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第0124話 殺戮
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「ドォン!」
巨大な滲み水の轟音が、谷間で毎日毎年繰り返され続けている。
湿った空気が小谷と外の暑さを完全に遮断していた。
銀龍のように奔流する滲み水の下には、下半身を露わにした少年が、歯を食いしばりながら巨大な黒い重斧を握り、目の前の激流を切り裂いていた。
重斧の毎回の劈きは、無数の水滴を跳ね飛ばす。
脚が灌木の根のように木杭に死ぬほど張り付いている。
蕭炎の体の表面には、薄い黄みがかった斗気(どうき)が微かに浮かんでいた。
水流が体に当たる度に、薄い霧のような気息が発生した。
重斧を激流の中に打ち込むためには莫大な力を要する。
木杭に既に一定時間乗り続けた少年は、毎回の振り下ろしで腕の筋肉から鈍痛が伝わってくる。
歯を食いしばりながら、蕭炎の足首付近が次第に震え始めた。
次の劈きの瞬間、凶暴な水流が彼を木杭から突き飛ばし、底辺の湖へと叩き込んだ。
「プチ」。
水面から顔を出した時、萧炎は湖水を吐き出し、眩暈で頭を振った。
その後、麻痺した体で岸まで泳ぎ、冷たい石床にぐったりと横たわった。
鈍痛で動きたくないほどだった。
「えーっと、これ食ってみ?」
背後から香ばしい焼き魚が差し出され、蕭炎の前で揺らされた。
目を開けると、焼けた匂いに鼻をくすぐり、萧炎の腹は自然と鳴った。
体をよじらせながら巨石に斜め座りになり、ようやく焼き魚を受け取り、狼吞虎咽した。
滲み水を見つめる蕭炎を見て、藥老が笑みを浮かべた。
瀑布下の十本の木杭を見回し、「まあ、五日間で第三本の木杭まで耐えられるようになったのは立派だ」と言った。
口の中に食べ物が入っているため、萧炎は含糊としか返せなかった。
「ここ最近、この地域に出現する傭兵の頻度が高まってきたようだ」。
藥老は蕭炎の隣で、余裕そうに続けた。
驚いたように目を見開き、蕭炎は口の中の食べ物を飲み込み、「狼頭傭兵团が何か気付いてきたんだろうな」と冷ややかに笑った。
「彼らの進捜速度なら、もう一月もすればこの小谷間を見つけ出すはず。
だからこそ、もっと早めに準備が必要なんだ」。
藥老は顎を撫でながら、淡々と語った。
「どうやって?」
不思議そうに目を瞬く蕭炎に、「確かに速いのは分かるが…この方法を使うには苦労するぞ」と藥老は告げた。
「それなら僕も同じだよ」。
白眼を向けた蕭炎が、皮肉な口調で返した。
「ふーん」笑みを浮かべて頷くと、藥老は萧炎の納戒を取り出し、その中から十数本の透明な瓶を取り出した。
赤い液体が入った瓶の中身は血のような粘り気があった。
「あれは何か?」
興味津々に見つめる蕭炎に、藥老は説明を始めた。
「炎血!」
藥老が玉瓶を軽く揺らした。
笑みを浮かべてこう告げた。
「これは二十三種類の異なる火属性薬草と三匹の二段階火属性魔獣の血で作った。
品級としては四品丹薬と言える」
「四品?」
蕭炎が眉を顰めた。
その品級の薬は彼にとって初めて目の当たる存在だった。
「この薬にはどんな効果があるのか?」
「この『炎血』は火属性の斗気を使う人間のみに作用する。
水属性の斗気を使っている人にとっては毒で、それを体に塗ると体内の斗気が急速に消費されながら同時に再生が促進される。
その消耗と再生の繰り返しの中で、貴方の実力は自然と向上する」
藥老が笑みを浮かべて狡猾な目つきで続けた。
「だが早めに喜ぶのは禁じる。
私が言ったように、この薬を使って修業速度を上げようとするなら、必ず大きな苦果を伴う」
「どんな苦果?」
蕭炎は藥老の表情を見て胸中で戸惑いながらも慎重に尋ねた。
「手を出す」
藥老が笑顔で蕭炎の腕を引き出した。
玉瓶を傾け、赤い液体の一滴が彼の腕に落ちた。
「───!」
赤い液体が肌に触れた瞬間、蕭炎は一瞬で硬直し、次いで息を飲んだ。
額から冷汗が滲み出し、顎を噛むようにして腕を震わせ始めた。
彼の感知によれば、その滴った赤い液体はまるで炎のように肌に広がり、灼熱感が連続する。
それはまさに赤熱した炭床に手を入れたような感覚だった。
藥老は早々と想定していたように笑みを浮かべ、指先から白玉の小札子を取り出した。
その上に滴った赤い液体を慎重に広げ、範囲を拡大させていった。
赤色が広がるにつれ、蕭炎の腕の震えはさらに激しくなり、腕の筋肉が隆起して異様な光景となった。
赤い液体が肌表面に粘り付いたまま、その周辺から微細な温熱感が発散し始め、蕭炎の腕全体が赤く染まっていった。
この状態は十数分続き、やっと緩和した時、ようやく蕭炎は深呼吸して息を吐き出した。
額の汗を拭いながら玉瓶を見つめると、目の中に警戒の色が浮かんだ。
「こんな薬……本当に使うのか?」
彼は自らの腕に触れてから苦み顔で藥老を見詰めた。
「気を静めて、腕の経絡に注がれる斗気がどう変わったか感じてみよ」
藥老はその質問には答えず、笑みを浮かべたまま指示した。
蕭炎は肩をすくい目を閉じると、瞬時に腕の経絡へ意識を集中させた。
探り出すと、左腕の経絡に他の経絡とは比べ物にならないほどの濃密な斗気が流れていることに驚愕し、さらにそのエネルギーの強度も他の部位より明らかに上回っていることを発見した。
少々の驚異を感じながら、蕭炎はゆっくりと目を開けた。
薬老が笑みを浮かべている横顔を見ると、暫く沈黙した後に、頬を引き裂くように噛んだ。
「来い、死ぬ覚悟だ!」
薬老の顎に笑みがさらに増す。
この男は「焚血」による急激な実力向上への誘惑を耐えられないことは知っていた。
「俯せよ。
これから毎日全身に塗布するから、修業速度は約4段階向上するはずだ」
裂いた口を閉じて、蕭炎が岩の隙間に両掌を突き出した。
「来い!」
薬老が瓶を傾けると赤い液体が流れ出す。
その瞬間、凄厉な悲鳴が谷に響く。
狼頭傭兵団の捜索は日に日に激しくなり、十数名の仲間を犠牲にしてようやっと小谷まで近づいた。
1ヶ月後のある日、蕭炎が8本目の木杭で耐え続けている時、狼頭傭兵の一人が突然小谷に侵入してきた。
谷口で滝下の少年を見つめると、冷風で我を忘れて信号弾を取り出した瞬間、正面から鋭い破風が襲いかかる。
その勢いは六星程度の傭兵を圧倒し、彼は地面に足を突き出して急退した。
すると黒い影が轟然と地面に衝突し、巨大な鉄尺が深く刺さった。
その異様な武器を見た瞬間、狼頭の傭兵は瞳孔を縮めた。
これは彼らが賞金首長として狙っている少年の象徴だった。
泥煙で視界が遮られる中、経験豊富な傭兵は慌てず、地面に掌を置き壁虎のように跳ね上がった。
谷口から間もなく出ようとした時、突然背後から凶猛な気勢が襲い掛かる。
その瞬間、彼の身体は反射的に俯せられた。
すると頭上から凄まじい衝撃が木に直撃し、幹が裂けた。
地面で蹲んだ傭兵は息を飲み、その破壊力に震撼した。
掌を地面に押し当てて壁虎のように跳ね上がり、密林へと爆走する。
逃走する傭兵は自身のこの技に満足感を覚え、黄段階上級壁虎爬行術(※注:原文此处应为具体技能名,现以黄段階の上級壁虎爬行術と仮定)が何度も死ぬ寸前だったことを思い出し、彼の認識では闘士の中にはこの身法を使いながらも追跡する者がほとんどいないという事実を再確認した。
その瞬間、傭兵は狼頭傭兵団に情報を通報し、高額な懸賞金を得て酒場で平日から彼の存在を無視していた肉厚な女性の白い身体が揺れる姿を想像している最中、前方の道路に突然現れた二つの足元を見た瞬間、急進中の体勢が一気に停止した。
顔を上げると、笑みを浮かべた清潔な顔立ちの少年がそこに立っていた。
「走り回ったね……」少年は傭兵に向かって微かに笑みを返し、その漆黒の瞳孔には冷たい殺意が宿っている。
その一瞬、傭兵の全身に寒気が走った。
蕭炎(しょうえん)はその呆然とする傭兵を見やり、口角を上げながら巨闊な玄重尺(げんちょうじゃく)を猛然と劈き落とした。
その直後、山林に悲鳴が響き渡った。
血跡を拭い去り、蕭炎は地面の死体を見下ろす。
舌先で唇を舐めると、顔に殺意の表情が浮かんだ。
「お前たちが私を殺そうとしたのか? ならよしや、今日から狼頭傭兵団の連中は皆殺しにするわ。
遊びたいなら大規模な遊びにしてみよう」
「復讐は今から始めるぞ」
巨大な滲み水の轟音が、谷間で毎日毎年繰り返され続けている。
湿った空気が小谷と外の暑さを完全に遮断していた。
銀龍のように奔流する滲み水の下には、下半身を露わにした少年が、歯を食いしばりながら巨大な黒い重斧を握り、目の前の激流を切り裂いていた。
重斧の毎回の劈きは、無数の水滴を跳ね飛ばす。
脚が灌木の根のように木杭に死ぬほど張り付いている。
蕭炎の体の表面には、薄い黄みがかった斗気(どうき)が微かに浮かんでいた。
水流が体に当たる度に、薄い霧のような気息が発生した。
重斧を激流の中に打ち込むためには莫大な力を要する。
木杭に既に一定時間乗り続けた少年は、毎回の振り下ろしで腕の筋肉から鈍痛が伝わってくる。
歯を食いしばりながら、蕭炎の足首付近が次第に震え始めた。
次の劈きの瞬間、凶暴な水流が彼を木杭から突き飛ばし、底辺の湖へと叩き込んだ。
「プチ」。
水面から顔を出した時、萧炎は湖水を吐き出し、眩暈で頭を振った。
その後、麻痺した体で岸まで泳ぎ、冷たい石床にぐったりと横たわった。
鈍痛で動きたくないほどだった。
「えーっと、これ食ってみ?」
背後から香ばしい焼き魚が差し出され、蕭炎の前で揺らされた。
目を開けると、焼けた匂いに鼻をくすぐり、萧炎の腹は自然と鳴った。
体をよじらせながら巨石に斜め座りになり、ようやく焼き魚を受け取り、狼吞虎咽した。
滲み水を見つめる蕭炎を見て、藥老が笑みを浮かべた。
瀑布下の十本の木杭を見回し、「まあ、五日間で第三本の木杭まで耐えられるようになったのは立派だ」と言った。
口の中に食べ物が入っているため、萧炎は含糊としか返せなかった。
「ここ最近、この地域に出現する傭兵の頻度が高まってきたようだ」。
藥老は蕭炎の隣で、余裕そうに続けた。
驚いたように目を見開き、蕭炎は口の中の食べ物を飲み込み、「狼頭傭兵团が何か気付いてきたんだろうな」と冷ややかに笑った。
「彼らの進捜速度なら、もう一月もすればこの小谷間を見つけ出すはず。
だからこそ、もっと早めに準備が必要なんだ」。
藥老は顎を撫でながら、淡々と語った。
「どうやって?」
不思議そうに目を瞬く蕭炎に、「確かに速いのは分かるが…この方法を使うには苦労するぞ」と藥老は告げた。
「それなら僕も同じだよ」。
白眼を向けた蕭炎が、皮肉な口調で返した。
「ふーん」笑みを浮かべて頷くと、藥老は萧炎の納戒を取り出し、その中から十数本の透明な瓶を取り出した。
赤い液体が入った瓶の中身は血のような粘り気があった。
「あれは何か?」
興味津々に見つめる蕭炎に、藥老は説明を始めた。
「炎血!」
藥老が玉瓶を軽く揺らした。
笑みを浮かべてこう告げた。
「これは二十三種類の異なる火属性薬草と三匹の二段階火属性魔獣の血で作った。
品級としては四品丹薬と言える」
「四品?」
蕭炎が眉を顰めた。
その品級の薬は彼にとって初めて目の当たる存在だった。
「この薬にはどんな効果があるのか?」
「この『炎血』は火属性の斗気を使う人間のみに作用する。
水属性の斗気を使っている人にとっては毒で、それを体に塗ると体内の斗気が急速に消費されながら同時に再生が促進される。
その消耗と再生の繰り返しの中で、貴方の実力は自然と向上する」
藥老が笑みを浮かべて狡猾な目つきで続けた。
「だが早めに喜ぶのは禁じる。
私が言ったように、この薬を使って修業速度を上げようとするなら、必ず大きな苦果を伴う」
「どんな苦果?」
蕭炎は藥老の表情を見て胸中で戸惑いながらも慎重に尋ねた。
「手を出す」
藥老が笑顔で蕭炎の腕を引き出した。
玉瓶を傾け、赤い液体の一滴が彼の腕に落ちた。
「───!」
赤い液体が肌に触れた瞬間、蕭炎は一瞬で硬直し、次いで息を飲んだ。
額から冷汗が滲み出し、顎を噛むようにして腕を震わせ始めた。
彼の感知によれば、その滴った赤い液体はまるで炎のように肌に広がり、灼熱感が連続する。
それはまさに赤熱した炭床に手を入れたような感覚だった。
藥老は早々と想定していたように笑みを浮かべ、指先から白玉の小札子を取り出した。
その上に滴った赤い液体を慎重に広げ、範囲を拡大させていった。
赤色が広がるにつれ、蕭炎の腕の震えはさらに激しくなり、腕の筋肉が隆起して異様な光景となった。
赤い液体が肌表面に粘り付いたまま、その周辺から微細な温熱感が発散し始め、蕭炎の腕全体が赤く染まっていった。
この状態は十数分続き、やっと緩和した時、ようやく蕭炎は深呼吸して息を吐き出した。
額の汗を拭いながら玉瓶を見つめると、目の中に警戒の色が浮かんだ。
「こんな薬……本当に使うのか?」
彼は自らの腕に触れてから苦み顔で藥老を見詰めた。
「気を静めて、腕の経絡に注がれる斗気がどう変わったか感じてみよ」
藥老はその質問には答えず、笑みを浮かべたまま指示した。
蕭炎は肩をすくい目を閉じると、瞬時に腕の経絡へ意識を集中させた。
探り出すと、左腕の経絡に他の経絡とは比べ物にならないほどの濃密な斗気が流れていることに驚愕し、さらにそのエネルギーの強度も他の部位より明らかに上回っていることを発見した。
少々の驚異を感じながら、蕭炎はゆっくりと目を開けた。
薬老が笑みを浮かべている横顔を見ると、暫く沈黙した後に、頬を引き裂くように噛んだ。
「来い、死ぬ覚悟だ!」
薬老の顎に笑みがさらに増す。
この男は「焚血」による急激な実力向上への誘惑を耐えられないことは知っていた。
「俯せよ。
これから毎日全身に塗布するから、修業速度は約4段階向上するはずだ」
裂いた口を閉じて、蕭炎が岩の隙間に両掌を突き出した。
「来い!」
薬老が瓶を傾けると赤い液体が流れ出す。
その瞬間、凄厉な悲鳴が谷に響く。
狼頭傭兵団の捜索は日に日に激しくなり、十数名の仲間を犠牲にしてようやっと小谷まで近づいた。
1ヶ月後のある日、蕭炎が8本目の木杭で耐え続けている時、狼頭傭兵の一人が突然小谷に侵入してきた。
谷口で滝下の少年を見つめると、冷風で我を忘れて信号弾を取り出した瞬間、正面から鋭い破風が襲いかかる。
その勢いは六星程度の傭兵を圧倒し、彼は地面に足を突き出して急退した。
すると黒い影が轟然と地面に衝突し、巨大な鉄尺が深く刺さった。
その異様な武器を見た瞬間、狼頭の傭兵は瞳孔を縮めた。
これは彼らが賞金首長として狙っている少年の象徴だった。
泥煙で視界が遮られる中、経験豊富な傭兵は慌てず、地面に掌を置き壁虎のように跳ね上がった。
谷口から間もなく出ようとした時、突然背後から凶猛な気勢が襲い掛かる。
その瞬間、彼の身体は反射的に俯せられた。
すると頭上から凄まじい衝撃が木に直撃し、幹が裂けた。
地面で蹲んだ傭兵は息を飲み、その破壊力に震撼した。
掌を地面に押し当てて壁虎のように跳ね上がり、密林へと爆走する。
逃走する傭兵は自身のこの技に満足感を覚え、黄段階上級壁虎爬行術(※注:原文此处应为具体技能名,现以黄段階の上級壁虎爬行術と仮定)が何度も死ぬ寸前だったことを思い出し、彼の認識では闘士の中にはこの身法を使いながらも追跡する者がほとんどいないという事実を再確認した。
その瞬間、傭兵は狼頭傭兵団に情報を通報し、高額な懸賞金を得て酒場で平日から彼の存在を無視していた肉厚な女性の白い身体が揺れる姿を想像している最中、前方の道路に突然現れた二つの足元を見た瞬間、急進中の体勢が一気に停止した。
顔を上げると、笑みを浮かべた清潔な顔立ちの少年がそこに立っていた。
「走り回ったね……」少年は傭兵に向かって微かに笑みを返し、その漆黒の瞳孔には冷たい殺意が宿っている。
その一瞬、傭兵の全身に寒気が走った。
蕭炎(しょうえん)はその呆然とする傭兵を見やり、口角を上げながら巨闊な玄重尺(げんちょうじゃく)を猛然と劈き落とした。
その直後、山林に悲鳴が響き渡った。
血跡を拭い去り、蕭炎は地面の死体を見下ろす。
舌先で唇を舐めると、顔に殺意の表情が浮かんだ。
「お前たちが私を殺そうとしたのか? ならよしや、今日から狼頭傭兵団の連中は皆殺しにするわ。
遊びたいなら大規模な遊びにしてみよう」
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