだね、君は死んだよ。」
(良かった。ちゃんと死ねたんだ。ちょっとまって、この人は誰?)
「僕は神様だよ。」
(僕と同じぐらいなのに神様?)
「見た目はそう見えるかもしれないけど、君よりずっと年上なんだよ。」
(そっか、それで僕は地獄に行くの?)
「いや、君を大切にしてくれる人たちのところに行くんだよ。」
(何で?僕はお母さんを殺してしまったから地獄に行かないと行けないのに何で大切にしてくれる人たちのところに行くの?)
『あなたは、私を殺してなんかいないわ』
(綺麗な人、あなたは誰?)
『私は、優也あなたのお母さんよ』
(あなたが……僕のお母さん……)
『そうよ、今までごめんね。私が死んでしまったせいで辛い思いをさせてしまって。ごめんね……』
(僕がいけなかったんだよ。僕が産まれてしまったから。僕が生まれなければ……)
『やめて………私は優也あなたを産むことがどれほど嬉しかったか。優也とは少しの間しか一緒に入れなかったけど私の一番の幸せな時間だったのよ。だから、私の死で優也が苦しむことなんて何一つないのよ。さぁ、おいで私の可愛い優也。かわいい顔を見せてちょうだい。』
優也は戸惑っていた。今まで自分が生まれたから母が死んだと言われ続けていたのに、母の死は自分のせいじゃないと言われどっちが本当か分からなくなっていた。本当は、手を広げ待っている母に抱きつきたい。でも、僕なんかが抱きついていいのか一歩が踏み出せずにいた。
「ほら、君のお母さんが待っているよ。言っておいで。」
優也は、恐る恐る母に近づいた。母は、自分の前まで来てくれた優也を力いっぱい優しく優しく抱きしめた。
『かわいい、かわいい私の優也。』
この一言で優也は、心の糸がプツンと切れたように泣き、優也も力いっぱい母を抱きしめた。
(お母さんお母さん、お母さん)
それから優也は今まで甘えられなかった分、母に目一杯甘えた。
『今までよく頑張ったわ、これからはあなたを心から愛してくれる人に会えるわ。私は一緒にはいけないけど、優也の幸せをいつまでも願っているわ』
(やだ!僕はずっと、お母さんと一緒にいたい)
優也の母は足元からどんどん透明になっていった。
『優也、あなたをいつまでも愛してるわ。』
この一言を最後に優也の母は、涙を浮かばせ、とびきりの笑顔で消えていった。
(うゎぁぁぁあ、お母さん!お母さん、やっと会えたのに!)
「ごめんね、もっと時間を上げたかったけど、限界だったんだ」
(いえ、僕もお母さんと会えてとても嬉しかったです。会わせていただきありがとうございました。)
優也は、涙を流しながら神に感謝を伝えた。
「今から、転生するよ。彼女は、君の幸せを誰よりも願っていた。彼女の為にも誰よりも幸せになりなね。これからの君が幸多からんことを。」
それを最後に周りが暗くなった。
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