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優柔不断なお客様と、戸惑う僕。一体どうすりゃ良いの?
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ご覧頂き、ありがとうございます。
ゲイマッサージ店「もみもみ(仮称)」、オーナー兼セラピストの山口 直人(やまぐち なおと)です。
ある日、新規のお客さんから、ご予約の連絡がありました。
「すいませーん。予約したいんですけど?」
「ありがとうございます。何時頃がご希望でしょうか?今でしたら〇時、〇時からご案内が可能となっております」
「えーっっと…どうしようかな…間に合うかな…」
…返事を待つ僕。
「あー、それじゃ〇時でも良いですか?」
「はい。〇時からでも大丈夫ですよ」
「あっ。ちょっと待って。やっぱりその時間だと…うーん…」
…またしても返事を待つ僕。
「やっぱり〇時で予約お願いできますか?」
「はい。大丈夫ですよ。〇時からのご予約ですね。コースはお決まりでしたでしょうか?」
「コース?どんなコースがあるんですか?」
いやいや、メニュー見てないんかーいw
ここで、コース説明をする僕。
「あー分かりましたー。でも、お店に行ってから決めても良いですか?」
…は?今、必死に説明しただろw それに、オイル施術だったら事前準備がいるんだけどさ…
「そうですか…お店で改めてコース説明させて頂くという事で承りますが、コースのお時間枠は決めて頂けないといけないんですが…」
「時間ですか?ちょっとハッキリ分からないんですけど」
…ついさっき、一生懸命説明したじゃんかよ…勘弁してくれ…
「他のお客様との、ご予約時間の兼ね合いがありますので、時間枠は決めて頂けないと困るんですよ…」
「うーん…どうしようかな…」
またしても待つ僕。段々疲れてきました。このままじゃあ、いつまで経っても決まらない気がする。
「えっーとそれじゃあ、一応90分の枠をお取りする形でいかがでしょうか?来店されてから90分以下のコースを選んで頂いても大丈夫ですので…」
「そうですかー分かりました。それじゃあ、それでお願いしますー」
「はい。〇時からのご予約を承りましたので、お気をつけてお越し下さい」
そして、このお客さんは結局遅刻して来店され、再度コース説明をした時もウンウン悩んでおりました。
まぁ…来店してくれただけ、マシだと考えておきましょうか…
ゲイマッサージ店「もみもみ(仮称)」、オーナー兼セラピストの山口 直人(やまぐち なおと)です。
ある日、新規のお客さんから、ご予約の連絡がありました。
「すいませーん。予約したいんですけど?」
「ありがとうございます。何時頃がご希望でしょうか?今でしたら〇時、〇時からご案内が可能となっております」
「えーっっと…どうしようかな…間に合うかな…」
…返事を待つ僕。
「あー、それじゃ〇時でも良いですか?」
「はい。〇時からでも大丈夫ですよ」
「あっ。ちょっと待って。やっぱりその時間だと…うーん…」
…またしても返事を待つ僕。
「やっぱり〇時で予約お願いできますか?」
「はい。大丈夫ですよ。〇時からのご予約ですね。コースはお決まりでしたでしょうか?」
「コース?どんなコースがあるんですか?」
いやいや、メニュー見てないんかーいw
ここで、コース説明をする僕。
「あー分かりましたー。でも、お店に行ってから決めても良いですか?」
…は?今、必死に説明しただろw それに、オイル施術だったら事前準備がいるんだけどさ…
「そうですか…お店で改めてコース説明させて頂くという事で承りますが、コースのお時間枠は決めて頂けないといけないんですが…」
「時間ですか?ちょっとハッキリ分からないんですけど」
…ついさっき、一生懸命説明したじゃんかよ…勘弁してくれ…
「他のお客様との、ご予約時間の兼ね合いがありますので、時間枠は決めて頂けないと困るんですよ…」
「うーん…どうしようかな…」
またしても待つ僕。段々疲れてきました。このままじゃあ、いつまで経っても決まらない気がする。
「えっーとそれじゃあ、一応90分の枠をお取りする形でいかがでしょうか?来店されてから90分以下のコースを選んで頂いても大丈夫ですので…」
「そうですかー分かりました。それじゃあ、それでお願いしますー」
「はい。〇時からのご予約を承りましたので、お気をつけてお越し下さい」
そして、このお客さんは結局遅刻して来店され、再度コース説明をした時もウンウン悩んでおりました。
まぁ…来店してくれただけ、マシだと考えておきましょうか…
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