ゲイマッサージ店、店長の憂鬱 ~僕とスタッフと、お客様との楽しい毎日~

アペックスタイム

文字の大きさ
49 / 128

優柔不断なお客様と、戸惑う僕。一体どうすりゃ良いの?

しおりを挟む
ご覧頂き、ありがとうございます。

ゲイマッサージ店「もみもみ(仮称)」、オーナー兼セラピストの山口 直人(やまぐち なおと)です。

ある日、新規のお客さんから、ご予約の連絡がありました。

「すいませーん。予約したいんですけど?」

「ありがとうございます。何時頃がご希望でしょうか?今でしたら〇時、〇時からご案内が可能となっております」

「えーっっと…どうしようかな…間に合うかな…」

…返事を待つ僕。

「あー、それじゃ〇時でも良いですか?」

「はい。〇時からでも大丈夫ですよ」

「あっ。ちょっと待って。やっぱりその時間だと…うーん…」

…またしても返事を待つ僕。

「やっぱり〇時で予約お願いできますか?」

「はい。大丈夫ですよ。〇時からのご予約ですね。コースはお決まりでしたでしょうか?」

「コース?どんなコースがあるんですか?」

いやいや、メニュー見てないんかーいw

ここで、コース説明をする僕。

「あー分かりましたー。でも、お店に行ってから決めても良いですか?」

…は?今、必死に説明しただろw それに、オイル施術だったら事前準備がいるんだけどさ…

「そうですか…お店で改めてコース説明させて頂くという事で承りますが、コースのお時間枠は決めて頂けないといけないんですが…」

「時間ですか?ちょっとハッキリ分からないんですけど」

…ついさっき、一生懸命説明したじゃんかよ…勘弁してくれ…

「他のお客様との、ご予約時間の兼ね合いがありますので、時間枠は決めて頂けないと困るんですよ…」

「うーん…どうしようかな…」

またしても待つ僕。段々疲れてきました。このままじゃあ、いつまで経っても決まらない気がする。

「えっーとそれじゃあ、一応90分の枠をお取りする形でいかがでしょうか?来店されてから90分以下のコースを選んで頂いても大丈夫ですので…」

「そうですかー分かりました。それじゃあ、それでお願いしますー」

「はい。〇時からのご予約を承りましたので、お気をつけてお越し下さい」

そして、このお客さんは結局遅刻して来店され、再度コース説明をした時もウンウン悩んでおりました。

まぁ…来店してくれただけ、マシだと考えておきましょうか…
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

乳首当てゲーム

はこスミレ
恋愛
会社の同僚に、思わず口に出た「乳首当てゲームしたい」という独り言を聞かれた話。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

処理中です...