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第十二話 チグハグな婚約者
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ロッシーによって互いを愛称で呼ぶという恋人らしさを一つ身につけたレティシアとアレックスは、ただただ据わりが悪そうに正反対の方向に目線を向けている。
何とも言えない空気の中で、頬杖をつきながらニコニコしているのはロッシーだけだ。
「ロッシぃ────♪♪♪!!!」
そんな時、鉄琴のような甲高いのに不快感のないよく通る声と共に、物凄い勢いの何かがロッシー目掛けてやって来た。
「ゴフッ! キャシー! どうしたの?」
飼い主の帰宅にテンションが上がりすぎて、うっかり鳩尾に突っ込んだわんこのように現れたのはキャサリンだった。
ロッシーは体当たりするように抱きついてきたキャシーを受け止めたが、衝撃は逃がせなかったようで、口から大きく空気を吐いた。
ドスッ! とかなり痛そうな音がしたが、一度も笑顔を崩さないところにロッシーの性格が出ていた。
「ロッシーのクラスに行ったらいなかったから、探しに来たの。あ、レティシア様、こんにちはー」
「・・・・・・ごきげんよう」
もしも腰に犬の尻尾がついていたら、千切れんばかりにブンブン振ってそうなほど機嫌よさそうに話すキャサリンは、レティシアの姿を見つけるとぴょこんと一歩歩み寄って、にっこりと挨拶をした。
レティシアは挨拶を返しつつも、今のところスルーされているアレックスをちらりと見た。こめかみがピクピク動いている。
周囲は、この四人が一堂に会しているのを見て、どよめいた。気づかずにレティシアの後ろを通った男子生徒など、思わず振り返って二度見している。
「皆でご飯? 私も混ぜてー」
「ううん。今はねー、レティとアレックス様に恋愛指南してたところだよー」
「恋愛指南って昨日の? ってことは、アレックス様、レティシア様のこと愛称で呼んだの!?」
バッとキャサリンが驚きの表情を浮かべてアレックスの方を見る。どうやらロッシーが二人に愛称で呼ばせようとしていたのを知っていたようだが、生真面目なアレックスが、レティシアを愛称で呼ぶとは考えづらかったようだ。
「呼んだが? 文句あるのか?」
アレックスが半ば喧嘩腰で認めると、キャサリンは桃色に染めた頬を両手で包み、「きゃあ♪」と黄色い声を上げた。
「うっそー! ほんとのほんとに? え? え? なんて、なんて呼ばれたんです!?」
「レティだ。というか、あまり大きな声を出すな」
(・・・・・・相変わらず、婚約者の定義がゲシュタルト崩壊しそうなお二人ですね)
嬉々として婚約者に別の男を愛称で呼ばせるロッシーも大概だが、婚約者が自分にすらしない愛称呼びを別の女にしたと聞いてこれ程他人事のようにはしゃぐキャサリンもかなりの酔狂者だ。
基本的に自由奔放に遊び回っているロッシーと、我関せずなレティシアはまだ政略的な婚約者同士の範疇だが、常にキャサリンに対して怒るか窘めるかしているアレックスは、見方によっては婚約者というよりは手のかかる娘を持った父親にも見える。
「じゃあじゃあ、レティシア様もアレックス様のことを?」
「ええまぁ、レクス様とお呼びさせて頂くことになりました」
どのみち二人きりの時か、ロッシーとキャサリンがいる場では呼ばなくてはいけないのだ。いずれ知るところになるのであれば、わざわざ隠す必要もない。
正直に答えると、またキャサリンがきゃあきゃあと声を上げた。
「そう言えば、アレックス様もレティシア様も愛称が「レ」から始まりますね!」
「ホントだ。レレコンビだね!」
「なんだその、へべれけみたいなふざけた名前は」
大発見だと言わんばかりに大袈裟にはしゃぐ二人に、アレックスが訳の分からないツッコミをする。
(・・・・・・あ、冷めてる)
その辺りはスルーすることにしたレティシアは、放置されてすっかり冷たくなったポトフのじゃがいもを噛み締めた。水分を吸いすぎてグチュグチュになっている。
「じゃあ、私たちはロッシーとキャシーだからシーシーコンビね!」
「わぁ、いいね。今度からはそう名乗ろうか」
「ロッシー・クレアランブルだけ愛称じゃないのはいいのか? というか、そもそもコンビってなんだ。コント師でも始める気か貴様ら」
「どーもー!」「「シーシーコンビです!」」
「もういい。勝手にやってろ」
(この会話自体がコントの気がする・・・・・・)
実のない話を次から次へと繰り出すロッシーたちに、一からツッコむアレックスは何やかんやで付き合いが良過ぎる。
「あ、というか俺もお腹空いた」
そう言ってお腹を擦ったロッシーは、立ち上がると出口の方へ向かった。
「ロッシー様、配膳口はあちらですよ?」
レティシアが声を掛けると、ロッシーは振り返って首を横に振った。
「今日は甘いものが食べたいから、第二食堂の方にしとこうと思って」
「ああ、そうですか」
人口の多い王都の中央にある王立学園は、生徒総数も多い巨大な教育機関だ。
レティシアたちが全員違うクラスということから生徒数の多さは察せるだろう。そのため、学園内には同じ目的の施設が複数存在する。ほとんどの生徒が使用する食堂も当然、複数ある。
レティシアたちが今いるのは、配膳式の第一食堂。栄養バランスをしっかり考えられたランチセットを提供することが特徴であり、レティシアは第一食堂の使用率が高い。
ロッシーが向かおうとしている第二食堂は、第一食堂と異なり、バイキング式を採用している。落ち着いた雰囲気の第一食堂よりも華やかで、デザートの種類も豊富なことが特徴だ。
第一食堂にもデザートメニューはあるが、豊富な種類から選んで食べるなら、皆第二食堂を選ぶだろう。
「私も行くー! ケーキ食べたい!」
甘いものに釣られたキャサリンが、ロッシーの後へ着いていく。
そのまま二人を見送った結果、レティシアとアレックスが取り残された。
「・・・・・・追いかけないんですか?」
「まぁ、三ヶ月はあいつらの関係を認めることにしたし、元々あいつらのことは周知の事実だからな。着いて行っても二人共相手にしてたら体力が持たん」
最終的に別れさせるためとは言え、あの二人に対してアレックスが目を瞑ったことにレティシアは内心驚いた。それと同時に、
(ひょっとして、今までアレックス様が私を伴ってあの二人の元へ行ってたのは、単に私がロッシー様の婚約者だからというだけでなく、色んな消耗を抑えるためだったのでは──)
降って湧いた疑問を本人に確かめようかと暫し逡巡したレティシアだが、訊いてもあまり意味がないことに気づき、黙々と食事に戻った。
蒸し鶏はすっかり固くなっていた。
何とも言えない空気の中で、頬杖をつきながらニコニコしているのはロッシーだけだ。
「ロッシぃ────♪♪♪!!!」
そんな時、鉄琴のような甲高いのに不快感のないよく通る声と共に、物凄い勢いの何かがロッシー目掛けてやって来た。
「ゴフッ! キャシー! どうしたの?」
飼い主の帰宅にテンションが上がりすぎて、うっかり鳩尾に突っ込んだわんこのように現れたのはキャサリンだった。
ロッシーは体当たりするように抱きついてきたキャシーを受け止めたが、衝撃は逃がせなかったようで、口から大きく空気を吐いた。
ドスッ! とかなり痛そうな音がしたが、一度も笑顔を崩さないところにロッシーの性格が出ていた。
「ロッシーのクラスに行ったらいなかったから、探しに来たの。あ、レティシア様、こんにちはー」
「・・・・・・ごきげんよう」
もしも腰に犬の尻尾がついていたら、千切れんばかりにブンブン振ってそうなほど機嫌よさそうに話すキャサリンは、レティシアの姿を見つけるとぴょこんと一歩歩み寄って、にっこりと挨拶をした。
レティシアは挨拶を返しつつも、今のところスルーされているアレックスをちらりと見た。こめかみがピクピク動いている。
周囲は、この四人が一堂に会しているのを見て、どよめいた。気づかずにレティシアの後ろを通った男子生徒など、思わず振り返って二度見している。
「皆でご飯? 私も混ぜてー」
「ううん。今はねー、レティとアレックス様に恋愛指南してたところだよー」
「恋愛指南って昨日の? ってことは、アレックス様、レティシア様のこと愛称で呼んだの!?」
バッとキャサリンが驚きの表情を浮かべてアレックスの方を見る。どうやらロッシーが二人に愛称で呼ばせようとしていたのを知っていたようだが、生真面目なアレックスが、レティシアを愛称で呼ぶとは考えづらかったようだ。
「呼んだが? 文句あるのか?」
アレックスが半ば喧嘩腰で認めると、キャサリンは桃色に染めた頬を両手で包み、「きゃあ♪」と黄色い声を上げた。
「うっそー! ほんとのほんとに? え? え? なんて、なんて呼ばれたんです!?」
「レティだ。というか、あまり大きな声を出すな」
(・・・・・・相変わらず、婚約者の定義がゲシュタルト崩壊しそうなお二人ですね)
嬉々として婚約者に別の男を愛称で呼ばせるロッシーも大概だが、婚約者が自分にすらしない愛称呼びを別の女にしたと聞いてこれ程他人事のようにはしゃぐキャサリンもかなりの酔狂者だ。
基本的に自由奔放に遊び回っているロッシーと、我関せずなレティシアはまだ政略的な婚約者同士の範疇だが、常にキャサリンに対して怒るか窘めるかしているアレックスは、見方によっては婚約者というよりは手のかかる娘を持った父親にも見える。
「じゃあじゃあ、レティシア様もアレックス様のことを?」
「ええまぁ、レクス様とお呼びさせて頂くことになりました」
どのみち二人きりの時か、ロッシーとキャサリンがいる場では呼ばなくてはいけないのだ。いずれ知るところになるのであれば、わざわざ隠す必要もない。
正直に答えると、またキャサリンがきゃあきゃあと声を上げた。
「そう言えば、アレックス様もレティシア様も愛称が「レ」から始まりますね!」
「ホントだ。レレコンビだね!」
「なんだその、へべれけみたいなふざけた名前は」
大発見だと言わんばかりに大袈裟にはしゃぐ二人に、アレックスが訳の分からないツッコミをする。
(・・・・・・あ、冷めてる)
その辺りはスルーすることにしたレティシアは、放置されてすっかり冷たくなったポトフのじゃがいもを噛み締めた。水分を吸いすぎてグチュグチュになっている。
「じゃあ、私たちはロッシーとキャシーだからシーシーコンビね!」
「わぁ、いいね。今度からはそう名乗ろうか」
「ロッシー・クレアランブルだけ愛称じゃないのはいいのか? というか、そもそもコンビってなんだ。コント師でも始める気か貴様ら」
「どーもー!」「「シーシーコンビです!」」
「もういい。勝手にやってろ」
(この会話自体がコントの気がする・・・・・・)
実のない話を次から次へと繰り出すロッシーたちに、一からツッコむアレックスは何やかんやで付き合いが良過ぎる。
「あ、というか俺もお腹空いた」
そう言ってお腹を擦ったロッシーは、立ち上がると出口の方へ向かった。
「ロッシー様、配膳口はあちらですよ?」
レティシアが声を掛けると、ロッシーは振り返って首を横に振った。
「今日は甘いものが食べたいから、第二食堂の方にしとこうと思って」
「ああ、そうですか」
人口の多い王都の中央にある王立学園は、生徒総数も多い巨大な教育機関だ。
レティシアたちが全員違うクラスということから生徒数の多さは察せるだろう。そのため、学園内には同じ目的の施設が複数存在する。ほとんどの生徒が使用する食堂も当然、複数ある。
レティシアたちが今いるのは、配膳式の第一食堂。栄養バランスをしっかり考えられたランチセットを提供することが特徴であり、レティシアは第一食堂の使用率が高い。
ロッシーが向かおうとしている第二食堂は、第一食堂と異なり、バイキング式を採用している。落ち着いた雰囲気の第一食堂よりも華やかで、デザートの種類も豊富なことが特徴だ。
第一食堂にもデザートメニューはあるが、豊富な種類から選んで食べるなら、皆第二食堂を選ぶだろう。
「私も行くー! ケーキ食べたい!」
甘いものに釣られたキャサリンが、ロッシーの後へ着いていく。
そのまま二人を見送った結果、レティシアとアレックスが取り残された。
「・・・・・・追いかけないんですか?」
「まぁ、三ヶ月はあいつらの関係を認めることにしたし、元々あいつらのことは周知の事実だからな。着いて行っても二人共相手にしてたら体力が持たん」
最終的に別れさせるためとは言え、あの二人に対してアレックスが目を瞑ったことにレティシアは内心驚いた。それと同時に、
(ひょっとして、今までアレックス様が私を伴ってあの二人の元へ行ってたのは、単に私がロッシー様の婚約者だからというだけでなく、色んな消耗を抑えるためだったのでは──)
降って湧いた疑問を本人に確かめようかと暫し逡巡したレティシアだが、訊いてもあまり意味がないことに気づき、黙々と食事に戻った。
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